- 1. 虫歯の痛みを止める方法|自宅でできる応急処置と歯科治療
- 1.1. 虫歯で痛みが起こる原因
- 1.1.1. 神経(歯髄)への刺激
- 1.1.2. 冷たいものや甘いものがしみる理由
- 1.2. 放置するリスク
- 1.3. 自宅でできる応急処置
- 1.3.1. 口腔内を清潔に保つ
- 1.3.2. 頬の外側から冷やす
- 1.3.3. 市販の鎮痛薬を使用する
- 1.3.4. 刺激物を避ける
- 1.4. やってはいけない対処法
- 1.4.1. 虫歯の穴に綿やティッシュを詰める
- 1.4.2. 患部を温める
- 1.4.3. 痛みを我慢して放置する
- 1.5. 歯科医院で行う虫歯治療
- 1.5.1. C1~C2(初期~中等度の虫歯)
- 1.5.2. C3(神経に近い虫歯)
- 1.5.3. C4(重度の虫歯)
- 2. 症例解説① 上顎第2大臼歯(7番)の虫歯による痛み
- 2.1. 主な症状
- 3. 症例解説② 上顎2番の歯根嚢胞による痛み
- 3.1. 歯根嚢胞で起こる症状
- 3.2. 治療方法
- 4. 歯科医院を早急に受診すべき症状
- 5. 虫歯の痛みを予防する方法
- 6. 江戸川区篠崎で夜眠れないほどの虫歯の痛みにお悩みの方へ
- 7. 【動画】初期虫歯COを削らずに自分で治す方法
- 8. 筆者・院長
- 8.1. 深沢 一
- 8.1.1. メッセージ

「急に歯がズキズキ痛くなった」「夜になると痛みが強くなる」「すぐに歯医者へ行けない」
このような虫歯の痛みでお困りではありませんか?
虫歯による痛みは、歯の神経に炎症が起こっているサインかもしれません。応急処置によって一時的に症状を和らげることはできますが、根本的な解決には適切な歯科治療が必要です。
この記事では、虫歯が痛む原因、自宅でできる応急処置、やってはいけない対処法、歯科医院で行う治療法について歯科医師の視点からわかりやすく解説します。
虫歯の痛みを止める方法|自宅でできる応急処置と歯科治療
虫歯で痛みが起こる原因

神経(歯髄)への刺激
虫歯は歯の表面のエナメル質から始まり、進行すると象牙質、さらに歯の内部にある歯髄(神経)へ近づいていきます。
初期の虫歯(C1~C2)では、冷たい飲食物や甘いものがしみる程度ですが、虫歯が神経近くまで進行したC3になると、何もしていなくてもズキズキとした自発痛が起こることがあります。
冷たいものや甘いものがしみる理由
虫歯によってエナメル質や象牙質が失われると、外部からの刺激が神経へ伝わりやすくなります。
そのため、
- 冷たい飲み物を飲むと痛い
- アイスクリームでしみる
- 甘いお菓子を食べると痛む
といった症状が現れます。
放置するリスク
虫歯による痛みを放置すると、歯髄炎が悪化し、やがて神経が壊死することがあります。
さらに感染が歯の根の先まで広がると、
- 歯ぐきの腫れ
- 排膿(膿が出る)
- 顔の腫脹
- 発熱
などを引き起こし、抜歯が必要になる場合もあります。
自宅でできる応急処置

口腔内を清潔に保つ
虫歯の穴に食べかすやプラークが溜まると、細菌が増殖し痛みが強くなることがあります。
歯ブラシだけでなく、
- デンタルフロス
- 歯間ブラシ
も活用し、患部周囲を清潔に保ちましょう。
頬の外側から冷やす
炎症が起きている場合は、痛む歯のある側の頬を保冷剤や冷たいタオルで冷やすことで、一時的に症状が和らぐことがあります。
ただし、氷を直接歯に当てると刺激となり、かえって痛みが強くなることがあるため注意が必要です。
市販の鎮痛薬を使用する
アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの鎮痛薬は、一時的な痛みの緩和に有効です。
ただし、痛みの原因を治すものではないため、症状が落ち着いても歯科受診は必要です。
刺激物を避ける
痛みがある間は、
- 冷たい飲食物
- 熱い飲食物
- 甘い食品
- アルコール
- 香辛料の強い食品
を控えることで症状の悪化を防げます。
やってはいけない対処法

