母乳保育がもたらす歯並びへの好影響:赤ちゃんの健やかな成長をサポート

母乳保育は歯並びに好影響

母乳保育
母乳保育

母乳保育は舌と唇の発達がスムーズに

赤ちゃんは母乳をしごき出す動作で舌が発達します。哺乳力の向上とともに哺乳時の舌を中心とした口の周りの筋肉や顎の発達が歯並びに影響を与えると考えられています。

歯を綺麗に並べる為には、あごの骨の成長は欠かせません。正しい舌の動きを習得して、母乳を正しく飲むことが出来れば、顎の骨を横に押し広げる力が自然と身に付き、綺麗な歯並びとなっていきます。

母乳を与える期間が短く、簡単にミルクが飲める人工ニプルを使った哺乳瓶で育った子供は、舌の発達が十分に行われず、顎の骨が開ききらないまま歯が生えてしまうことが考えられます。

子供の歯並びが悪くなった原因が母乳保育が出来なかったことが原因かもしれないのです。

母乳保育の授乳方法

C 型姿勢(Cカーブ)

赤ちゃんを抱っこする時には、赤ちゃんの背骨がC 型(胎児姿勢)に湾曲することが重要です。赤ちゃんの手足を体の真ん中にすると背中が丸くなり、C 型姿勢(Cカーブ)になります。眉間、首、おへそを結んだラインが真直ぐになるように抱っこする事が重要です。

授乳する時も、赤ちゃんの手が前にあると飲みやすく、片手が落ちていると飲みにくくなります。

赤ちゃんの抱き方・母乳の飲ませ方などの不具合が、乳幼児の口腔周囲筋のバランスを崩す原因になり、歯列不正の原因にもなります。

2年続ける母乳育児が赤ちゃんの歯並びを守る理由とは?

母乳育児期間が2ヶ月以下だと歯列不正4倍

2年は続けよう母乳育児
2年は続けよう母乳育児

ユハ・エーリック・バレラ教授の研究

母乳育児の期間が2ヶ月以下の赤ちゃんは、9ヶ月以上母乳で育った赤ちゃんと比べると、上顎前突・八重歯・下の前歯の乱杭歯などになるリスクが4倍も高いことを指摘しています。一方、15ヶ月以上母乳で育った赤ちゃんは、こういった歯列不正が発現しにくいと報告しています。

当歯科の統計では、2年以上母乳育児をした赤ちゃんでも稀に歯列不正が発現していることがあります。

参考:フィンランド トゥルク大学 ユハ・エーリック・バレラ教授

母乳が出ない時は?

母乳が出ず「母乳保育」が困難な場合、哺乳瓶で使用するニプルは咀嚼型ニプルを使おう。

ふかさわ歯科クリニック篠崎ではお子様の現状の歯並びや咬み合わせだけに限らず、健全な成長を見据えた治療や予防に取り組んでおります。患者さまのご要望を大切にし、一人ひとりに合った小児矯正をご提案いたします。成長過程にあるお子様の口腔環境は、刻々と変化しますのでご家庭でのセルフケアをはじめ、歯科医院での定期健診も含め当院をご利用いただければと思います。江戸川区篠崎で負担の少ない子どもの小児矯正をお探しの方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。

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筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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