- 1. 【📹 32秒】口腔機能低下症・オーラルフレイルの予防と対策
- 2. 口腔機能低下症とは?|「噛む・飲み込む・話す」力の衰えに注意
- 2.1. オーラルフレイルとの違い
- 2.2. 口腔機能低下症の主な原因
- 3. 見逃してはいけない症状
- 3.1. 咀嚼機能の低下
- 3.2. 嚥下機能の低下
- 3.3. 発音障害・滑舌低下
- 3.4. ドライマウス
- 4. 全身への影響
- 5. 口腔機能低下症の検査方法
- 6. 今日からできる予防法
- 6.1. 丁寧な口腔ケア
- 6.2. よく噛んで食べる
- 6.3. 唾液腺マッサージ
- 6.4. 定期歯科検診
- 7. 治療方法
- 7.1. 補綴治療による咀嚼機能の補完
- 7.1.1. インプラントによる噛む力の回復例
- 8. まとめ
- 8.1. 🧓参考:老齢歯科学会
- 9. 江戸川区篠崎で口腔機能低下症の検査・治療をご希望の方へ
- 10. 筆者・院長
- 10.1. 深沢 一
- 10.1.1. メッセージ

「口腔機能低下症」は、咀嚼・嚥下・発音・唾液分泌などの口腔機能が加齢や疾患により衰える状態で、放置すると全身の健康にも影響を及ぼすことが知られています。
最近では、50歳以上の方を対象に、保険適用での検査・治療も可能になり、予防と早期介入の重要性がますます注目されています。
この記事では、最新の診断法や研究、予防のポイントについて詳しく解説します。
【📹 32秒】口腔機能低下症・オーラルフレイルの予防と対策
口腔機能低下症とは?|「噛む・飲み込む・話す」力の衰えに注意

口腔機能低下症とは、加齢や生活習慣、全身疾患などの影響によって、「噛む」「飲み込む」「話す」「唾液を分泌する」といった口腔機能が複合的に低下した状態を指します。単なる老化現象ではなく、医学的な診断基準が定められた疾患であり、放置すると栄養状態の悪化や全身の健康低下につながるため、早期発見と適切な対策が重要です。
オーラルフレイルとの違い
オーラルフレイルは、口腔機能低下症の前段階と考えられています。
「最近むせやすくなった」「硬いものが食べづらい」「滑舌が悪くなった」などの軽微な変化が現れる状態で、この段階で適切なケアを行えば、機能低下の進行を予防できる可能性があります。一方、口腔機能低下症は、検査によって明確に診断される病態です。
口腔機能低下症の主な原因
口腔機能低下症は、加齢だけで起こるわけではありません。以下のような複数の要因が関係しています。
- 歯周病や虫歯による歯の喪失
- 咬み合わせの悪化
- 舌や口周囲筋の筋力低下
- 唾液分泌量の減少
- 喫煙や偏った食生活
- 糖尿病や脳卒中、パーキンソン病などの全身疾患
- 歯科受診不足や不十分な口腔ケア
これらが重なることで、口の機能は徐々に低下していきます。
見逃してはいけない症状
初期には自覚症状が少ないものの、進行すると日常生活に大きな影響を及ぼします。

咀嚼機能の低下
硬い食べ物が噛みにくくなり、柔らかい食品ばかり選ぶようになると、栄養バランスの偏りや筋力低下につながります。
嚥下機能の低下
飲み込みが悪くなり、食事中にむせやすくなります。誤嚥が増えると、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
発音障害・滑舌低下
舌や口唇の筋力低下により、「サ行」「タ行」が発音しづらくなることがあります。
ドライマウス
唾液分泌が減少すると、口腔内の自浄作用が低下し、虫歯・歯周病・口臭のリスクが上昇します。
全身への影響
口腔機能低下症は、口の問題だけではありません。
食事量の低下による低栄養や筋力低下は、フレイル(虚弱)や要介護状態につながる可能性があります。また、歯周病菌による慢性炎症は、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの全身疾患とも深く関連しています。
口腔機能低下症の検査方法
歯科医院では、厚生労働省が定めた評価基準に基づき検査を行います。
代表的な検査には以下があります。
- 咬合力測定
- 舌圧測定
- パタカテスト(発音機能検査)
- 唾液量測定(ムーカス、サクソンテスト)
- 咀嚼能力検査
これらのうち、複数項目で基準値を下回ると、口腔機能低下症と診断されます。
今日からできる予防法
丁寧な口腔ケア
歯磨きだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、口腔内を清潔に保つことが重要です。
よく噛んで食べる
一口30回を目安にしっかり噛むことで、咀嚼筋や舌の筋力維持につながります。
唾液腺マッサージ
耳下腺・顎下腺・舌下腺を刺激することで、唾液分泌促進が期待できます。
定期歯科検診
虫歯・歯周病の予防だけでなく、口腔機能低下の早期発見にも有効です。特に50歳以上では、保険適用で検査を受けられる場合があります。
治療方法

治療は、低下している機能に応じて行われます。
- 口腔リハビリテーション
- 発音訓練
- 舌・口唇トレーニング
- 義歯やブリッジ、インプラントによる咀嚼機能回復
- 唾液分泌改善指導
特に歯の欠損を放置すると、咀嚼能力がさらに低下するため、適切な補綴治療が重要です。
補綴治療による咀嚼機能の補完
歯が抜けたままの状態では、咀嚼機能が大きく低下します。そこで、義歯(入れ歯)やブリッジ、インプラントなどの補綴治療が重要になります。
- 咀嚼機能を補うことで、噛む力が回復
- 食事内容が広がり、栄養バランスも改善
- 見た目や発音の回復にもつながる
「見た目よりも噛む力」を重視した設計が、口腔機能の維持には欠かせません。
インプラントによる噛む力の回復例

歯の欠損を放置すると、噛む力の低下や咀嚼効率の悪化が進み、口腔機能低下症の一因となります。
レントゲン画像の矢印部は、欠損部にインプラントを埋入し、咀嚼機能を回復した症例です。
インプラントは顎の骨に直接固定されるため、しっかり噛める力を取り戻しやすく、食事・発音・嚥下といった口腔機能全体の維持・改善に有効な治療選択肢の一つです。
まとめ
口腔機能低下症は、「年齢のせい」と軽視されがちな疾患ですが、放置すると全身の健康や生活の質に大きな影響を及ぼします。
「食べづらい」「むせる」「滑舌が悪い」「口が乾く」といった変化は、口腔機能低下のサインかもしれません。早期発見と継続的なケアによって、健康寿命の延伸につなげることが大切です。
🧓参考:老齢歯科学会


江戸川区篠崎で口腔機能低下症の検査・治療をご希望の方へ

江戸川区篠崎にある当院では、地域の皆さまの健康寿命を支えるために、口腔機能低下症の早期発見と予防・治療に力を入れています。
「最近うまく噛めない」「滑舌が悪くなった気がする」「むせることが増えた」
そんな日常の小さな違和感は、口腔機能低下のサインかもしれません。
当院では以下のような体制で診療を行っています:
- ✅ 口腔機能の専門検査に対応(噛む力・舌の動き・唾液量など)
- ✅ 保険適用での検査・指導が可能(50歳以上)
- ✅ 歯科衛生士による口腔リハビリや日常ケアの指導
- ✅ 地域包括支援センターや医科との連携も実施中
「年のせいだから…」とあきらめずに、早めのチェックと対処で、食べる喜び・話す楽しさを守ることができます。
まずはお気軽にご相談ください。
あなたの毎日の「食べる・話す・笑う」を、私たちがしっかりサポートいたします。
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


