診療メニュー:インプラント関連

インプラントの進め方|サイナスリフト、 骨移植、
GBR、ジルコニアクラウン、メタルボンドなど

皆様の健康をトータルサポート。

術後のメインテナンス、診断方法(パントモX腺・CTスキャナー)、補助的の手術法(ソケットリフト、リッジエキスパンジョン)などの解説も。

インプラント治療の進め方

インプラントの治療ってどのようにするのだろう....と疑問に思ったことはありませんか。インプラント治療の流れについてお話します。
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インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れ 説明・問診・診査・資料取り
説明・問診・診査・資料取り

インプラントの治療説明
入れ歯やブリッジなどと比較し、それぞれの長所・欠点を説明します。

問診
インプラント手術の身体的リスク要因(全身的リスク、局所的リスク)の確認をします。

③ 口腔内審査
お口の健康状態をくわしく調べます。 虫歯や歯周病、歯の無い部分の骨の状態などを検査します。レントゲン撮影をすることで、より正確に診断することが可能です。

ご希望の方には、レントゲン撮影をして、詳細にご説明することができます。「保険証」をご持参願います。費用は、約1500円程度となります。

④ 精密検査用の資料取り
治療の同意を得た方を対象に、上下歯列模型作成のための型取り(印象採得)・口腔内写真・パントモX腺・CTスキャナーなどの資料取りを行います。

インプラント治療の流れ 診断・治療計画説明
診断・治療計画説明

診断
各種検査結果をもとにインプラント治療の可否を診断します。

② 治療計画説明
精密検査での診断をもとに現在のお口の状態を説明し、いくつかの治療計画について説明と相談をいたします。

治療費は『治療計画書』にて明示しますので、ゆっくりご検討ください。
皆様に安心して治療を受けていただくために、治療に入る前に必ず治療に関する説明を十分に納得いただけるまで行うよう、心がけています。

インプラント治療の流れ インプラント手術
インプラント治療

《日本口腔インプラント学会の専門医・指導医が担当します。》

インプラント手術
1次手術
正確、安全な手術を行うために医科用CTスキャンを撮影して、インプラント埋入部位、方向、深度などを決定いたし、サージカルステントを作製します。

2次手術
インプラントを埋入して3~4ヶ月ほど骨との結合(オッセオインテグレーションの確立)を待ち、2次手術を行います。

② 型を取り(印象採得)仮歯(プロビジョナルレストレーション作製)を作ります。

インプラント治療の流れ 上部構造装着
上部構造(人工歯冠)装着

人工歯冠作成
仮歯で問題ないことを確認した後、仮歯を外して、人工歯冠(ジルコニア、メタルボンド、金属など)作成のための型取りを行います。

② 人工歯冠装着
人工歯冠は多くの場合ネジ止めされます。

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インプラントのメインテナンス

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プロフェッショナルケア

歯科衛生士による口腔クレンジング

歯科衛生士が行うプロフェショナルケアには、 PMTC、エアーフロー、ポケットディプラーキングなどの方法があります。


3ヶ月から半年に一度はメインテナンス(定期検診)にお越し頂いて、歯周病の検査、お口の中全体の口腔クレンジングなどを受けて下さい。


PMTCは歯周病予防にものすごく効果があります。 インプラントだけではなく、ご自身の天然の歯を長持ちさせる為にも、ぜひ口腔メインテナンスの受診に来てください。


一般的にインプラントの10年生存率は95%と言われていますが、口腔ケアに大きく左右されます。 インプラントは虫歯にはなりませんが天然歯と同様に、あるいはそれ以上に歯周病になるリスクがあるのです。

PMTC
PMTC
  • ・歯科衛生士によって、歯面に付着した歯垢を機械的に除去することをPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)といいます。
エアーフロー
エアーフロー
  • ・スケーリング・ルートプレーンイングによる歯石除去やPMTCなどでは除去出来ない歯肉縁下やアンダーカットに付着した歯垢(バイオフィルム)を除去します。
ポケットディプラーキング
ポケットディプラーキング
  • ・スプラソンP-MAX2などを使い歯周ポケット内のバイオフィルムを破壊し、除去することをポケットディプラーキングといます。インプラント用チップを使用します。
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セルフケア

