- 1. 喉に食べ物が詰まる原因とは?誤嚥・窒息を防ぐためのポイント
- 1.1. 喉に食べ物が詰まる主な原因
- 1.1.1. 早食い・丸飲み
- 1.1.2. 口の乾燥(ドライマウス)
- 1.1.3. 姿勢の悪さ
- 2. 高齢者に多い「口腔機能低下症」
- 2.1. 高齢者にみられる口腔内の特徴
- 3. 子どもに多い「口腔機能発達不全症」
- 4. 喉に詰まりやすい食べ物
- 4.1. 高齢者が注意したい食材
- 4.2. 子どもが注意したい食材
- 4.3. 共通して危険性が高い特徴
- 5. 喉に詰まったときの危険なサイン
- 6. 喉に詰まったときの応急処置
- 6.1. 背部叩打法
- 6.2. ハイムリック法(腹部突き上げ法)
- 6.3. 救急要請
- 7. 喉詰まりを防ぐための予防法
- 8. 口腔機能と喉詰まりの深い関係
- 8.1. 高齢者の場合
- 8.2. 子どもの場合
- 9. 歯科医院でできるサポート
- 9.1. 関連記事
- 10. むせる・食べにくいを、そのままにしていませんか?
- 11. 【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
- 12. 筆者・院長
- 12.1. 深沢 一
- 12.1.1. メッセージ

「食べ物が喉につかえる」「飲み込むとむせる」――そんな症状はありませんか?
喉に食べ物が詰まる原因には、早食いや加齢だけでなく、口や舌、飲み込む力の低下が関係していることがあります。特に高齢者では「口腔機能低下症」、子どもでは「口腔機能発達不全症」が背景にある場合もあり、誤嚥や窒息事故につながる危険性もあります。
この記事では、喉に食べ物が詰まる主な原因、注意したい食べ物、応急処置、予防法について歯科的視点からわかりやすく解説します。
喉に食べ物が詰まる原因とは?誤嚥・窒息を防ぐためのポイント

喉に食べ物が詰まる主な原因
早食い・丸飲み
よく噛まずに飲み込むと、食べ物が十分に細かくならず、喉に詰まりやすくなります。急いで食べる習慣がある方は特に注意が必要です。
口の乾燥(ドライマウス)
唾液には食べ物をまとめて飲み込みやすくする役割があります。加齢や薬の副作用、水分不足などで口が乾燥すると、食べ物が喉へスムーズに流れにくくなります。
姿勢の悪さ
背中が丸まった状態や寝転んだ姿勢で食事をすると、食べ物が気道へ入りやすくなり、誤嚥や窒息のリスクが高まります。
高齢者に多い「口腔機能低下症」
加齢に伴い、噛む力や舌の動き、唾液分泌量は徐々に低下します。その結果、食べ物を十分に噛み砕けず、喉へ送り込む動作も弱くなります。
さらに、飲み込みに関わる筋肉(嚥下筋)の衰えにより、誤嚥や窒息を起こしやすくなります。入れ歯が合っていない場合や、歯の本数が少ない場合も、咀嚼機能の低下につながります。

高齢者にみられる口腔内の特徴
- 舌苔の増加
- 口腔清掃状態の悪化
- プラークの沈着
- 残根や咀嚼能力の低下
- 唾液分泌量の減少
これらは口腔機能低下症のサインとなることがあります。
子どもに多い「口腔機能発達不全症」

子どもは口や舌の機能が発達途中であり、十分に噛まずに飲み込んでしまうことがあります。特に幼児では、「口いっぱいに食べる」「急いで飲み込む」といった行動により、喉詰まり事故が起こりやすくなります。
また、舌や頬の筋肉が未熟な場合、食べ物をうまくコントロールできず、丸飲みの原因になることがあります。
喉に詰まりやすい食べ物

高齢者が注意したい食材
- 餅・団子
- パン類
- 肉類
- こんにゃく
- 海苔
子どもが注意したい食材
- ピーナッツ
- ぶどう
- ミニトマト
- 飴
- ウインナー
共通して危険性が高い特徴
- 粘りが強い
- 硬い
- 丸い形状
- 水分が少なくパサつく
喉に詰まったときの危険なサイン

以下の症状がある場合は、窒息の可能性があります。
- 強い咳込み
- 声が出ない
- 呼吸が苦しい
- 顔色が青白い
- 意識がぼんやりする
窒息は短時間で命に関わるため、迅速な対応が必要です。
喉に詰まったときの応急処置

背部叩打法
背中を強く叩いて異物を排出させる方法です。特に乳幼児や子どもに有効とされています。
ハイムリック法(腹部突き上げ法)
腹部を圧迫し、空気の力で異物を押し出す方法です。成人に対して行います。
救急要請
呼吸ができない、反応がない場合は、直ちに119番通報を行ってください。
喉詰まりを防ぐための予防法
- 食材を小さく切る
- 一口量を減らす
- よく噛んで食べる
- 水分を一緒に摂る
- 食事中は正しい姿勢を保つ
- 硬い食材は柔らかく調理する
日常の小さな工夫が、窒息事故の予防につながります。
口腔機能と喉詰まりの深い関係
高齢者の場合
口腔機能低下症によって、噛む・飲み込む機能が低下し、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
子どもの場合
口腔機能発達不全症では、咀嚼や舌運動の未熟さから、丸飲みや偏食につながることがあります。
このように、喉詰まりの背景には「口腔機能」の問題が深く関係しています。
歯科医院でできるサポート

歯科では、喉詰まりや飲み込みに関する問題に対して、さまざまなサポートを行っています。
- 口腔機能検査
- 嚥下機能評価
- 嚥下リハビリテーション
- 入れ歯や噛み合わせの調整
- 子どもの咀嚼トレーニング
- 専門的な口腔ケア
「食べにくい」「飲み込みづらい」「むせやすい」と感じる場合は、早めに歯科や医療機関へ相談することが大切です。
関連記事
むせる・食べにくいを、そのままにしていませんか?

食べこぼしが増えた、硬いものが噛みにくい、食事中によくむせるなどの変化には、噛む力や舌の動き、唾液、入れ歯・噛み合わせなど、お口の機能が関係していることがあります。
当歯科では、お口の状態や機能を確認し、一人ひとりに合わせたケアやトレーニング、入れ歯・噛み合わせの調整などを行います。必要に応じて医科や専門医療機関との連携も検討します。
「年齢のせい」と決めつけず、気になる変化が続く場合は一度ご相談ください。
【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。