虫歯の穴に綿やティッシュを詰める
虫歯の穴を塞ぐことで細菌が繁殖しやすくなり、炎症を悪化させる原因になります。
患部を温める
温めると血流が増加し、炎症や痛みが強くなることがあります。
痛みを我慢して放置する
痛みが一時的に消えた場合でも、神経が壊死しただけで感染が進行していることがあります。
症状が改善したように見えても、必ず歯科医院で診察を受けましょう。
歯科医院で行う虫歯治療
C1~C2(初期~中等度の虫歯)
神経まで達していない場合は、虫歯部分を除去し、コンポジットレジンや詰め物で修復します。
C3(神経に近い虫歯)
歯髄炎が起きている場合は、神経を残せるかどうかを慎重に判断します。
状態によっては、
- MTAセメントを用いた歯髄保存療法
- 根管治療
を選択します。
C4(重度の虫歯)
歯の大部分が失われている場合には、
- 抜歯
- ブリッジ
- 入れ歯
- インプラント
などによる機能回復が必要になることがあります。
症例解説① 上顎第2大臼歯(7番)の虫歯による痛み
この写真は上顎第2大臼歯(7番)を中心に撮影された画像です。赤い矢印で示されている部位に、う蝕(虫歯)の進行が確認されます。以下に詳しく解説します。

この症例では、上顎第2大臼歯に深い虫歯(C3)が認められました。
主な症状
- 冷たいものがしみる
- 温かいものがしみる
- 強い自発痛はない
歯髄炎の初期段階であり、適切な治療を行えば神経を保存できる可能性があります。
しかし放置すると歯髄感染が進行し、夜も眠れないほどの激しい痛みや腫れが発生する危険があります。
症例解説② 上顎2番の歯根嚢胞による痛み
神経が失活した歯では、歯の根の先に細菌感染が広がり、歯根嚢胞を形成することがあります。
歯根嚢胞で起こる症状
- 噛んだ時の痛み
- 歯ぐきの腫れ
- 排膿
- 顔の腫れ
治療方法



- 根管治療
- 感染根管治療
- 歯根端切除術
- 嚢胞摘出術
などが行われます。
適切な根管治療によって感染源を除去できれば、根尖部の骨は再生し、多くの場合で歯を保存できます。
歯科医院を早急に受診すべき症状
以下の症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- 鎮痛薬を飲んでも痛みが治まらない
- 夜眠れないほどズキズキする
- 顔が腫れている
- 発熱を伴う
- 膿が出ている
- 噛むと強く痛む
これらは感染が進行している可能性が高く、早急な治療が必要です。
虫歯の痛みを予防する方法
- フッ素配合歯磨剤を使用する
- デンタルフロスや歯間ブラシを毎日使う
- 定期的に歯科健診を受ける
- 間食や糖分の摂取回数を減らす
- よく噛んで唾液の分泌を促す
虫歯の痛みは一時的に抑えることはできても、自然に治ることはありません。痛みがある場合は応急処置に頼りすぎず、できるだけ早く歯科医院で原因を診断し、適切な治療を受けることが大切です。
江戸川区篠崎で夜眠れないほどの虫歯の痛みにお悩みの方へ

虫歯の痛みは我慢せず、早めの受診が大切です。
江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、痛みに配慮した治療と丁寧なカウンセリングで、患者さまの不安を取り除きます。
急な歯の痛みや夜間の痛みも、まずはお気軽にご相談ください。地域の皆さまの「笑顔と健康な歯」を守ります。
【動画】初期虫歯COを削らずに自分で治す方法
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


