
赤ちゃんの歯ぐきに白い小さな粒を見つけ、「虫歯?」「何かの病気?」と不安になる保護者の方は少なくありません。
この白い粒の多くは「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」と呼ばれるもので、新生児や乳児によく見られる生理的な変化です。痛みや害を伴うことはほとんどなく、多くは自然に消失します。
この記事では、上皮真珠の原因や特徴、受診の目安、家庭でのケアについてわかりやすく解説します。
上皮真珠とは?赤ちゃんの歯ぐきに見られる白い粒について

上皮真珠とは
上皮真珠(じょうひしんじゅ)とは、新生児から乳児の歯ぐきや口の中に見られる小さな白い粒状の隆起です。生後まもない赤ちゃんによく見られる生理的な変化であり、病気ではありません。
授乳中や泣いたときに口の中を見て、「歯ぐきに白いできものがある」と気づくことが多く、初めて見る保護者の方が心配されるケースも少なくありません。しかし、多くは自然に消失するため、過度な心配は不要です。
上皮真珠ができる原因
上皮真珠は、歯ぐきの粘膜内に残った上皮細胞が角化し、小さな嚢胞状になったものです。歯の発育過程に伴って形成される一時的な現象と考えられています。
特徴としては、以下の点が挙げられます。
- 新生児〜乳児期に多く見られる
- 歯が生える準備段階で発生する
- 上あごや歯ぐきに現れることが多い
- 成長とともに自然に消失する
医学的には正常範囲の変化であり、感染症や腫瘍ではありません。
上皮真珠の特徴と症状
上皮真珠には、次のような特徴があります。
- 白色または黄白色の小さな粒状
- 大きさは米粒より小さいことが多い
- 1個だけの場合も複数みられる場合もある
- 赤みや炎症を伴わない
- 痛みやかゆみはほとんどない
赤ちゃんが機嫌悪くなったり、授乳を嫌がったりすることは通常ありません。
治療は必要?
上皮真珠は自然に吸収されることがほとんどで、特別な治療は不要です。多くは数週間から数か月程度で自然消失します。
無理に触ったり潰したりすると、粘膜を傷つけて炎症や感染の原因になる可能性があるため注意が必要です。
受診した方がよいケース
通常は経過観察で問題ありませんが、次のような場合には小児歯科や小児科を受診しましょう。
- 白い粒が大きくなっている
- 赤み・腫れ・出血がある
- 授乳しづらそうにしている
- 長期間消えない
- 痛がる様子がある
上皮真珠以外の嚢胞や口腔疾患との鑑別が必要な場合があります。
家庭でのケア方法
基本的には特別な処置は必要ありません。以下の点を意識して見守ることが大切です。
- 口の中を清潔に保つ
- 無理に触れない
- 潰したり削ったりしない
- 経過を観察する
授乳や離乳食に問題がなければ、そのまま様子を見ることが一般的です。
よくある質問
歯が生えてきたのとは違うの?
乳歯は硬く尖った感触がありますが、上皮真珠は丸みのある柔らかい粒状です。
痛みはありますか?
通常は痛みを伴いません。赤ちゃんが不快感を示すこともほとんどありません。
予防できますか?
上皮真珠は発育過程で自然に生じるため、特別な予防は必要ありません。
放置しても大丈夫?
多くは自然に消えるため、通常は経過観察で問題ありません。ただし、炎症や大きさの変化がある場合は受診をおすすめします。
江戸川区篠崎で赤ちゃんや小児の歯の健康をサポート

「歯ぐきに白い粒があるけど大丈夫?」と心配なときは、まずはお気軽にご相談ください。地域のかかりつけ歯科として、赤ちゃんの成長に合わせた安心のサポートを行っています。
【動画】アデノイド顔貌
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


