

診療メニュー:歯周病関連
最新の歯周病(歯槽膿漏)・歯肉炎の原因論
とその対策法
皆様の健康をトータルサポート。
診療メニュー:歯周病関連
皆様の健康をトータルサポート。
プラークは歯ブラシで落とすことが出来ますが、歯石は石のように硬く、また歯や根にしっかりとこびりついている為、歯ブラシでは落とすことができません。そのため、歯石を取るためには特殊な器具、装置が必要です。
歯石は歯周病を引き起こす原因と考えられがちですが、歯石それ自体は歯周病を引き起こすものではありません。プラーク(歯垢)の格好の住みかとなるため、そのままにしておくと細菌が増殖してしまいます。そのために定期的に歯石を歯科医院で取らなくてはなりません。
ただ、歯石の沈着は個人差があるため、頻繁に取らなくてもよい場合もあります。 つまり歯周病の管理は自分自身で行うことが80%残りの20%が歯科医院において行うこと。といってもいいと思います。
疑問① キスをすると歯周病菌は移るのでしょうか?
私は40代男性です。妻とは10年ほど前に結婚したのですが、当時から妻の口臭が気になっていました。歯医者さんに行くように勧めたのですが、歯医者嫌いの妻は現在に至るまで歯医者に行っていません。 しかし、最近になって歯茎が腫れ痛み出しているようです。最近では口臭もさらにきつくなりドブのような臭いがします。
私も歯医者さんにはここ数年行っていないのですが、歯周病になっているとは思われません。しかし、妻とキスをする事によって歯周病が移るのではないかと不安になるようになってきました。
また、口臭のきつい妻とキスをするのも苦痛になり、あまり夫婦関係も良好とは言えないような状態です。
疑問② 歯周病の治療をすれば歯周病は移りにくくなるのでしょうか?
歯周病は移ると聞いたのですが、私の夫は重度の歯周病です。私は現在大丈夫なのですが、このまま夫と生活を続けると歯周病になってしまうか心配です。
歯医者さんで治療受け、歯周病が治れば感染しにくくなるのでしょうか。
歯周病はキスをすることによって移ります。原因は、唾液を介して歯周病菌が感染することによって起こります。
生まれたての赤ちゃんの口の中にはいかなる細菌も存在していません。母親や保護者によって子供の口の中に細菌が感染していきます。例えば、口移し、同じスプーンを使い回すことなどにより感染します。これは、歯周病菌に限らず虫歯菌でもいえることです。
成人になるとキスによって異性から歯周病菌が感染します。 しかし、子供の頃に歯周病が発症することはまれで、歯周病と診断できるレベルになるには、18歳以上の方がほとんどです。
なぜ子供の頃に歯周病は発症しないのでしょうか。 原因になる細菌は、数多く存在し、その中でも特に「P.gingivalis Ⅱ型」と呼ばれている細菌が最も危険度が高いとされています。子供の頃、保護者から感染するのは危険度の低い歯周病菌がほとんどで、成長に伴い、次第に強い感染力のある歯周病菌が感染するとされています。また、数多くの歯周病菌によりバイオフィルムという集合体を作っていきます。このバイオフィルムが形成されることによって、強い毒素を作り出します。そして歯周組織を破壊していくことになるんです。
もし、配偶者に危険度の高い歯周病菌が感染している場合には、キスによって感染するリスクも高まります。また、一度キスをしたくらいでは簡単には感染しませんが、その接触する頻度が高ければ高いほど感染するリスクは高まります。
【結論】 配偶者には、歯科医によって歯周病の治療を行ってもらい、本人はプラークコントロールを徹底して実行し、口腔内を清潔に保つことを実践します。また、定期的に歯科医院においてメンテナンス( PMTC/エアーフロー )を行うことで歯周病の再発を防ぎます。 そうすれば、配偶者からの感染のリスクは極めて低下します。
タバコによる歯肉の繊維化
タバコによって歯肉の繊維化が起こり、毛細血管から歯周ポケット内への白血球の供給が不十分となります。歯周組織の細菌に対する抵抗力が減少し、歯周病になるというものです。
「歯軋り」や「くいしばり」などが代表的で分りやすいと思いますが、それ以外にも歯を何本か喪失し、入れ歯などを入れずに長期間噛んでいると、特定の歯に過剰な力がかかることがあります。この過大な力によって歯槽骨が破壊される現象です。
歯の動揺度の測定を参照してください。