家庭でできる口腔ケア

《歯周病にならないためのインプラント手入れ法》
歯科医師が推奨する口腔ケア用品(ポイックウォーター 【 POIC WATER 】、オーラループフォープラス (ORALOOP4+)、電動歯ブラシソニッケアー)を説明します。

ポイックウォーター
ポイックウォーター
  • ・タンパク汚れを次亜塩素酸イオン(OCl–)により分解洗浄し、次いで細菌に対して次亜塩素酸(HOCL)により殺菌力を発揮する様に設計された治療水です。
オーラループフォープラス (ORALOOP4+)
オーラループフォープラス
  • ・主成分のポリリン酸の作用により歯面や歯肉にダメージを与えずにたんぱく汚れを落とすことができ、塩化マグネシウムの作用で抗カビ効果、歯質強化が行えます。
電動歯ブラシソニッケアー
電動歯ブラシソニッケアー

インプラントの診断

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インプラント手術に必要な解剖学

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神経や血管の走行

上・下顎骨模型 : 下顎管の中を走る(白:神経 赤:動脈 青:静脈) オトガイ孔 上顎洞底までの骨量
上・下顎骨模型 : 下顎管の中を走る(白:神経 赤:動脈 青:静脈) オトガイ孔
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インプラント埋入で重要な下顎管と上顎洞

下顎管

・下顎骨の中を太い下歯槽神経が走ります。神経を傷付けないようにインプラントを埋入する必要があり、下顎管までの距離の把握が重要です。

・下顎小臼歯近くに神経が下顎骨から唇側に出る穴「オトガイ孔」があります。ここも付けないように十分な注意が必要な場所です。


上顎洞

・上顎には上顎洞と呼ばれる大きい空洞があります。上顎洞底までの距離の把握が重要です。

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パントモX腺診断

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パントモレントゲンによる簡易診断

パントモレントゲン写真:下顎管、オトガイ孔、上顎洞底までの距離の把握
パントモレントゲン写真:下顎管、オトガイ孔、上顎洞底までの距離
利点

・通常の診療で使っているため、どこの歯科医院にもあります。簡単に撮影が出来、費用が安いのがメリットです。十分に骨の量があるケースではパントモレントゲン写真だけの診断でOKの場合もあります。


欠点

・パントモX線は3次元(立体)のものを2次元(平面)に写しているため奥行きの判断できないのがデメリットです。

・パントモX線は縦方向に約1.2倍引き伸ばされて写ります。

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サージカルステント併用でパントモX腺による簡易診断

サージカルステント
サージカルステント

写真は、直径5ミリの鉄球を二つ付けた下顎用のサ~ジカルステントです。

下歯槽神経、上顎洞までの距離を測定し、埋入するインプラントの長さや本数を決定する参考とします。

サージカルステントを装着してパノラマX腺撮影
サージカルステントを装着してパノラマX腺撮影

パノラマX腺は縦方向に約1.2倍伸ばされて写るので、それを補正するために直径5ミリの鉄球が役に立ちます。

インプラント埋入予定部位のおおよその骨の高さが把握できます。ただし、骨の厚み(幅)は分かりません。

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CTスキャナー診断

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CTスキャナー

医科用CTスキャナーの画像
医科用CTスキャナー

X線とコンピューターを駆使し、人体の輪切り(断面)写真を “撮像” することができる装置です。

利点

・骨量診断:血管や神経の通っている下顎管、上顎洞の位置を3次元(立体)空間として正確に把握できます。 そのため、インプラントを埋め込む位置、方向及び長さの決定に重要な情報を提供してくれます。

・骨質診断:CT値による骨密度の把握が可能です。


欠点

・高額な装置のため撮影費用が高額です。インプラントは保険が適用されないので全額自己負担です。

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医科用CT撮影・提携病院

住所
平静会大村病院 〒272-0023 千葉県市川市南八幡4-14-2
電話:047-377-3111
東京ベイ
浦安市川医療センター
〒279-0001 千葉県浦安市当代島3-4-32
電話:047-351-3101
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CTスキャナーとインプラントシュミレーションソフトLANDmarker®との連携

