「口を閉じるとあごにシワができる」「口呼吸が気になる」「フェイスラインのたるみが気になる」――こうした症状には、“オトガイ筋”というあご先の筋肉が関係していることがあります。

オトガイ筋は小さな筋肉ですが、口元の見た目だけでなく、発音・飲み込み・鼻呼吸・歯並びにも深く関わる重要な筋肉です。特に、矯正治療や口腔機能の分野では、筋肉バランスの評価がとても重要視されています。

この記事では、オトガイ筋の役割や衰えによる影響、トレーニング方法、歯科・矯正治療との関係について専門的にわかりやすく解説します。

オトガイ筋の役割
オトガイ筋の役割

オトガイ筋(おとがいきん)は、下唇から下あごの先端にかけて存在する表情筋のひとつです。小さな筋肉ですが、口元の見た目や口腔機能に深く関わっています。

主な役割は以下の通りです。

  • 下唇を前方へ動かす
  • 口唇を閉じる補助をする
  • あご先に「梅干しじわ」を作る
  • 発音や飲み込みをサポートする
  • 鼻呼吸を維持する

オトガイ筋は、口輪筋や舌の筋肉とも連携して働くため、口元全体のバランス維持に欠かせない存在です。


フェイスラインのたるみ

加齢や筋力低下によってオトガイ筋の支えが弱くなると、下あご周囲がたるみやすくなり、二重あごや輪郭のぼやけにつながります。

口呼吸の原因になる

オトガイ筋が弱いと口を閉じる力が不足し、無意識のうちに口呼吸になりやすくなります。口呼吸は、口腔乾燥・虫歯・歯周病・口臭のリスク増加にも関係します。

梅干しじわが目立つ

口を閉じる際にオトガイ筋へ過剰な力が入ると、あご先にしわが寄る「梅干しじわ」が現れます。これは、口唇閉鎖不全や筋機能バランスの乱れのサインであることがあります。

発音や嚥下機能への影響

筋機能が低下すると、発音が不明瞭になったり、食べ物をうまく飲み込めなくなったりすることがあります。高齢者では口腔機能低下症の一因になる場合もあります。


口元の引き締め

筋肉を適切に鍛えることで、フェイスラインが整いやすくなり、口元のたるみ改善が期待できます。

鼻呼吸の促進

口唇閉鎖がしやすくなるため、口呼吸の改善につながります。結果として、口腔乾燥や口臭予防にも役立ちます。

歯並びや噛み合わせの安定

オトガイ筋の過剰な緊張は、前歯に不要な力を加えることがあります。筋機能バランスを整えることで、矯正治療後の安定性向上にもつながります。


オトガイ筋のトレーニング方法
オトガイ筋のトレーニング方法

唇すぼめ運動

自宅でも簡単に行える代表的なトレーニングです。

  1. 下唇を軽く前に突き出す
  2. 「うー」と発音するように口をすぼめる
  3. 5秒間キープ
  4. ゆっくり力を抜く
  5. 10回程度繰り返す

無理に力を入れすぎず、毎日継続することが重要です。

マッサージ・ストレッチ

下あご中央付近を指でやさしく円を描くようにマッサージすると、筋肉の緊張緩和や血流改善に役立ちます。

歯科医院では、MFT(口腔筋機能療法)として舌・唇・頬の筋肉をトレーニングすることがあります。

オトガイ筋の過緊張や筋力低下は、以下のような症状と関係するためです。

  • 口呼吸
  • 舌癖
  • 開咬
  • 出っ歯
  • 矯正後の後戻り

筋肉の正しい使い方を習得することで、矯正治療の安定性向上や口腔機能改善が期待できます。

歯並びへの影響

オトガイ筋に過度な緊張があると、下の前歯へ継続的に力が加わり、歯列不正の一因となることがあります。

矯正後の後戻り

筋機能のアンバランスが改善されないままでは、矯正後に歯並びが元へ戻る「後戻り」のリスクが高まります。

顎機能との関連

顎変形症や不正咬合の診断では、筋肉バランスも重要な評価項目です。歯科では噛み合わせだけでなく、筋機能全体を総合的に確認しながら治療計画を立てます。

オトガイ筋は、見た目の美しさだけでなく、呼吸・発音・飲み込み・歯並びにも関わる重要な筋肉です。

特に、口呼吸や梅干しじわ、フェイスラインのたるみが気になる場合は、オトガイ筋の機能低下や過緊張が関係している可能性があります。

歯科医院では、噛み合わせや筋機能を総合的に評価し、必要に応じてMFTやトレーニング指導を行っています。気になる症状がある場合は、早めに相談することが大切です。

江戸川区篠崎でオトガイ筋を鍛えて小顔&口元美人に!

オトガイ筋は見た目の若々しさだけでなく、呼吸や嚥下など日常生活にも関わる大切な筋肉です。セルフケアで鍛えることも可能ですが、専門的なチェックや正しい方法を知ることで、より効果的に改善できます。フェイスラインや口元のお悩みがある方は、ぜひ江戸川区篠崎にある当院でご相談ください。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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