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歯科検診を受けた際に、「C1」「歯周ポケット」「PCR」「動揺度」などの専門用語が書かれていて、意味がよく分からなかった経験はありませんか?検診結果に記載される用語には、お口の健康状態を把握するための重要な情報が含まれています。

この記事では、歯科検診でよく使われる用語や略語の意味を歯科医師の視点からわかりやすく解説します。

C(虫歯の進行度)

「C」は虫歯を意味する「Caries(カリエス)」の頭文字です。

  • C0:初期虫歯(再石灰化が期待できる状態)
  • C1:エナメル質内の虫歯
  • C2:象牙質まで進行した虫歯
  • C3:神経まで達した虫歯
  • C4:歯の大部分が崩壊した重度虫歯

数字が大きくなるほど虫歯が進行しています。

歯周ポケット

歯と歯ぐきの間にある溝のことです。

一般的な目安は以下の通りです。

  • 1~3mm:健康な状態
  • 4~5mm:軽度~中等度歯周病
  • 6mm以上:進行した歯周病

歯周ポケットが深くなるほど、歯を支える骨が失われている可能性があります。

プラーク(歯垢)と歯石

プラーク

歯の表面に付着する細菌の塊です。虫歯や歯周病の主な原因となります。

歯石

プラークが唾液中のミネラルと結合して硬くなったものです。

歯石になると歯ブラシでは除去できず、歯科医院でのクリーニングが必要になります。

咬耗(こうもう)・摩耗

歯がすり減る現象を指します。

咬耗

歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせによる摩耗

摩耗

強いブラッシングや習慣的な刺激による摩耗

進行すると知覚過敏や歯の破折の原因になります。

DMFT指数

虫歯の経験を数値化した指標です。

  • D(Decayed):未治療虫歯
  • M(Missing):虫歯が原因で失った歯
  • F(Filled):治療済みの歯

数値が高いほど、虫歯の既往が多いことを示します。

PCR(プラークコントロールレコード)

歯磨きの状態を評価する検査です。

歯の表面に付着したプラークの割合を測定します。

目安として

  • 20%以下:良好
  • 10%以下:非常に良好

とされています。

動揺度

歯のグラつきを調べる検査です。

  • 0度:動揺なし
  • 1度:わずかな動揺
  • 2度:中等度の動揺
  • 3度:著しい動揺

歯周病が進行すると動揺度が大きくなります。

咬合(こうごう)

上下の歯の噛み合わせのことです。

噛み合わせの異常は、

  • 歯の破折
  • 顎関節症
  • 歯周病の悪化
  • 肩こりや頭痛

などに関与する場合があります。

スケーリング

歯の表面に付着した歯石を除去する処置です。

歯周病予防の基本となる治療です。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

歯周ポケット内の歯石や細菌を除去し、歯根表面を滑沢化する治療です。

中等度以上の歯周病治療で行われます。

シーラント

奥歯の溝を樹脂で埋める虫歯予防処置です。

特に生えたばかりの永久歯に有効です。

プロービング

専用の器具(プローブ)を使用して歯周ポケットの深さを測定する検査です。

歯周病の診断には欠かせません。

C1~C4(虫歯の進行度)

C1(エナメル質う蝕)

エナメル質に限局した初期虫歯です。

痛みはほとんどなく、適切なケアにより進行を抑えられる場合があります。

C2(象牙質う蝕)

虫歯が象牙質まで進行した状態です。

冷たい物や甘い物がしみることがあります。

C3(歯髄う蝕)

神経まで虫歯が達した状態です。

強い痛みが出やすく、根管治療が必要になります。

C4(残根状態)

歯冠部分が大きく崩壊し、神経が壊死した状態です。

抜歯や高度な保存治療が必要になることがあります。

P1~P4(歯周病の進行度)

P1

軽度の歯肉炎

P2

軽度歯周炎

P3

中等度歯周炎

P4

重度歯周炎

P4になると歯槽骨が大きく失われ、歯の保存が困難になる場合があります。

×

要抜去乳歯

永久歯の正常な萌出を妨げる乳歯を示します。

欠損歯または抜歯済みの歯

※自治体や学校によって表記が異なる場合があります。

補綴(ほてつ)

