

診療メニュー:高齢者の歯科関連
オーラルフレイル・口腔機能低下症
の診断基準と予防法(ペコぱんだ・パタカラ)
皆様の健康をトータルサポート。
フレイル状態の高齢者は要介護状態へ進む負の連鎖を断ち切る事が重要です。
「ペコぱんだ」「パタカラ」など舌の体操やトレーニングで口腔機能低下症・オーラルフレイルを予防し改善することで全身のフレイルの改善にもつながります。オーラルフレイル/口腔機能低下症の治療は江戸川区篠崎の歯科医院で。
都営新宿線「篠崎」駅徒歩1分。
03−3676−1058東京都江戸川区篠崎町7-27-23-千葉銀行3F
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フレイル状態の高齢者は要介護状態へ進む負の連鎖を断ち切る事が重要です。
「ペコぱんだ」「パタカラ」など舌の体操やトレーニングで口腔機能低下症・オーラルフレイルを予防し改善することで全身のフレイルの改善にもつながります。オーラルフレイル/口腔機能低下症の治療は江戸川区篠崎の歯科医院で。
■ 78歳の母ですが食べ物が歯と頬の間に挟まると言うのです。歯が悪い訳ではないので歯科で改善することはなく、老化による咀嚼力や嚥下力の低下と諦めていますが、白いご飯や肉などは食べずにやわらかいパンばかりを好んで食べるようになり心配しています。何か改善方法はないでしょうか?
■ 80代の父ですが、最近食事の量がめっきり減っています。聞くと余り食事が美味しくないと言っています。何が原因でしょうか?
口の機能が低下する病気をオーラルフレイルと言います。 そのまま放置しますと、低栄養や全身の虚弱などを引き起こし、寝たきりの要介護状態になってしまう怖いものなのです。
ここでは、オーラルフレイル症状のチェックの仕方、予防や改善するための舌や唇の体操やトレーニング方法などについて解説します。
滑舌、嚥下機能、口腔乾燥、咀嚼機能などの口腔機能低下症の症状が見られた状態を指します。
老化に伴う様々な口腔の状態の変化に、口腔健康への関心の低下や心身機能の予備能力の低下も重なり、口腔の脆弱性が増加し、食べる機能障害へ陥り、更にはフレイルに影響を与え、心身の機能低下にまで繋がる一連の現象及び過程をいます。柏スタディーより引用
オーラルフレイルは国民の啓発に用いる用語(キャッチフレーズ)である一方、口腔機能低下症は検査結果に基づく疾患名です。
① 身体的フレイル:2.4倍、② サルコペニヤ:2.1倍、③ 要介護認定:2.4倍、④ 総死亡リスク:2.1倍
□ 滑舌低下 | 思い通りにしゃべることが困難になった。 |
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□ 嚥下機能の低下 | 物を飲み込む嚥下運動がうまくいかず「むせる」ようになった。食べたものが気管を通して肺に入ってしまい誤嚥性肺炎を起こすようになった。 食事を喉に詰まらせてしまうことがよくある。 食事量が減った気がする。 |
□ 口腔の乾燥 | 唾液分泌の減少により口腔乾燥症状が出て食事中に水やお茶を飲みながら流し込むようにしないと食事が出来なくなった。 |
□ 咀嚼機能の低下 | 歯や入れ歯の調子は悪くないのに噛むのが困難になった。 |
圧倒的に餅が多いですが、普段食べているパン・ご飯・おにぎり・魚介類・肉類・果物類・飴・団子類・ミニカップゼリー・こんにゃくゼリーなどでも窒息事故が発生しています。
1.認知機能の低下がある人。
2.奥歯が無くても入れ歯を使用せず、臼歯部で噛めない人。⇒義歯を使用すると窒息リスクが低下する。
3.自食している人。
日本人で最も多い代表的疾患
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血
筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、進行性核上性麻痺、多系統萎縮症
脳血管性認知症、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症
7項目の内3項目以上が該当した場合、オーラルフレイル・口腔機能低下症と診断。
『食べること』つまり、摂食・嚥下機能は、舌、唇、頬などの筋肉を複雑に働かせることが必要です。 なかでも舌は、重要な働きを持っています。
食べる事は次の三段階で行われます。
ステップ1)捕食
ステップ2)咀嚼
ステップ3)嚥下
オーラルフレイルの進行とともに、これらの機能が低下し、食物を正しく飲み込めず誤嚥性肺炎や窒息事故を起こします。そこで、舌や唇の筋肉の運動や体操を行い嚥下機能、咀嚼機能を向上させることが出来ます。
舌圧測定器は舌の運動機能を最大舌圧として測定する機器です。
口腔機能低下症の診断基準として30kPaを下回ると咽頭部に食物留渣が起こりやすくなり、20kPa以下では誤嚥を生じやすくなります。
舌圧は60歳を超えた辺りから減少し、80歳代では25kPa前後となります。
舌は食べ物を口の中で受け止めたり、喉の奥に送り込んだり様々な働きをします。そういった働きには舌の力(舌圧)が必要です。
開始スイッチを押すとブザー音とともに測定を開始して「パ・タ・カ」発音の回数を自動的にカウントします。
パパパパ・・・、タタタタ・・・、カカカカ・・・とそれぞれ続けて5秒間できるだけ早く発音します。1秒間あたりの数を図り、6.0以上なら問題ありません。6.0未満でも、もともと滑舌の悪い場合なのは、問題なしとします。
「パ」
唇をしっかり閉じることは咀嚼・食べる為に重要です。同様に唇をしっかり閉じることで発音される「パ」の発声によりその機能を評価します。
「タ」
上手に飲み込む為には、舌の前方の動きが重要です。舌の前方が口蓋に触れることで発音される「タ」の発声によりその機能を評価します。
「カ」
飲み込む際には、舌の奥の部分の機能が重要です。舌の奥の方が軟口蓋に触れることで発音される「カ」の発声によりその機能を評価します。
左からSS(ブルーぱんだ)=5kPa、S(ピンクぱんだ)=10kPa、MS(ムラサキぱんだ)=15kPa、M(グリーンぱんだ)=20kPa、H(イエローぱんだ)=30kPa。やわらかめから初めて筋力アップを目指しましょう。
通常はS(ピンクぱんだ)から初めてH(イエローぱんだ)まで使えるよう舌のトレーニングをしましょう。
S(ピンクぱんだ)が、最初からは難しい方には SS(ブルーぱんだ)から始めます。
口腔から咽頭へ食塊を送る動作は、舌の力が弱くなると適切に行えません。そのため、口蓋部や舌根部に食べ物が残ってしまいます。
機能は多少落ちますがスプーンで代用出来ます。
1,舌の筋力アップ(食べ物を飲み込むときに必要な力)
・ペコぱんだの固さの目安:頑張って押しつぶせる硬さ。
・しっかり押しつぶしを5回×3セット×3回/1日。
2,舌の持久力を付ける(十分な食事を摂る為に必要な力)
・ペコぱんだの固さの目安:簡単に押しつぶせる硬さ。
・ゆっくり押しつぶしを10回×3セット×3回/1日。
「あいうべ体操」は、口呼吸を鼻呼吸に改善していく事を目的に考案された口の体操のことですが、口の周りの筋肉をしっかり動かすことや、舌を動かすことで、食事をする為の筋肉の体操に大変有効です。
考案者は、福岡のみらいクリニック院長今井一彰先生です。
①~④を1日10セットX3回を目安に毎日続ける。
①【あ】「あー」と口を大きく開く。
②【い】「いー」と口を大きく横に広げる。(口角を上方、後にしっかり引く)
③【う】「うー」と口を強く前に突き出す。(口をすぼめ、口の周りの筋肉をギュッと力を入れる。)
