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矯正歯科

皆様の健康をトータルサポート。

矯正により歯が動くメカニズム、悪い歯並びが全身に与える影響

目次


歯並びの矯正

1

歯並びが悪いことで起こる様々な問題

1-1

虫歯や歯周病

■ 虫歯が出来やすい

虫歯の原因は様々ありますが、その中でも、歯並びに起因し、磨きにくいことが原因となることがあります。

写真の例では、上顎前突で口呼吸があります。ただし、正しい歯磨きの習慣がなかったということも想像されますが。

■ 歯周病になりやすい

歯周病の原因も歯列不正による歯磨きのし難さに起因することもあります。

大量のプラークが付き虫歯や歯周病になっている症例

大量のプラークが付き虫歯や歯周病になっている歯列不正や口呼吸もその一因と考えられるケース

1-2

歯列不正の歯磨きの難しさ

■ 歯が凸凹している

歯が凸凹していれば歯ブラシの毛先がすべての歯面に綺麗に当たらない事は容易に想像が出来ます。

磨き残しのある場所に虫歯ができたり、深い歯周ポケットができやすくなります。

歯列がガタガタしている叢生(乱杭歯)

歯列がガタガタしている叢生(乱杭歯)

1-3

脳の健全な発育に悪影響

■ 口呼吸と鼻腔の狭窄で酸素の脳への供給量が低下

上顎前突(出っ歯)では、歯列がVの字なって狭窄(狭くなる)している場合がほとんどです。そのため、鼻腔まで狭まり鼻の通りが悪く、口呼吸になる子供をよく見ます。

口呼吸は十分な酸素を脳へ送れないため成長発育に悪影響があると考えられています。

上顎前突(出っ歯)で口呼吸がある症例

上顎前突(出っ歯)で口呼吸がある症例

1-4

発音障害と口唇閉鎖不全

■ 発音障害

奥歯を噛みしめて前が開く「開咬」の場合は、「サシスセソ」などの摩擦音を出しにくく英語の場合などは特に大きな障害となります。  

■ 口唇閉鎖不全

上顎前突(出っ歯)やオープンバイト(開口)では上下の唇が閉じにくいことがあります。その場合、常に口をぽかんと開けている事になり、唾液による自浄作用が低下して虫歯や歯周病の発生原因になります。

また、お口ポカンの状態は口呼吸へと繋がる負の連鎖となりかねません。

また、舌突出癖という口腔悪習慣の発生にもつながります。

オープンバイト(開口)でお口ポカンの状態の子供に歯磨き指導をしているところ

オープンバイト(開口)でお口ポカンの状態の子供に歯磨き指導をしているところ

1-5

顎関節症(アゴの病気)やアゴの成長に異常を起こす

■ 顎関節症

口が開きにくい、アゴの関節で音がする、口を開けた時に関節の周りが痛むなどの障害の原因になります。  

■ 顎の成長不全

アゴの成長が進まなかったり、逆に進み過ぎたり、ひどい場合は顔つきにも異常を起こします。

歯並びと顎骨の関係

歯並びと顎骨の関係

2

悪い歯並び(不正咬合)の種類

2-1

上顎前突(出っ歯)

上顎前突(出っ歯)の模式図

上の歯が前に出ている噛み合わせを上顎前突(出っ歯)といいます。歯が前に出ていると、折れたり唇を切ったりしやすく、見た目もよくありません。

このような人は「六歳臼歯」が前に位置していることが多いため、小学生低学年のときからヘッドギアーという装置を使って噛み合わせを正しい位置になおします。

また、ファンクショナルアプライアンスという取り外しの装置を使って上の歯列を後ろに下げることもあります。

2-2

反対咬合/下顎前突(受け口)

反対咬合/下顎前突(受け口)の模式図

下の歯が上の歯より前に出ている噛み合わせを反対咬合(受け口)といいます。 受け口の人は、食べ物がよく噛めないだけでなく、聞き取りにくい話し方になります。治療にはチンキャップという装置を使って下アゴの発育を抑える場合もあります。

また、上顎の成長が下顎の成長に比べ、相対的に劣っている場合には、フェイシャルマスクという装置を使って上顎骨を前方に牽引することもあります。

2-3

開口( オープンバイト)

