- 1. 歯石とは?なぜ臭いが発生するのか
- 2. 黒い歯石とは?
- 2.1. 黒い歯石の症例
- 3. 歯石による口臭の特徴
- 4. 放置すると臭いが悪化する理由
- 5. 歯石が溜まっているサイン
- 6. 歯石は歯ブラシでは取れない
- 7. 歯石除去後に期待できる変化
- 7.1. 歯石が原因の口臭は改善できる|歯石除去(スケーリング)のビフォー・アフター
- 8. 歯石の再発を防ぐためのケア
- 8.1. 毎日のセルフケア
- 8.2. 歯科医院でのケア
- 9. 歯石以外が原因の口臭にも注意
- 10. 江戸川区篠崎で口臭や歯石が気になる方へ
- 11. 【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法
- 12. 筆者・院長
- 12.1. 深沢 一
- 12.1.1. メッセージ

「最近、口臭が気になる」「マスクの中が臭う気がする」――その原因は、歯石かもしれません。
歯石は単なる汚れではなく、細菌が繁殖しやすい“口臭の温床”です。特に歯ぐきの中に付着した歯石は、強い臭いの原因となることがあります。
この記事では、歯石と口臭の関係、臭いが発生する仕組み、歯科医院での改善方法について詳しく解説します。
歯石とは?なぜ臭いが発生するのか

歯石とは、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が、唾液中のカルシウムやリン酸と結びついて石灰化したものです。
一度歯石になると、歯ブラシでは除去できません。さらに表面がざらついているため、細菌が大量に付着・増殖しやすくなります。
この細菌が、
- 硫化水素
- メチルメルカプタン
といった揮発性硫黄化合物(VSC)を発生させ、腐敗臭のような強い口臭を引き起こします。
特に歯ぐきの内部にできる「歯肉縁下歯石」は、歯周病菌が繁殖しやすく、口臭の大きな原因になります。
黒い歯石とは?
黒い歯石の症例
この画像は、歯の表面や歯と歯の間に黒い歯石(黒色歯石・縁上歯石)が沈着している様子を示しています。
赤い矢印の部分に注目すると、歯肉の境目や隣接面に黒〜茶色の付着物が見られます。

歯と歯ぐきの境目や歯周ポケット内に見られる黒〜茶色の硬い沈着物は、「黒色歯石」と呼ばれることがあります。
これは主に歯肉縁下歯石で、
- 歯周病による出血
- 血液成分の沈着
- 長期間の細菌繁殖
- 喫煙習慣
などによって黒く変色したものです。
黒い歯石は通常の白い歯石より細菌性が強く、口臭や歯周病悪化の原因になりやすい特徴があります。
歯石による口臭の特徴

歯石が原因の口臭は、次のように表現されることが多くあります。
- ドブのような臭い
- 腐った卵のような臭い
- 生臭い臭い
- 鉄っぽい臭い
さらに歯周病が進行すると、歯ぐきから膿が出ることで、より強い悪臭へ変化します。
実際の診療でも、
- 「朝起きた時の口臭が強い」
- 「家族に口臭を指摘された」
- 「マスクの中が臭う」
と相談される患者さんは少なくありません。
放置すると臭いが悪化する理由
歯石を放置すると、細菌が増殖し続け、歯ぐきに慢性的な炎症を起こします。
その結果、
- 歯ぐきが腫れる
- 歯周ポケットが深くなる
- 細菌がさらに増える
- 膿や出血が起こる
- 口臭が強くなる
という悪循環に陥ります。
歯周病が進行すると、歯を支える骨まで溶け、最終的には歯の動揺や抜歯につながることもあります。
歯石が溜まっているサイン
次のような症状がある場合、歯石が蓄積している可能性があります。
- 歯ぐきが赤く腫れている
- 歯磨き時に出血する
- 朝の口臭が強い
- 歯の根元が黄ばんでいる
- 歯の裏側がザラザラする
- 口の中がネバつく
特に歯ぐきの中の歯石は、自分では見えないことが多いため、歯科医院でのチェックが重要です。
歯石は歯ブラシでは取れない
歯石は非常に硬く、セルフケアだけで除去することはできません。
歯科医院では、
- 超音波スケーラー
- 手用スケーラー
などの専用器具を使い、歯石を丁寧に除去します。
これを「スケーリング」と呼びます。
歯石除去後は、
- 口臭の軽減
- 歯ぐきの炎症改善
- ネバつきの減少
- 出血の改善
などを実感する患者さんが多く見られます。
歯石除去後に期待できる変化
歯石が原因の口臭は改善できる|歯石除去(スケーリング)のビフォー・アフター


歯石を除去すると、細菌の温床が減少し、歯周環境が改善します。
その結果、
- 口臭が軽減する
- マスク内の不快感が減る
- 口の中がさっぱりする
- 歯ぐきの腫れが落ち着く
などの変化が期待できます。
ただし、歯石は時間の経過とともに再び付着するため、継続的なメンテナンスが欠かせません。
歯石の再発を防ぐためのケア
口臭予防には、毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアの両方が重要です。
毎日のセルフケア
- 歯ブラシで丁寧に磨く
- フロスや歯間ブラシを使用する
- 舌の清掃を行う
- 水分補給でドライマウスを防ぐ
歯科医院でのケア
- 3〜6か月ごとの定期クリーニング
- 歯周病検査
- 歯石除去(スケーリング)
- ブラッシング指導
継続的なメンテナンスによって、口臭の出にくい口腔環境を維持できます。
歯石以外が原因の口臭にも注意
歯石を除去しても口臭が改善しない場合は、別の原因が関係していることもあります。
代表的な原因には、
- 舌苔(舌の汚れ)
- 虫歯
- 根の感染
- 扁桃腺の臭玉
- ドライマウス
- 糖尿病
- 胃腸疾患
などがあります。
口臭は複数の要因が重なっているケースも多いため、原因を総合的に診断することが大切です。
江戸川区篠崎で口臭や歯石が気になる方へ

「口の臭いが気になる」「歯を磨いてもにおいが取れない」——そんなお悩みはありませんか?
その原因は、歯の表面や歯ぐきの中にこびりついた歯石かもしれません。
歯石は細菌の温床となり、歯周病や強い口臭(歯石臭)を引き起こすことがあります。
江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、超音波スケーリングによる安全な歯石除去と、再発を防ぐホームケア指導を行っています。
口臭が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


