

伝えたい! 歯の疑問:痛み・腫れ・膿・出血・偶発症
前歯をぶつけて脱臼|神経が死んで変色
するまでの期間や歯の脱臼が治る期間
皆様の健康をトータルサポート。
前歯をぶつけ打撲して脱臼すると痛みは1週間程で治まりますが、歯の神経は死に数ヶ月~数年後に変色してきます。
歯を打撲した後の痛みが違和感程度なら自然治癒しますが、完全脱臼の場合、治るまでの期間は4~6週間、亜脱臼の場合では1~2週間程度です。歯をぶつけ脱臼したら江戸川区篠崎駅前の口腔外科へ。
伝えたい! 歯の疑問:痛み・腫れ・膿・出血・偶発症
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前歯をぶつけ打撲して脱臼すると痛みは1週間程で治まりますが、歯の神経は死に数ヶ月~数年後に変色してきます。
歯を打撲した後の痛みが違和感程度なら自然治癒しますが、完全脱臼の場合、治るまでの期間は4~6週間、亜脱臼の場合では1~2週間程度です。歯をぶつけ脱臼したら江戸川区篠崎駅前の口腔外科へ。
■ 1か月前、歯をぶつけて痛みがあり歯医者でレントゲン検査したところ、折れていないしヒビも入っていないと診断されました。しかし、徐々に歯が黒ずんできています。数ヶ月すれば自然に白くなりますか?
■ 4歳の子供が歯をぶつけて歯茎が腫れて青く内出血し、少し出血もしました。歯や歯茎が完治するのか心配です。永久歯に影響が出ないかも心配です。
■ 1か月前に事故で前歯2本を完全脱臼し、すぐに歯医者で再殖しました。歯の色が黒く変わってきていますが、神経を抜いたほうが良いのでしょうか?
いきなり転んで前歯を打撲すると、どうしていいか困りますよね。
ここでは、歯が完全脱臼した際、再植の成功率を高める為に行うべきこと。前歯をぶつけて痛みがでると歯の神経はどうなるのか。歯の色が黒く変わった時の治療法などについて解説します。
大人が前歯を強くぶつけた場合、痛みは1週間くらいで収まることが多いです。しかし、歯髄神経に強いダメージが加わった場合、気づかぬうちに神経が死んでしまいます。すると、数ヶ月~数年後に歯の変色が起こり、根尖病巣(歯茎に膿が溜まる歯根嚢胞)が出来ることがあります。
従って、歯を強くぶつけた場合、定期的な根尖病巣のチェックが必要となります。
歯を再植したり、歯を強くぶつけると歯髄神経が死んでしまうことがあります。前歯をぶつけても軽い違和感や凍みるなどが数日間続くくらいなら自然治癒しますが、打撲の程度が強くて咬合痛や自発痛など、かなり強い痛みが数日感続くようなら神経が死んでしまっている可能性が高まります。
歯髄神経が死んでしまっても、歯髄に細菌感染がなければ自覚症状なく数ヶ月~数年経過することがあります。
歯の変色が現れたら確実に神経が死んでいると判断出来ます。また、歯科医院においては歯髄診断を行うことで神経の生死を診断出来ます。神経が死んでいる場合には、神経を抜く根管治療が必要となります。
歯をぶつけたのが大人で永久歯の場合には、神経がしんで変色した歯の歯髄を除去する根管治療が必要です。
根管治療を行っても黒く変色した歯は元の様に白くはなりません。変色した歯を白くしたければ、歯の中にホワイトニング剤を入れるウォーキングブリーチ法が有効です。
歯をぶつけた直後は、乳歯がピンク色から赤黒く変色することがあります。これは歯髄が衝撃を受けたことで充血や内出血が起こったからです。特に歯髄活性の高い乳歯に起こりやすい変色です。この変色は歯髄の充血が納まれば自然に元の色に戻っていきます。
一方、打撲の程度が強い場合、痛みは1週間くらいで収まることが多いですが、神経が死んでしまうことが多く、乳歯は、数週間後~数ヶ月後に茶褐色に変色します。
乳歯を強くぶつけると、その歯茎周辺が黒く変色することがあります。これは内出血なので、自然治癒します。
