- 1. 【🎞️44秒】上の親知らずより下の方が痛い理由とは?神経・生え方で決まる抜歯難易度
- 2. 下の親知らずの方が痛みやすい理由
- 2.1. 骨の硬さが大きく異なる
- 2.2. 麻酔の管理が難しい
- 2.3. 術後の腫れが強く出やすい
- 3. 上と下の親知らず抜歯を比較
- 3.1. 上顎の親知らず
- 3.2. 下顎の親知らず
- 4. 痛みを左右する本当の要因
- 4.1. 生え方が最も重要
- 4.1.1. 痛みが少ないケース
- 4.1.2. 痛みが出やすいケース
- 5. 歯科医師の経験と設備
- 6. 個人差も大きい
- 7. 抜歯後の痛みの経過
- 8. ドライソケットに注意
- 9. 抜歯後の痛みを減らすポイント
- 9.1. 処方薬を正しく服用する
- 9.2. 当日は安静に過ごす
- 9.3. 口腔内を清潔に保つ
- 10. 親知らずの抜歯は大学病院と歯科医院のどちらが良い?
- 10.1. 上顎の親知らず
- 10.2. 下顎の親知らず
- 11. まとめ
- 12. 親知らずの抜歯で「上と下どちらが痛いのか不安…」という方へ
- 13. 【動画】親知らずの抜歯 上と下どっちが痛い
- 14. 筆者・院長
- 14.1. 深沢 一
- 14.1.1. メッセージ

親知らずの抜歯は上と下で痛みが違う?
患者さんからよく受ける質問の一つに、
「親知らずは上と下のどちらが痛いですか?」
というものがあります。
結論から言うと、一般的には下の親知らずの方が痛みや腫れが出やすい傾向があります。
ただし、痛みの程度は単純に上か下かだけで決まるわけではなく、親知らずの生え方や埋まり方、骨の状態、抜歯の難易度などによって大きく変わります。
ここでは、上と下の親知らず抜歯の違いや、術後の痛みが生じる理由について詳しく解説します。
【🎞️44秒】上の親知らずより下の方が痛い理由とは?神経・生え方で決まる抜歯難易度
下の親知らずの方が痛みやすい理由

骨の硬さが大きく異なる
上顎の骨は比較的柔らかく、親知らずも抜けやすい傾向があります。
一方、下顎の骨は密度が高く硬いため、歯がしっかり固定されています。そのため、抜歯時には骨を削ったり歯を分割したりする外科的処置が必要になることが多く、術後の炎症反応が強くなります。
特に水平埋伏智歯では、歯肉切開や骨削除を伴うため、術後の腫れや痛みが出やすくなります。
麻酔の管理が難しい
下顎は骨が厚いため、上顎に比べて麻酔液が浸透しにくい特徴があります。
また、下顎には下歯槽神経という太い神経が通っているため、神経周囲まで十分に麻酔を効かせる必要があります。
適切な麻酔を行えば抜歯中の痛みはほとんどありませんが、炎症が強い場合や難症例では、不快感を感じることがあります。
術後の腫れが強く出やすい
下顎の親知らずを抜歯した後は、炎症による腫れが出やすい傾向があります。
特に横向きに埋まった親知らずでは、
- 頬が腫れる
- 口が開きにくくなる
- 飲み込みづらくなる
といった症状がみられることがあります。
通常は術後2〜3日で腫れのピークを迎え、その後徐々に改善します。
上と下の親知らず抜歯を比較
上顎の親知らず
上顎の親知らずは比較的抜歯しやすいケースが多くあります。
特徴は以下の通りです。
- 骨が柔らかい
- 歯根の形が単純
- 抜歯時間が短い
- 術後の腫れが少ない
まっすぐ生えている場合には数分で抜歯が終了することも珍しくありません。
患者さんからは、
「思ったより簡単だった」
という感想をいただくことが多いです。
下顎の親知らず
下顎では横向きや斜めに埋まっているケースが多くみられます。
特に水平埋伏智歯では、
- 歯肉切開
- 骨削除
- 歯の分割
などが必要になります。
処置時間も長くなりやすく、術後の痛みや腫れも強く出る傾向があります。
痛みを左右する本当の要因

