歯医者の麻酔後のトラブル

  • 歯医者の麻酔後のトラブルは打った所の歯茎が痛い、麻酔がなかなか切れなくて唇を噛む、神経損傷などがあります。
  • 歯科麻酔が切れるまでの時間は浸潤麻酔と下顎孔伝達麻酔では異なります。

歯科麻酔後に痛む歯茎:いつまで続く?どう対処する?

麻酔を打った歯茎が痛い

麻酔を打った歯茎が痛い
麻酔を打った歯茎が痛い

注射針による歯茎の損傷

麻酔の針を刺した所が痛いのは注射針によって歯茎が部分的が損傷を受けるからであって、時間とともに消失します。

通常は、歯茎の痛みは次の日には消えていますが、長くても3日~4日後には自然治癒します。

ただし、痛みの原因が、麻酔の針による歯茎の損傷ではなく、歯や歯周組織になんらかの原因がある場合も考えられます。その場合、それらの治療が必要です。

対処法

麻酔を打った所の痛みが2、3日続くようなら、口内炎の薬を塗布します。

唇を噛む

唇を噛んで腫れ

感覚のため唇を噛んで腫れ

特に子供に多く起こりますが、麻酔後は感覚が無くなるため唇を噛んでしまいがちです。

唇を噛むと、タラコのように腫れ、噛んだところが口内炎の様に白くなることがあります。

対策

麻酔後、子供に唇を嚙まないように指導するとともに、両親は子供の様子に十分注意を払ってください。

気持ち悪くなる

歯医者の麻酔後の不快な感覚や気持ち悪さは、歯科治療で使用される局所麻酔薬の影響や、血管内に局所麻酔薬が入るためで、人によって違う体質からくるものです。

対策

ほとんどの場合、安静にすれば1時間ほどで治まります。

麻酔が切れるまでの時間

浸潤麻酔

浸潤麻酔

歯の周囲の粘膜に麻酔薬を注入する浸潤麻酔では治療後1~3時間程度で麻酔が切れてきます。麻酔薬は血流に乗って徐々に肝臓で分解されます。

伝達麻酔

下顎孔伝達麻酔

下顎の大臼歯への浸潤麻酔の効果がなく下顎孔伝達麻酔を行った場合、麻酔が切れるまで3~6時間程度を要します。

麻酔後の食事は要注意!粘膜を守るための時間とポイント

麻酔が切れない内に食事をすると粘膜を傷つけたり、食べ物をこぼしたり、火傷の原因になります。これは、唇や舌が自分の意識通りに動かないためです。

食事は麻酔が切れてから行うようにしてください。浸潤麻酔では約3時間後から、下顎孔伝達麻酔では約6時間後が目安です。

当院では歯科口腔外科分野の処置を、適切な検査・診断の元に実施しております。できる限り痛みやリスクを抑えた施術を心がけ、術後のケアまでしっかり実施致します。江戸川区篠崎にて、極力痛くない歯科治療をご希望の方は、ふかさわ歯科クリニック篠崎までお気軽にご相談ください。

【動画】表面麻酔と針なし注射器シリジェット

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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