LANDmarker®

インプラントシミュレーションソフト|ランドマーカーは、CTデータをパソコンに直接読込み、インプラントの埋入位置、方向、深度をシミュレーションするソフトです。

パノラマレントゲン写真では診えなかった3次元的な顎骨の形態を把握し、安全性だけでなく完成度の高い診断を実現します。

インプラントシミュレーションソフト|LANDmarker®
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インプラント用サージカルガイド作成

インプラント用サージカルガイド

サージカルガイド

CTスキャナーとインプラントシュミレーションソフトLANDmarker®にて解析した結果を高精度に反映して、インプラント埋入位置、角度、深度をサポートするための装置です。

写真のサージカルガイドを口腔内に装着し、順次三つの黒く見える穴からドリルを挿入し、インプラントを埋入するための穴を掘ります。

この症例では左下奥歯に3本のインプラントを埋入する予定です。

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石膏模型診断

スタディーモデル
スタディーモデル

上下の歯型を取り石膏模型を作成します。上下の噛み合わせ、骨の量などを参考にし、インプラント埋入位置を判断します。

上顎前歯部の模型切断面
上顎前歯部の模型切断面

赤い部分は歯肉です。その下が骨になりますが、骨の幅が十分ではないように思われます。

上顎前歯の骨は、唇側の骨が吸収されインプラントには骨の厚みが不足することがよくあります。 その場合にはリッジエクスパンジョン(骨を徐々に広げる)、ボーングラフト(骨移植)などが行われます。



インプラントの手術

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インプラント手術一回法

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一回法のメリット・デメリット

メリット

・一回の手術で終わるため患者さんにとっての負担(治療費や外科的侵襲)が軽くて済みます。


デメリット

・一回法はフィクスチャー(インプラント本体)とアバットメント(土台)が一体になっています。

インプラントが骨に結合した後、アバットメント上部が歯肉の上に出てしまうことがあります。

そのため、審美性要求度の低い大臼歯部に使用することが多く、前歯部ではアバットメントの高さを選べる二回手術法が主に選択されます。 

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一回法の流れ

1. 局所麻酔をして歯肉を切開、剥離し歯槽骨を露出させます。

2. ドリルでインプラントを埋入する穴を所定の深さと太さまで掘ります。

3. インプラントをねじ込むように埋入します。

4. インプラント本体(フィクスチャー)にヒーリングキャップを装着し、剥離した歯肉を縫合します。ヒーリングキャップはインプラント周囲の歯肉の治癒を促すためのもので、歯肉表面すれすれに頭出しをしておきます。

5. インプラントが骨に結合するのに必要な期間、上顎で(4ヵ月~6ヵ月)、下顎では(2ヵ月~3ヵ月)待ちます。

6. インプラントが骨に結合したことを確認した後、ヒーリングキャップを取り外し、アバットメント(土台)を装着します。

7. 印象(型どり)を採り、咬合採得(上下の咬み合わせの決定)を行って、ジルコニアなどの素材で人工歯冠を製作し、アバットメント(土台)に装着して治療完了です。

一回法の手順
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インプラント手術二回法

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二回法のメリット・デメリット

メリット

1.インプラントを埋入してから2カ月~6カ月の期間、可能な限りインプラントに外力を与えないことで、骨とインプラント本体が結合(オステオインテグレーション)しやすいこと。

