- 1. 【 30秒】オーラルフレイルとは?その原因・症状・予防法を解説!
- 2. オーラルフレイルとは?口の衰えが全身の健康に与える影響
- 2.1. オーラルフレイルの定義
- 2.2. なぜ注目されているのか
- 2.3. オーラルフレイルのセルフチェック
- 2.4. 歯科医院で行う主な検査
- 2.4.1. 舌圧検査
- 2.4.2. オーラルディアドコキネシス
- 2.4.3. 咀嚼能力検査
- 2.4.4. 口腔の湿潤度検査
- 2.5. オーラルフレイルの主な原因
- 2.5.1. 歯の喪失
- 2.5.2. 歯周病・虫歯
- 2.5.3. 会話や外出の減少
- 2.5.4. 口腔乾燥(ドライマウス)
- 2.6. 放置するとどうなる?
- 2.7. オーラルフレイルの予防法
- 2.7.1. 定期的な歯科受診
- 2.7.2. よく噛む食習慣
- 2.7.3. 口腔トレーニング
- 2.7.4. 会話や社会参加
- 2.8. 自宅でできる口腔トレーニング
- 2.8.1. ペコぱんだによる舌力トレーニング
- 2.8.1.1. 食べ物が口腔内に残る方に
- 2.8.1.2. ペコぱんだの使い方
- 2.8.1.2.1. 構成
- 2.8.1.2.2. くわえ方
- 2.8.1.3. 使い方
- 2.8.1.4. 目標
- 2.8.1.4.1. 舌の筋力アップ
- 2.8.1.4.2. 舌の持久力を付ける
- 2.8.2. パタカラでの口輪筋トレーニング
- 2.8.3. あいうべ体操で呼吸・発音・表情のトレーニング
- 2.8.3.1. 舌機能・嚥下機能の改善と強化
- 2.8.3.2. あいうべ体操の動画
- 2.8.4. 喉アイスマッサージで嚥下リハビリ
- 3. 若い世代にも増えている“若年性オーラルフレイル”
- 4. まとめ
- 5. 江戸川区篠崎で「オーラルフレイル」の予防・改善なら当院へ!
- 6. 【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法
- 7. 筆者・院長
- 7.1. 深沢 一
- 7.1.1. メッセージ

「最近、食べこぼしが増えた」「硬いものが噛みにくい」「むせやすくなった」――そんな変化を“年齢のせい”だと思っていませんか?
これらは、口の機能が少しずつ低下していく「オーラルフレイル」のサインかもしれません。オーラルフレイルは、噛む・飲み込む・話すといった口腔機能の衰えを指し、放置すると低栄養や筋力低下、誤嚥性肺炎、要介護状態へつながる可能性があります。
近年では、高齢者だけでなく若年層にも増えていることが注目されており、早期発見と予防が重要視されています。この記事では、オーラルフレイルの原因や症状、セルフチェック方法、予防法について専門的視点からわかりやすく解説します。
【 30秒】オーラルフレイルとは?その原因・症状・予防法を解説!
オーラルフレイルとは?口の衰えが全身の健康に与える影響