開口( オープンバイト)の模式図

奥歯を噛んでも前歯が噛み合わず、開いている状態です。指しゃぶりや舌を出すクセ(舌突出癖)があったり、遺伝などが原因です。

前歯で食べ物を噛み切ることができないばかりでなく、正しい発音もできません。

悪いクセが原因の場合は、子どものうちなら単純な装置やMFT(口腔筋機能療法)だけで治療することもできます。

2-4

叢生(八重歯・乱ぐい歯)

叢生(八重歯・乱ぐい歯)の模式図

アゴが小さく、歯が並ぶ場所が狭くて、歯並びがデコボコになるのが乱ぐい歯(叢生)です。症状がひどくなると、あとから出てくる歯が歯列から外にはみ出し、重なりあって生えて「八重歯」と呼ばれる状態になります。犬歯がはみ出した場合も八重歯です。

叢生の場合、歯ブラシがとどかず歯垢が残りやすくなります。歯が汚れやすいので、虫歯や歯周病の原因になり、健康な歯の寿命を短くしてしまいます。

歯を並べる場所を確保するために第1小臼歯を抜歯することもあります。

2-5

正中離開(すきっ歯)

正中離開(すきっ歯)の模式図

上アゴの中切歯(一番前の歯)は、生えてくるときは開いていますが、側切歯(中切歯のとなりの歯)が生えてくると閉じるのが普通です。

しかし、永久歯が小さすぎたり、上唇の外側のひだ(上唇小帯)が大きすぎる時、また、中切歯の根の間によけいな歯(過剰歯)が生えてきた場合には開いたままになってしまいます。この様な状態になると、発音(特にサシスセソ)がしにくくなります。

3

矯正装置の種類

3-1

矯正の初期に使う上顎拡大装置 取り付けタイプ

上顎拡大装置 クワドヘリックス
クワドヘリックス

V字状になって狭い上顎歯列を4つの輪の弾力で上顎側方の歯群を徐々に拡大する装置です。(月に1回調整、約6ヶ月間使用)

上顎拡大装置 スケルトンタイプ
上顎拡大装置 スケルトンタイプ

スクリューで上顎正中口蓋縫合を1か月で約6mm拡大します。(1回転/1日 拡大期間1ヶ月 → 固定期間3ヶ月)

この装置が使えるのは、正中口蓋縫合が癒合していない思春期までです。

3-2

矯正の初期に使う上顎/下顎拡大装置 取り外しタイプ

上顎前歯部のみ拡大 ファンプレート
上顎前歯部のみ拡大 ファンプレート

取り外し可能な上顎拡大装置です。1回転/3日 一日の使用時間;12時間~24時間、 拡大期間3ヶ月 → 固定期間3ヶ月

下顎拡大装置 シュワルツ装置
下顎拡大装置 シュワルツ装置

取り外し可能な下顎拡大装置です。1回転/3日、一日の使用時間;12時間~24時間、 拡大期間3ヶ月 → 固定期間3ヶ月

3-3

矯正の初期に使う上下・前後方向への歯の移動装置 取り外しタイプ

Bionator(バイオネーター)
Bionator(バイオネーター)

機能的矯正装置の代表格がバイオネーターです。成長の過程において、しっかりと使うと劇的な効果が出ることがあります。特に上顎前突で噛み合わせの深いケースに有効です。

顎の位置を正しいポジションに成長誘導するための装置で、細かな歯の移動は出来ません。

Bionator(バイオネーター)のメカニズム動画

バイオネーターは夜、寝ている時と家にいる時に使います。できるだけ長時間使うと、効果が高まります。

下顎が劣成長のため相対的に上顎前突になったケースで、下顎の成長を前方に促進する作用と上下の臼歯の萌出を促す作用があります。

3-4

歯の細かな移動を行うマルチブラケット装置

マルチブラケットの注意点

■ 基本的に治療には長い期間がかかります。がんばってせっかく良い歯並びになっても、その歯が虫歯になってはもったいない話です。ご自身のブラッシングが何より大切です。特に、ブラケットや針金の装置の場合は、食べカスや歯垢がたまりやすくなっていますから、よりていねいに磨いて下さい。