④【べ】「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす。
パタカラを唇と歯列の間に装着し口輪筋を使って唇を閉じる動作をします。これを繰り返すことで唇周辺の表情筋が鍛えられ口唇閉鎖の力がアップします。
表情筋は、副交感神経と関係があり、刺激を与えることで自律神経系を刺激して認知症の予防・改善や、各種身体機能の改善、寝たきりの予防などが期待出来ます。
口から食べられないために経鼻経管栄養を行っている人や胃瘻の方に一番最初にやる訓練です。
冷たい刺激、触る刺激で嚥下反射を誘発するトレーニング方法です。
氷水に浸した大きめの綿棒で喉の奥の方(軟口蓋や舌の付け根)を刺激します。綿棒を抜いてから患者さんに飲み込みを促します。
オーラルフレイルの人は食事を「とてもおいしい,おいしい」「楽しい」と感じる人が少なく、食事量を「多い,やや多い」「ふつう」と感じる人が多いことが統計的に分かっています。
これは、口腔機能の低下が原因です。要介護状態に至る前にオーラルフレイル予防グッツなどを使い、口腔機能の改善に努めることが求められます。
普段の食事で噛み切れる硬さの食材の品目により咀嚼能力を判定し、オーラルフレイルの程度を推測します。
フレイルは、Fraity(弱さ、虚弱)を意味し、人間の老化に伴い、様々な病気の存在下で運動機能の低下(身体機能のフレイル)、積極性を失う(精神心理のフレイル)、飲み会を断る(社会参加のフレイル)など三つの側面があります。
フレイルは、健常者と要介護者との間の中間に位置し、適切な介入・支援により生活機能の維持向上が可能です。
フレイルの中でも前期はプレフレイルと呼ばれ、まだ健康に戻ることが可能な状態です。日本の65歳以上の11%がフレイル状態にあり、その人口は約300万人であると推定されています。
健康⇔プレフレイル(前虚弱)⇔フレイル(虚弱)⇔要介護(身体機能障害)の模式図
□ 体重減少。(日本人の体格だと6ヶ月で2~3キロ減ったら要注意。)
□ 最近(ここ2週間)、以前よりわけも無く疲れやすくなった。
□ 筋力低下。買い物で2リットルのペットボトルを運ぶのは大変に感じるようになった。握力:男性<26kg、 女性。<18kg
□ 歩くのが遅くなった。(横断歩道を青信号に渡るのは難しくなった。)通常方向速度<1.0m/秒。
□ 身体活動性の低下。(最近、のサークルに出かけなくなった。)
① 軽い運動体操をしていますか?
② 定期的な運動スポーツをしていますか?
上記二つともに該当しない場合にチェック。
該当項目数
0項目:健常、1~2項目:プレフレイル、3項目以上:フレイル
□ 痩せてくる。
□ 皮膚の炎症を起こしやすい。握力が弱い。
□ 傷や褥瘡が治りにくい。
□ 抜け毛や毛髪の脱色が多い。
□ 風邪などの感染症にかかりやすい。
□ 下肢や腹部がむくむ(浮腫)。
人差し指同士と親指同士で輪っかを作ります。ふくらはぎに指輪っかを回します。
低い-掴めない。
中-ちょうど掴める。
高い-掴むと隙間が出来る。
執筆者 院長 深沢一
東京都江戸川区、千葉県から来院多数、
都営新宿線篠崎駅から徒歩1分のふかさわ歯科クリニック篠崎
診療時間
月〜金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
9:00〜19:30 | 8:00〜18:00 | 8:00〜17:30 |
江戸川区では、65歳以上の区民が毎年受けられる口腔ケア健診を行っています。口腔ケア健診では食べること、飲み込むことのチェックをします。舌や喉など、口の機能を元気に維持することが健康寿命をのばし介護予防につながるのをご存知ですか?毎年一回、口腔ケア健診を受け、はつらつとした毎日を過ごしましょう。
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