- 1. 【📹 32秒】プレオルソの仕組みとは?子どもの歯並び矯正の新しい選択肢
- 2. プレオルソとは?仕組みと特徴
- 2.1. 歯並びだけでなく「お口の使い方」にアプローチ
- 2.2. プレオルソは何歳からできる?
- 2.3. 歯並びと舌・唇・口呼吸の関係
- 3. プレオルソと他の矯正治療との違い
- 3.1. ワイヤー矯正との違い
- 3.2. 床矯正との違い
- 3.3. インビザラインとの違い
- 4. プレオルソはどんな歯並びに使う?
- 4.1.1.1. 上顎前突(出っ歯)
- 4.1.1.2. 叢生(乱杭歯)
- 4.1.1.3. 過蓋咬合
- 4.1.1.4. 開咬・オープンバイト
- 4.1.1.5. 反対咬合(受け口)
- 4.1.1.6. 上顎前突+叢生
- 4.1. 上顎前突(出っ歯)
- 4.2. 叢生(乱ぐい歯)
- 4.3. 過蓋咬合
- 4.4. 開咬(オープンバイト)
- 4.5. 反対咬合(受け口)
- 5. プレオルソの3つのタイプ
- 5.1. タイプⅠ
- 5.2. タイプⅡ
- 5.3. タイプⅢ
- 6. プレオルソの効果・メリット
- 6.1. 口呼吸の改善を促す
- 6.2. 舌を適切な位置へ導く
- 6.3. 成長期を利用できる
- 6.4. 取り外しができる
- 6.5. 比較的痛みが少ない
- 7. プレオルソのデメリット・注意点
- 7.1. すべての歯並びを治せるわけではない
- 7.2. 毎日の装着が必要
- 7.3. 最初は違和感が出ることがある
- 8. プレオルソ治療の流れ
- 8.1. 1.初診・カウンセリング
- 8.2. 2.検査
- 8.3. 3.診断・治療計画
- 8.4. 4.装着開始
- 9. 治療期間はどのくらい?
- 10. プレオルソの正しい使い方
- 10.1. 装着時間
- 10.2. 食事中は外す
- 11. プレオルソのお手入れ方法
- 11.1. 毎日のお手入れ
- 11.2. 定期的な洗浄
- 11.2.1. 洗浄剤の選択
- 11.2.1.1. 毎週のお手入れ
- 11.3. 保管するときの注意
- 12. 口閉じテープは必要?
- 12.1. 口閉じテープの活用方法
- 12.1.1. おすすめ口閉じテープ
- 13. 保護者ができるプレオルソ治療のサポート
- 13.1. 毎日の生活に組み込む
- 13.2. 嫌がるときは無理をしない
- 14. 定期的なチェックが大切
- 15. プレオルソで治らないこともある?
- 16. プレオルソ治療後の後戻りについて
- 17. プレオルソの費用
- 17.1. 当院のプレオルソ料金
- 17.2. プレオルソは医療費控除の対象になる?
- 17.3. プレオルソは保険適用になる?
- 18. プレオルソを受ける歯科医院の選び方
- 18.1. 小児矯正の診断をしっかり行っているか
- 18.2. 口腔機能まで診ているか
- 18.3. 将来の治療について説明してくれるか
- 19. プレオルソについてよくある質問
- 19.1. 何歳から始めるのがよいですか?
- 19.2. プレオルソだけで歯並びは治りますか?
- 19.3. 痛みはありますか?
- 19.4. 寝ている間に外れてしまいます
- 19.5. 他の矯正治療と併用できますか?
- 20. まとめ|子どもの歯並びが気になったら早めに相談を
- 20.1. 関連記事
- 21. お子さまの歯並び、気になったときが相談のタイミングです
- 22. 【動画】指しゃぶりや指吸いを止めさせる方法
- 23. 筆者・院長
- 23.1. 深沢 一
- 23.1.1. メッセージ

子どもの歯並びが気になるけれど、「何歳から矯正を始めればいいの?」「できるだけ負担の少ない方法で治したい」と悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。
そのようなお子さまの小児矯正で使用される装置の一つが、**「プレオルソ」**です。
プレオルソは、主に成長期の子どもを対象とした取り外し式のマウスピース型矯正装置です。歯並びだけを見るのではなく、舌の位置・口呼吸・唇の使い方など、歯並びに影響する口腔機能の改善を目指すことが大きな特徴です。
この記事では、プレオルソの仕組みや効果、適応年齢、メリット・デメリット、他の矯正装置との違い、費用、治療の流れについてわかりやすく解説します。
【📹 32秒】プレオルソの仕組みとは?子どもの歯並び矯正の新しい選択肢
プレオルソとは?仕組みと特徴