Dr. Thomas Van Dyke教授略歴
ボストン大学歯周病科教授からSocranskyやHaffajeeらのバイオフィルム研究で世界的にも有名なForsyth(フォーサイス)研究所へ。
従来の歯科治療の基本は「感染抑制」のみにフォーカスされていました。「感染抑制」の基本はプラークコントロールとバイオフィルムの破壊であり、それらのことを中心に研究・治療が行われて来ました。
「全身疾患や体質そして生活習慣などの口腔以外の要素に原因があり、歯周病が発生しうる」ということに着眼しない限り治療効果は限定的であり、口腔に限局した治療だけでは原因療法にならないといえます。
■ 高濃度ビタミンC点滴療法、マイヤーズカクテル点滴療法
■ 生活習慣の改善
■ 腸内細菌環境の改善
■ 栄養サプリメント療法
糖質や砂糖の過剰摂取により、脂肪細胞から炎症性物質が分泌され免疫力の低下が起こったり、グルコーススパイクにより血管内皮細胞の障害が起こり、動脈硬化及び糖尿病を引き起こすことなどで、歯周病が発症・増悪するという考え方。
糖質の過剰摂取と砂糖の摂取が歯周病や虫歯に深く関与していることが分かります。
食事以外の時は上下の歯は接触せずに、第一大臼歯のところで2mmほどの隙間がある状態が正常です。 このことを安静位空隙と呼んでいます。
ブラキシズムとは
① クレンチジング
無意識に歯を噛み締めたり、食い縛ること。
② グライディング
上下の歯をギシギシと擦り合わせること。
③ タッピング
歯をカチカチと素早く合わせること。
ブラキシズムにより下顎の前歯がかなりすり減っています。この患者さんは奥歯にも同様にかなりのすり減りが認められました。
■ 夜間の低血糖状態は、交感神経優位の状態にするアドレナリンやコルチゾールなどの分泌を促進します。アドレナリンやコルチゾールは闘争ホルモンのため、恐怖の夢を見ることが多く、ブラキシズム患者の特徴として悪夢体験が多い。
また、寝汗がひどい、寝ても疲れが取れない、朝起きた時の首のこわばりなどの睡眠トラブルは、夜間低血糖症が原因の可能性が考えられます。
① 早めの夕食を摂る。
② 夕食での炭水化物の非摂食。
③ 穏やかな血糖値上昇の食事スタイル(低GI値の炭水化物や野菜から食べるなど)
① マグネシウムを中心としたミネラル。
② ナイアシン、ビタミンB6、マンガン、亜鉛。
↓
歯周ポケット形成、歯槽骨吸収、歯の動揺
↓
外骨症(下顎の両側の小臼歯内側の下顎隆起、上顎口蓋部の口蓋隆起など)
↓
歯肉退縮、歯の移動
↓
頭痛、咀嚼筋緊張、咀嚼筋肥大、咀嚼筋肉の疼痛、顎関節症→関節円板前方転移
↓
咬耗(歯のすり減り)、歯冠・歯根破折、根尖病巣、歯根吸収、くさび状欠損、エナメルクラック(エナメル質に亀裂)→知覚過敏やう蝕発生
歯の型を採って作成し、夜寝ている間、上の歯列に装着します。(通常保険適用になります。)
睡眠前に「唇は閉じ、上下の歯はわずかに離れている」と心の中で30回唱えてください。 自己暗示療法が有効なケースが数多く報告されていますので試してみてください。
「唇を閉じて上下の歯が接触しない状態を保つこと」を常に意識する。
糖質制限など、夜間低血糖の予防に努める。
46歳男性の2晩3日分の血糖値変動。前半は血糖値の乱高下が激しく、睡眠中は急激に低下。糖質の多い食事が原因と見られる。糖質制限弁当を食べた日は血糖値も睡眠も安定していた(資料提供:医療法人 回生會 新宿溝口クリニック 溝口院長)
マグネシウムの効用
■ マグネシウムは、天然のカルシウム拮抗剤(降圧剤)としての役割を果たします。カルシウムとナトリウムの過剰な細胞内への流入と蓄積を防ぎます。(カルシウムは血管を収縮させます。)
■ マグネシウム不足はインシュリン抵抗性を引き起こします。(2型糖尿病予防に効果大)
■ 中性脂肪の改善に役立つ。
■ 不整脈を抑えて急性心筋梗塞を予防。
■ 歯周病・口内炎の改善。
■ 骨粗しょう症の予防と改善。
■ 尿路結石の予防(シュウ酸カルシウムの結晶化を防ぐ)。
■ 神経の興奮を鎮め、ストレスを解消する。
■ 偏頭痛の予防と治療。
■ 血液サラサラ効果。
■ 筋肉の痙攣を抑える(こむら返り)。
■ 慢性疲労の改善。
※注意
マグネシウムは便秘薬としてもつかわれる為、お腹が緩くなりがちです。最初は3滴から始めてください。