失われた歯や歯質を人工物で補う治療です。

主な補綴治療には、

  • クラウン(被せ物)
  • ブリッジ
  • 入れ歯
  • インプラント

があります。

萌出(ほうしゅつ)

歯が歯ぐきを突き破って生えてくることを指します。

乳歯・永久歯・混合歯列期

  • 乳歯:子どもの歯
  • 永久歯:大人の歯
  • 混合歯列期:乳歯と永久歯が混在する時期

フッ素塗布

歯の再石灰化を促進し、虫歯予防効果を高める処置です。

仕上げ磨き指導

保護者が行う仕上げ磨きの方法やポイントについて指導を受けることです。

1. 問診

症状や生活習慣について確認します。

2. 口腔内検査

虫歯や歯ぐきの状態を診査します。

3. 歯周病検査

歯周ポケットや出血の有無を調べます。

4. レントゲン検査

目で見えない虫歯や骨の状態を確認します。

5. 結果説明と予防指導

検査結果をもとに、治療の必要性やセルフケア方法について説明します。

歯科検診で使われる専門用語を理解すると、検診結果の内容が分かりやすくなり、自分のお口の状態を正しく把握できるようになります。特に「C」「P」「歯周ポケット」「PCR」などは、虫歯や歯周病の進行度を知る重要な指標です。分からない用語があれば遠慮せず歯科医師や歯科衛生士に質問し、定期的な検診を通じて健康な歯を維持していきましょう。

基本的によく使われる用語

歯科検診の用語
歯科検診の用語

C(虫歯の進行度)

「C」とはカリエス(Caries)の頭文字で虫歯を意味します。

  • C0:初期段階。再石灰化で治る可能性あり💡
  • C1~C4:数字が大きいほど虫歯が進行している状態を表します。
C(虫歯の進行度)
C(虫歯の進行度)

歯周ポケット

歯と歯ぐきの間にできる溝のこと。健康なら2〜3mm、4mm以上になると歯周病の可能性があります⚠️。

プラーク(歯垢)と歯石

プラーク=歯の表面につく細菌のかたまり🦠。
除去しないと唾液中のカルシウムと結合して硬くなり「歯石」になります。

プラーク
プラーク
歯石
歯石

咬耗・摩耗

噛む力や歯ぎしりで歯がすり減る現象。放置すると知覚過敏や歯並びへの影響が出ることも😬。

咬耗
咬耗

検査や診断でよく出る用語

DMFT指数

虫歯の経験を数値化したもの。

  • D:未治療の虫歯
  • M:抜歯済みの歯
  • F:治療済みの歯
    全体の口腔健康状態を評価する指標です📊。

PCR(プラークコントロールレコード)

歯磨きがどれくらいできているかを数値化したもの。数値が低いほど磨き残しが少ない=良好ということです🪥。

PCR(プラークコントロールレコード)
PCR(プラークコントロールレコード)

動揺度

歯のグラつきを調べる指標。0〜3度で評価され、数字が大きいほど歯周病が進行しています⚠️。

咬合(こうごう)

上下の歯のかみ合わせのこと。噛み合わせが悪いと顎関節や全身の健康に影響する場合もあります。

治療や処置に関する用語

スケーリング

歯石を専用の器具で取り除く処置。歯周病予防の基本です✨。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

歯ぐきの中(歯周ポケット内部)にある歯石や汚れを除去する処置。中度以上の歯周病治療に用いられます。

シーラント

子どもの奥歯の溝を樹脂で埋め、虫歯を予防する処置。学校歯科検診でもよく聞く用語です👧👦。

シーラント
シーラント

プロービング

歯周ポケットの深さを測る検査。歯周病の進行度を知るために欠かせません。

検診結果でよく見かける略語・記号

C1~C4(虫歯の進行度)

■ C1(エナメル質う蝕)

歯の一番外側にあるエナメル質の表面に限局した初期の虫歯です。
白濁や軽い変色が見られますが、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
フッ素塗布や正しいブラッシングによって、再石灰化(自然修復)が可能な段階です。

■ C2(象牙質う蝕)

虫歯がエナメル質を越えて象牙質まで進行した状態です。
冷たいものや甘いものがしみるなどの症状が現れやすくなります。
見た目は茶褐色の穴や欠損として確認でき、**コンポジットレジン充填(削って詰める治療)**が必要です。

■ C3(歯髄(神経)に達したう蝕)