「最近、食べこぼしが増えた」「硬いものが噛みにくい」「むせやすくなった」――このような変化は、単なる加齢ではなく“オーラルフレイル”の始まりかもしれません。
オーラルフレイルとは、噛む・飲み込む・話すといった口腔機能が徐々に低下していく状態を指します。初期段階では自覚症状が少ないものの、放置すると栄養状態の悪化や筋力低下、さらには要介護リスクの上昇にもつながるため、早期発見と予防が重要です。
オーラルフレイルの定義
オーラルフレイルは、口腔機能の軽微な衰えを包括的に表す概念です。具体的には、以下のような機能低下が含まれます。
- 咀嚼力(噛む力)の低下
- 嚥下機能(飲み込む力)の低下
- 滑舌の悪化
- 唾液分泌量の減少
- 舌や口唇の筋力低下
これらが進行すると、食事や会話が困難になり、全身のフレイル(虚弱)やサルコペニアへ発展する可能性があります。なお、医療機関で正式に診断される病名としては「口腔機能低下症」が用いられます。
なぜ注目されているのか
超高齢社会を迎えた日本では、「健康寿命の延伸」が重要課題となっています。その中で、口腔機能の維持は全身の健康と密接に関係していることが明らかになってきました。
口の機能が低下すると、
- 食事量の減少
- 栄養バランスの乱れ
- 筋力・免疫力の低下
- 会話機会の減少
- 社会的孤立
などを招きやすくなります。特に高齢者では、誤嚥性肺炎や低栄養の背景にオーラルフレイルが存在するケースも少なくありません。
オーラルフレイルのセルフチェック
以下のような症状がある場合は注意が必要です。
- 食べ物が噛みにくい
- むせやすくなった
- 滑舌が悪くなった
- 口が乾きやすい
- 硬い食べ物を避けるようになった
- 食事量が減った
- 会話が減った
- 声が小さくなった
初期症状は軽微なため、「年齢のせい」と見過ごされやすいのが特徴です。気になる症状があれば、歯科医院での口腔機能検査をおすすめします。
歯科医院で行う主な検査

舌圧検査
舌で押す力を測定し、飲み込む力や誤嚥リスクを評価します。
オーラルディアドコキネシス
「パ・タ・カ」を繰り返し発音し、口唇や舌の運動機能を確認します。
咀嚼能力検査
専用ガムや測定フィルムを用いて、噛む力や咀嚼効率を数値化します。
口腔の湿潤度検査
口腔の湿潤度検査とは、口の中の“うるおい状態”を測定し、ドライマウス(口腔乾燥症)の程度を調べる検査です。
オーラルフレイルの主な原因


歯の喪失
歯を失うことで噛み合わせが乱れ、咀嚼機能が低下します。
歯周病・虫歯
痛みや違和感によって食事や会話を避けるようになり、口の機能低下につながります。
会話や外出の減少
人と話す機会が減ると、口周囲筋の活動量も低下します。
口腔乾燥(ドライマウス)
唾液分泌が減少すると、嚥下障害や味覚低下を起こしやすくなります。
放置するとどうなる?
オーラルフレイルは、次のような悪循環を引き起こします。
噛みにくい
↓
柔らかい物ばかり食べる
↓
栄養不足になる
↓
筋力が低下する
↓
さらに噛めなくなる
この状態が進行すると、フレイル・サルコペニア・誤嚥性肺炎・要介護状態へ発展するリスクが高まります。
オーラルフレイルの予防法
定期的な歯科受診
虫歯や歯周病の予防・早期治療は、口腔機能維持の基本です。

よく噛む食習慣
根菜類や海藻類など、噛み応えのある食品を取り入れましょう。
口腔トレーニング
「あいうべ体操」や舌のトレーニングは、舌圧や嚥下機能の維持に有効です。
会話や社会参加
口の筋肉は“使わないと衰える”ため、人との交流も重要な予防法です。
自宅でできる口腔トレーニング
ペコぱんだによる舌力トレーニング
- 舌で押しつぶす専用トレーナー「ペコぱんだ」は、舌の筋力や持久力を安全かつ効果的に鍛えるツールです。
- 柔らかい素材から始めて、目標は30kPaの舌圧を維持すること。誤嚥予防にもつながります。
🕒 1日3回、1セット3〜5回を目安に継続すると効果的です。
食べ物が口腔内に残る方に
左からSS(ブルーぱんだ)=5kPa、S(ピンクぱんだ)=10kPa、MS(ムラサキぱんだ)=15kPa、M(グリーンぱんだ)=20kPa、H(イエローぱんだ)=30kPa。やわらかめから初めて筋力アップを目指しましょう。
通常はS(ピンクぱんだ)から初めてH(イエローぱんだ)まで使えるよう舌のトレーニングをしましょう。
S(ピンクぱんだ)が、最初からは難しい方には SS(ブルーぱんだ)から始めます。
口腔から咽頭へ食塊を送る動作は、舌の力が弱くなると適切に行えません。そのため、口蓋部や舌根部に食べ物が残ってしまいます。
機能は多少落ちますがスプーンで代用出来ます。
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ペコぱんだの使い方
構成
トレーニング部・位置決め部・持ち手部。
くわえ方
図の様な向きでくわえます。
使い方
- ペコぱんだのトレーニング部を舌の上に乗せて位置決め部を歯でくわえます。
- 舌でトレーニング部を繰り返し押し潰します。
目標
目標
舌の筋力アップ
- ペコぱんだの固さの目安:頑張って押しつぶせる硬さ。
- しっかり押しつぶしを5回×3セット×3回/1日。

