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親知らずの抜歯難易度について

(知歯)親知らず

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親知らずの抜歯が必要な知歯周囲炎と虫歯

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親知らずの生える時期

矯正治療後の後戻りを防ぐ為に親知らずの抜歯

知歯(親知らず)が生える時は、10代後半から20代前半です。この時期は、顎骨が十分に硬くなった時期なので特に下顎で萌出困難になることがよくあります。

そんな時、親知らずの周りに炎症が起きます。これを知歯周囲炎といいます。

従って、知歯周囲炎は下顎で起こることがほとんど、上顎で起こることはまずありません。

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知歯周囲炎が起こる原因と症状

知歯周囲炎が起こる原因と症状を示すパノラマレントゲン写真

上記のパノラマレントゲンの解説

下顎親知らずの左右に斜めから萌出しています。現時点で問題になっているのは左側です。親知らずが斜め45度に萌出している為、第二大臼歯との間に僅かな隙間が出来ています。そこにプラーク(虫歯菌や歯周病菌の塊)が入り、第二大臼歯の赤丸で示す所が虫歯になってしまっています。

また、第二大臼歯の虫歯ばかりが問題ではなく、赤丸の周辺では炎症を引き起こしています。自覚症状としては、痛みが酷く、その周辺の歯肉は強く張れます

知歯周囲炎が起こる原因

下顎の親知らずは斜め生えることがよくあります。すると第二大臼歯と親知らずとの間に隙間が出来ます。そこに口腔内の細菌が大量に住み着きバイオフィルムを形成します。このバイオフィルムから出る毒素によって炎症を引き起こします。

炎症を起こすと腫れたり強い痛みが出ます。この状態を知歯周囲炎といいます。

知歯周囲炎を起こさない様にする為には歯ブラシ適確にすることが重要です。しかし、歯列の最後方部にある為、歯ブラシが届きににくく、どうしても上手く出来ない場合には、抜歯という選択肢になります。

もし腫れてしまった場合には、洗口剤を使い、口腔内をできるだけ清潔にし、歯科クリニックを早めに受診してください。

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親知らずのために第二大臼歯に虫歯が発生

親知らずの隣の歯に虫歯が発生
親知らずの隣の歯に虫歯が発生

親知らずが横向きに生え、隣の金属冠の歯(第二大臼歯)にぶつかっています。親知らずと金属冠の根の部分に歯垢が溜まりやすく、虫歯が発生しています。

埋伏親知らずのレントゲン写真
左写真のレントゲン写真

親知らずが斜め45度から第二大臼歯の歯根部分を突き上げています。そのため、プラークが蓄積しやすく第二大臼歯の歯根は、大きく虫歯で崩壊しています。

親知らずの歯冠直下に黒い影が見られます。これは、プラークが長く滞留することでバイオフィルムが形成され、炎症が起こる事で歯槽骨が破壊された状態を示しています。



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矯正治療を行う場合

矯正治療後の後戻りを防ぐ為に親知らずの抜歯

左写真のような叢生(乱杭歯)を歯列矯正をすると、下顎前歯に再びガタガタが発生しやすい為、リテーナーという正しく並んだ歯列をキープする装置を使います。しかし、親知らずが横向きに生えて残存したままだと、親知らずの萌出力によって奥歯(第二大臼歯)が前の方に押し出される力が働きます。その為、矯正治療をする場合には、ほとんどのケースで親知らずの抜歯を行います。

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下顎知歯(親知らず)の抜歯の難易度

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下顎の親知らずの抜歯の難易度を左右する要因

親知らずの萌出傾斜角度

下顎親知らずの傾斜角度が水平に近くなればなるほど難易度が上がります。

親知らずの根の形状

下顎親知らずの根は、漏斗状の単根の場合と根が二股に広がった2根の場合があります。根が2根で、その角度が広いほど抜歯の難易度は増します。

親知らずの歯冠部上部の骨の存在

親知らずの歯冠部上部の骨があれば、その骨を削って除去しなければなりません。骨を削ると、抜歯後の強い痛みと腫れを伴うことが多くのケースで見られます。

下歯槽管(下顎管)と親知らずの根との位置関係

下歯槽管は、神経や血管が通るトンネルの様なものです。下歯槽管と親知らずの根が近ければ抜歯の際に下歯槽管を傷つけるリスクが高まります。

下歯槽管を大きく損傷した場合には、抜歯測の下顎全体に知覚麻痺を起こしてしまいます。

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下顎親知らずの抜歯の難易度 レベル1~レベル8

親知らず抜歯難易度レベル1
親知らず抜歯難易度レベル1

萌出角度は約40度で、歯冠部の上部に骨はありません。漏斗状の単根のため抜歯は容易です。抜歯時間は約10分以内で可能でしょう。

親知らず抜歯難易度レベル2
親知らず抜歯難易度レベル2

萌出角度がほぼ水平になっていますが歯冠部上部の骨はありません。2根ですが、広がっておらず、漏斗状の形態を有している為、レベル2と判断しました。抜歯時間は30分前後と思われます。



