「主人は歯医者に通っていますが、朝起きると枕に膿のようなものが付いていて、とても臭います。歯周病だと思うのですが大丈夫でしょうか?」

このようなご相談をいただくことがあります。

結論から言うと、歯ぐきや歯の周囲から膿が出ている可能性が高く、歯周病や歯の根の感染が進行していることが考えられます。

枕につく膿の正体とは?

朝起きた時に枕についている黄色や白っぽいネバネバした液体は、歯ぐきや歯の周囲から排出された膿(うみ)である可能性があります。

膿は細菌と白血球が戦った後にできる老廃物で、強い臭いを伴うことが特徴です。

寝ている間は唾液の分泌量が減るため、口の中で細菌が増殖しやすくなります。そのため、歯周病が進行している方では夜間に膿が排出され、朝になると枕に付着していることがあります。

重度の歯周病

最も多い原因の一つです。

重度の歯周病
重度の歯周病

歯周病が進行すると歯周ポケットの奥に細菌が繁殖し、歯ぐきの内部に膿が溜まります。

特徴としては、

  • 強い口臭
  • 歯ぐきからの出血
  • 歯ぐきの腫れ
  • 歯のぐらつき
  • 噛むと痛い

などがあります。

歯の根の感染(根尖病変)

過去に神経を取った歯や大きな虫歯がある歯では、歯の根の先に膿が溜まることがあります。

歯の根の感染(根尖病変)
歯の根の感染(根尖病変)

この場合も、

  • 歯ぐきにニキビのようなできものができる
  • 膿が出る
  • 強い口臭がある

といった症状が現れます。

ご主人が本当に歯科医院へ伝えていないのであれば、歯科医師が症状を把握していない可能性があります。

歯科医療では、

「痛い」
「腫れている」
「膿が出る」
「朝枕に付着する」

といった情報は重要な診断材料です。

見た目だけでは分からないこともあるため、患者さん自身から症状を伝えていただくことが大切です。

また、歯周病治療中であっても、治療途中の段階では膿が完全に止まっていないケースもあります。

膿が出ている状態は「感染が続いている状態」です。

放置すると、

  • 歯周病のさらなる進行
  • 歯槽骨の破壊
  • 歯の動揺
  • 抜歯が必要になる
  • 口臭の悪化

につながる可能性があります。

特に枕に付着するほどの膿が継続している場合は、軽症とは考えにくいケースもあります。

まずは次回の受診時に、

「朝起きると枕に膿のようなものが付く」
「強い臭いがする」

という事実を担当医に伝えてもらいましょう。

必要に応じて、

  • 歯周ポケット検査
  • レントゲン検査
  • 根管治療の確認
  • 歯周病の再評価

などを行うことで原因を特定できます。

朝起きた時に枕へ膿が付着する症状は、重度の歯周病や歯の根の感染が疑われます。特に強い口臭を伴う場合は、感染が進行している可能性があります。

歯科医院へ通院していても、症状を正確に伝えていなければ原因が見逃されることもあります。

「膿が出る」「臭いが強い」という症状は決して軽視せず、担当医へ詳しく伝えて原因を調べてもらうことをおすすめします。早期に適切な治療を受けることで、大切な歯を守れる可能性が高まります。

江戸川区篠崎で朝起きると枕に膿がつく方へ|歯周病や歯の根の感染が進行しているサインかもしれません

朝起きたときに枕へ膿のようなものが付いていたり、強い口臭が気になったりする場合は、歯周病や歯の根の感染(根尖病変)が原因となっている可能性があります。膿が出る状態は、お口の中で細菌感染が続いているサインです。放置すると歯を支える骨が溶けたり、最終的に抜歯が必要になったりすることもあります。

江戸川区篠崎の当院では、歯周病検査やレントゲン検査を行い、膿の原因を詳しく診断します。「歯ぐきから膿が出る」「口臭が強い」「歯ぐきにニキビのようなできものがある」といった症状でお悩みの方は、早めにご相談ください。原因を正しく見極め、できる限り歯を残す治療をご提案いたします。

【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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