

伝えたい! 歯の疑問:虫歯
虫歯治療なら江戸川区篠崎駅の歯医者
ふかさわ歯科クリニック篠崎
皆様の健康をトータルサポート。
初期虫歯なら削らずに自力で治せます。しかし、 C2の虫歯からC 3の虫歯への進行速度は早まります。
歯の神経を抜くデメリットは、歯根破折、歯根嚢胞、フィステルの原因になります。
虫歯を10年以上放置しても治療可能です。大人同士のキスで虫歯菌は感染します。虫歯治療なら江戸川区篠崎駅前の歯科医院で。
伝えたい! 歯の疑問:虫歯
皆様の健康をトータルサポート。
初期虫歯なら削らずに自力で治せます。しかし、 C2の虫歯からC 3の虫歯への進行速度は早まります。
歯の神経を抜くデメリットは、歯根破折、歯根嚢胞、フィステルの原因になります。
虫歯を10年以上放置しても治療可能です。大人同士のキスで虫歯菌は感染します。虫歯治療なら江戸川区篠崎駅前の歯科医院で。
・歯の黒い点、茶色、白い白濁などの変化は初期虫歯です。フッ素入り歯磨き粉やMiペーストなどで削らずに治すことができます。
・初期虫歯のCOやC1からC2への進行速度は遅いが、 C2からC3へは急速に進行します。
・C3の虫歯になり激痛が起こる歯髄炎対策には正露丸が有効です。
・歯の神経を抜くデメリットは様々あり、可能な限り保存することが望ましいです。
・虫歯を10年以上放置しても治療することは可能なので積極的に歯医者を受診することをお勧めします。
・虫歯菌の主役はミュータンス菌です。親からの感染防止が重要で、家族全員でキシリトールガムやフッ素などを使うことが有効です。
初期虫歯をCO(シーオー)または要観察歯と呼び、削って詰める治療は行いません。
初期虫歯の見分け方は、まず白濁します。次に白濁した部位が黄色から茶色に着色していきます。黒い点ならばまだ大丈夫で、小さな穴が開き始めたら 虫歯C1の可能性があります。
上顎の複数歯にわたって歯の根元付近が白く変色しています。これは初期虫歯COで削って詰めることはなく、再石灰化を促進する処置を行います。
症例1に比べて白濁の程度が強くなっています。これは脱灰が進んだ証拠で、 C1の虫歯に近づいています。 所々白濁した部位(青矢印)に色素が沈着して黄色から茶色に変色しています。
このケースでは、まずは再石灰化を促進する処置を行いますが、再石灰化が不十分となる場合には削って詰めることもあります。
初期虫歯COを自力で治すための基本はプラークコントロールです。 歯垢を残さないようにしっかりと歯磨きがなされなければ、再石灰化は起こりません。
磨き残しがないか染め出し液を使って確かめてください。次に正しい歯磨きの仕方を学習し実践することが重要です。
完全に歯垢を除去したらMIペースト、フッ素入り歯磨き粉、キシリトールガムなどを使って再石灰化を促進させます。
つまり、初期虫歯を自然治癒させるということですね。
ホワイトスポットやエナメル質形成不全は、エナメル質の石灰化が不十分の場合に白く見える現象です。
範囲が小さく浅い場合には自力で治すことが可能です。
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キシリトールには歯を再石灰化させる効果と虫歯菌・ミュータンス菌を減少させる作用があります。
100%のキシリトールガムなら1日5粒を目安に噛みます。一粒ずつ時間を分けて噛んでください。
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C1の虫歯では多くのケースで茶色であったものが次第に黒くなります。
また、小さな穴が開き始めます。注意しなければいけないのは小さな穴と思っていても実は中で大きくなっている場合があります。この時はC2になってしまっています。
矢印で示した3本の歯にC1が認められます。 黒く変色し小さな穴も見られます。
また2本の歯にC2があります。写真では分かりづらいですが、よく見ると穴の深さに違いがあるのがわかります。
インレーの形成時、隣の歯( 下顎第二小臼歯)の歯の間にC1が認められました。
通常は外から見ても確認できない場所にC1の虫歯ができています。
適切な生活習慣があればC1の虫歯の状態であれば、一生虫歯C2になることはない可能性もあります。
つまり、虫歯のC1からC2になる虫歯の進行速度は個人差が大きいということができます。
①フッ素使用の有無
②ミュータンス菌(虫歯菌)の感染の有無
③プラークコントロール(歯磨きの状態)
④キシリトールの使用の有無
⑤MIペーストの使用の有無
⑥その他の要件(ラクトバチラス菌の感染、唾液の性状(量と質)、食事の回数、歯並びの状態、口呼吸)
象牙質近くまで進行した虫歯C1( あと少しでC2の虫歯になる) であれば、再石灰化を促して自然治癒させることはできないかもしれませんが、初期のC1の虫歯であれば自分で再石灰化させ自然治癒することも可能です。
