- 1. 頬が腫れる主な原因
- 1.1. 1.虫歯や歯の根の炎症(根尖性歯周炎)
- 1.2. 2.歯周病による歯ぐきの炎症
- 1.3. 3.親知らずの炎症(智歯周囲炎)
- 1.4. 4.唾液腺の病気
- 1.5. 5.リンパ節の腫れや腫瘍
- 2. 危険な腫れのサイン
- 3. 自宅でできる応急処置
- 4. 何科を受診すればよい?
- 4.1. 歯科を受診するケース
- 4.2. 耳鼻咽喉科を受診するケース
- 4.3. 内科を受診するケース
- 5. 頬の腫れを予防するために
- 5.1.1.1. 歯のクリーニング(PMTC)による着色・歯石除去症例
- 6. 江戸川区篠崎で頬が腫れて痛い・熱がある方へ
- 7. 筆者・院長
- 7.1. 深沢 一
- 7.1.1. メッセージ

頬の腫れは、虫歯や歯周病、親知らずの炎症などお口のトラブルが原因で起こることが少なくありません。しかし、唾液腺の病気やリンパ節の腫れ、感染症などが関係している場合もあります。
特に痛みや発熱を伴う腫れは、細菌感染が進行している可能性があり、早めの受診が重要です。
ここでは、頬が腫れる主な原因や対処法、受診の目安について解説します。
頬が腫れる主な原因

1.虫歯や歯の根の炎症(根尖性歯周炎)
虫歯が進行して歯の神経まで細菌感染が及ぶと、歯の根の先に膿がたまり、頬が腫れることがあります。
症状が進行すると、頬だけでなく顎や顔全体に炎症が広がる場合もあります。
以下のような症状がある場合は早めの歯科受診が必要です。
- 歯がズキズキ痛む
- 噛むと痛い
- 頬が熱を持っている
- 発熱を伴う
治療では、根管治療や排膿処置によって感染源を取り除きます。
2.歯周病による歯ぐきの炎症
歯周病が進行すると、歯周ポケット内で細菌が増殖し、歯ぐきに膿がたまることがあります。
特に以下の症状は歯周病による腫れが疑われます。
- 歯ぐきの一部が膨らんでいる
- 押すと膿が出る
- 歯ぐきから出血する
- 口臭が強くなった
歯周病による腫れを放置すると、歯を支える歯槽骨が破壊され、最終的に歯を失うリスクもあります。
治療では歯石除去や歯周ポケット内の洗浄、歯周病治療を行います。
3.親知らずの炎症(智歯周囲炎)
親知らずが斜めや半埋伏の状態で生えていると、歯と歯ぐきの間に汚れがたまりやすくなります。
その結果、細菌感染によって歯ぐきが腫れ、頬まで炎症が広がることがあります。
次のような症状がある場合は注意が必要です。
- 頬が腫れている
- 口が開けにくい
- 飲み込むと痛い
- 顎の下まで腫れている
炎症を繰り返す場合には、親知らずの抜歯が推奨されることがあります。
4.唾液腺の病気
食事中や食後に頬や顎の下が急に腫れる場合は、唾液腺の病気が原因かもしれません。
代表的な疾患には以下があります。
- 唾石症
- 耳下腺炎
- 顎下腺炎
- おたふく風邪(流行性耳下腺炎)
唾液の通り道が詰まることで腫れや痛みが生じます。
5.リンパ節の腫れや腫瘍
風邪や感染症によってリンパ節が腫れることがあります。
通常は数日から数週間で改善しますが、以下のような場合は注意が必要です。
- 腫れが長期間続く
- 硬いしこりがある
- 痛みがない
- 徐々に大きくなっている
このような場合には腫瘍性病変の可能性も考慮し、医療機関での精査が必要です。
危険な腫れのサイン
次のような症状がある場合は早急に受診しましょう。
- 片側だけが大きく腫れている
- 強い痛みがある
- 発熱や倦怠感を伴う
- 顎の下や首まで腫れている
- 飲み込みにくい
- 口が開かない
- 数日経っても改善しない
歯性感染症が重症化すると、顔面や首の深部へ感染が広がることもあるため注意が必要です。
自宅でできる応急処置

受診までの間は以下の対応を行いましょう。
- 清潔なタオルで軽く冷やす
- 十分な水分補給を行う
- 刺激の強い食べ物を避ける
- やさしく歯磨きやうがいを行う
- 十分な休養をとる
一方で、以下の行為は避けてください。
- 強く揉む
- 温める
- 自分で膿を出そうとする
- 自己判断で抗生剤を服用する
何科を受診すればよい?
歯科を受診するケース
- 歯が痛い
- 歯ぐきが腫れている
- 親知らずが痛む
- 噛むと痛い
耳鼻咽喉科を受診するケース
- 耳の下が腫れている
- 顎の下が腫れている
- 唾液が出にくい
内科を受診するケース
- 高熱がある
- 全身のだるさが強い
- 感染症が疑われる
原因が分からない場合は、まず歯科を受診することをおすすめします。頬の腫れの原因としては歯や歯ぐきの感染が関与しているケースが多く、必要に応じて耳鼻咽喉科や内科への紹介を受けることも可能です。
頬の腫れを予防するために
頬の腫れの多くは、お口の中の細菌感染が関係しています。予防のためには次のような習慣が大切です。
- 定期的な歯科検診
- プロによるクリーニング
- 虫歯や歯周病の早期治療
- 正しい歯磨き習慣
- 十分な睡眠と栄養管理
特に歯石やプラークの蓄積は炎症の大きな原因となるため、3〜6か月ごとの定期メンテナンスを継続することが重要です。
頬の腫れは自然に治ることもありますが、感染症が原因の場合は放置すると症状が悪化することがあります。痛みや発熱を伴う場合や、腫れが繰り返し起こる場合は、早めに歯科医院で原因を確認しましょう。
歯のクリーニング(PMTC)による着色・歯石除去症例


日常の歯みがきでは落としきれない歯石や着色を、専用の器具を用いた歯科クリーニングで除去した症例です。術前では歯の表面や歯の間に歯石やステインの付着が確認されますが、クリーニング後は歯面が滑沢になり、本来の歯の色調に近い自然な明るさを取り戻しています。
江戸川区篠崎で頬が腫れて痛い・熱がある方へ

頬の腫れは、放置すると炎症が広がり、発熱や強い痛みにつながることもあります。
「少し腫れているだけ」と思っても、原因を正確に診断するには歯科でのレントゲン検査や診察が必要です。
当院では、原因を丁寧に見極め、痛みを抑えた治療と再発防止ケアを行っています。
気になる症状がある方は、どうぞお早めにご相談ください。
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