目標
舌の持久力を付ける
- ペコぱんだの固さの目安:簡単に押しつぶせる硬さ。
- ゆっくり押しつぶしを10回×3セット×3回/1日。

パタカラでの口輪筋トレーニング

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- 「パタカラ」は唇を鍛える器具で、口を閉じる力(口唇閉鎖力)を強化します。
- 口輪筋を鍛えることで、滑舌・唇の閉鎖力・表情筋機能もアップ。
- 表情筋の刺激は、自律神経にも作用し、認知症予防にも良い影響が期待されています。
あいうべ体操で呼吸・発音・表情のトレーニング
- 口の周囲筋や舌筋を効率よく動かし、発音改善・鼻呼吸の促進・誤嚥予防にもつながります。
- 福岡の医師・今井一彰先生が考案した信頼性ある運動法です。
舌機能・嚥下機能の改善と強化
「あいうべ体操」は、口呼吸を鼻呼吸に改善していく事を目的に考案された口の体操のことですが、口の周りの筋肉をしっかり動かすことや、舌を動かすことで、食事をする為の筋肉の体操に大変有効です。
考案者は、福岡のみらいクリニック院長今井一彰先生です。
①~④を1日10セットX3回を目安に毎日続ける。
- 【あ】「あー」と口を大きく開く。
- 【い】「いー」と口を大きく横に広げる。(口角を上方、後にしっかり引く)
- 【う】「うー」と口を強く前に突き出す。(口をすぼめ、口の周りの筋肉をギュッと力を入れる。)
- 【べ】「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす。
あいうべ体操の動画
喉アイスマッサージで嚥下リハビリ

- 氷水に浸した綿棒などで軟口蓋や舌の奥を優しく刺激し、嚥下反射を呼び起こす訓練。
- 胃ろう・経管栄養などで口を使っていない方にも有効で、口から食べる力の再獲得をサポートします。
※医師や専門家の指導のもと実施しましょう。
日々の小さな積み重ねが、将来の健康寿命を大きく左右します。
「ちょっと気になる…」と思ったときが、予防のはじめどきです!
若い世代にも増えている“若年性オーラルフレイル”
近年は、柔らかい食事中心の生活やスマートフォン使用による口呼吸、ストレスなどにより、若年層でも口腔機能低下がみられるケースが増えています。
「若いから大丈夫」と油断せず、日頃から噛む習慣や正しい口腔ケアを意識することが大切です。
まとめ
オーラルフレイルは、単なる“口の老化”ではなく、全身の健康寿命に直結する重要なサインです。
早い段階で気づき、適切なケアやトレーニングを取り入れることで、食べる・話す・笑うといった日常機能を長く維持できます。
「少し気になるかも」と感じた時こそ、予防を始めるタイミングです。歯科医院での定期的なチェックを活用し、健康な口腔機能を維持していきましょう。
江戸川区篠崎で「オーラルフレイル」の予防・改善なら当院へ!

江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、口腔機能低下症(オーラルフレイル)に対する検査・予防・トレーニングに力を入れています。舌圧測定や口腔機能検査を通じて、噛む・飲み込む・話す力を総合的に評価し、一人ひとりに合わせた改善プログラムをご提案いたします。
オーラルフレイルは、早期発見と適切なケアによって進行を予防できる可能性があります。健康寿命を延ばし、「いつまでも自分の口で食べる喜び」を守るためにも、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
江戸川区篠崎駅近くで、地域の皆さまの口腔機能維持をサポートしています。
【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。





