- 1. 口内炎とは?
- 1.1. 主な種類
- 1.2. 歯ぐきにできたアフタ性口内炎
- 1.2.1. 🔍 観察ポイント
- 1.2.2. 🦷 考えられる状態
- 1.2.2.1. アフタ性口内炎(歯肉アフタ)
- 1.2.3. ⚠️ 痛みの特徴
- 1.2.4. 🧪 鑑別が必要な場合
- 1.2.4.1. 頬粘膜にみられる白板症の典型所見
- 1.2.5. 💡 対処方法
- 1.3. 原因
- 2. 口内炎を「つぶす」とどうなる?
- 2.1. 一時的に痛みが減ることもある
- 2.2. 感染リスクの拡大🚨
- 2.3. 跡が残る可能性
- 3. 口内炎をつぶすのはNG!やってはいけない対処法
- 3.1. 正しい口内炎の治し方
- 3.1.1. 市販薬の活用💊
- 3.1.2. 生活習慣の改善🌿
- 3.1.3. 痛みを和らげる工夫😊
- 3.2. 受診が必要な口内炎のサイン
- 4. 予防法
- 4.1. 栄養バランス🥗
- 4.2. ストレスケア🧘♀️
- 4.3. 口腔ケア🪥
- 5. まとめ
- 6. 江戸川区篠崎で口内炎にお悩みの方へ✨
- 7. 筆者・院長

🚨 「口内炎が痛くてつい指でつぶしたくなる…」そんな経験はありませんか?😖
しかし、口内炎を自己流でつぶすことはとても危険で、かえって症状を悪化させてしまうリスクがあります。
本記事では「口内炎をつぶすとどうなるのか?」を解説し、安全で効果的な治し方や予防法をご紹介します。🦷✨
口内炎とは?
口の中の粘膜にできる炎症で、強い痛みや食事・会話のしにくさを引き起こします。
主な種類
- アフタ性口内炎:最も一般的。白い潰瘍ができて強い痛み⚡
- カタル性口内炎:粘膜全体が赤く腫れてヒリヒリ🔥
- カンジダ性口内炎:真菌(カビ)が原因で白い苔状に👅
- ヘルペス性口内炎:ウイルス感染による水ぶくれタイプ🦠
歯ぐきにできたアフタ性口内炎
画像には、**歯肉(歯ぐき)に発生したアフタ性口内炎(アフタ性潰瘍)**の典型的な所見がみられます。

🔍 観察ポイント
- 場所:下の前歯の歯肉(唇側)
- 形状:楕円形〜円形の浅い潰瘍
- 色調:中央が白〜黄白色、周囲が赤く炎症を伴う
- 大きさ:数ミリ程度
- 周囲組織:歯肉は全体的にピンクで、病変部のみ白濁
アフタ性口内炎として非常に典型的な見た目です。
🦷 考えられる状態
アフタ性口内炎(歯肉アフタ)
舌や頬粘膜に比べると歯肉にアフタができる頻度はやや少なめですが、
ストレス・免疫低下・ビタミン不足・疲労・歯ブラシの摩擦などを契機に歯肉にも発生します。
⚠️ 痛みの特徴
- 食事中に触れると鋭い痛み
- 歯ブラシが当たると強い違和感
- 特に前歯の歯肉は日常的に刺激を受けやすく治りにくいことがある
🧪 鑑別が必要な場合
以下の場合は、アフタ以外の疾患(白板症、扁平苔癬、ヘルペスなど)の可能性も考慮します:
- 2週間以上治らない
- 周囲に硬さがある
- 次々に同じ場所に再発する
- 病変が広がる
頬粘膜にみられる白板症の典型所見

頬粘膜に白色の角化した病変が広がっている状態です。擦っても取れない白斑が特徴で、慢性的な刺激(噛み癖・義歯・喫煙など)が原因になることがあります。白板症は前がん病変の一つとされ、確実な診断と経過観察が重要です。
💡 対処方法
- 刺激物(辛い物・熱い物・酸味)を避ける
- 歯磨きはやさしく、当たる部分は小さい歯ブラシを使用
- ビタミンB群の補給
- 市販の口内炎パッチ、ステロイド軟膏が有効
- 痛みが強い場合はレーザー治療も可能
原因
- 睡眠不足・ストレス😴💼
- 栄養不足(特にビタミンB群・鉄分)🥦🥩
- 免疫力の低下💧
- 歯の尖りや入れ歯の刺激による傷
口内炎を「つぶす」とどうなる?
「つぶせば早く治るのでは?」と思う方もいますが、実際には逆効果です。

一時的に痛みが減ることもある
膿や液体が出ることで一瞬楽になる場合もあります。ですが…
感染リスクの拡大🚨
- 爪や針でつぶすと細菌が侵入しやすくなる
- 傷口が広がり、炎症が悪化する
- 治りが遅くなる
跡が残る可能性
無理につぶしたことで粘膜が硬くなり、傷跡や再発の原因になることも。
口内炎をつぶすのはNG!やってはいけない対処法
- 針や爪でつぶす行為 ❌
- 塩や酢を直接塗る ➡️ 強い刺激で悪化
- 強いアルコールうがい薬を使いすぎる ➡️ 粘膜ダメージ
こうした民間療法は一時的に効いたように感じても、実際にはリスクが大きいのです。😵
正しい口内炎の治し方
では、どうすれば安全に治せるのでしょうか?

市販薬の活用💊
- 口内炎パッチ(患部を保護して痛みを軽減)
- ステロイド軟膏(炎症を抑える)
- ビタミン剤(B2・B6など)
生活習慣の改善🌿
- 睡眠をしっかりとる
- 栄養バランスの良い食事(特に野菜・たんぱく質)
- ストレスを減らす工夫
痛みを和らげる工夫😊
- うがい(生理食塩水やマイルドなうがい薬)
- 冷たい飲み物やアイスで一時的に鎮静
- 刺激物(辛い物・熱い物・酸っぱい物)を避ける
受診が必要な口内炎のサイン
次のような場合は自己判断せず、歯科や口腔外科を受診しましょう。🏥

- 2週間以上治らない
- 繰り返し頻繁にできる
- 発熱やリンパの腫れを伴う
- 白斑や硬いしこりを伴う(口腔がんの可能性⚠️)
予防法
日常の工夫で口内炎は防げます。
栄養バランス🥗
- ビタミンB群:豚肉・レバー・卵
- 鉄分:赤身肉・ほうれん草
- 亜鉛:牡蠣・ナッツ類
ストレスケア🧘♀️
- 睡眠の確保
- 適度な運動
- リラックス習慣(お風呂・趣味)
口腔ケア🪥
- 正しい歯磨き
- デンタルフロスの活用
- 定期的な歯科検診
まとめ
- 口内炎を「つぶす」のは危険で、悪化や感染を招く
- 正しいセルフケアと市販薬で改善を目指す
- 長引く場合や異常がある場合は早めに歯科受診が安心
口内炎は小さなトラブルに見えても、生活の質を大きく下げるものです。正しい知識を持ち、無理につぶさず、安全に治していきましょう😊✨
江戸川区篠崎で口内炎にお悩みの方へ✨

口内炎は小さなトラブルに思えても、つぶすと悪化し、思わぬ病気のサインを見逃してしまうこともあります。当院では、原因に合わせた適切な治療とアドバイスをご提供しています。長引く口内炎でお悩みの方は、早めにご相談ください😊。
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