前述した「初期虫歯COを自力で治す方法」と全く同じです。注意点として虫歯がC2に進行しているようなら自然治癒しないので歯医者を受診してください。虫歯の進行がCO、C1、C2のどれにあたるか自分で正確に診断することは難しいので、まずは歯科で確定診断をしてから自然治癒を目指して下さい。
上顎1番の2本にC2の虫歯が認められます。穴を直接見ることはできませんが、歯の間から小さな穴が出来ていると思われます。 エナメル質を通して象牙質が黒くなっているのが透けて見えています。
また、多くの歯に初期虫歯COも見られます。
治療はコンポジットレジンを充填します。 保険適用です。
下顎の5番と6番の歯の間からC2の虫歯ができています。
治療は手前の第二小臼歯はコンポジットレジンで充填できますが、第一大臼歯はメタルインレーを一旦除去し、さらに大きなメタルインレーにします。
審美性の高い白い歯で作る場合には、保険適用のCRインレーか保険適用外のセラミックインレーで作ります。
上顎の3番と4番の歯の間からできたC2の虫歯です。2本とも大きな穴が開いています。このように穴が開けば自分自身でも虫歯であることは、はっきりしますね。
3番はコンポジットレジンで充填しますが、4番は保険適用の治療ならメタルインレーか CR インレーです。強度が強いセラミックインレーなら保険適用外です。
上顎の1番と2番の歯の間からできたC2の虫歯です。前歯なので鏡で見れば穴が開いているのがはっきり見れますね。
保険適用のコンポジットレジンで充填します。
歯髄近くまで進行したC2の虫歯では、歯髄(神経)を保護する処置が必要になります。ただ単に詰め物をしただけでは、術後冷たいものや熱いものに凍みてしまう可能性があります。そのため特殊な材料を使い歯髄を保護する処置を行います。
黒く変色した虫歯を削っていくと歯髄(神経)近くまで到達しました。
画像のようにC2の深い虫歯は特殊な材料を使って歯髄保護を行います。形態を整えてから型取りを行います。
象牙質まで入った虫歯C2は自然治癒しません。また、進行速度はエナメル質の虫歯 COやC1に比べると遥かに速い特徴を持っています。
様々な条件により進行スピードは異なるので一概に何ヶ月とか何年と断定できませんが、冷たいものに凍み出したら歯髄まであと少しです。
C3の虫歯になると神経に炎症が起こり歯髄炎になります。 前触れとして冷たいものに凍みる、次に熱いものに凍みるなどの症状が起こります。 歯髄炎になるとズキズキとした痛みが四六時中続きます。
向かって左側の糸切り歯が大きく欠けています。 これはC3の虫歯です。
また、上顎一番の2本がC2の虫歯になっています。これを一ヶ月ほど放置すると痛みが出てくる可能性があります。 歯髄までギリギリの所まで虫歯が来ているということです。
向かって右側の第1大臼歯に大きな穴が開いています。これはC3の虫歯です。 この状態をこのまま放置すると一か月くらいでC4の虫歯となり抜歯の必要性が出てきます。
また、左右にC4の虫歯がありますね。これらは抜歯をしなければなりません。
歯髄炎の応急処置として正露丸を虫歯の穴に詰めることで激痛が和らぐことがあります。
すでに神経が死んでしまって歯髄壊死になっている場合には正露丸を詰めても効きません。 歯髄壊死の自覚症状は上下の歯を噛み合わせた時に、少し触れただけでもかなりの痛みがある場合です。
【注意】子供に対し行う時は、乳歯の虫歯では逆に痛みが強く起こってしまうリスクがあります。
①虫歯でできた穴の中を歯ブラシなどを使いできるだけ綺麗にします。
②穴の中に正露丸を一粒ずつ詰めていきます。あまり強く詰めすぎると痛みが起こる可能性があるのでそっと行ってください。
また、詰めすぎるのも良くありません。噛んだ時に当たらないくらいがちょうど良い量です。
歯の神経がなくなると歯自体の柔軟性がなくなり歯根破折の危険性が高まります。特に大臼歯では根管治療が難しいため根っこの先端に膿の袋、つまり歯根嚢胞ができやすかったり、歯根嚢胞から膿が出る場所フィステルが形成されたりします。
上顎の第二小臼歯が歯根破折を起こしています。神経を抜いた歯が延長ブリッジの土台になったため、強い力がかかりすぎて歯根破折を起こしたものと思われます。
神経のない歯は枯れ木のように柔軟性が無くなっているためこのようなことが起こるのです。
この写真は根っこの先端に歯根嚢胞を作ったレントゲン画像です。矢印部分にX 線透過像(黒く映る)が認められます。ここに膿が溜まっています。
歯根嚢胞ができる原因は根管治療がうまくいかず、歯根の中で細菌が繁殖するためです。歯根の形態が複雑になればなるほど根管治療の難易度は上がります。
この様に歯根嚢胞ができた場合には再度根管治療をやり直す必要が出てきます。 それでもうまくいかない場合には抜歯をするか外科的に歯根嚢胞を摘出する手術が必要になります。
写真は金属の冠がかぶった第1大臼歯の歯茎にできたフィステルです。ニキビのように見えますね。