■ 食事の際には、硬いものや、フランスパン、リンゴをかじるときなどは注意しましょう。硬めの食べ物は、小さくして食べると良いでしょう。装置が外れたり壊れている期間が長いと治療が長引いてしまいます。餅などの粘っこい食べ物や、繊維の多い野菜類は、くっつきやすいので、食後のブラッシングを十分に行って下さい。外出中もがんばってください。チューインガムは、特にくっつきやすいのでよくありません。


マルチブラケット装置
マルチブラケット装置

歯の大きな移動や小さな移動まで様々な事が行える装置です。ワイヤーの弾性力を使って歯を動かしたり、ゴムの力を使ったりもします。

ブラケットは金属製のものからセラミック製、樹脂製など色々とあります。

乳歯列には使用しません。

マルチブラケットのメカニズム動画

マルチブラケット固定式の装置は、第1大臼歯にバンドをかけ、各歯にブラケットを接着剤で止め、それに針金を固定した装置です。

みんな知っている代表選手で、とてもデリケートなものです。最近ではできるだけ目立たない工夫や逆にカラフルになったりされています。

3-5

マルチブラケットの補助装置

リンガルアーチ(下顎用)
リンガルアーチ(下顎用)

下顎の第1第大臼歯にバンドをかけて歯列の内側に太いワイヤーを通す装置です。

マルチブラケット装置と併用することが多く、第1大臼歯を動かないように固定するための装置です。

トランスパラタルバー(上顎用
トランスパラタルバー(上顎用)

上顎第1大臼歯にバンドを装着し、その間を太いワイヤーで繋ぎます。マルチブラケットと併用する事が多く、上顎1大臼歯の固定と圧下を目的とします。

圧下とは歯を歯茎の中に押し込むことをいいます。

3-6

顎外固定装置 チンキャップとフェイシャルマスク

顎外固定装置

顎外固定装置にはチンキャップ、フェイシャルマスク、ヘッドギアなどがあります。チンキャップ、フェイシャルマスクは反対咬合(受け口)に、ヘッドギアは上顎前突(出っ歯)に使用します。


今日では、治療に対する抵抗感は薄れつつありますが、頭を固定する装置をつけることには、まだまだ「恥ずかしい」という意識があります。歯の大切さを理解し、気にせず暮らせるように周囲が環境を作ってあげましょう。


施術を始めたときや装置を調整したときは、少し歯に痛みを感じることがありますが、すぐに慣れます。ちょっとの間我慢して下さい。

顎外固定装置 チンキャップ
顎外固定装置 チンキャップ

下顎の成長を抑える装置で、下顎前突/反対咬合(受け口)の症例に使います。

この装置は使用期間が長いのが欠点です。

顎外固定装置 フェイシャルマスク
顎外固定装置 フェイシャルマスク

上顎の成長を前方に促進する装置で、下顎前突/反対咬合(受け口)の症例に使います。

主に上顎が成長する時期(7歳~13歳ごろ)に使用します。

3-7

保定装置

動かした歯をその位置に固定する保定装置

マルチブラケット装置などで歯を所定の位置に移動しても、歯は元の位置にも戻ろうとします。そこで、そこの場所に歯を止めておくために保定装置が必要となります。


保定装置の使用期間は、歯を動かした期間の約半分ほどで済みます。保定装置には、取り外し式と固定式があります。

保定装置 トゥースポジショナー
トゥースポジショナー

上下一体となったマウスピース様の柔らかい材質で作られています。

マルチブラケット装置により所定の位置に動かされた歯を微調整することを目的とした装置です。さらに使い続けることで保定装置としての役割も果たします。

保定装置 フィックスドリテーナー
フィックスドリテーナー

DBS(マルチブラケット)で歯を並べた後に歯を保定(固定)する装置で、主に下顎の前歯に使用します。

下顎前歯は歯の移動後凸凹になりやすいため、歯の裏側にワイヤーを接着剤で固定します。

保定期間は1年半です。

3-8

矯正期間中の生活

鼻呼吸、正しい姿勢、咀嚼・嚥下に注意

治療で歯咀嚼並びがきれいになっても必ず多少の後戻りがあります。これを最小限にくい止めるには、歯と舌と口唇のバランスを良くすることが大切です。 そのためには、以下のことが無意識にできるようになることが必要です。