2.感染リスクを最小限にとどめることが出来ること。

3.アバットメント(土台)の高さを選べるので審美性が要求される前歯に向いています。


デメリット

2回の手術が必要なので体に負担がかかること、通院する手間がかかること、費用が増すことなど。

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二回法の流れ

1~3. 一回法と同じ。

4. インプラント本体(フィクスチャー)に高さの低いヒーリングキャップを装着し、歯肉の中に埋没させた状態で切開剥離した歯肉を縫合します。

5. 一回法と同じ。

6. インプラント本体を埋入した直上部分の歯肉を切開剥離し、ヒーリングキャップを取り外し、アバットメント(土台)を装着し、歯肉を縫合します。

7. 一回法と同じ。

二回法の手順
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使用インプラント

プラトンインプラント

日本製のインプラントを使用

「プラトンインプラント」は、現場の歯医者が、実際に治療することを前提に、患者の要望や負担も考慮に入れた上で作られています。

日本人向けに開発された低コストでシンプルな「プラトンインプラント」(プラトンジャパン社)は純チタン製で、様々なケースに合わせて多様なタイプが開発され、歯や顎の状態によって、使い分けることができます。

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サイナスリフト(上顎洞底挙上術)

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サイナスリフトの動画

上顎洞底部の粘膜を押し上げ、そこに出来た空間に自家骨や骨補填材を入れることで不足した骨を補う治療法が「サイナスリフト(上顎洞底挙上術)」です。

上顎洞底までの骨の厚みが5㎜以下でインプラントの固定が困難なケースに行われます。

骨の生成には6~12ヶ月の期間が必要ですが、インプラントの適応を大きく拡げることができます。

サイナスリフト(上顎洞挙上術)
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上顎洞の解剖的変化

■ 歯がある時の上顎洞の位置

上顎骨には、上顎洞(サイナス)という大きな空洞が左右二つあります。蓄膿症はこの部分に起きる病気です。  

上顎臼歯部の歯根と上顎洞底部の位置関係
上顎臼歯部の歯根と上顎洞底部の位置関係。


■ 歯を失った時の上顎洞底の位置

上顎奥歯を失うと、上顎洞(サイナス)が拡大します。これは、歯があった周りの骨が吸収するからで、インプラントをするための十分な骨が不足しまう場合が少なくありません。  

上顎洞が下に拡大して骨が不足した状態
上顎洞が下に拡大して骨が不足した状態。


■ サイナスリフト+骨移植⇒インプラント埋入

サイナスリフトで持ち上げた上顎洞底部のシュナイダー膜の下に自家骨あるいは人工骨を填入(ボーングラフト)して骨を作ります。  

骨が出来たところにインプラントを埋入します。


上顎洞底部の膜を持ち上げて骨移植⇒インプラント埋入
上顎洞底部の膜を持ち上げて骨移植⇒インプラント埋入
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骨移植(ボーングラフト)とGBR

骨移植(ボーングラフト)とは

歯が抜けて数年が経過すると、顎の骨がやせて、インプラントを入れるスペースが不足し、インプラントを固定することができないことがあります。


特に下顎の奥歯や上下前歯の骨がやせてインプラントができないケースが多々ありました。しかし、ボーングラフト(骨移植)でインプラントが可能になりました。


移植する骨は、下顎親知らず近くの骨や下顎前歯下のオトガイ部から取って来ます。 自家骨以外にも骨補填材が使用され、自家骨と併用して使用することもあリます。


GBRとは

Guided Bone Regenerationの略。骨再生誘導法とも言い、歯肉と骨の間に膜を張りスペースを作ることで骨の再生を誘導する方法です。

骨移植(ボーングラフト)同様、骨の量が足りずインプラントの固定が困難なケースで行われます。


非吸収性膜

骨ができるまでの期間(6ヵ月以上)設置することで確実に骨の再生を期待することができます。非吸収性膜なので手術後6~8ヵ月後撤去します。


吸収性膜

GBR用に6カ月以上の吸収期間をうたった吸収性膜も販売されていますが、骨ができる前に吸収することもあり、十分な効果が期待できないこともしばしば経験します。


また、膜が潰れた状態で設置されると骨再生量が少なくなってしまいます。そこで、非吸収性膜に薄いチタンを組み合わせることで、スペースの確保が確実に行えるようにしたものもあります。


また、骨が不足している部分に、膜を用いて骨を作るスペースを確保し、その中に、骨のもとになるもの(自家骨や骨補填材)を詰めて骨の再生を促すこともされています。 CGFを混ぜて使用されることもあります。