生え方が最も重要
痛みの強さを決める最大の要因は「上か下か」ではなく、親知らずの生え方です。
痛みが少ないケース
- 完全に萌出している
- まっすぐ生えている
- 骨に埋まっていない
痛みが出やすいケース
- 水平埋伏智歯
- 斜め埋伏
- 完全埋伏歯
- 骨深くに埋まっている
同じ下顎でも、生え方によって難易度は大きく異なります。
歯科医師の経験と設備
親知らずの抜歯は診断力と技術力が重要です。
CTによる三次元診断を行うことで、
- 神経との距離
- 骨の状態
- 歯根の形態
を正確に把握できます。
適切な診断と経験豊富な術者による抜歯は、処置時間の短縮につながり、結果的に術後の痛みや腫れの軽減にも役立ちます。
個人差も大きい
痛みの感じ方には個人差があります。
同じ抜歯でも、
- ほとんど痛みを感じない方
- 腫れやすい方
- 痛みに敏感な方
がいます。
また、睡眠不足や疲労、ストレスは炎症を強くする要因になるため、抜歯前後の体調管理も重要です。
抜歯後の痛みの経過
通常の経過では、
- 当日:麻酔が切れて痛みが出始める
- 2〜3日後:痛み・腫れのピーク
- 4〜7日後:徐々に改善
- 1〜2週間後:ほぼ落ち着く
という流れになります。
適切な服薬と安静を守れば、多くの症例で順調に治癒します。
ドライソケットに注意

下顎の親知らず抜歯後に強い痛みが続く場合は、ドライソケットの可能性があります。
ドライソケットとは、抜歯窩を保護する血餅(血のかさぶた)が失われ、骨が露出してしまう状態です。
特徴として、
- 抜歯後3〜5日頃から痛みが増強する
- ズキズキとした強い痛みが続く
- 鎮痛薬が効きにくい
といった症状がみられます。
強いうがいや喫煙はドライソケットの原因となるため注意が必要です。
抜歯後の痛みを減らすポイント
処方薬を正しく服用する
鎮痛薬や抗生物質は歯科医師の指示通りに服用しましょう。
痛みが強くなってからではなく、麻酔が切れる前に鎮痛薬を服用すると効果的です。
当日は安静に過ごす
抜歯当日は、
- 激しい運動
- 飲酒
- 長時間の入浴
を避けてください。
血流が増えると出血や腫れが強くなることがあります。
口腔内を清潔に保つ
抜歯当日は強いうがいを避けますが、翌日以降は丁寧な歯磨きが大切です。
清潔な環境を保つことで感染予防につながります。
親知らずの抜歯は大学病院と歯科医院のどちらが良い?
上顎の親知らず
上顎の親知らずは比較的難易度が低く、多くのケースで一般歯科でも対応可能です。
下顎の親知らず
横向きに埋まっている下顎の親知らずは難易度が高くなります。
特に、
- 下歯槽神経と近接している
- 骨深くに埋まっている
- 完全埋伏である
といった症例では、大学病院や口腔外科専門施設での抜歯が推奨されることがあります。
当院では精密診断を行い、難易度を評価したうえで安全な抜歯が可能か判断しています。
まとめ
親知らずの抜歯では、一般的に下の親知らずの方が痛みや腫れが出やすい傾向があります。
その理由は、
- 下顎の骨が硬い
- 外科的処置が必要になりやすい
- 神経が近くに存在する
- 炎症が起こりやすい
ためです。
しかし、実際には「上か下か」よりも「どのように生えているか」が痛みを大きく左右します。
CTによる正確な診断と経験豊富な歯科医師による抜歯によって、多くのケースで安全かつ痛みを最小限に抑えた治療が可能です。
親知らずの抜歯に不安がある方は、まずは精密検査を受け、ご自身の親知らずの状態を正確に把握することをおすすめします。
親知らずの抜歯で「上と下どちらが痛いのか不安…」という方へ

親知らずの抜歯は、「上と下で痛みは違うの?」「抜いた後はどれくらい腫れるの?」と不安に感じる方が少なくありません。一般的には下の親知らずの方が抜歯の難易度が高く、術後の腫れや痛みが出やすい傾向がありますが、実際には親知らずの生え方や神経との位置関係によって大きく異なります。
江戸川区篠崎の当院では、精密検査を行い、親知らずの状態を詳しく診断したうえで、安全性を最優先に抜歯を行っています。まっすぐ生えた親知らずから横向きに埋まった親知らずまで幅広く対応し、難症例については適切な医療機関をご紹介いたします。
「抜歯が怖い」「できるだけ痛みを抑えたい」「自分の親知らずは抜いた方がいいのか知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。篠崎駅南口徒歩1分の通いやすい環境で、患者さま一人ひとりに合わせた丁寧な説明と治療をご提供しています。
【動画】親知らずの抜歯 上と下どっちが痛い
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


