- 1. 【🎞️50秒】虫歯・歯周病予防に◎電動歯ブラシで変わるオーラルケア習慣とは?
- 2. 電動歯ブラシとは?
- 3. 電動歯ブラシの種類
- 3.1. 音波式電動歯ブラシ
- 3.2. 回転式電動歯ブラシ
- 3.3. 超音波を利用する歯ブラシ
- 4. 電動歯ブラシのメリット
- 4.1. 効率よくプラークを除去しやすい
- 4.2. ブラッシングの動きを一定にしやすい
- 4.3. 力の入れ過ぎを防ぐ機能がある
- 4.4. タイマー機能を活用できる
- 5. 電動歯ブラシの選び方
- 5.1. 歯周病が気になる方
- 5.2. 着色汚れが気になる方
- 5.3. 知覚過敏が気になる方
- 5.4. 矯正治療中の方
- 5.5. インプラントや被せ物が入っている方
- 6. 代表的な電動歯ブラシ
- 6.1. フィリップス「ソニッケアー」
- 6.2. パナソニック「ドルツ」
- 6.3. オムロン「メディクリーン」
- 6.4. クラプロックス「ハイドロソニック」
- 7. 電動歯ブラシを効果的に使うポイント
- 7.1. 1.強く押し付けない
- 7.2. 2.自分でゴシゴシ動かさない
- 7.3. 3.磨きにくい場所を意識する
- 7.4. 4.就寝前は特に丁寧に磨く
- 7.5. 5.ブラシヘッドを適切な時期に交換する
- 8. 電動歯ブラシだけで十分?
- 9. 電動歯ブラシを使っていても定期検診は必要
- 10. 手磨きと電動歯ブラシ、結局どちらがいい?
- 11. まとめ|電動歯ブラシは「選び方」と「使い方」が大切
- 11.1. 関連記事
- 12. 電動歯ブラシを使っていても、磨き残しが気になる方へ
- 13. 【動画】歯周ポケットを改善するセルフケア法
- 14. 筆者・院長
- 14.1. 深沢 一
- 14.1.1. メッセージ

「電動歯ブラシと普通の歯ブラシは、どちらがよく磨けるの?」
「音波式と回転式は何が違う?」
「高い電動歯ブラシを選んだほうがいい?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
電動歯ブラシは、ブラシ部分が自動で振動・回転することで、毎日のブラッシングをサポートする口腔ケア用品です。
適切に使用すれば効率よくプラーク(歯垢)を除去できますが、電動歯ブラシを使うだけで虫歯や歯周病を完全に予防できるわけではありません。
大切なのは、自分のお口に合った製品を選び、正しく使用することです。
この記事では、電動歯ブラシの種類やメリット、選び方、効果的な使い方についてわかりやすく解説します。
【🎞️50秒】虫歯・歯周病予防に◎電動歯ブラシで変わるオーラルケア習慣とは?
電動歯ブラシとは?

電動歯ブラシとは、モーターによってブラシヘッドを振動・回転させ、歯の表面に付着したプラークを除去する歯ブラシです。
手磨きでは自分で歯ブラシを細かく動かしますが、電動歯ブラシはブラシ自体が高速で動くため、基本的には歯面に適切に当てながら少しずつ移動させて使用します。
ただし、電動歯ブラシにもさまざまな種類があります。製品によってブラシの動きや機能が異なるため、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。
電動歯ブラシの種類
音波式電動歯ブラシ
音波式は、ブラシヘッドを高速で振動させてプラークを除去するタイプです。
細かな振動によって歯の表面や歯と歯ぐきの境目を清掃します。
製品によって振動数やブラシヘッドの大きさ、搭載されている機能などが異なります。
このような方に向いています
- 電動歯ブラシを初めて使用する方
- 歯ぐきへの強い刺激を避けたい方
- 歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨きたい方
なお、音波式であっても歯間のプラークを完全に除去できるわけではありません。フロスや歯間ブラシとの併用が重要です。
回転式電動歯ブラシ
回転式は、主に丸型のブラシヘッドが回転・振動することで、歯の表面に付着したプラークを除去するタイプです。
1本ずつ歯を包み込むようにブラシを当てて使用します。
このような方に向いています
- 1本ずつ丁寧に磨きたい方
- 小さなブラシヘッドを好む方
- 磨いている感覚を得たい方
清掃力を期待して強く押し付ける必要はありません。過度なブラッシング圧は歯ぐきや歯に負担をかけることがあります。
超音波を利用する歯ブラシ
超音波を利用した歯ブラシも販売されています。
一般的な音波式電動歯ブラシとは仕組みが異なるため、使用方法については製品ごとの説明を確認する必要があります。
また、「超音波だから音波式より優れている」と単純に判断することはできません。
電動歯ブラシは方式だけでなく、ブラシの大きさ、毛の硬さ、操作性、圧力センサーなどを含めて選ぶことが重要です。
電動歯ブラシのメリット
効率よくプラークを除去しやすい
電動歯ブラシの大きなメリットは、高速で動くブラシによって効率よくプラークを除去できることです。
適切に使用した電動歯ブラシは、手磨きと比較してプラーク除去や歯肉炎の改善に有利となる可能性が報告されています。
ただし、電動歯ブラシを使用すれば誰でも自動的にきれいに磨けるわけではありません。
ブラシが歯面に正しく当たっていなければ、磨き残しは発生します。
ブラッシングの動きを一定にしやすい
手磨きでは、歯ブラシを動かす幅や速度、力加減に個人差が生じます。
電動歯ブラシではブラシ自体が一定の動きをするため、適切に当てることでブラッシングを安定させやすいこともメリットです。
力の入れ過ぎを防ぐ機能がある
一部の電動歯ブラシには、ブラシを強く押し付けるとランプや振動などで知らせる「圧力センサー」が搭載されています。
歯磨きの際に力を入れ過ぎる習慣がある方には便利な機能です。
強い力で磨き続けると、歯ぐきや歯の表面に負担をかける可能性があります。
タイマー機能を活用できる
一定時間ごとに振動などで知らせるタイマーを搭載した製品もあります。
磨く場所を切り替える目安として利用できるため、短時間でブラッシングを終えてしまう方にも役立ちます。
電動歯ブラシの選び方
高価格な電動歯ブラシが、必ずしもすべての方に最適とは限りません。
大切なのは、自分のお口の状態と磨き方に合ったものを選ぶことです。

