伝えたい! 歯の疑問:歯科全般

歯と歯周組織の構造|エナメル質・歯髄・歯根膜・セメント質・歯肉

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エナメル質・象牙質・歯髄(神経)・歯根膜・セメント質・歯肉 などを理解しよう・・

歯の構造を知ろう

1

前歯と奥歯の構造

歯は歯冠と歯根に分かれます。

歯冠
口の中に見えている部分を歯冠と言います。厳密にはエナメル質に覆われた部分を指します。


歯根
歯茎の中に埋まって直接見ることは出来ませんが、歯を支えている重要な部分です。


歯根の表面には歯槽骨と結合させるためのセメント質があり、歯槽骨とセメント質間にシャーピー繊維という靭帯が走りクッションの役割を果たしています。この部分を歯根膜と呼びます。

前歯の構造(説明イラスト 断面図)
前歯の構造(断面図)

前歯の根っこは1本で、根管も一本です。虫歯で神経を取る場合にも根管が太いので簡単で正確に行うことが出来ます。

歯周病で歯茎が下がると歯根部分の象牙質が露出し、歯が長くなったような印象を受けます。

日本人のエナメル質は欧米人に比べると薄いので、ホワイトニング時にやや凍みる傾向があります。

奥歯の構造(説明イラスト 断面図)
奥歯の構造(断面図)

大臼歯の根っこは上下の強い噛み合わせの力を受け止めるため、2本~4本あります。

根管は細く湾曲していることが多いので、根管治療の時は困難を極めます。

歯槽骨の中を走る血管や神経が歯根の先端から歯の中まで入り込んでいる様子です。


2

エナメル質・enamel

エナメル質の構造

・歯の表層の白い部分で人間の体で一番硬い組織です。虫歯に対して抵抗性があり、簡単には虫歯になりません。また、小さな虫歯が出来ても急激な進行はしません。

・エナメル質には神経は来ていないので、知覚は無く、冷たい物や熱いものにしみたりはしません。

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象牙質・dentin

象牙質の構造

・エナメル質の内側にある組織です。歯冠(外から見える部分)の部分はエナメル質に覆われ、根(骨の中に入っている部分)の部分はセメント質に覆われています。象牙細管という細い管状の構造が歯髄から象牙質に向かって並んだ構造です。

・歯髄から象牙細管の中に神経が入り、エナメル質近くまで届いているため感覚を感じます。麻酔をせずに象牙質を削ると痛みを感じます。

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歯髄(神経)・dental pulp

歯髄の構造

・一般的に神経と呼ばれているところで、実際には神経と血管、リンパ管などで作られています。虫歯菌が歯髄に侵入すると、冷たいもの、熱いものに凍みだします。歯髄は象牙質に栄養を運んでいるので、もし、神経を取ってしまえば、歯はもろくなり、歯の寿命は短くなります。出来るだけ神経を取らない処置が必要です。

・最近ではドックベストセメントという治療法で神経を取らなくてもすむケースが増えています。

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根管・root canal

根管の構造

・神経が入っている根の部分を根管と言います。通常、歯根の治療(神経を取る)というのはこの部分の治療をすることをさします。根管は、奥歯になるほど複雑に走行しているため、治療が困難なケースがしばしば存在します。特に根管治療が難しいのは第二大臼歯です。

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セメント質・cementum

セメント質の構造

・歯根部の象牙質の周りにある暑さ20~150μmと薄い組織で、そこからシャーピー繊維という靭帯のようなものが伸びだし、歯槽骨(固有歯槽骨)の中に入り込んでいます。歯の根は歯槽骨につるされている状態になっています。

・条件によりますがセメント質は破壊されても再生することが出来る組織です。

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歯根膜・periodontium

歯根膜の構造

・セメント質と歯槽骨(固有歯槽骨)の間をシャーピー繊維という靭帯のようなものでつなげている組織です。厚さは0.25mmくらいで、歯にかかる衝撃を受け止めるクッションの役割を果たしています。

・歯周病が進行すると歯根を支えている歯槽骨が破壊されるばかりではなく、歯根膜も喪失することで歯のグラグラが始まります。

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歯槽骨・alveolar bone

歯槽骨の構造

・歯の根を支えている骨を指します。歯周病にかかると、この骨が溶けてしまい動揺が起こります。歯周病は自覚症状があまりなく、気が付かないうちに進行してしまいます。グラグラしてきたり、噛んで痛い、歯茎が腫れたという症状が出るとかなり歯周病は進行していると考えられます。

・虫歯が歯槽骨近くまで進行すると、その歯を残す事はほぼ不可能になります。

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歯肉溝(しにくこう)・gingival sulcus

歯肉溝の構造

・歯周ポケットとも言います。歯肉が歯と接するところに深さ約0.5~2mmの溝があります。それを歯肉溝あるいは、生理的歯周ポケットと呼びます。プラーク(細菌の塊)が停滞しやすく、きちっとした歯磨きをしないとプラークや歯石が増殖し歯肉炎を起こします。更に症状が進行すると歯肉溝は次第に深くなり、歯周組織の破壊を伴う歯周病へと進行していきます。

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歯肉・gingiva

歯肉の構造

・歯槽骨を覆っている粘膜で、引っ張ったりしても動かないところを付着歯肉といい、動くところを可動粘膜と呼んでいます。歯と歯の隙間を覆っているところを歯冠乳頭と呼んでいます。

・タバコを多く吸っている方は、歯肉が紫がかり、肥厚している様に見えます。これは歯肉が繊維化を起こした状態で、毛細血管が著しく減少します。このことは歯周病菌を退治する白血球の減少を起こすため、歯周病の増悪に繋がると考えられています。

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ふかさわ歯科クリニック院長 歯科医師の深沢一

執筆者 院長 深沢一

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