鼻呼吸を意識
1 鼻呼吸を意識
  • ・鼻の病気のある人は、まずそれを直しましょう。口を開いて呼吸(口呼吸)していると舌が口蓋につきません。
    上顎が狭くなろうとしてきます。すなわち歯が内側に動いてきます。すると下顎もそれに対応する動きが出てきます。
    舌の使い方や口呼吸から鼻呼吸へのトレーニングにMFTという方法があります。
良い姿勢を意識
2 良い姿勢を意識
  • ・鼻呼吸ができても姿勢が悪いと舌が口蓋につきません。
    猫背にしてみてください、舌が口蓋から離れて行くのが分かります。良い姿勢で生活しましょう。
    「良い姿勢」とは、深呼吸をして息をはき終わったときの姿です。
正しい咀嚼と嚥下を意識
3 正しい咀嚼と嚥下を意識
  • ・正常な嚥下では、舌の尖がまず上アゴに付いてそれから舌の後ろが持ち上がり上アゴに付いて飲み込みます。
    その時必ず咬筋(アゴを閉じる時に使う筋肉)がプックンと動きます。
    良くかむ習慣が必要です。目安として、必ず一口30回は噛みましょう。


3-9

抜歯基準

治療開始時期

年齢が低く、顎の成長が活発に行われているときは、様々の装置を使い抜歯を回避出来ることがあります。

フェイシャルパターン

ドリコフェイシャルタイプの傾向が強くなると、矯正治療により大臼歯の挺出(歯冠方向へ動く)が起こりやすく、同時に前歯のオープンバイトが発生しやすいのが特徴です。

ドリコフェイシャルタイプでは、第1小臼歯の四本を抜歯することが多くなります。

治療前にセファロレントゲンでフェイシャルタイプの分析をすることは極めて重要になります。

抜歯する歯は

第1小臼歯が最も多く、ケースによっては第二小臼歯が選択されることもあります。また、下顎の親知らず(知歯)は、多くの症例で抜歯の対象となります。そのまま放置すると矯正後、親知らずが前の歯を押すことで歯列が凸凹になりやすいからです。

4

矯正力で歯が動くメカニズム

4-1

矯正歯科の原理

■ 歯の移動には歯根膜が関与

歯には「歯根膜」とよばれる部分があります。歯に力を加えると、この歯根膜が伸びて骨との間にできた隙間に新しい骨がつくられます。反対側では、歯根膜の力が弱まり、加えた力の衝撃で骨が溶けていきます。こうして歯が動くのです。

治療では、歯根膜のこの性質を利用して、動かしたい方向に意図的に力を加え、歯の位置を変えます。歯根膜が生きている限りいつでも矯正ができるのです。したがって、成人の矯正治療は問題なく行うことができます。

■ 外科矯正が必要な時

アゴの成長が過度に進み過ぎ、骨格的に異常がある場合には骨を切る外科治療が必要になることもあります。

矯正力で歯が動くメカニズム

矯正力で歯が動くメカニズム(力が加わると骨が溶ける部分と新たな骨が作られる部分ができる。)

4-2

遅くない成人の矯正治療

40代からの歯科矯正

40代からの歯科矯正

40代は歯周病と虫歯が発生しやすい要注意世代。子育てと働き盛りの忙しさに、口の健康がおろそかになりがち。気づいたときには口の中はガタガタに崩れかねません。

そんな方には口の中のバランスを回復することが先決。新しいしっかりした噛み合わせを作り、その上で修復し、お口の健康を完成させます。

成人歯科矯正は、口全体の健康を目指した総合的治療の一部として行われるものです。

成人歯科矯正を成功させる鍵はブラッシング

歯に強制的な力をかけると、周りの組織はいたみ、矯正具をつけると、歯周病の原因となるプラークはますますとりにくくなります。このような場合に施術を行なうと、歯周病を悪化させる原因となります。

