「愛犬とキスするのは普通」「一緒のスプーンで食べさせることもある」――そんな日常のスキンシップ、実は犬の健康を脅かすリスクになるかもしれません。
歯周病は感染症であり、人間から犬に歯周病菌がうつる可能性があります。

この記事では、感染経路・リスク・予防方法を詳しく解説します。大切な家族である愛犬を守るために、ぜひチェックしてください🐾

人間と犬の歯周病の関係
人間と犬の歯周病の関係
  • 歯周病は「細菌感染症」である
  • 人間と犬の口腔内には共通する歯周病菌が存在
  • 飼い主が歯周病だと、犬もリスクが高まる

👉 つまり、飼い主の口腔環境は犬の健康に直結するのです。

🍴 食べ物の口移し

飼い主が噛んだものを与えると、歯周病菌も一緒に伝わるリスク。

🥢 食器やスプーンの共有

人間用の食器を使い回すのは細菌感染の温床。

😘 キスや顔をなめさせる行為

スキンシップのつもりが、口腔内細菌を直接移してしまうことも。

  • 口臭が強くなる
  • 歯ぐきが腫れて出血
  • 歯がぐらぐらして食欲低下
  • 重度では歯が抜け、細菌が血液に入り心臓・腎臓病を引き起こすリスクも⚠️

🪥 飼い主自身の口腔ケア

  • 毎日の歯磨き
  • 定期的な歯科検診
    👉 飼い主が歯周病を予防・治療することが第一歩。

🐶 犬へのデンタルケア

  • 犬専用の歯ブラシ・歯磨きシート
  • デンタルガムや口腔ケア商品を活用

🧼 食器やおもちゃの衛生管理

  • 犬専用の食器を用意し、人間と共有しない
  • おもちゃや水飲み容器も定期的に洗浄
  • スケーリング(歯石除去):全身麻酔下で歯石を除去
  • 抜歯・外科処置:重度の場合は歯を抜くことも
  • 費用相場:軽度で数千円〜、全身麻酔や抜歯で数万円になることも

動物病院での治療は「麻酔リスク」と「費用」を考慮する必要があります。

飼い主が自分の口腔ケアを怠ると、愛犬の健康まで脅かすことになります。
お互いに**「歯周病予防を習慣化」**することで、愛犬の健康寿命を延ばし、長く一緒に過ごせるのです✨

  • 歯周病菌は人間から犬にうつる可能性がある
  • 感染経路は「口移し」「食器共有」「キス」など身近な習慣
  • 飼い主と犬の両方が口腔ケアを続けることが、愛犬の健康を守る最大の予防策

大切なパートナーである愛犬のために、今日からできるケアを始めましょう🐾

犬に歯周病菌が感染する原因は飼い主?家庭でできる予防対策

歯周病は人間だけでなく、愛犬の健康にも影響を与える可能性があります。飼い主さまご自身が歯周病予防・治療に取り組むことで、犬への感染リスクも減らせます。当院では、定期的な歯周病チェックやクリーニングを行い、口腔環境を健康に保つサポートをしています。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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