- 1. 歯周病の原因は「細菌感染」と「慢性炎症」
- 2. 重度歯周病では骨吸収や歯の動揺が起こる
- 3. 歯周病に効果的な歯磨き粉の成分
- 3.1. IPMP(イソプロピルメチルフェノール)
- 3.2. TXA(トラネキサム酸)
- 3.3. β-グリチルレチン酸
- 3.4. CPC(塩化セチルピリジニウム)
- 3.5. フッ素
- 4. 歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉
- 4.1. デントヘルス薬用ハミガキSP
- 4.2. ガム・デンタルペースト
- 4.3. シュミテクト歯周ケア
- 4.4. コンクール リペリオ
- 4.5. チェックアップ ルートケア
- 5. ポイックウォーターとは?
- 5.1. ポイックウォーターと歯磨き粉の併用方法
- 5.1.1. ① ポイックウォーターでうがい(30秒〜1分)
- 5.1.2. ② 歯磨き粉でブラッシング(2〜3分)
- 5.1.3. ③ 最後に再度ポイックウォーターで軽くすすぐ
- 6. 歯磨き粉だけでは歯周病は治らない
- 6.1. エアフローによる着色除去も効果的
- 7. 江戸川区篠崎で歯ぐきの腫れや口臭が気になる方へ
- 8. 筆者・院長
- 8.1. 深沢 一
- 8.1.1. メッセージ

「歯ぐきから血が出る」「口臭が気になる」「歯がグラグラする気がする」――そんな症状は、歯周病のサインかもしれません。
歯周病は、日本人が歯を失う大きな原因のひとつであり、初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
歯周病予防・改善には、毎日のブラッシングと適切な歯磨き粉選びが重要です。最近では、殺菌成分や抗炎症成分を配合した歯周病ケア用歯磨き粉も数多く販売されています。
この記事では、歯周病に効果的な歯磨き粉の選び方やおすすめ成分、さらにポイックウォーターを活用したセルフケア方法について、歯科医療の視点からわかりやすく解説します。
歯周病の原因は「細菌感染」と「慢性炎症」
歯周病は、歯と歯ぐきの境目に蓄積した「歯垢(プラーク)」の中に存在する細菌によって引き起こされる感染症です。
歯周病菌が増殖すると、歯ぐきに炎症が起こり、腫れ・出血・口臭などの症状が現れます。
初期段階では自覚症状が少ないものの、進行すると歯を支える歯槽骨が破壊され、歯の動揺や抜歯につながることもあります。
歯周病予防・進行抑制の基本は、
- 細菌を減らす
- 炎症を抑える
- プラークを毎日除去する
この3つです。
そのためには、適切な歯磨き粉選びと正しいセルフケアが重要になります。
重度歯周病では骨吸収や歯の動揺が起こる

重度歯周病では、歯ぐきが大きく下がり、歯根が露出して歯が長く見えるようになります。
これは歯槽骨の吸収が進行しているサインです。
さらに進行すると、
- 歯がグラグラする
- 歯ぐきから自然出血する
- 膿が出る
- 噛みにくくなる
- 前歯が開いてくる
などの症状が現れます。
重症例では、T-FIX(ティーフィックス)などによる暫間固定が必要になることもありますが、固定だけでは根本的な改善にはなりません。
重要なのは、
- スケーリング
- ルートプレーニング
- 感染源の除去
- 正しいブラッシング
- 定期的なメインテナンス
を継続することです。
歯周病に効果的な歯磨き粉の成分

歯周病用歯磨き粉は、「殺菌」「抗炎症」「歯肉保護」を目的とした成分が含まれているかが重要です。
IPMP(イソプロピルメチルフェノール)
歯周病菌を殺菌し、プラーク内部まで浸透しやすい成分です。
TXA(トラネキサム酸)
歯ぐきの炎症や出血を抑制します。
β-グリチルレチン酸
歯肉の腫れや炎症を抑える抗炎症成分です。
CPC(塩化セチルピリジニウム)
細菌の繁殖や口臭を抑制します。
フッ素
虫歯予防だけでなく、露出した歯根面の根面う蝕予防にも有効です。
また、歯周病が進行している方は、発泡剤や研磨剤が少ないタイプを選ぶと、歯ぐきへの刺激を抑えながら丁寧にブラッシングしやすくなります。
歯周病ケアにおすすめの歯磨き粉
デントヘルス薬用ハミガキSP
IPMPとトラネキサム酸を配合。
歯ぐきの腫れや出血が気になる方に適しています。
ガム・デンタルペースト
CPCと抗炎症成分を配合。
ドラッグストアでも入手しやすく、継続しやすい歯磨き粉です。
シュミテクト歯周ケア
知覚過敏と歯周病ケアを両立したい方におすすめです。
コンクール リペリオ
歯肉マッサージにも適しており、歯ぐきの血流改善をサポートします。
チェックアップ ルートケア
低研磨・低発泡で、露出根面や歯周病患者に適した設計です。
ポイックウォーターとは?

ポイックウォーター(POICウォーター)は、電解水技術を利用した次亜塩素酸水です。
口腔内のタンパク汚れを分解し、細菌を除去することで、
- 歯周病菌
- 虫歯菌
- 口臭原因菌
の抑制が期待できます。
刺激が比較的少なく、小児から高齢者まで使用しやすい点も特徴です。
歯科医院では、
- 治療前後のうがい
- メインテナンス
- ホームケア補助
として導入されることがあります。
ポイックウォーターと歯磨き粉の併用方法
効果的に使用するためには「順番」が重要です。
① ポイックウォーターでうがい(30秒〜1分)
口腔内のタンパク汚れや細菌を除去します。
② 歯磨き粉でブラッシング(2〜3分)
歯周病ケア成分を歯ぐき周囲にしっかり届けます。
③ 最後に再度ポイックウォーターで軽くすすぐ
細菌増殖を抑え、口臭予防にもつながります。
毎日の継続によって、歯ぐきの腫れや出血の改善につながることがあります。
歯磨き粉だけでは歯周病は治らない
どれほど高機能な歯磨き粉を使用しても、歯石や深い歯周ポケット内部の細菌を完全に除去することはできません。
特に中等度〜重度歯周病では、歯科医院での専門的な治療が必要です。
- スケーリング
- ルートプレーニング
- 歯周ポケット管理
- 咬み合わせ調整
- 定期メインテナンス
を受けることで、歯周病の進行を抑えやすくなります。
エアフローによる着色除去も効果的


コーヒー・紅茶・タバコによるステインは、通常のブラッシングだけでは除去が困難です。
エアフローは、超微細パウダーを歯面へ吹き付けることで、
- 茶渋
- ヤニ
- バイオフィルム
を効率的に除去するクリーニング方法です。
歯面を傷つけにくく、歯肉縁付近や細かな凹凸部まで清掃できるため、歯周病予防にも有効です。
クリーニング後は歯面が滑沢化されることで、プラークやステインの再付着予防にもつながります。
江戸川区篠崎で歯ぐきの腫れや口臭が気になる方へ

江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、歯周病予防に“ポイックウォーター+薬用歯磨き粉”をおすすめしています。
自宅でもできる正しいケアで、歯ぐきの健康を長く守りましょう。
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


