高強度硬質レジンブリッジとは

高強度硬質レジンブリッジ
高強度硬質レジンブリッジ

保険適用: 高強度硬質レジンブリッジは、2018年4月から保険適用となりました。特定の条件を満たす場合に限り、保険診療で白いブリッジを選択できるようになりました。

材料の強度: 高強度硬質レジンは、従来の硬質レジンよりも強度が高いものの、歯の表面のエナメル質や金属素材に比べると強度は劣ります。エナメル質の約1/4程度の硬さで、金属材料やセラミックよりも柔らかいため、割れやすいという欠点があります。ブリッジとは 失った歯の隣接する歯を削って 失った歯を再建する治療法です。

審美性: 高強度硬質レジンブリッジは、金属を使用しないため、見た目が自然で白い歯に近い審美性を持っています。これにより、口元の見た目を気にする方にとっては魅力的な選択肢です。

保険適用条件

高強度硬質レジンブリッジは強度が不足しているため下記に示した3つの条件すべてに適合した場合にのみ保険適用になります。従ってかなり稀なケースといえます。

条件

01

第二小臼歯(5番)が欠損歯であること。

第二小臼歯(5番)欠損

条件

02

上下左右すべての第二大臼歯(7番)が存在し、噛み合わせに参加していること。

第二大臼歯(7番)が存在し咬合に関与

条件

03

原則として、ブリッジの土台となる第一小臼歯(4番)と第一大臼歯(6番)が共に神経が取ってあること。

第一小臼歯(4番)と第一大臼歯(6番)の神経が無い

保険適用条件の例外

  • 金属アレルギーを有する患者で医科からの診療情報提供(金属アレルギーであることの診断書)があり、臼歯部1歯中間欠損に使用する場合。

従って、金属アレルギーの患者は適用範囲がかなり広がります。

デメリット

欠点

 脆いので歯を沢山削る

脆いので強度を確保するために歯をたくさん 削らなければなりません。

欠点

 外れやすい

歯をたくさん 削ると土台の高さが低くなるためブリッジが外れやすくなります。

欠点

割れた場合の再作成

ブリッジが割れた場合には保険では 2年間再作成ができません。

強度の比較

高強度硬質レジンの硬さは歯の表面のエナメル質の硬さの1/4程度です。

ビッカース硬さ

エナメル質

270~366

銀歯

227

CAD/CAM冠(保険適用)

55

セラミック

400~485

ジルコニア

1300

高強度硬質レジン

88

高強度硬質レジンブリッジの費用

保険診療

保険適用です。

種類金額 ※単位:円
高強度硬質レジンブリッジ1歯欠損(3本連結) 約7,300点、約22,000円

※一部負担金が3割のケースです。来院回数が数日かかる高強度硬質レジンブリッジ作製行程の一連の治療費を合算したものです。あくまでもブリッジの費用の一例を挙げたものです。保険制度は複雑に点数が決められているため、個人々々の歯の状態で相当開きがあります。ここに上げた金額はおおよその費用と考えて下さい。

また、保険診療ではこの他にレントゲン撮影、歯周病の検査、歯周病の治療、根管治療、初診料、再診療、各種指導料などが加算される場合があります。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、歯科治療は保険診療を主体に行っております。江戸川区篠崎にて、保険適用の高強度硬質レジンブリッジをご検討の方は当院までお気軽にご相談下さい。また、自身の場合はどうなんだろう?と、分からない場合でも遠慮なくご相談ください。

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