🚨 「喉の奥が痛い」「飲み込むとしみる」——そんな症状が続いていませんか?
実はその痛み、喉の奥にできた口内炎が原因かもしれません😣。
喉の奥の粘膜は見えにくく、気づかないうちに炎症が広がることもあります。

この記事では、喉の奥に口内炎ができる原因・早く治す方法・病院を受診すべき目安を、歯科医の視点でわかりやすく解説します🦷。

「喉の奥が痛い」「飲み込むとしみる…」そんなとき、実は喉の奥に口内炎ができていることがあります😣。
口内炎と聞くと唇や頬の内側を思い浮かべる方が多いですが、実は**喉の奥(口蓋垂や扁桃腺まわり)**にも発生します。

見た目は白い小さな潰瘍や赤い腫れが特徴で、食べ物や飲み物がしみるほか、飲み込むたびに痛みが強くなるのが特徴です。
喉の奥は見えづらいため、気づいたときには炎症が広がっているケースも少なくありません⚠️。

喉の奥の痛みの原因にもなる「頬粘膜のアフタ性口内炎」

画像は、頬粘膜(喉の奥のほおの内側)に見られる典型的なアフタ性口内炎の所見がしっかり確認できます。

頬粘膜のアフタ性口内炎
頬粘膜のアフタ性口内炎

🔍 観察ポイント

  • 部位:上の奥歯付近の頬粘膜
  • 大きさ:およそ 6mm前後
  • 形状:楕円形の浅い潰瘍
  • 色調:中央は白〜黄白色の膜(偽膜)、周囲は赤く炎症反応
  • 周囲組織:境界がはっきりしており、典型的なアフタの縁取り

このような白色の浅い潰瘍と赤い縁取りのコントラストは、アフタ性口内炎の教科書的な見た目です。

🦷 考えられる状態

アフタ性口内炎(アフタ性潰瘍)

頬粘膜は噛んだり、歯と擦れたりしやすい場所で、疲労・ストレス・免疫低下・栄養不足(特にビタミンB群)なども誘因になります。

😣 痛みの特徴

  • 話す・食べる・歯が触れると鋭い痛み
  • 特に頬粘膜は動くため痛みが強く感じやすい
  • 6mmは中等度の大きさで、治癒にやや時間がかかる場合も

🧪 鑑別が必要なケース

以下の場合は歯科・口腔外科で精査が必要です:

  • 2週間以上治らない
  • 周囲に硬結(しこり)がある
  • 同じ場所に繰り返し出る
  • 潰瘍が急速に拡大する
  • 発熱や全身症状を伴う

💡 一般的なケア

  • 刺激物(辛い物・熱い物・酸味)を避ける
  • ビタミンB群の摂取
  • 市販のアフタ治療薬(口内炎パッチ・ステロイド軟膏)
  • うがい(アズレン、塩水)
  • 歯科でのレーザー照射は痛み軽減に非常に有効
 喉の奥に口内炎ができる主な原因
喉の奥に口内炎ができる主な原因

① 免疫力の低下😷

疲労やストレス、睡眠不足が続くと、体の抵抗力が落ち、細菌やウイルスが繁殖しやすくなります。
風邪をひいたあとや、体調を崩したタイミングで発症しやすいのもこのタイプです。

② ウイルスや細菌感染🦠

ヘルペスウイルスや溶連菌などによる感染性口内炎では、高熱や全身の倦怠感を伴うことがあります。
特に扁桃炎やヘルパンギーナなどは、喉の奥に水疱や潰瘍ができるため、自己判断せず医療機関での診断が必要です。

③ 口の乾燥・口呼吸💨

唾液には殺菌作用がありますが、口呼吸やドライマウスにより乾燥すると、口内環境が悪化して炎症が起こりやすくなります。
マスク生活や加齢による唾液減少も要注意です。

④ 食事や刺激物の影響🌶️

熱い食べ物や辛い料理、アルコール・たばこなどは粘膜を刺激し、口内炎を悪化させる原因になります。

⑤ アレルギーや外傷🍤🐟

魚の骨や硬い食べ物で傷ついた箇所から細菌が入り、炎症を起こすことも。アレルギー反応がきっかけで発生するケースもあります。

喉の奥にできた白い斑点が、必ずしも「単なる口内炎」とは限りません⚠️。

扁桃炎や咽頭炎との違い

  • 口内炎:白い潰瘍が1~数個、軽い発熱
  • 扁桃炎:扁桃腺全体が赤く腫れ、高熱や倦怠感を伴う

口腔がんの可能性もわずかにあり

2週間以上治らない、潰瘍が硬く盛り上がっている、出血があるなどの場合は、早めに歯科または口腔外科を受診してください。

自宅でできるケア・治し方
自宅でできるケア・治し方

① 炎症を抑えるケア💧

  • 殺菌効果のあるうがい薬でうがいをする
  • 塩うがいやカモミールティーうがいも有効
  • 市販の口内炎スプレー・パッチを活用

② 刺激を避ける食事🍚

熱いスープや辛い料理、アルコール・喫煙は控えましょう。
冷たくてやわらかい食事(ヨーグルト・おかゆなど)がオススメです。

③ 免疫力を高める生活🌿

ビタミンB群・Cを多く含む食事(豚肉、卵、緑黄色野菜)を摂り、睡眠をしっかり取ることが回復の近道です。

以下のような場合は、自己ケアでは治らない可能性があります。

  • 2週間以上治らない
  • 高熱や強い喉の痛みがある
  • 潰瘍が広がっている
  • 飲み込みがつらい、声がかすれる
  • 喉の奥にしこりや腫れを感じる

歯科や耳鼻咽喉科での対応👨‍⚕️

歯科では、口内の清掃や薬の塗布、感染の有無を確認します。
必要に応じて抗菌薬やうがい薬の処方が行われます。
口内炎を繰り返す方は、生活習慣や歯磨き習慣の見直しも大切です。

  • 口の中を清潔に保つ🪥(歯磨き・舌みがき)
  • 水分をしっかり摂る💧
  • ストレスをためない、睡眠を十分にとる😴
  • 禁煙・節酒を心がける🚭

小さな口内炎でも、繰り返す場合は免疫や体調のサインです。
生活を整えることが、最良の予防策になります🌸。

江戸川区篠崎で喉の奥の口内炎やできものが治らない方へ✨

喉の奥の痛みや白いできものがなかなか治らない場合、自己判断せず専門医の診察を受けることが大切です。
江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、口内炎をはじめとする口腔内粘膜のトラブルにも対応しています。
痛みの原因をしっかり確認し、お一人おひとりに合った治療と生活アドバイスを行っています。
「喉の奥が痛い」「飲み込むとしみる」などの症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください😊。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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