フィステルの先端部分に小さな穴が開いていて、そこから膿が排出されます。 歯根嚢胞内に溜まった膿によって内圧が高まり、膿を排出する経路が自然と作られたものです。
歯根嚢胞の治療が完了すればフィステルは消えます。
上顎犬歯が残根(虫歯C4)になったものです。歯根の中が虫歯でボロボロになってしまっているため抜歯が必要です。
下顎の第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯、親知らずの4本が残根(虫歯C4)になったケースです。全ての歯を抜歯しなければなりません。
残根(虫歯C4)は通常抜歯が必要となりますが、条件が整えば抜歯をすることなく保存することができる場合があります。
虫歯C4の両隣の歯を固定源として、 ゴムなどで矯正力をかけて歯根を引き抜く方法です。
フ歯茎の外まで引き抜いたら両隣の歯に固定します。 固定期間は約3ヶ月で、歯が動かなくなったら土台をたてて冠を被せます。
歯根を引き抜いた後、人工歯が作れるだけの十分な歯根の長さが必要です。 この治療は保険適用外です。
虫歯C4を通常の抜歯をする手法と同様の方法を用いて脱臼させます。 グラグラになった歯根を引き上げて両隣の歯に固定します。
歯根が骨に固定される約3ヶ月間の期間を待って上部構造を作ります。
エクストルージョン法と同様で、歯根を引き抜いた後、人工歯が作れるだけの十分な歯根の長さが必要です。 この治療も保険適用外です。
虫歯でボロボロになった歯が数本あります。また、歯石や歯垢の沈着で歯周病が悪化し、歯茎が腫れ炎症が起こっています。
右上上顎大臼歯には大量の歯石が付着しています。
保存不可能な歯は抜歯をして、保存可能な歯は根管治療後、冠をかぶせています。同一人物の口の中とは思えないくらい改善しています。
まだ少し出血している部位がありますが、徐々に改善に向かっているので心配ありません。歯がない部分はインプラントで治療する予定です。
虫歯が神経まで到達すると歯髄炎を起こし激痛が続きます。
残根C4になると抜歯が必要です。 歯が無くなった部位はブリッジや入れ歯などで修復するか、人工歯根のインプラントを手術して埋入して人工歯をつくる必要があります。
歯周病菌や虫歯菌などの悪玉菌が歯茎の毛細血管を通して動脈内に入っていきます。これを歯原性菌血症と呼びます。この状態が長期間続くと脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。
C 3やC4の虫歯まで進行すると、口腔細菌が増殖し骨髄炎や心内膜炎などの発症リスクを増大させます。
上顎洞と交通した歯根が虫歯になって根尖病巣を作ると上顎洞炎つまり蓄膿症を発症するリスクがあります。
虫歯になって放置したままにすると、虫歯の尖った部分が舌の脇に触って、口腔癌(舌癌)が発症する可能性が出てきます。
多くの細菌はpH 5.5以下で酸を作ることを止めますが、ミュータンス菌とラクトバチルス菌だけは更に作り続けることができます。そのため、この二つの細菌を虫歯菌と呼んでいるのです。
そして、ミュータンス菌はエナメル質のツルツルな面にも付着できるため、初期虫歯を歯のどの部位にも作る能力を持っていると言えます。
ミュータンス菌は、60℃なら30分、75℃なら15分で低温殺菌でき死滅します。
ミュータンス菌のついた食器は洗剤をつけて水洗いをするだけで大丈夫です。
多少はミュータンス菌が残るかもしれませんが、細菌感染するほどの量ではないはずですので、あまり神経質になりすぎないことが重要です。
食器洗い機で洗浄すれば十分ではないでしょうか?
食器や歯ブラシなどをアルコール消毒すればミュータンス菌は死滅すると思われますが、毎日それをやるのは非現実的です。上記の理由で洗剤をつけて水洗い(お湯であればもっと良い)でOKでしょう。
ミュータンス菌はキシリトールで減少させることができます。具体的には100%キシリトールガムを1日4粒から5粒を時間を開けて噛むことです。
フッ素にはミュータンス菌の活動を抑制する働きがあります。1450ppmのフッ素入り歯磨き粉を使うことで効果が期待できます。
ミュータンス菌は生後約19ヶ月~31ヶ月(1歳半~2歳半)の「感染の窓」と言われる期間に、赤ちゃんと接触頻度が高い保護者(主に母親)から赤ちゃんへ感染して、定着しやすいと言われています。
赤ちゃんが生まれる最低1年前から母親や家族の口腔内のミュータンス菌の数を減らす努力が必要となります。
家族全員で赤ちゃんが生まれる1年前からキシリトールガムを毎日4粒から5粒噛みます。フッ素が1450ppm入った歯磨き粉でしっかりと歯磨きをします。
大人になってから彼氏・彼女間でのキスでミュータンス菌はうつります。それぞれのミュータンス菌の保有量で感染の有無が決定されると言ってよいでしょう。
前述したミュータンス菌を赤ちゃんへ移さない方法と同じです。
執筆者 院長 深沢一
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