🦷「矯正を始めるなら親知らずは抜いたほうがいい?」
このような疑問を持つ方は少なくありません。

親知らずは、歯並びや矯正治療に大きく影響することがあるため、矯正前にしっかり評価することが重要です。特に、横向きや斜めに埋まった親知らずは、歯列を乱したり、矯正中のトラブルの原因になることがあります。

一方で、すべての親知らずを抜歯する必要があるわけではありません。生え方や歯並びへの影響によっては、保存できるケースもあります。

ここでは、親知らずと矯正治療の関係について、抜歯が必要なケース・不要なケース・適切なタイミングまで専門的にわかりやすく解説します。

🦷 親知らずとは?

親知らずは「第三大臼歯」と呼ばれる奥歯で、10代後半〜20代前半頃に生えてくることが多い歯です。

しかし現代人は顎が小さい傾向があり、親知らずが正常に生えるスペース不足が増えています。そのため、

  • 横向きに埋まる
  • 斜めに生える
  • 半分だけ歯ぐきから出る
  • 完全に骨の中に埋まる

といった状態になることも珍しくありません。

このような親知らずは、虫歯・歯周病・智歯周囲炎だけでなく、矯正治療にも悪影響を及ぼす可能性があります。

🧭 なぜ親知らずが矯正治療で問題になるの?

親知らずと矯正治療の関係
親知らずと矯正治療の関係

📏 歯を動かすスペースが不足する

矯正治療では、歯を適切な位置へ移動させるためのスペースが必要です。

しかし親知らずがあることで、

  • 奥歯を後方へ移動できない
  • 歯列全体の移動効率が低下する
  • 治療計画が制限される

といった問題が起こることがあります。

特にマウスピース矯正や出っ歯の改善では、奥歯を後方へ動かすケースが多いため、親知らずの存在が障害になることがあります。

🔄 矯正後の「後戻り」の原因になる

横向きや斜めに埋まった親知らずは、前方の歯へ圧力をかけることがあります。

その結果、

  • 前歯がガタガタになる
  • 矯正後に歯並びが乱れる
  • 噛み合わせが変化する

など、「後戻り」のリスクが高まることがあります。

特に下顎の親知らずは、前歯部へ影響を与えやすいため注意が必要です。

🔥 智歯周囲炎を起こしやすい

親知らず周囲は汚れが溜まりやすく、炎症を起こしやすい部位です。

矯正中に智歯周囲炎が起こると、

  • 強い痛み
  • 歯ぐきの腫れ
  • 開口障害
  • 発熱

などの症状が現れることがあります。

炎症が強い場合は、矯正治療を一時中断しなければならないケースもあります。

⚖️ 親知らずを抜歯したほうがよいケース

🦷 横向き・埋伏している

以下のような親知らずは、抜歯が推奨されることが多いです。

  • 横向きに埋まっている
  • 斜めに生えている
  • 半埋伏状態
  • 隣の歯を押している

このような状態では、矯正治療への悪影響が出やすくなります。

😖 炎症や痛みを繰り返す

智歯周囲炎を繰り返す親知らずは、将来的なトラブル予防のためにも抜歯が検討されます。

矯正治療中は清掃が難しくなるため、炎症リスクがさらに高まることがあります。

📐 奥歯を後方移動したい

出っ歯や叢生(ガタガタ歯並び)の改善では、奥歯を後ろへ移動させることがあります。

その際、親知らずが障害となる場合には、抜歯することでスペース確保を行います。

🛑 抜歯しなくてもよいケース

すべての親知らずが抜歯対象になるわけではありません。

以下の条件を満たす場合は、経過観察となることもあります。

✅ まっすぐ正常に生えている
✅ 清掃しやすい
✅ 虫歯・炎症がない
✅ 矯正治療へ悪影響がない

ただし、「痛みがない=問題ない」ではありません。

レントゲンやCTによる定期的な確認が重要です。

🗓️ 親知らずを抜くタイミング

⏱️ 矯正前の抜歯が理想的

一般的には、矯正開始前に抜歯することが多いです。

理由は、

  • 歯の移動スペースを確保できる
  • 治療計画を立てやすい
  • 後戻り予防になる
  • 矯正中の炎症リスクを減らせる

ためです。

🔄 矯正中に抜歯する場合もある

矯正開始後に親知らずが生えてくることもあります。

その場合は、

  • ワイヤーを一時調整
  • マウスピース設計を変更
  • 治療スケジュールを調整

などを行いながら抜歯を進めます。

💉 親知らず抜歯後の注意点

抜歯後は、

  • 強いうがい
  • 飲酒
  • 喫煙
  • 激しい運動

を避けることが重要です。

血の塊(血餅)が取れると、強い痛みを伴う「ドライソケット」になる可能性があります。

また、抜歯後数日は、

  • 腫れ
  • 痛み
  • 開口しづらさ

が出ることがありますが、多くは徐々に改善します。

🏥 保険適用になるケース

以下の場合は保険適用になることが多いです。

  • 智歯周囲炎
  • 虫歯
  • 痛みや腫れ
  • 埋伏歯による症状

3割負担で抜歯可能なケースが一般的です。

💳 自費になるケース

「矯正のためだけ」に抜歯する便宜抜歯では、自費診療になる場合があります。

費用目安は、

  • 通常抜歯:5,000〜10,000円程度
  • 埋伏抜歯:15,000〜30,000円程度

です。CT撮影費用が別途必要になることもあります。

親知らずは、矯正治療の成功や歯並びの安定性に大きく関わる重要な存在です。

特に、

  • 横向きの親知らず
  • 埋伏歯
  • 炎症を繰り返すケース

では、矯正前の抜歯が推奨されることが多くなります。

一方で、正常に生えていて問題のない親知らずは、必ずしも抜歯が必要とは限りません。

大切なのは、レントゲンやCTによる正確な診断を受け、自分に合った治療計画を立てることです。 🦷

【江戸川区篠崎】矯正治療と親知らず抜歯の専門サポート

「親知らずが矯正治療に影響するかも知れないこと、ご存知ですか?」

親知らずは、矯正治療を受ける際に大きな影響を与えることがあります。親知らずが原因で歯並びが乱れたり、治療後に後戻りが起きたりするケースも少なくありません。しかし、親知らずの抜歯を適切なタイミングで行うことで、治療がスムーズに進み、美しい歯並びをより確実に実現できます。

当院では、矯正治療と親知らずの抜歯に関して以下のサポートを行っています。

  • 親知らずの状態を詳しく診断:レントゲンを活用して、安全で的確な治療を提供します。
  • 矯正治療と連携した抜歯計画:矯正専門医と協力し、治療期間を最短化する抜歯プランを立案します。
  • 痛みを最小限に抑えた施術:術後の痛みや腫れを軽減するための丁寧な施術とケアを提供します。

親知らずや矯正治療に不安をお持ちの方、まずはお気軽にご相談ください。患者さん一人ひとりに最適な治療をご提案し、理想の歯並びへのお手伝いをさせていただきます。


「親知らずの抜歯が怖い」「矯正治療の影響が気になる」方へ

当院では、親知らずの抜歯や矯正治療において、患者さまの不安を徹底的にサポートいたします。丁寧な説明と痛みを抑えた施術を心がけていますので、安心して治療をお任せください。

【動画】横向きに埋没した親知らずを抜かないと?

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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