さらに進行すると、虫歯が歯の内部の**歯髄(しずい:神経・血管)まで達します。
強い痛み(ズキズキする自発痛)や夜間痛が特徴で、炎症が神経全体に及ぶと痛みが激しくなります。
この段階では
根管治療(神経の除去と消毒)**が必要になります。

痛みは一時的におさまることもありますが、根の先で膿がたまり、**歯根嚢胞(しこんのうほう)**を形成する危険があります。

下顎左右1番を原因歯とする歯根嚢胞
下顎左右1番を原因歯とする歯根嚢胞
■ C4(歯髄壊死を伴う重度う蝕)

歯冠(見える部分)がほとんど崩壊し、**歯髄が壊死(死んでしまう)**した状態です。
抜歯や大掛かりな根管治療、被せ物治療が必要です。

P1~P4(歯周病の進行度)

歯周ポケットの深さや炎症の程度を段階的に示します。

歯周病の進行度 P1〜P2:歯ぐきの変化からわかるサイン
歯周病の進行度 P1〜P2:歯ぐきの変化からわかるサイン
歯周病の進行度P4(重度歯周病)― 歯槽骨が著しく失われた状態
歯周病の進行度P4(重度歯周病)― 歯槽骨が著しく失われた状態

歯面にはプラーク・歯石の付着がみられ、歯ぐきは軽度に発赤し腫れを伴っています。これは歯周病の初期段階(P1〜P2)でみられる典型的な所見で、炎症が広がるとポケットの深さが増し、骨吸収が進行するとP3〜P4へ移行します。見た目の出血や腫れだけでは進行度を判断できないため、プロービングによる歯周検査と定期的なメインテナンスが重要です。

2枚目は、歯周病が最も進行した段階であるP4(重度歯周病)の症例です。歯肉の大きな退縮により歯根が露出し、歯槽骨は大幅に吸収されています。赤矢印部では歯の支持組織がほとんど失われ、歯の動揺や咀嚼障害が強く現れる状態です。この段階では自然回復は望めず、抜歯を含めた外科的対応や補綴治療を検討する必要があります。

欠損歯(×や△の記号)※学校歯科健診

「×」は要抜去乳歯: 永久歯の萌出に障がいを及ぼす乳歯。

「△」は抜歯済みの歯牙。※学校歯科健診と歯科医院では、使用される記号が一部異なる場合があります。

補綴(ほてつ)

クラウン(被せ物)やブリッジ、入れ歯などの人工物で補う治療。略号や図で記録されることがあります。

子どもの歯科検診で出てくる用語

萌出(ほうしゅつ)

歯が生えてくることを指します。乳歯から永久歯へ切り替わる時期に使われることが多いです。

乳歯と永久歯

子どもの歯は「乳歯」、大人の歯は「永久歯」。混在する時期は「混合歯列期」と呼ばれます🍼➡️🧑。

フッ素塗布

虫歯予防のために歯にフッ素を塗る処置。再石灰化を促す効果があります。

仕上げ磨き指導

親御さんが子どもの歯を磨くサポートのこと。学校検診や健診でもアドバイスを受けられます。

歯科検診の流れと安心ポイント

歯科検診の流れ
歯科検診の流れ
  1. 問診・視診:現在の症状や生活習慣を確認📝
  2. 歯周病検査:プローブで歯周ポケットの深さを測定
  3. レントゲン撮影:見えない部分の虫歯や骨の状態を確認
  4. 説明と予防指導:結果をわかりやすく伝え、セルフケアの方法を提案

用語を知るメリット

  • 結果を正しく理解できる📖
  • 予防や治療の必要性を納得して判断できる
  • 歯科医師との会話がスムーズになり、不安が減る😊

歯科検診では専門用語が多く使われますが、意味を理解しておくことで「自分の口の状態」をしっかり把握できるようになります。🦷✨
「よく分からないまま放置」ではなく、少しの知識で安心感が大きく変わります。次の歯科検診ではぜひ今日ご紹介した用語を思い出してみてください。

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📍江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、患者さま一人ひとりに分かりやすく丁寧な説明を行い、
定期検診や予防ケアを通して“長く健康な歯”を守るサポートをしています🪥

小さな不安もそのままにせず、私たちと一緒に「安心して通える歯科検診」を続けていきましょう😊

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筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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