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上顎前歯の例

■ 歯を失うと骨が次第に溶ける

上顎前歯を喪失すると唇側の骨が次第に溶けていき、骨の厚みが不足してきます。

このままではインプラントはできません。

そこで、自分の骨を採取し、骨移植(ボーングラフト)とGBRを併用して骨を作ります。

 
上顎前歯が無くなると骨の厚みが不足した状態になる
上顎前歯が無くなると骨の厚みが不足した状態になる。
自家骨+骨補填剤+CGFを混ぜる
自家骨+骨補填剤+CGFを混ぜる

① 粉砕した自家骨あるいは自家骨と骨補填材とを混ぜたものにCGFを入れます。

② < 骨を採取する部位 >
* オトガイ部(下顎の前歯の下)
* 下顎枝(下顎骨の親知らずの奥の部分)
* 腸骨(おへその斜め下にある出っ張った腰骨の部分):大量に骨が必要な場合には全身麻酔下において行います。
* 脛骨(足の骨) 

CGFに骨移植(ボーングラフト)とGBR
バリヤー用の膜
バリヤー用の膜
  • ・バリヤー用の膜(ゴアテックスなどの膜)を適当な形に切ります。
自家骨+骨補填剤+CGF
自家骨+骨補填剤+CGF
  • ・前歯の唇側に吸収が起こっている所に、自家骨のブロックを移植し、周囲の隙間に事前に用意した粉砕した自家骨+骨補填剤+CGFを混ぜたものを詰め、膜で覆います。骨移植のブロックは、動かないようチタン製のスクリューで固定します。
インプラントの埋入
インプラントの埋入
  • ・骨の移植をして約6ヶ月後位で骨移植した骨と前歯の骨とが一体化します。スクリューを除去し、インプラントを埋入します。
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ソケットリフト

ソケットリフト

上顎洞底部の皮質骨とシュナイダー膜を同時に押し上げる

上顎大臼歯部へインプラントを埋入するのに上顎洞底までの骨の高さは8mm以上必要です。 骨の高さが5mm~8mm位の場合にはソケットリフト法により埋入します。

ソケットリフト法はインプラントを埋入するための上顎洞底部まで開けた穴からソケットリフターという器具で上顎洞底部の皮質骨とシュナイダー膜を同時に押し上げ、そこに作られた空間に人工骨や骨補てん剤を押し込み、インプラントを入れる骨の厚みを確保します。

手術の際シュナイダー膜を破らないようにしなければならないため3mmほどが骨の高さを得られる限界です。

手術時間は短く、傷口が小さくて済みますので術後の腫れや痛みも起こりにくいと言えます。 一方、上顎洞底までの骨の高さが5mm未満の場合はサイナスリフト法によりインプラントの埋入が行われます。

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リッジエキスパンジョン

細いボーンスプレッダーから順次太いもので骨を拡大します
ボーンスプレッダー

インプラントを埋入する際、その部位の骨の高さは十分でも幅が不足していることがよくあります。このような症例に対して行われる手法に「リッジエキスパンジョン」というものがあります。

細いボーンスプレッダーから順次太いもので骨を拡大します。

ボーンスプレダーによる骨の幅の拡大
ボーンスプレダーによる骨の幅の拡大

ボーンスプレダーという器具を使って、手指によるインプラント窩を段階的な圧縮・拡大・形成します。

骨が不足している症例に対して行われるGBR(骨の不足しているところに特殊な膜を貼る)より確実にインプラントを成功させます。



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インプラント手術後の注意点

インプラント手術後の注意点

うがい

1.手術後24時間はうがいをできるだけしないでください。出血が起こる危険があります。

2.お薬は指示通りにお飲みください。直後に鎮痛剤を飲んでいただきますが、痛むときは4時間以上あけて 鎮痛剤をお飲みください。 お渡しした抗生物質は、完全に服用してください。