アメリカで20歳以上の9,180人の成人を調べた研究では、オメガ3系脂肪酸の摂取量が高いグループほど歯周病になりにくい結果が得られています。
オメガ3系脂肪酸(αリノレン酸)の効用
■ 血圧低下。
■ がんの予防。
■ 血栓の予防。
■ 歯周病の予防と改善
■ 中性脂肪の減少。
■ アレルギーの予防。
■ 抗炎症作用。
■ 抗うつ作用。
■ 認知症の予防。
バター、ラード、ショートニング、マーガリン、ココナッツオイル
※ショートニングやマーガリンの中には動脈硬化を引き起こすトランス脂肪酸が多く含まれている為、摂取を控える必要があります。
① 一価不飽和脂肪酸-オメガ9(オレイン酸)
オリーブオイル、キャノラー油、ひまわり油、ピーナッツ油、パーム油、紅花油
② 多価不飽和脂肪酸-オメガ6(リノール酸)
コーン油、大豆油、ごま油、くるみ油、アーモンド油、紅花油
③ 多価不飽和脂肪酸-オメガ3(リノレン酸)
亜麻仁油、イワシ、サンマの油(DHA・EPA)シソ油、エゴマ油
ほとんどのドライマウスの原因は薬剤の副作用です。薬剤以外にも「味の素」のグルタミン酸ナトリウム(MSG)。
ドライマウスの対策・改善法
■ 断薬や減薬を考える。不必要な薬の投与が横行している現実。
■ 味の素の使用を中止。
■ 水分の補給。
■ ナトリウム・カリウムのミネラルバランスを整える。
ナトリウム(食塩)を減らし、カリウムの多い食材(昆布、ワカメ、ひじき、パセリ、こんにゃく等)などをバランスよくとる。→細胞内液と細胞外液の適切な関係を保つ。
■ リラックスした日常生活→自律神経が安定。交感神経優位な生活はドライマウスを招く。
■ コエンザイムQ10。
還元型CoQ10の抗酸化作用が口腔内の健康の維持・増進に寄与することが期待されます。
カルシウムん多く取った所で、ホルモンをだまして骨を作らせることはできません。建設作業員に余分なレンガを運ばせた所で、ビルが設計されたものより大きくならないのと同じです。ほとんどの人にとって重要なのはカルシウムを多く摂る事ではなく、骨からカルシウムが失われるのを防ぐことです。過剰なカルシウムは不要な場所に沈着します。これを異所性石灰化と言います。
① 口腔内が石灰化しやすい。→歯石の沈着。
② 顎骨の脆弱化及び骨吸収の促進。
カルシウムは意識して摂取しないことが重要です。
カルシウムの摂取量が多いスウェーデン、ニュージーランド、アメリカでは、骨粗しょう症により大腿骨頸部骨折が起きやすいことがわかります。一方で、カルシウムの摂取量が少ない香港では骨折が少なくなっています。
動物性タンパク質の摂取量が多いノルウェイ、スウェーデン、デンマークでは、骨粗しょう症により骨折が起きやすいことがわかります。一方で、動物性タンパク質の摂取量が少ない南アフリカ現地人、パプアニューギニア、シンガポールでは骨折が少なくなっています。
東京都江戸川区、千葉県から来院多数、
都営新宿線篠崎駅から徒歩1分のふかさわ歯科クリニック
診療時間
月〜金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
9:00〜20:00 | 8:00〜18:00 | 8:00〜17:30 |
歯軋り、顎関節症で悩んでいます。噛み合わせが良くないように感じるのですが。
現在、歯軋り、顎関節症で悩んでいます。 県立病院での治療で、顎関節症の痛みはマウスピースなどで落ち着いてはいますが、歯軋りでの歯の動揺、かみ合わせでは常に気になって仕方がありません。
昨年10月から、左上奥から2番目の歯が虫歯と歯軋りのため割れ落ち、ぬいてからブリッジにしました。それからは、以前から歯軋りもしていたのだと思いますが、歯軋りのためか、ブリッジでの治療の直りが遅く、常に口の中に血の味がする状態でした。
現在は、左下奥から二番目が神経を抜いているのにもかかわらず、痛みます(側面から口腔内に向かって軽く押すと)。口腔内から外側に向かって側面を押すと痛みはありません。このことから、素人ながら、口腔内に歯が傾いているのではないかと思っています。
かみ合わせでもブリッジをかけている歯に左下の歯が時折当たって、痛く感じます。奥歯同士が当たるというより、手前のブリッジがかかっている歯により強くあたる感じがします。歯軋りのためか、歯周病(歯槽膿漏)のためなのか、歯の動揺も気になります。