5歳児が転倒して顔面を強打し、上顎の二本の乳歯及び歯茎を打撲しました。乳歯が少しぐらぐらし、歯茎からの出血が認められる亜脱臼(不完全脱臼)の状態です。
歯茎は内出血のため黒変しています。
僅かにずれた歯の位置を元に戻し、接着剤(スーパーボンド)で隣接歯に固定しました。
怪我をした歯茎は次亜塩素酸水で洗浄します。強い消毒液を使わないことが歯茎の治癒を早めるためには重要です。
固定期間は1週間ほどで亜脱臼した歯の動揺は止まり、通常通り食事が出来るようになりました。
時間の経過とともに歯の神経が死に変色するかもしれませんが、このまま経過観察とします。
【注意】乳歯の打撲の影響で、後続永久歯の前歯にホワイトスポットが出来るリスクがあります。
赤丸の所、向かって右側の乳歯の歯根先端部に破折線が認められます。
打撲を負った二本の乳歯の歯根は、自然吸収が進み、あと半年ほどで自然脱落するものと予想されます。従って、根管治療は行わずに経過観察でよいと思います。
後続永久歯の歯胚は健全と思われ、正常に大人の歯に生え変わるものと予想されます。
歯槽骨骨折が起こるほどの強い衝撃が加わった場合、後続永久歯に影響を与え、エナメル質形成不全や歯の形の異常などの合併症が起こることがあります。
3歳~4歳で歯をぶつけ神経が死んでしまうと根尖病巣が形成され痛みが起こることがあります。この年齢では治療に非協力的な子供が多く、根管治療を行うのが困難なことが多いため、抗生物質や痛み止めの処方で治療が出来る年齢まで先延ばしします。(病状を慢性化させる)
5歳くらいになると多くの子供が治療可能になるので死んだ神経を取る根管治療を行います。
6歳くらいで前歯(乳歯)は永久歯に生え変わるので、乳歯の歯根の吸収状態を見ながら治療をすべきか判断します。
歯の完全脱臼は、幼稚園くらいの子供の前歯に多く起こります。子供が転倒し顔面を強く打った場合、歯が口の外に飛び出したり、口の中に落ちてしまったりします。
また、コンタクトスポーツなどでも起こるので、スポーツマウスガードの普及が進んでいます。
歯は歯茎の中の歯槽骨の中に歯根が収まって植立しています。歯根は歯槽骨と完全に結合しているわけではなく、歯根膜と呼ばれる組織によって結ばれています。
歯に強い外力が加わると歯根膜の繊維が断裂し、歯がすっぽりと抜け出してしまいます。この状態を完全脱臼と呼びます。途中まで抜けている状態が不完全脱臼(亜脱臼)です。
歯が完全脱臼しても再植することで歯を助けることが可能です。
歯の保存液が手元にない場合には、牛乳やイオン飲料水で代用します。歯根の部分は持たずに清潔に扱って牛乳の中に浸します。
牛乳もない場合には、口の中に入れたまま歯科医院に飛び込んでください。
完全脱臼した歯根周りの歯根膜が再植して生着するためには、口腔外にある時間は30分が限度と言われています。
歯の保存液は、歯根膜を乾燥から守り、歯根膜の細胞を生存させる環境を整えます。小学校や幼稚園などに常備されているところもあるようです。
歯が完全脱臼した時の再植治療の予後は、置換性吸収とよばれる歯根の吸収が起こることがあります。3~4年間経過観測を行い、歯根吸収を認めない場合には長期の予後が期待出来ます。
前述した通り、予後を左右する条件は、脱臼歯が口の外に出ていた時間、歯根膜の損傷程度、保存液の使用などです。
完全脱臼の場合は4~6週間で治ります。亜脱臼の場合は1~2週間です。
完全脱臼した歯をできるだけ正しい位置に再植し、隣接歯に固定します。脱臼の程度が小さい不完全脱臼(亜脱臼)の場合には、隣の歯に接着性レジン(スーパーボンド)で固定するだけですが、脱臼の程度が大きい完全脱臼では針金を隣接する数本の歯に渡し、それぞれの歯を接着性レジンで固定します。ちょうど骨折した時に行うギブスの様なものです。