麻酔

3.麻酔がきいている間は食事をしないでください。(通常は2時間ほどで切れます) 誤って舌や頬、唇を咬んでしまいますので。

歯磨き

4.術後の当日は、歯磨きはしないでください。翌日からは、腫れや痛みを避けて磨いてください。 直接指で触れたり縫合糸をひっぱったりしないでください。

食事

5.2~3日はスープやおかゆなど柔らかいものを食べてください。反対側で噛むようにして食事をしましょう。

アザの出現

6.術後、頬、顎、クビなどに内出血のアザができることがあります。数日で自然に消えるのでご安心ください。

風呂・酒・喫煙・運動

7.手術後のその日は、シャワー程度にしてください。 2週間は、飲酒や喫煙などは控えて体調を整えてください。 過激な運動も24時間は避けましょう。 術後1~2週間で抜糸します。

上部構造(人工歯冠)

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ジルコニアクラウンとメタルボンド

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人工歯冠の種類

審美的なもの

1. ジルコニア製
2. セラミック製(メタルボンド)
3. ハイブリッドセラミック製
4. 硬質レジン製
5. レジン製

強度はジルコニア製が最も高く、順次下がりレジン製が最も低くなっています。


審美的でないもの

金属製 12%パラジウム合金、金合金など

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ジルコニアクラウンの特徴

インプラントの上部構造ジルコニアクラウン

インプラントの上部構造に適する

ジルコニアクラウンは、 金属を全く使用しない 「 オールセラミッククラウン 」 の1種です。インプラントの上部構造としても使用することができます。

自然な透明感のある歯

ジルコニアは白く透過性があるため、光の透過性が天然歯に近いため、自然で見た目が美しい歯を創りだせます。 金属が溶け出すことによる歯茎の変色も起こりません。

高強度で長持ち

ジルコニア(二酸化ジルコニウム)は、スペースシャトルの断熱保護材、ポルシェのブレーキディスクや人工股関節のベアリングなどに用いられており、高強度の上に過酷な状況下での優れた耐久性、耐腐食性、生体親和性が証明されています。

今までのオールセラミックとは、比較にならないほどの強度を持つジルコニアを用いると長いブリッジにも対応可能で、強い力のかかる臼歯部ブリッジにも使用できるようになりました。

適合精度に優れる

CAD/CAMによりジルコニアのブロックを削りだして作製するため、鋳造歪を起こさず非常に安定した適合が得られます。

軽い

ジルコニアは貴金属の約3分の1と軽量なため、装着感が全然違います。 自然な噛み心地を体感することが可能です。

ジルコニアのブリッジをお口の中に入れたとしても、違和感がなく 自然な噛む力を回復してくれます。

金属アレルギーが起こらない

ジルコニアは金属イオンの溶出が起こらない材質のため 金属アレルギー が起こりません。 そのため、人工関節としても使われるほど、高い生体親和性があり人間の体に優しい材料です。

プラークが付きにくい

表面が滑らかで汚れにくく細菌の付着が少ないため、歯周病になるリスクを軽減できます。 インプラントにおいては最もよい修復法ということができます。

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メタルボンドの特徴

インプラントの上部構造メタルボンドの特徴

メタルボンドの構造

メタルボンドは金属の内張りを作成して、その上にセラミック(陶材)を焼き付けます。 金属色を隠すためのオペークポーセレンを焼きつけ、その上に歯の色になるセラミック(陶材)を2層になるように焼き付けます。

メタルボンドは、自由に色や形を調整できますので、自然の自分の歯そっくりに仕上げることができます。 インプラントの上部構造(人工歯冠)としても使用されています。

メリット

・内側の金属に貴金属を使った場合には金属イオンの流失が少なく腐食しない。

・半永久的な美しさ・透明感がある。

・体への適合、形態にも優れている。

・磨り減らず、フレームが金属なので割れにくく、強度があり、ブリッジとしても使用できる。

デメリット

・銀、コバルトクロム、銅、ニッケルクロムなどの卑金属の含有量が高い金属を内側に使った場合には、金属が溶け出すことによる歯ぐきの黒紫変、金属アレルギーなどを引き起こすこともある。

・ジルコニアクラウンほどの強度がないため破折の危険性がある。

インプラントのご相談は

お気軽にご相談下さい。
相談・カウンセリング受付中
電話:03-3676-1058

東京都江戸川区、千葉県から来院多数、
都営新宿線篠崎駅から徒歩1分のふかさわ歯科クリニック

診療時間

月〜金曜日 土曜日 日曜日
9:00〜20:00 8:00〜18:00 8:00〜17:30

インプラント手術でよくある質問

Q1

前歯2本が完全にありません。インプラント治療期間中前歯なしの生活になるのでしょうか?

