- 1. おしゃぶりの基本知識
- 2. おしゃぶりのメリットとデメリット
- 2.1. おしゃぶりのメリット
- 2.1.1. 泣き止みや睡眠をサポートする
- 2.1.2. 赤ちゃんに安心感を与える
- 2.1.3. SIDSとの関連が報告されている
- 2.2. おしゃぶりのデメリット
- 2.2.1. 歯並びや噛み合わせへの影響
- 2.2.2. 言語発達への影響
- 2.2.3. 衛生面のリスク
- 3. おしゃぶりはいつまで使うべき?
- 3.1. 使用開始の目安
- 3.2. やめる時期の目安
- 3.3. 自然に卒業する子もいる
- 4. 歯並びへの影響と歯科医の考え方
- 5. おしゃぶりをやめさせるコツ
- 5.1. 徐々に使用時間を減らす
- 5.2. 他の安心材料を用意する
- 5.3. 無理に取り上げない
- 6. おしゃぶりの選び方
- 6.1. 形状
- 6.2. サイズ
- 6.3. 素材
- 6.4. 安全性
- 7. 歯科医がすすめるおしゃぶりとの上手な付き合い方
- 8. 江戸川区篠崎で赤ちゃんのおしゃぶり使用でお悩みの方へ
- 9. 【動画】アデノイド顔貌
- 10. 筆者・院長
- 10.1. 深沢 一
- 10.1.1. メッセージ

「おしゃぶりを使うと歯並びが悪くなる?」「いつまで使って大丈夫?」と不安に感じる保護者の方は少なくありません。
おしゃぶりは赤ちゃんを落ち着かせたり、寝かしつけを助けたりする便利な育児アイテムですが、使い方や使用期間によっては歯並びや噛み合わせに影響を与えることがあります。
この記事では、おしゃぶりのメリット・デメリット、歯並びへの影響、やめる時期の目安、安全な選び方までを歯科医の視点からわかりやすく解説します。
おしゃぶりの基本知識

おしゃぶりは、赤ちゃんの「吸いたい」という本能的な欲求を満たし、不安やぐずりを和らげるために使われる育児アイテムです。赤ちゃんには生まれつき「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」が備わっており、母乳やミルク以外でも口に何かを含むことで安心感を得ることがあります。
特に生後数か月から1歳頃までの時期に使用されることが多く、寝かしつけや夜泣き対策として活用されるケースも少なくありません。世界的にも広く使用されており、育児をサポートする道具のひとつとして定着しています。
おしゃぶりのメリットとデメリット
おしゃぶりのメリット
泣き止みや睡眠をサポートする
おしゃぶりを吸うことで赤ちゃんが落ち着き、寝つきが良くなることがあります。特に夜泣きやぐずり対策として役立つと感じる保護者は多く、育児負担の軽減につながる場合があります。
赤ちゃんに安心感を与える
赤ちゃんにとって「吸う」という行為は精神的な安定につながります。おしゃぶりはその欲求を満たし、不安や緊張を和らげる役割を果たします。
SIDSとの関連が報告されている
一部の研究では、おしゃぶりの使用が乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク低下と関連する可能性が示されています。ただし、完全な予防法ではなく、睡眠環境の整備など総合的な対策が重要です。
おしゃぶりのデメリット
歯並びや噛み合わせへの影響
長期間のおしゃぶり使用は、開咬(前歯が噛み合わない状態)や上顎前突(出っ歯)の原因となることがあります。特に2歳以降も頻繁に使用している場合は、歯列や顎の成長に影響を及ぼしやすくなります。

言語発達への影響
発語が増える時期に長時間おしゃぶりを使用していると、口を動かして発音を練習する機会が減る可能性があります。会話や発声を妨げないよう、使用時間には配慮が必要です。
衛生面のリスク
おしゃぶりを適切に消毒・交換しないと、細菌が繁殖する原因になります。また、中耳炎との関連を指摘する報告もあり、衛生管理は非常に重要です。
おしゃぶりはいつまで使うべき?
使用開始の目安
一般的には、生後数か月頃から使用されることが多いですが、母乳育児が安定する前は使用を控えるよう勧められる場合もあります。
やめる時期の目安
歯科や小児科では、1歳半〜2歳頃までに卒業することが推奨されています。3歳を過ぎても使用が続くと、歯並びや顎の発達への影響が残りやすくなるため注意が必要です。
自然に卒業する子もいる
1歳前後で自然に興味を失う子もいれば、強く依存する子もいます。無理にやめさせようとせず、子どもの成長に合わせて段階的に進めることが大切です。
歯並びへの影響と歯科医の考え方
長期間のおしゃぶり使用では、開咬や出っ歯などの不正咬合が問題になることがあります。しかし、2歳頃までに使用を終了できれば、成長とともに自然改善するケースも少なくありません。
一方、3歳以降も長期化すると、自然改善が難しくなり、将来的に矯正治療が必要になる可能性があります。歯並びや噛み合わせに不安がある場合は、早めに歯科医院で相談することが大切です。
おしゃぶりをやめさせるコツ
徐々に使用時間を減らす
「寝る前だけ」「外出時だけ」など使用場面を限定し、少しずつ減らしていく方法が効果的です。
他の安心材料を用意する
お気に入りのぬいぐるみやタオルなど、おしゃぶり以外に安心できる存在を作ることで、依存を減らしやすくなります。
無理に取り上げない
急にやめさせると強いストレスになることがあります。子どもの気持ちに寄り添いながら、無理のないペースで進めることが大切です。
おしゃぶりの選び方

形状
丸型やさくらんぼ型、歯並びへの配慮をうたったタイプなどさまざまな種類があります。月齢や口の大きさに合ったものを選ぶことが重要です。
サイズ
月齢に適したサイズを選ばないと、誤飲や口腔発達への影響につながる場合があります。
素材
現在はシリコン製が主流で、耐久性や衛生面に優れています。劣化した場合は早めに交換しましょう。
安全性
PSCマークやSTマークなど、安全基準を満たした製品を選ぶと安心です。
歯科医がすすめるおしゃぶりとの上手な付き合い方
- 使用は1歳半〜2歳頃までを目安にする
- 常に口に入れたままにしない
- 使用後は清潔に保つ
- 定期健診で歯並びや噛み合わせを確認する
- 気になる変化があれば早めに歯科へ相談する
おしゃぶりは育児を助ける便利なアイテムですが、使い方や期間によっては歯並びや口腔機能に影響を与えることがあります。赤ちゃんの成長に合わせて適切に使用し、無理のない卒業を目指すことが大切です。
江戸川区篠崎で赤ちゃんのおしゃぶり使用でお悩みの方へ

赤ちゃんにとっておしゃぶりは、安心できる大切な存在です。寝かしつけや泣き止ませに役立つ一方で、長期間の使用は歯並びや噛み合わせに影響を及ぼすこともあります。『いつまで使っていいの?』『歯並びが悪くならないか心配…』『どうやってやめさせればいいの?』と悩まれる保護者の方は少なくありません。
当院では、歯科医の視点からおしゃぶりのメリットとデメリット、適切な使用時期、歯並びへの影響、そして無理なくやめさせる工夫についてわかりやすく解説しています。地域の皆さまが安心して育児に取り組めるよう、正しい情報をお届けします。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
【動画】アデノイド顔貌
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


