- 1. 銀歯が原因で口臭が起こることはある?
- 1.1. 銀歯の不適合が原因となる口臭症例
- 1.1.1. 被せ物の隙間から細菌が侵入する
- 1.1.2. 二次虫歯による腐敗臭
- 1.2. フィステル(瘻孔)が原因となる口臭症例
- 1.2.1. 歯の根の感染で膿が出ている状態
- 1.2.2. 根尖病変を放置するリスク
- 2. 銀歯が臭う主な原因
- 2.1. 1.銀歯の下で虫歯が再発している
- 2.2. 2.接着剤や銀歯の劣化
- 2.3. 3.歯垢や歯石の蓄積
- 2.4. 4.ブリッジ内部の汚れ
- 2.5. 5.フィステルからの排膿
- 3. 銀歯の臭いを放置するとどうなる?
- 4. 自分でできる臭いチェック方法
- 4.1. デンタルフロスで確認する
- 4.2. 息の臭いを確認する
- 5. 銀歯の臭いを防ぐセルフケア
- 5.1. 歯間ブラシ・フロスを毎日使用する
- 5.2. 舌清掃を行う
- 5.3. 定期的なクリーニングを受ける
- 6. 歯科医院で行う治療法
- 6.1. 不適合な銀歯の再治療
- 6.2. 根管再治療
- 6.3. セラミック・ジルコニアへの交換
- 7. 銀歯とセラミック・ジルコニアの違い
- 8. まとめ
- 9. 江戸川区篠崎で銀歯の臭いが気になる方へ
- 10. 【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法
- 11. 筆者・院長
- 11.1. 深沢 一
- 11.1.1. メッセージ

「銀歯の周りが臭う気がする」「フロスが強く臭う」「口臭の原因が銀歯かもしれない」――このようなお悩みはありませんか?
実は、銀歯の下で虫歯が再発していたり、被せ物の隙間に細菌が繁殖していたりすると、強い口臭の原因になることがあります。さらに、根の先に膿がたまる“フィステル”ができている場合には、腐敗臭のような強い臭いを伴うこともあります。
この記事では、銀歯が臭う原因、放置するリスク、改善方法について歯科医療の視点から詳しく解説します。
銀歯が原因で口臭が起こることはある?

銀歯そのものが直接強い臭いを発するわけではありません。しかし、銀歯の下で虫歯が再発していたり、被せ物の適合が悪くなったりすると、細菌が繁殖し、強い口臭の原因になることがあります。
特に長期間使用している銀歯では、接着セメントの劣化や歯ぐきの退縮によって隙間が生じやすくなります。その隙間に歯垢や食べかすが停滞すると、嫌気性菌が増殖し、腐敗臭や金属臭を感じるようになります。
銀歯の不適合が原因となる口臭症例

被せ物の隙間から細菌が侵入する
右下6番や右上6・7番などの銀歯周囲では、被せ物と歯の境界部分に段差や隙間が認められるケースがあります。
このような状態では、
- 歯垢が蓄積しやすい
- 清掃が難しくなる
- 二次虫歯が進行する
- 歯肉炎を起こしやすい
といった問題が起こります。
特に歯と銀歯の境目は、細菌の温床になりやすく、慢性的な口臭の原因となります。
二次虫歯による腐敗臭
銀歯の内部で虫歯が再発すると、歯質が細菌によって分解され、独特の腐敗臭を生じることがあります。
見た目では問題がなくても、
- フロスが臭う
- 銀歯周囲がしみる
- 噛むと違和感がある
- 歯ぐきが腫れる
などの症状がある場合は、内部で二次虫歯が進行している可能性があります。
フィステル(瘻孔)が原因となる口臭症例

歯の根の感染で膿が出ている状態
銀歯が装着された歯では、過去に根管治療を受けていることも少なくありません。
しかし、根管内部に細菌感染が再発すると、根の先に膿がたまり、歯ぐきにフィステル(瘻孔)が形成されることがあります。
フィステルとは、膿を外へ排出するための通路です。
歯ぐきに小さな白いできものや赤い腫れとして現れることが多く、そこから排出される膿が強い口臭の原因になります。
根尖病変を放置するリスク
フィステルがある場合、一時的に痛みが軽減することがあります。しかし、感染そのものが治ったわけではありません。
放置すると、
- 骨吸収の進行
- 根尖病変の拡大
- 隣接歯への感染
- 抜歯リスクの上昇
などにつながる可能性があります。
銀歯が臭う主な原因