40代の歳の男性です。前歯2本が完全にありません。両側の3本目と4本目もかろうじて土台がある程度です。 これまで前歯2本は差し歯だったのですが、長い間使っているうちに土台も割れてしまい完全になくなってしまいました。


もうインプラントをするしかないと覚悟していますが、治療費が高いと聞いています。1本いくらくらいでできるものなのでしょうか?


費用はさておき、もしインプラントをするとして、骨にくっつくまでの数ヶ月、前歯なしの生活になるのでしょうか?仕事上、あまりにもみっともなくてそれだけは避けたいのです。部分入れ歯を使いながらできるものなのでしょうか?


ほったらかしにしていた自分が悪いのですが、なんとか今回は徹底的に直したいと思っています。 良い方法があるのならば、自宅も近いのでそちらでお願いしたいと思っていますのでご回答をお願いいたします。

A

インプラントの治療費は約1本30万円です。診断の費用が別途必要です。 インプラントの埋入本数が多くなると割り引きなる制度があります。詳しいインプラントの治療費は、費用についてのページをご覧ください。


上の歯ですと、骨に付く迄に約4~6ヶ月間の時間が必要です。その間は、部分入れ歯を使用します。


検査をしてみないと分かりませんが、上顎の前歯が多数なくなると骨が薄くなり、インプラントを入れるだけの骨量がなくなっている事がよくあります。その場合には、骨の移植が必要です。 詳しいことはボーングラフトをご覧ください。


インプラントを適用出来ない場合には、他にも治療法はあります。 先ずは、診察をされる事をお勧めいたします。

Q2

前歯が仮歯のままで10年経ちました。見た目が悪くなってきました・・・

現在、上の歯の前から2番目の左右2本が欠損となっており、仮歯が両側に(歯の裏側に金属)ブリッジで固定されています。仮歯は10年前(18歳)に仮で入れられ、当時は成人してからちゃんと治すようにとの事だったのですが、通っている歯科から「仮とは言えしっかり固定されているので使えるまで使った方が良い。今、両側の健康な歯を小さく削ってブリッジするのにはかえってリスクがある。」と言われ、どう処置して良いか迷っています。


仮歯は色も黄色っぽくなってきてしまっており、また一部剥げてしまって金属が見える所があり、又、歯茎がやせて仮歯の周りに影が出来て黒っぽく見えてしまっているので、綺麗に見えるようにしたいと思っているのですが・・・。


どのような処置が歯に適しているのか、どの位費用がかかるのか、御相談させて頂きたいと思います。よろしくお願いします。

A

治療費の事は考慮しないという前提で、先ずはお話します。


欠損している所にインプラントを入れるのが最良です。そうすれば、両側の健康な歯を削らなくても済みます。現在仮のブリッジとなっている歯の裏側は薄く削られているはずですから、その部分はレジン樹脂で埋めます。


詳しい診断はレントゲンやCTを撮り診断しないと分かりませんが、必ずしも直ぐにインプラントが出来る状態には無いかも知れません。上顎の2番の位置の骨は歯がなくなると唇側の骨が吸収を受けるのが普通です。そのため、十分な骨の厚みがない場合には、骨を移植する手術が必要になるかもしれません。

詳しくはボーングラフトをご覧ください。

骨の厚みが少しだけ足りない場合にはリッジエキスパンジョンという方法を使う場合もあります。 詳しくはリッジエキスパンジョンをご覧ください。


インプラントの費用は、1本30万円位です。

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