左下奥から二番目は、県立病院の見解では、歯軋りが思いのほか歯に影響を与えているのだということで、すぐにでも治療しなければいけない歯ではないということでした。マウスピース(硬いタイプ)も歯軋りによって割れてしまう状態で、このまま下の歯の金属をはずして検査せずに、放置していてもいいのかどうか、伺いたいです。
歯を抜くときに、再三、歯医者には通院して(金具が外れたり、違和感を感じたり)、診てもらうように頼みましたが、大丈夫だというばかりで、結局きちんと診てくれなかった、あの時もっときちんと診てくれていたら、という思いが常にあります。よろしくお願いします。
「歯軋り」や「食い縛り」による歯に与える悪影響は思いのほか強いものと考えられるようになってきています。
基本的にはマウスピース(スプリント)で治療をおこないます。 また、自己暗示法などの治療法があります。
根本的な原因である夜間低血糖の予防にしっかり取り組んでみてください。
ヘビースモーカーの人とのキスは、歯周病の治療に影響するのでしょうか。
初期の歯周病の治療をしているものなのですが、ヘビースモーカーの人とのキスが治療に良くないと言うことはありうるのでしょうか。
煙草の味がとても不快で粘っこく、キスの後は私自身の口からも似た口臭を感じることがあり、また歯茎からの出血も起こりやすくなるので治療の妨げになっている気がするのですが。
歯周病は歯周病菌が原因で引き起こされる病気です。 生まれたての赤ちゃんにの口腔内には歯周病菌はいません。 したがって、大人になって歯周病が発症する人は何らかの原因で歯周病菌が口腔内に定着している事になります。つまり歯周病は感染症なのです。※歯周病の発症は生体側の組織の強さに依存します。
そこで歯周病菌はキスで「うつる」のかという疑問が浮かびます。 「うつる」というのが正しいのですが、感染するまでの期間は接触が10年位続いた場合とされています。 歯周病菌の感染には成人型の歯周病菌でジンジバリス菌が関与していると言われています。
一方、発症率は低いのですが20代で重度歯周病になってしまう人がいます。 これは若年性歯周病と呼ばれ、アクチノマイセテムコミタンス菌が関与しています。 この菌は成人同士での感染は無く、大人から子供へと感染することが分かっています。
以上が定説ですが、たばこを吸っている人が重度の歯周病になっている場合には感染のリスクは当然高まると考えてよいでしょう。 誰でも、たばこを吸うことで歯周病の発症リスクは格段に上がります。 一日20本を10年間吸い続けるとほとんどの人が歯周病を発症し、重度歯周病へとまっしぐらです。
タバコの副流煙による影響やキスによってタバコの毒物を摂取することが長年続けばその影響は必ず現れるといってよいでしょう。 しかし、ヘビースモーカーの人とキスをしてすぐに影響が現れるかは疑問ですね。
がんこな口腔バイオフィルムに作用する3DSセラピー・プロバイオティクスで古い歯垢から新しい歯垢へリセットします。虫歯・歯周病に「なりにくい体質」にして、歯周病菌や虫歯菌、菌体内毒素(LPS)などが血管内に入り込むのを防ぎ、動脈硬化を…
フォトダイナミックセラピー(光殺菌)による無痛歯周病治療
歯周病菌に特殊な薬剤(バイオジェル)を付着させペリオウェーブからの光で歯周病菌を破壊する方法です。
短時間で無痛的に行うことが出来ます。
歯周病(歯槽膿漏)の原因は、単なる歯周病菌の感染だけではなく歯周組織の細胞環境の問題です。高濃度ビタミンC点滴では、コラーゲンの合成促進や活性酸素による酸化ストレスの軽減、マイヤーズカクテル点滴ではタンパク質の糖化を改善するなど、歯周病を体内から治していこうとする治療法を…
歯周病関連
虫歯関連
予防関連
小児歯科関連
矯正歯科関連
ホワイトニング関連
口腔外科関連
インプラント関連
入れ歯関連
高齢者歯科
歯科全般の治療関連
全身の健康関連
患者様の
「こうしてほしい」を実現します。
ふかさわ歯科クリニックでは、納得いくまでのカウンセリング、安心してお子様を預けられるキッズスペースと保育士、
可能な限り痛くない無痛治療、拡大鏡・セファロ・血液の遠心分離機・拡大鏡・レーザー・ポイックウォーター・画像解析システムなどの
最新機器を利用した総合治療を実施しております。
また、診療室は個室・半個室・防音個室があり、ベビーカーや車いすでも入って頂けるスペースを確保しています。
地域に密着した歯科医院をこれからも目指して行きます。