この世代では、とくに歯茎を健康に保つことが成功の秘訣です。プラークコントロールを実行してください。

矯正治療の流れ

1

1日目 初診カウンセリング

40代からの歯科矯正

カウンセリングのみ

気になる歯並びなど矯正治療についてご相談下さい。

お口の中を拝見して、おおよその治療費、治療期間をお答えいたします。

※ただし、難症例と判断した場合や正確な治療費、治療期間については、精密検査分析後の説明となります。

治療の同意を得られた方は次の精密検査の為の資料取りに進みます。

相談料:3,000円 (税別)治療を実施する場合には治療費に充当します。

2

2日目 精密検査のための資料取り

レントゲン撮影
レントゲン撮影
  • ・セファロレントゲンとパントモレントゲンの2枚を撮影。
口腔内写真撮影 顔の写真撮影
口腔内・顔の写真撮影
  • ・5枚の口腔内写真と前方と側方の顔写真撮影。
歯列模型の作成
歯列模型の作成
  • ・印象採得(口腔内の型を取る)を行い、石膏で歯列模型を作ります。
3

3日目 精密検査の結果説明

精密検査の結果説明
精密検査の結果説明
  • ・歯列の石膏模型、セファロレントゲンの分析の結果、口腔内写真などを用いて治療計画、治療期間、治療費などの説明を行います。
セファロレントゲン写真
セファロレントゲンの分析
  • フェイシャルタイプを診断
    頭骸骨を横から撮影したセファロレントゲン写真を用いて骨格の分析を行います。
    骨格は大きく分けると次の
    ①ブレーキーフェシャルタイプ 
    ②メジオフェイシャルタイプ 
    ③ドリコフェイシャルタイプ
    の三つに分類されます。
    それぞれのフェイシャルタイプごとに治療方針が異なってきます。
口腔内写真
口腔内写真
  • ・前方、側方2枚、上下歯列の合計5枚を撮影します。
    口腔内写真を使って説明を受けることで自分ではわからない部分も理解出来ると思います。
    口腔内写真は治療のステップごとに撮影します。治療の経過や治療の前後の比較が容易です。


精密検査の費用:30,000円(税別) 治療を実施する場合には治療費に充当します。

4

4日目以降 動的治療開始とリテンション(保定)

矯正治療開始
矯正治療開始
  • ・歯を動かす動的治療のスタートです。およそ来院間隔は1ヶ月に1回です。
動的治療の中間
動的治療の中間
  • ・写真の様な顎間ゴムは、食事前に外し、食事が終わったら自分自身で装着するものです。
りテンション(保定)期間
リテンション(保定)期間
  • ・動的期間が終了すると歯に固定していた器具をすべて外します。
    歯が元に戻らないようにリテーナーを装着します。
    リテーナーの装着期間は動的治療期間の約半分を目安とします。


矯正歯科によくある質問

Q1

チンキャップを装着したほうが良いですか?

12歳の娘は受け口で4年前に矯正治療を行って一端治ったのですが、ここ1~2年で下顎の成長が著しく後戻りしました。


噛み合わせもさる事ながら、横顔のラインが気になります。 チンキャップを扱っている所にすれば良かったのでは?と少し後悔もしています。


今からでもチンキャップの装着で多少なりとも顔の印象の改善が、みられるのであれば試してみたいと思っているのですが・・。

A

最近の考え方として、チンキャップを使う事は顎関節にあまり好ましくないとの事で、使用しなくなりつつあります。

また、チンキャップの欠点として、長期間(出来れば成長が止まるまで)の使用が必要です。


受け口の場合、骨格的に問題がある方は、女性だと12才頃に成長がスパートしますから後戻りする事も十分考えられます。


下顎前突傾向の程度によりその後の治療法(外科的に下顎骨を切断など)は異なってきます。

Q2

上顎の歯の正中を顔の中心ラインに合わせるべきなのか否か?