歯周病が気になる方
歯周病予防では、歯と歯ぐきの境目に付着したプラークを丁寧に除去することが重要です。
ブラシを強く押し付けてしまう方は、圧力センサーを搭載した製品も選択肢になります。
ただし、すでに歯ぐきの腫れ・出血・歯のぐらつきなどがある場合は、電動歯ブラシだけで対応しようとせず、歯科医院で状態を確認しましょう。
着色汚れが気になる方
コーヒー、紅茶、ワインなどによる着色が気になる場合には、ステインケアに対応したブラシヘッドやモードを搭載した製品があります。
ただし、電動歯ブラシで落とせるのは主に歯の表面に付着した着色です。
歯そのものの色を白くするホワイトニングとは異なります。
知覚過敏が気になる方
冷たいものがしみる方や歯ぐきが敏感な方は、やわらかめのブラシヘッドや低刺激モードを選ぶ方法があります。
ただし、知覚過敏のように感じる症状の中には、虫歯や歯の亀裂などが隠れていることもあります。
症状が続く場合は歯科医院を受診してください。
矯正治療中の方
ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーの周囲にプラークが残りやすくなります。
小型のブラシヘッドや、細かな部分を磨くためのブラシが用意されている製品が便利です。
ただし、電動歯ブラシだけですべての汚れを落とすことは難しいため、矯正用ブラシや歯間ブラシなどを併用する場合があります。
インプラントや被せ物が入っている方
インプラントやブリッジなどが入っている場合も、電動歯ブラシをセルフケアに利用できます。
重要なのは「どのメーカーを使うか」だけではなく、補綴物の状態に合わせて適切なブラシや補助清掃器具を選ぶことです。
歯間ブラシやフロスなどが必要になることもあるため、歯科医師や歯科衛生士に確認するとよいでしょう。
代表的な電動歯ブラシ
現在は国内外のメーカーからさまざまな電動歯ブラシが販売されています。
ここでは代表的なシリーズの特徴を紹介します。
※製品の仕様・機能・ラインアップは変更されることがあります。購入時には各メーカーの最新情報をご確認ください。

フィリップス「ソニッケアー」
ソニッケアーは、音波式電動歯ブラシの代表的なシリーズです。
モデルによって圧力を知らせる機能や複数のブラッシングモードなどが搭載されています。
ブラシヘッドにも複数の種類があるため、使用目的に応じて選択できます。
パナソニック「ドルツ」
ドルツは、音波振動を利用した電動歯ブラシです。
コンパクトなブラシヘッドを採用した製品もあり、奥歯など細かな部分までブラシを当てたい方にとって選択肢の一つとなります。
機種によって機能や付属ブラシが異なるため、必要な機能を確認して選びましょう。
オムロン「メディクリーン」
メディクリーンは、音波振動を利用した電動歯ブラシのシリーズです。
比較的シンプルな機能の製品もあり、複雑な機能を必要としない方や、初めて電動歯ブラシを試してみたい方にとって選択肢となります。
クラプロックス「ハイドロソニック」
クラプロックスが展開する音波式電動歯ブラシです。
ブラシヘッドや毛の設計などに特徴があります。
使用感やブラシの大きさには好みがあるため、ほかの製品と同様に自分のお口に合っているかを確認して選ぶことが大切です。
電動歯ブラシを効果的に使うポイント

