
「子どもの舌が赤くブツブツしている」「舌がいちごみたいになっている」――そんな症状に気づくと、不安になる方も多いのではないでしょうか。
いちご舌とは、舌の表面にある舌乳頭が赤く腫れ、いちごのように見える状態を指します。単なる舌の炎症だけでなく、溶連菌感染症や猩紅熱、川崎病などの全身疾患が関係していることもあります。
この記事では、いちご舌の特徴や原因、注意すべき症状、受診の目安、治療法についてわかりやすく解説します。
いちご舌とは

「いちご舌」とは、舌の表面にある舌乳頭(特に茸状乳頭)が赤く腫れ、舌全体が赤くブツブツした見た目になる状態を指します。名前の通り、いちごの表面のように見えることから、このように呼ばれています。
正常な舌では乳頭は目立ちにくいですが、炎症が起こることで突起が強調され、赤みが増して見えるようになります。子どもに多くみられる症状ですが、大人でも起こることがあります。
いちご舌そのものは病名ではなく、感染症や全身疾患のサインとして現れる症状の一つです。そのため、単なる舌炎や口内炎と思い込まず、全身症状にも注意することが大切です。
いちご舌の特徴
いちご舌では、次のような症状がみられます。
- 舌全体が赤くなる
- 表面のブツブツが目立つ
- 舌がヒリヒリ・ピリピリする
- 舌がツヤツヤした見た目になる
- 味を感じにくくなることがある
特に、発熱や喉の痛み、発疹を伴う場合は感染症が関係している可能性があります。
いちご舌の主な原因
溶連菌感染症
小児に多い代表的な原因です。高熱や喉の痛みとともに、舌が赤く腫れていちご状になります。
扁桃腺に白い膿が付着することもあり、食欲低下や倦怠感を伴うケースも少なくありません。
猩紅熱(しょうこうねつ)
溶連菌感染によって起こる疾患で、発熱・発疹・いちご舌が特徴です。全身に細かい発疹が出現し、顔が赤くなることがあります。
適切な抗生物質治療を行えば、多くは改善します。
川崎病
4歳以下の子どもに多い病気で、高熱、発疹、目の充血、いちご舌などが特徴です。
心臓に影響を及ぼすことがあるため、早期診断と治療が重要です。
その他の原因
以下のような原因でも、いちご舌がみられることがあります。
- ウイルス感染
- アレルギー反応
- ビタミンB群不足
- 薬の副作用
- 舌乳頭炎
受診の目安
次のような症状がある場合は、小児科・内科・耳鼻咽喉科などを受診しましょう。
- 38℃以上の発熱が続く
- 喉の痛みが強い
- 発疹がある
- 水分が取れない
- 元気がなくぐったりしている
- 首のリンパ節が腫れている
特に、発熱と発疹を伴ういちご舌は、溶連菌感染症や川崎病の可能性があるため注意が必要です。
診断方法
医療機関では、症状に応じて以下のような検査を行います。
- 舌や喉の視診
- 溶連菌迅速検査
- 血液検査
- 必要に応じた追加検査
診断結果によって治療方針が決定されます。
治療と自宅でのケア
感染症が原因の場合
溶連菌感染症や猩紅熱では、抗生物質による治療を行います。症状が改善しても、処方された薬は最後まで飲み切ることが大切です。
自宅でできるケア
- 水分を十分にとる
- 刺激の少ない食事を選ぶ
- 熱い食べ物や辛い物を避ける
- 口の中を清潔に保つ
- 十分な睡眠をとる
舌の痛みが強い場合は、冷たい飲み物やゼリーなどが食べやすいことがあります。
予防のポイント
感染予防として、日常的な衛生管理が重要です。
- 手洗い・うがいを徹底する
- コップや箸の共有を避ける
- バランスの良い食事を心がける
- 疲労や睡眠不足を避ける
小児では家族内感染が起こることもあるため、周囲の体調管理も大切です。
よくある質問
いちご舌は自然に治りますか?
軽症であれば自然に改善することもあります。ただし、感染症が原因の場合は適切な治療が必要です。
大人でもいちご舌になりますか?
はい。子どもに多い症状ですが、大人でも感染症や栄養不足などによって起こることがあります。
いちご舌はうつりますか?
いちご舌自体が感染するわけではありません。ただし、原因が溶連菌感染症などの場合は飛沫感染・接触感染することがあります。
江戸川区篠崎で舌の赤みが気になる方へ

舌の赤みやブツブツが続くと、不安になりますよね。
いちご舌は、感染症や炎症のサインであることもあります。
江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、舌やお口の異変についても丁寧に診察し、必要に応じて医科連携も行っています。
「舌が赤い」「子どもの舌がいちごみたい」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