現在、顎関節症の治療の為、矯正歯科治療をしています。 今回、不安を感じている事がありまして、ご相談があります。


現在通っている先生の診断の下、矯正治療を始めて一年半経ちある程度並んできたのですが、まだ不定愁訴改善への手応えを感じていないので不安を感じています。 で、気付いたことがありました。


上の歯の正中が顔の中心ライン(鼻、鼻下筋など)より3~4mm程度、左にずれている事に気付きました。 このずれは矯正前の写真から判断して以前からずれていたと思われます。 顔自体も左に歪んでいます。 下顎の位置は上の歯の正中を基準と考えている為、下顎も顔の中心ラインより左にずれる事になります。


先生にこのずれを指摘して、上の歯の正中を顔の中心ラインに合わせた方が良いのではと尋ねた所、貴方の上歯の正中はこの位置で問題ありませんと言われました。


患者の立場からすると、顔の中心ラインに正中を合わせた方が良いのではと感じてしまうのですが。


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自分の不定愁訴は
・右側の側頭筋~首筋~肩にかけての痛み、突っ張り感。(常時)
・右顔の表情がとれない。
症状の程度は、日常生活、仕事にかなりの支障があり、かなり辛いです。
口を開閉すると、顎のクリック音はしますが、顎自体に痛みは無く、普通に開きます。


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今回、先生にお聞きしたい事は、
1.上歯の正中を顔の中心ラインに合わせるべきなのか否か。またそれが技術的に可能なのかどうか。(骨格的に歪んでしまっている場合は)
2.上顎が顔の中心ラインより左にずれている状態だとした場合、下顎の位置はどこに設定するべきなのか。
3.正しい正中の位置の確認の仕方は。

A

1.簡単に上歯の正中を顔の中心ライン合わせることが出来るのであれば、行った方がよいでしょうけれど、技術的には矯正歯科治療だけでは不可能でしょう。外科矯正(上下の顎の骨を切断し、左右にずらした後に矯正歯科治療を行う)を行うと可能ですが、あなたの場合、無意味な事のように感じます。


2.上顎が顔の中心ラインより左にずれている状態だとした場合、下顎の位置はそのずれた状態の上顎に合わせます。


3.前後方向のセファロレントゲン写真により脳頭蓋(頭の骨)に対しての上顎骨、下顎骨の左右的な位置関係を診断できます。

Q3

親知らずの抜歯で骨を削るデメリットは・・・

抜歯について質問したいのですが、親知らずを抜きたいのですが歯茎の下に埋もれています。今通っている歯医者の先生は、歯茎を切り顎の骨を削り抜歯する方法で抜歯が出来ると言うのですが。 顎の骨を削ったりするデメリットを教えて下さい。


私としては下左右の倒れている歯だけ部分矯正で起こしたいのですが。上の歯まで矯正をしないといけないのでしょうか。


お忙しいとは思うのですが。回答をお願いします。

A

親知らずを抜歯するとき骨を削るデメリットは、術後痛みが激しく起こったり腫れたりします。それらの症状は抗生物質や痛み止めの投与で最長2週間程で収まります。


矯正治療はその部分だけに装置を付けて歯を動かすことも出来ますが、多くの場合、上下の噛み合わせをきちっと確保するために、上下歯列全体に装置を付けなければうまくいかないことがほとんどです。


下の歯の親知らずは、斜めから水平に生え歯肉の中に埋まっているという事がよくあります。この場合、水平に近くなればなる程、抜歯の難易度は上がっていきます。


又、骨を削らないと抜けない事もあります。この場合、腫れも痛みも長引き、しびれは最長で1年近くつづくもがあります。


しびれが強く出た場合には、ビタミンB12製剤が有効ですので処方してもらうとよいでしょう。矯正治療の場合、このような親知らずを残したままにすると後戻りを強く引き起こす傾向にあります。

Q4

歯肉退縮についての質問です。矯正治療後、下の歯茎が下がっているのがとても気になります。

現在26歳です。最近、下の歯の歯茎が下がっているのがとても気になります。4年程前より歯列矯正を行って(現在はリテーナーを使用中)いるため、矯正治療によりブラックトライアングルかと考えておりました。


しかし、リテーナー期間中になっても改善せず、むしろ悪化している感じがします。矯正歯科の先生やかかりつけの歯科医へ相談しても、「問題ない」「許容範囲内だと思う」といわれてしまいます。

A

矯正歯科の先生やかかりつけの歯科医から「問題ない」「許容範囲内だと思う」ということから判断すると歯周病になっている状態ではなく、単に歯肉が僅かに下がっている状態と想像されます。 したがって、現時点においては病的な状態とは言えず、このままでよいのではと考えます。