感染防止のために抗生物質と痛み止めを処方します。さらには、口腔内の洗浄液として次亜塩素酸水(ポイックウォーター)の使用を推奨しています。
完全脱臼した永久歯の固定期間は約4−6週間です。再植した歯の動揺が治まり骨に固定されれば治癒と診断します。亜脱臼の治療期間は、脱臼の程度にも依りますが1~2週間です。
問診を行い、不自由なく食事が出来ることを確認した後、暫間固定を外します。
再植後、固定期間中に感染による痛みが出た場合には、抜髄処置(歯内療法)を行いますが、1~2ヶ月後の経過観察時に実施するレントゲン検査で根尖病巣が確認出来ない場合には、歯髄の生活反応がなくても歯内療法の必要はないと考えます。数ヶ月後に歯髄が再生される可能性があるからです。
半年に1回程度のレントゲンによる経過観察を行い、歯根嚢胞(根尖病巣)の有無を確認し、歯内療法の必要性を判断します。
経過観察を行わず放置した場合、神経が死んでいれば数ヶ月~数年後に痛みが起こることもあり、歯の変色も起こります。
内容 | 保険点数 | |
---|---|---|
暫間固定-困難なもの | エナメルボンドシステムによるもの | 500点 |
歯の再植術 | 完全脱臼した歯の再植 | 1,300点 |
※ 完全脱臼した歯を再植して暫間固定した場合の保険点数は1,800点になります。従って、3割負担の場合の費用は5,400円になります。
亜脱臼の場合には暫間固定のみの500点です。
根管治療が必要なケースは別途治療費が必要です。
さらに、初診料、再診料、処方箋料、レントゲン料などがかかります。薬は投薬内容により費用が異なりますが、薬局に支払う必要があります。
保険会社の契約内容により異なるかもしれませんが、手術給付金が出る会社が多いようです。一度問い合わせをしてみる価値があります。
口腔外科とは親知らずの抜歯や歯根嚢胞の摘出など歯が原因となるものから口内炎や粘液嚢胞など良性の粘膜疾患、口腔癌のような悪性腫瘍、外傷による歯の脱臼に至るまで多岐にわたる疾患が対象です。口腔外科についてこちらの記事に分かりやすくまとめています♪
執筆者 院長 深沢一
東京都江戸川区、千葉県から来院多数、
都営新宿線篠崎駅から徒歩1分のふかさわ歯科クリニック篠崎
診療時間
月〜金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
9:00〜19:30 | 8:00〜18:00 | 8:00〜17:30 |
歯根破折すると歯茎が腫れ、約1週間の期間で咬合痛やズキズキする強い痛みが出るばかりか膿が出て臭いが発生します。歯根破損は、差し歯に起こりやすく放置しても自然治癒しません。一旦、割れた根っこを抜歯して口腔外で接着し再植する抜歯しない治療法があります…
歯根破折や歯が縦に割れる原因は、強い咬合力や歯ぎしりなどで歯根に負担がかかるためです。症状は破折後3日ほどで歯肉が腫れ、動揺や痛みが強まります。外傷によって歯が脱臼した時には再植の可能性があるので直ちに歯医者へ直行してください…
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ふかさわ歯科クリニック篠崎では、納得いくまでのカウンセリング、安心してお子様を預けられるキッズスペースと保育士、
可能な限り痛くない無痛治療、拡大鏡・セファロ・血液の遠心分離機・拡大鏡・レーザー・ポイックウォーター・画像解析システムなどの
最新機器を利用した総合治療を実施しております。
また、診療室は個室・半個室・防音個室があり、ベビーカーや車いすでも入って頂けるスペースを確保しています。
地域に密着した歯科医院をこれからも目指して行きます。
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