親知らず抜歯難易度レベル3
親知らず抜歯難易度レベル3

萌出角度は水平より僅かに角度がありますが、歯冠部上部の骨が僅かに存在しているのがレントゲン的に確認出来ます。レベル2により歯槽骨の深い位置に存在している為、抜歯時間は45分~1時間程度を予想します。

親知らず抜歯難易度レベル4
親知らず抜歯難易度レベル4

レベル3よりより水平に近い角度になっています。また歯冠部上部の骨が更に多くあるように見えます。下歯槽管と交差している様に写っています。抜歯時間はおよそ1時間を想定します。上顎の親知らずも斜めから萌出しています。



親知らず抜歯難易度レベル5
親知らず抜歯難易度レベル5

萌出角度が水平より更に角度を増しています。歯冠部上部の骨はありませんが、歯根は、2根でやや開いています。その為、2根を分割して抜歯をする必要が出て来る可能性があります。抜歯時間は1時間15分程を想定します。

親知らず抜歯難易度レベル6
親知らず抜歯難易度レベル6

歯冠部上部の骨があるようにレントゲン的には写っています。歯根は二根でやや開き、下歯槽管との距離も近いようです。そのため、抜歯時間はレベル5とほぼ同じ時間を想定します。



親知らず抜歯難易度レベル7
親知らず抜歯難易度レベル7

ほぼ水平で完全に歯槽骨の中に埋まっています。この状態では、口腔内の細菌が進入する経路が無い為、知歯周囲炎になることはほとんどないと考えられます。従って、抜歯をせずに経過観察ということになるでしょう。もし抜歯が必要な場合、2時間程が想定されます。この場合、一般の歯科クリニックではなく、大学病院での抜歯になります。

親知らず抜歯難易度レベル8
親知らず抜歯難易度レベル8

下に向かって斜め45度で顎骨の中に埋まっています。このケースでもレベル7と同様に知歯周囲炎などの問題は、起こらないと思われます。抜歯が必要な場合はレベル7とほぼ同様です。

難易度レベル7~8は、歯科大学と連携しています。
市川市: 東京歯科大学市川総合病院歯科・口腔外科
御茶ノ水駅:東京医科歯科大学口腔外科外来
水道橋駅:東京歯科大学水道橋病院口腔外科



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上顎知歯(親知らず)

斜めに生えた上顎知歯(親知らず)のパノラマレントゲン写真

上記のパノラマレントゲンの解説

左右上顎の親知らずは共に斜めに傾斜している為、第二大臼歯の歯根に当たって萌出出来ない状態になっています。向かって右側の親知らずは歯冠部が僅かに歯肉の外に出ています。左側の親知らずは完全に歯槽骨の中に埋まっています。

上顎親知らずの問題点

上顎の親知らずは、下顎親知らずに比べ正常に萌出することが多いですが、頬骨弓(頬骨)に邪魔されて歯ブラシが親知らずの全周に渡ってなかなか届きません。その為、歯ブラシが的確に出来ないケースでは、虫歯の発生が見られます。

上顎親知らずの抜歯の難易度

上顎の親知らずは、単根で出来ていること、歯槽骨がスポンジ状で柔らかいこと、などにより全歯牙の中でも、最も抜歯が容易な歯と言えるでしょう。ただし、上のレントゲン写真の左側の親知らずの様に骨の中に埋まっている場合はその限りではありません。

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親知らずを残した方が良い場合

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正常に生えて歯ブラシが的確にできる

4本の親知らずが正常に萌出してるパノラマレントゲン写真

上記のパノラマレントゲンの解説

左右上下顎の親知らずはすべて正常に萌出しています。歯ブラシもきちっと出来ている為、虫歯の発生は認められません。

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親知らずを移植のドナー歯として使用できる

親知らずを移植のドナー歯として使用できるパノラマレントゲン写真

上記のパノラマレントゲンの解説

歯を喪失した左下の第一大臼歯の骨にドリルで穴を掘り、移植床(黒い部分)とします。移植床は、ドナーとなる親知らずの歯根形態に合わせて掘ります。

ドナーとなる親知らずを上顎に求めたのは親知らずを傷つけることなく抜歯が出来ると判断したからです。このケースでは左右下顎の親知らずは共に、歯冠部を削らなければ抜歯することが出来ないので対象とはなりません。

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