しかし、あなたは審美的な事を問題としているのでしょうか?(下の歯としか記述がないので前歯なのか奥歯なのか分かりませんが) 以下に歯肉退縮(歯茎が下がる)理由や対処法について記述しますので参考にしてください。


歯肉退縮とは

歯肉の高さがセメントエナメルジャンクション(歯冠部と歯根部の境目)よりも低くなった状態を歯肉退縮といいます。歯肉退縮は自然には回復することは極めて稀です。


歯肉退縮の原因

1. 不正なブラッシング方法

2. 歯周病による炎症の改善

3. 不正な噛み合わせの力(咬合性外傷や歯軋り)

4. 矯正治療後

5. 歯周外科手術後


歯肉退縮の対処方法

1. ブラッシング時のブラッシング圧が強すぎたり、毛先の開いた歯ブラシを使用することにより角化歯肉を減少させてしまいます。そのため遊離歯肉(セメントエナメルジャンクション辺りの歯肉)は消失して歯肉が下がります。

対処方法:専門家による適切なブラッシング圧と適切な歯ブラシの選択の指導を受ける。


2. 歯周病を治療すると、炎症が無くなり歯肉が引き締まります。そのため歯根が露出したりする場合が多々あります。

対処方法:一般的には何も行いません。


3. 不正な外力とは「歯軋り」「異常な噛み合わせ」等を指します。 不正な外力により歯肉退縮を起こす事があります。

対処法:歯軋り防止の治療(暗示療法や歯軋り防止装置の使用)や噛み合わせの改善のための治療。夜間低血糖の予防。


4. 矯正治療後

元々歯並びに不正があったため歯周病があった可能性も考えられます。矯正治療により正常な歯並びになることで 歯周病が改善され歯肉退縮が起こったということも考えられます。 特に成人になってからの矯正治療は歯肉退縮が起こる事がよくありますが、それ以上に患者利益になるからこそ矯正治療を優先させたと言えるのではないでしょうか。

対処方法:一般的には何も行いません。


5. 歯周外科手術後

2の理由とほぼ同じです。


歯肉退縮の一般的な改善方法

歯周形成外科手術

歯肉弁移動術、歯肉移植術、結合組織移植術などです。 これらの手術は審美的な回復を目的に行うものですが、専門的な技術が要求されるためごく限られた所でしか行っていないと思います。

Q5

矯正装置を外してから歯周病が悪化したのですが。

こんにちは。33歳女性です。 矯正装置をはずした2年ほど前から、急激に歯周病が悪化したような気がします。


1ヶ月に1度、歯茎全体が痛くなり炎症を起こしているのか、指で少し押さえただけでも真っ赤になるほど歯茎から血が出ます。ゴールデンウィークに診察して頂いたのですが、歯周ポケットは総て3ミリ(1箇所は4ミリ)でした。骨の吸収に関しては何も言われませんでした。ブラッシング指導の通り歯磨きしているのですが・・


歯周病を専門に掲げてる医院のほうがいいのかしら。 体調が悪くなると弱いところに出るといいますが、そういう類のものなのでしょうか(一過性?)それとも確実に歯周病が進行しているということなのでしょうか?それを食い止めるにはどうしたら…。


あと、外科手術を併用した矯正方法(上下あごとも)だったのですが、それも何か影響しているのでしょうか。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答お待ちしています。

A

歯周ポケットという視点から言えば、3mm程度ですので歯周病ではなく正常の範囲ということもできます。 しかし、歯肉からの出血がありますので、あきらかに歯周病になっています。歯槽骨の吸収がないのであれば、 歯周病の初期状態、つまり歯肉炎ということになります。


歯肉炎の程度でしたら、的確なブラッシングで治癒することがほとんどです。歯肉炎の状態が続いているようですから十分なプラークコントロールが出来ていないのではないでしょうか。


自宅で染め出し液を使って磨き残しのチェックを行ってみると良いでしょう。また、ポイックウォーターを使って歯磨きをするもの効果があるでしょう。


ただ、歯石が付着している場合には歯科医院で取ってもらわなくてはなりません。歯石は1度とってもまたついてしまうものです。 個人差がありますが、早い人で3か月もするともう付いている人もいます。


