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唇の水ぶくれ「粘液嚢胞」の摘出手術、前歯の隙間を作る「正中埋伏歯」の抜歯

粘液嚢胞

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粘液嚢胞摘出手術

粘液嚢胞とは

唇や舌には粘液を排出する小唾液腺が沢山分布しています。唇や舌を誤って噛んで小唾液腺の排泄管を傷つけると唾液の流出が障害されて、淡い青赤色の水ぶくれを作ることがあります。これを粘液嚢胞といいます。

大きさは米粒大から拇指頭大までで、半球状に膨らみます。触るとぷよぷよとした波打つ感じがあります。好発部位は、特に下唇に多く次いで上唇、頬粘膜、舌と続きます。

粘液嚢胞は自然に潰れることもあります。潰れるとどろっとした粘液が出て小さくなりますが、再び腫れてきます。

治療は、粘液嚢胞を一塊として切除を行えば再発はありません。

ガマ腫とは

粘液嚢胞を同じ理由で舌下に発生するのがガマ腫と呼ばれるものです。これは、顎下腺あるいは舌下線という大唾液腺の導管が詰まり起こる大きな嚢胞です。一般的に治療は、膨らんだ部分を切除する方法で行われますが、再発を繰り返すときは、摘出手術が必要ですが、全身麻酔下での処置となります。

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粘液嚢胞初診時

■ 直径5mm程の粘液嚢胞

粘液嚢胞は10代~30代で、特に子供に多くすると言われています。

下唇にできた直径5mm程の水ぶくれが腫れたり、萎んだりを繰り返していました。

写真は、小学校高学年の子供です。自覚症状はなく、自然治癒することもありますが、このケースでは、なかなか治らない為、摘出することになりました。

粘液嚢胞初診時

初診時の粘液嚢胞

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粘液嚢胞の摘出手術当日

■ つぶれた状態の粘液嚢胞

摘出手術当日まで2週間ほどあったので、その間に潰れ小さくなっています。

粘液嚢胞と似た疾患にヘルペス性口内炎があります。ヘルペスウイルスの感染によって起こり、粘膜が赤く腫れて出血し水泡を形成する病気です。

粘液嚢胞の摘出手術当日

つぶれて小さくなった粘液嚢胞

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粘液嚢胞の切開

■ メスによる粘液嚢胞周辺の切開

浸潤麻酔をかけ、粘液嚢胞の隅に糸をかけます。これは、沢山の小さな小唾液腺を一塊として摘出するために有効です。

次に、水ぶくれ部分の周囲をメスで広く切開します。

粘液嚢胞の切開

粘液嚢胞の切開

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レモン形に粘液嚢胞周囲を切開

■ 粘液嚢胞を糸で引っ張り上げながら切開を進める

小唾液腺を傷つけないように慎重にメスを進めます。

レモン形に切ることで、縫合する時に粘膜の伸展が少なく綺麗に仕上がります。

楕円形に粘液嚢胞周囲を切開

楕円形に粘液嚢胞周囲を切開

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深い部分は外科用歯肉ハサミで切り取る

■ 外科用歯肉ハサミで深部の小唾液腺を切除

小唾液腺を結合組織から剥がす様に切離していきます。

ブドウの房の様に直径3mm程の小唾液腺が次から次と出てきます。

粘液嚢胞の深い部分は外科用ハサミで切り取る

粘液嚢胞の深い部分は外科用ハサミで切り取る

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ブドウの房状になった小唾液腺

■ ブドウの房状になった小唾液腺を一塊として摘出

糸で引っ張り上げながら周りの小唾液腺も含め、切除します。

小唾液腺はブドウの房や地中のジャガイモの様に多数が密集しています。

粘液嚢胞の原因となった小唾液腺に付随する小唾液腺も一塊として摘出することが再発防止につながります。

ぶどうの房状になった小唾液腺を一塊として摘出

周りに球形の小唾液腺が芋づるのように点在しているのが分ります。

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縫合

■ 粘液嚢胞の縫合

縫合して手術は終了です。手術時間は約30分です。術後の痛みはほとんど無く、感染症のリスクも低いと思われますが、念のため、抗生物質と痛み止めを処方します。

約1週間後に抜糸をします。

これで再発のリスクはほぼありません。

粘液嚢胞の縫合

粘液嚢胞を4針縫合



過剰歯

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正中過剰歯の抜歯

正中過剰歯とは

正常の歯の本数よりも多い歯のことを過剰歯と言います。その原因はいまだ解明されていません。

特に過剰歯が多い部位は上顎の真ん中の部分です。これを正中過剰歯と呼び、レントゲンを撮った時に発見されることが多く、完全に骨の中に埋まったものもあれば、歯の頭を僅かに出したものもあります。

正中過剰歯の形は委縮した小さなものになっていることが多く、そのほとんどが永久歯の歯列不正(前歯に隙間ができる)の原因になります。

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完全埋伏した正中過剰歯の抜歯

■ 口蓋側(歯列の内側)から抜歯を行う

浸潤麻酔後、口蓋粘膜(前歯内側の歯茎の粘膜)を歯列に沿って切開し、骨から剥がします。

過剰歯の周囲の骨は削除して抜歯できるようにします。抜歯が終わったら口蓋歯肉を元の位置に戻し、縫合して手術終了です。

ほとんどのケースで腫れますので、抗生物質と痛み止めの投与を行います。

完全埋伏した正中過剰歯の抜歯

完全埋伏した正中過剰歯の抜歯

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抜歯後の正中埋伏過剰歯

■ 矮小歯の形をした過剰歯

過剰歯の形は正常の歯に近いものから委縮して小さくなったものまで様々な形があります。

過剰歯の生える方向は、正常方向、逆方向あるいは水平方向など様々です。

抜歯後の正中埋伏過剰歯

抜歯後の正中埋伏過剰歯

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前歯の隙間の例

■ 正中過剰歯は前歯の隙間の原因となる

写真のように前歯の間に隙間が出来ることがあります。その原因の多くが正中過剰歯です。

正中過剰歯をそのままにしておくと歯列不正の原因となるばかりか、歯並びに影響を与えないまでも、両前歯の根が吸収(生理的に短くなっていく現象)を起こしたりもします。

成人になって正中過剰歯の抜歯を行っても、矯正治療をしない限り歯列は治りません。両前歯の歯根が完成した段階で過剰歯の抜歯を考えるのが良いでしょう。

前歯の隙間の例

成人で前歯に隙間があるケース



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