1.強く押し付けない
電動歯ブラシは、強い力で歯に押し付ける必要はありません。
ブラシの毛先が適切に歯面へ触れる程度の力で使用します。
強い力をかけ続けると、歯ぐきや歯の表面に負担がかかる可能性があります。
圧力センサーが搭載されている場合は、その機能も活用しましょう。
2.自分でゴシゴシ動かさない
電動歯ブラシはブラシ自体が動くため、手磨きのように大きくゴシゴシ動かす必要はありません。
歯の表面、歯と歯ぐきの境目などにブラシを当て、歯から歯へゆっくり移動させます。
ただし、適切な動かし方は製品によって異なるため、メーカーが推奨する使用方法も確認してください。
3.磨きにくい場所を意識する
特にプラークが残りやすいのは、
- 歯と歯の間
- 歯と歯ぐきの境目
- 奥歯の後ろ側
- 歯並びが重なっている部分
- 被せ物やブリッジの周囲
- 矯正装置の周囲
などです。
電動歯ブラシを使っていても、こうした場所にブラシが届いているか意識して磨きましょう。
4.就寝前は特に丁寧に磨く
毎日のブラッシングでは、回数だけでなく「きちんとプラークを落とせているか」が重要です。
特に就寝中は唾液の分泌が少なくなるため、寝る前は時間を取って丁寧にセルフケアを行いましょう。
5.ブラシヘッドを適切な時期に交換する
毛先が広がったブラシは、清掃効率が低下します。
交換時期は製品によって異なりますが、一般的には約3か月が一つの目安です。
毛先が早く広がる場合は、ブラッシング圧が強過ぎる可能性もあります。
メーカーが指定する交換時期も確認してください。
電動歯ブラシだけで十分?
電動歯ブラシは便利なセルフケア用品ですが、電動歯ブラシだけですべてのプラークを除去することは困難です。
特に歯と歯が接している部分は、歯ブラシの毛先が十分に届きません。
そのため、
- デンタルフロス
- 歯間ブラシ
- 必要に応じたワンタフトブラシ
などを併用することが大切です。
歯間ブラシはサイズ選びも重要です。無理に太いものを挿入すると歯ぐきを傷つけることがあるため、わからない場合は歯科医院で確認しましょう。
電動歯ブラシを使っていても定期検診は必要
「電動歯ブラシを使っているから、歯医者でクリーニングを受けなくても大丈夫」と考えるのはおすすめできません。
セルフケアでは落としにくい汚れがあり、いったん硬くなった歯石は歯ブラシで取り除くことができません。
また、自分ではきれいに磨いているつもりでも、毎回同じ場所に磨き残しが生じていることがあります。
歯科医院では、
- 虫歯や歯周病のチェック
- 歯ぐきの状態の確認
- 歯石や着色の除去
- 磨き残しの確認
- ブラッシング方法のアドバイス
- フロスや歯間ブラシの選び方
などを行います。
電動歯ブラシを使っている方も、セルフケアと歯科医院での定期的なチェックを組み合わせることが大切です。
手磨きと電動歯ブラシ、結局どちらがいい?
「電動歯ブラシなら手磨きより必ずきれいになる」というわけではありません。
手磨きでも、適切な歯ブラシを選び、正しい方法で丁寧に磨けば十分なプラーク除去は可能です。
一方、電動歯ブラシにはブラシが自動で動くという特徴があり、ブラッシングを効率化したい方には便利な選択肢です。
つまり重要なのは、手磨きか電動かという違いだけではなく、自分のお口に合った道具を正しく使い、磨き残しを減らすことです。
まとめ|電動歯ブラシは「選び方」と「使い方」が大切
電動歯ブラシは、毎日のプラークコントロールをサポートしてくれる便利な口腔ケア用品です。
音波式や回転式などさまざまなタイプがありますが、価格や振動数だけで選ぶのではなく、歯ぐきの状態、歯並び、矯正装置やインプラント・被せ物の有無、ブラッシングの癖などを考慮して選ぶことが大切です。
また、電動歯ブラシを使用していても、歯間の清掃にはフロスや歯間ブラシなどの併用が必要です。
「電動歯ブラシを使っているのに歯ぐきから血が出る」
「どの電動歯ブラシを選べばいいかわからない」
「きちんと磨けているか確認したい」
という方は、歯科医院で一度ブラッシング状態を確認してもらうとよいでしょう。
関連記事
電動歯ブラシを使っていても、磨き残しが気になる方へ

電動歯ブラシを使っていても、歯間や歯ぐきの境目などにはプラークが残ることがあります。
お口の状態や磨き残しを確認し、歯周病・虫歯のリスクや歯並びに合わせて、電動歯ブラシの正しい当て方やフロス・歯間ブラシの使い方など、一人ひとりに合ったセルフケア方法をご提案します。
【動画】歯周ポケットを改善するセルフケア法
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。