また、ブラッシングだけでは的確に口腔内を綺麗にする事が出来ない人もかなりいるようです。そこで、歯科医院においてPMTCを定期的(3か月に一度)受けることを お勧めします。PMTCやエアーフローを定期的に受けることで、歯石の付着もかなり防ぐことが出来ます。また、PMTCやエアーフローでは歯周ポケット内の細菌量のコントロールが出来ますから非常に重要な処置と思います。


外科手術を併用した矯正治療と歯周病との因果関係はないと思います。


歯科医院の選択

1. 歯科衛生士を雇用していて、歯ブラシのやり方の指導をしっかり行っている。

2. PMTCを行っている。

3. 定期的にメインテナンス(歯石取り、PMTC)を行っている。

以上をしっかり実施している歯科医院であることが望ましいです。

Q6

歯周病ですが歯列矯正中です。あごの骨は折れやすくなりますか?

歯周病も手遅れと言われました。骨が溶けていると。現在歯列矯正中です。顔色はあごの付近が赤黒く、小鼻の横が赤くなっています。 夜、生ごみのにおいを感じ、鼻が押されるような感じです。


あごの骨は折れやすくなりますか? そのような時は何処に診てもらうのでしょうか?

A

現在、歯列矯正中ということですので、歯に力がかかっていますから、鼻が押されるような感覚が起こっているのかもしれません。


矯正治療には、骨が折れるということありませんのでご心配はいりません。また、過去にそのような症例があったという報告は、一切ありません。


生ごみの臭いを感じるということについては、口腔内に何らかの問題があるのかもしれません。歯周病が進行しているということですから、歯周病菌による臭いなのかもしれません。または、口臭は自臭症と他臭症とに分類されますが、全く臭いの原因がなく、においだけを感じる自臭症なのかもしれません。直接診断していないので、明確な回答が出来ないのが残念です。


いずれにしても、歯科医師に症状を明確に話して診断を仰いでください。

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短時間で無痛的に行うことが出来ます。

歯周病を体内から改善する
高濃度ビタミンC点滴療法とマイヤーズカクテル点滴

歯周病を体内から改善する 高濃度ビタミンC点滴療法とマイヤーズカクテル点滴

歯周病(歯槽膿漏)の原因は、単なる歯周病菌の感染だけではなく歯周組織の細胞環境の問題です。高濃度ビタミンC点滴では、コラーゲンの合成促進や活性酸素による酸化ストレスの軽減、マイヤーズカクテル点滴ではタンパク質の糖化を改善するなど、歯周病を体内から治していこうとする治療法を…

ホームホワイトニング

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは約30日間、自宅でマウスピースに薬剤を入れて行うセルフホワイトニングのことで、効果的に歯の黄ばみを白くする方法です。

テトラサイクリン変色歯のホームホワイトニングとポーセンラミネートべニアの併用…

プレオルソ・MFTで子供の歯並び治療

子供の歯並びの治療、出っ歯や受け口の矯正

出っ歯、受け口、八重歯などの悪い歯並びは、「おっぱい」をあまり飲まなかったこと、「指しゃぶり」、「舌突出癖」、「口呼吸」など子供の時の悪習癖が原因となる場合が多いです。 指しゃぶりをやめさせる方法、口呼吸から鼻呼吸へ変える方法、 赤ちゃんの離乳食と幼児のご飯、プレオルソやMFTなどの治療法を…

ドックベストセメント無痛治療(神経保存療法)

虫歯を削らず・麻酔もかけずに、虫歯を痛み無く治療出来ます。従来の方法なら神経を取らなければならない症例でも、神経を残す可能性が高まるドックベストセメントは…

ふかさわ歯科
クリニックのご案内

患者様の
「こうしてほしい」を実現します。
ふかさわ歯科クリニックでは、納得いくまでのカウンセリング、安心してお子様を預けられるキッズスペースと保育士、
可能な限り痛くない無痛治療、拡大鏡・セファロ・血液の遠心分離機・拡大鏡・レーザー・ポイックウォーター・画像解析システムなどの
最新機器を利用した総合治療を実施しております。
また、診療室は個室・半個室・防音個室があり、ベビーカーや車いすでも入って頂けるスペースを確保しています。
地域に密着した歯科医院をこれからも目指して行きます。

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