1.銀歯の下で虫歯が再発している
古い銀歯では、接着セメントが劣化して細菌が侵入しやすくなります。内部で虫歯が進行すると、腐敗臭が発生します。

2.接着剤や銀歯の劣化
長年使用した銀歯では、セメントの溶解や金属の腐食が起こります。その結果、金属臭や不快な臭いを感じることがあります。
3.歯垢や歯石の蓄積
銀歯周囲は段差ができやすく、歯ブラシが届きにくい部位です。歯垢や歯石がたまることで、嫌気性菌が増殖し、口臭を引き起こします。
4.ブリッジ内部の汚れ
ブリッジの下部には食べかすや細菌が停滞しやすく、腐敗臭やメタリック臭の原因になります。
5.フィステルからの排膿
根尖病変によって排出される膿は、非常に強い臭いを伴うことがあります。
銀歯の臭いを放置するとどうなる?
銀歯周囲の臭いを放置すると、単なる口臭だけでなく、
- 虫歯の悪化
- 歯周病の進行
- 歯の破折
- 抜歯
- 金属アレルギー
などのリスクが高まります。
臭いは「細菌感染」や「補綴物の劣化」を知らせる重要なサインです。
自分でできる臭いチェック方法

デンタルフロスで確認する
銀歯の周囲をフロスで清掃した後、臭いを確認してみましょう。
強い臭いがある場合は、細菌の蓄積や二次虫歯の可能性があります。
息の臭いを確認する
口を閉じた状態を数秒保ったあとに息を吐き、不快臭が持続する場合は口臭が発生している可能性があります。
銀歯の臭いを防ぐセルフケア
歯間ブラシ・フロスを毎日使用する
銀歯周囲は通常の歯ブラシだけでは清掃不足になりやすいため、補助清掃器具の使用が重要です。
舌清掃を行う
舌苔は口臭の大きな原因です。舌ブラシを使い、やさしく清掃しましょう。
定期的なクリーニングを受ける
歯科医院でのPMTCや歯石除去によって、バイオフィルムや歯石を除去し、口臭リスクを低減できます。
歯科医院で行う治療法
不適合な銀歯の再治療
隙間や二次虫歯がある場合は、銀歯を除去し、虫歯治療や再補綴を行います。
根管再治療
フィステルや根尖病変がある場合は、感染源を除去するための再根管治療が必要になります。
セラミック・ジルコニアへの交換
近年では、劣化しにくく清掃性に優れたセラミックやジルコニアへの交換を希望される方も増えています。
これらの素材は、
- 汚れが付きにくい
- 金属腐食がない
- 適合精度が高い
- 審美性に優れる
といった特徴があり、口臭リスクの軽減にもつながります。
銀歯とセラミック・ジルコニアの違い
| 素材 | 特徴 | 臭いリスク | 審美性 |
|---|---|---|---|
| 銀歯(金銀パラジウム合金) | 保険適用・費用を抑えやすい | 高め | 低い |
| セラミック | 汚れが付きにくく清潔 | 低い | 高い |
| ジルコニア | 強度が高く長持ち | 非常に低い | 高い |
まとめ
銀歯が臭う背景には、
- 二次虫歯
- 被せ物の適合不良
- 根尖感染
- フィステル
- プラーク蓄積
など、さまざまな問題が隠れている可能性があります。
特に「フロスが臭う」「銀歯周囲がしみる」「歯ぐきが腫れる」といった症状がある場合は、早めの歯科受診が重要です。
銀歯の状態を適切に診断し、必要に応じて再治療や素材の見直しを行うことで、口臭の改善と歯の長期保存につながります。
江戸川区篠崎で銀歯の臭いが気になる方へ

銀歯の臭いは、放置しても自然には治りません。
そのままにしておくと、虫歯や歯周病が進行することもあります。
江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、
銀歯の再治療・セラミック治療・口臭ケアまでトータルで対応しています。
「口の臭いが気になる」「銀歯をやり替えたい」と感じたら、
ぜひ一度お気軽にご相談ください。
【動画】なかなか取れない舌苔の完全除去方法
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