歯並びだけでなく「お口の使い方」にアプローチ
プレオルソは、柔らかい素材でできた取り外し式のマウスピース型矯正装置です。
一般的なワイヤー矯正のように1本1本の歯を細かく移動させることを主目的とするのではなく、成長期にプレオルソを装着することで、
- 舌を適切な位置へ導く
- 唇を閉じやすくする
- 鼻呼吸を促す
- 舌・唇・頬などの口腔周囲筋のバランスを整える
といった変化を促します。
歯並びは、遺伝や顎の大きさだけで決まるわけではありません。舌の位置や口呼吸、唇の使い方なども、歯列や噛み合わせに影響します。
プレオルソでは、こうした歯並びを悪くする原因の一つとなる口腔習癖や機能にもアプローチし、永久歯が並びやすい環境を整えることを目指します。
プレオルソは何歳からできる?
プレオルソは、主に乳歯列期から永久歯への生え替わりが進む成長期に使用します。
開始時期は歯並びや噛み合わせ、顎の成長、永久歯の萌出状況などによって異なるため、「○歳から始めれば必ずよい」というものではありません。
特に前歯が永久歯へ生え替わる時期は、歯並びや顎の成長、口腔習癖を確認する大切なタイミングです。
反対咬合(受け口)など、症状によってはより早い時期から経過を確認したほうがよい場合もあります。
「まだ乳歯だから早い」と自己判断せず、歯並びや噛み合わせが気になった時点で一度相談することをおすすめします。
歯並びと舌・唇・口呼吸の関係
歯には、舌による内側からの力と、唇や頬による外側からの力が常に加わっています。
この力のバランスが保たれていると歯列は安定しやすくなりますが、
- 舌が前に出る
- 舌が低い位置にある
- 口がいつも開いている
- 口呼吸をしている
- 唇を閉じる力が弱い
といった状態が続くと、歯並びや噛み合わせに影響することがあります。
プレオルソでは、装置の使用と必要に応じたトレーニングによって、舌・唇・頬などを適切に使える状態へ導くことを目指します。
プレオルソと他の矯正治療との違い

ワイヤー矯正との違い
| 比較項目 | プレオルソ | ワイヤー矯正 |
|---|---|---|
| 主な対象 | 成長期の子ども | 子ども~成人 |
| 装置 | 取り外し式 | 固定式 |
| 主な目的 | 口腔機能の改善・歯列や顎の成長誘導 | 歯を計画的に移動 |
| 装着 | 就寝時+日中一定時間 | 原則24時間 |
| 歯磨き | 装置を外して行える | 装置周囲の清掃が必要 |
| 痛み・違和感 | 比較的少ない | 調整後に痛みが出ることがある |
プレオルソとワイヤー矯正は、どちらが優れているというものではなく、治療目的が異なります。
プレオルソだけでは十分に改善できない歯並びでは、成長後にワイヤー矯正などの本格矯正が必要になる場合があります。
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床矯正との違い
床矯正は、主に顎の発育を利用しながら歯が並ぶスペースを確保するために使用される取り外し式装置です。
一方、プレオルソでは、舌・唇・頬などの口腔機能や歯列・噛み合わせを整えることを重視します。
症例によっては、複数の装置やMFT(口腔筋機能療法)などを組み合わせることもあります。
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インビザラインとの違い
インビザラインなどのマウスピース型矯正装置は、患者さまごとに製作した複数のマウスピースを順番に交換し、歯を計画的に移動させる治療です。
一方、プレオルソは既製のマウスピース型装置を使用し、成長期の口腔機能や噛み合わせを整えることを目的としています。
同じ「マウスピース」でも、治療の仕組みや目的は異なります。
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プレオルソはどんな歯並びに使う?

プレオルソは、診断のうえで次のような不正咬合に使用されることがあります。

上顎前突(出っ歯)
上顎の歯が前に出ている。上顎の顎骨自体も前に出ている場合もある。

叢生(乱杭歯)
上下の歯がガタガタな状態。ちょうど4人掛けの椅子に3人が座るよう様なもの。

過蓋咬合
上顎の前歯が下顎の前歯をほとんど覆うようにかみ合わせが深い状態。

開咬・オープンバイト
上下の前歯が大きく開いている状態。その間に舌を突き出して隙間を埋めようとする傾向が強くなります。

反対咬合(受け口)
下顎の歯が前に出ている状態。下顎の顎骨自体も前に出ている場合もある。

上顎前突+叢生
上顎前突と叢生が合併した状態。更には、過蓋咬合が合併する場合もある。
上顎前突(出っ歯)
上の前歯が前方へ出ている状態です。口呼吸や唇を閉じにくい状態などを伴っている場合があります。
叢生(乱ぐい歯)
歯が並ぶスペースが不足し、歯が重なったりガタガタに生えたりしている状態です。
過蓋咬合
噛んだときに上の前歯が下の前歯を深く覆っている状態です。
開咬(オープンバイト)
奥歯を噛み合わせても上下の前歯が接触しない状態です。指しゃぶりや舌突出癖などが関係している場合があります。
反対咬合(受け口)
噛んだときに下の前歯が上の前歯より前方に位置する状態です。
ただし、同じ「出っ歯」「受け口」であっても原因は一人ひとり異なります。
骨格的な問題が大きい場合や歯の位置を精密に動かす必要がある場合には、プレオルソだけでは十分に改善できないことがあります。
プレオルソの3つのタイプ

プレオルソには、噛み合わせの状態に応じて複数のタイプがあります。
タイプⅠ
主に、
- 上顎前突
- 叢生
- 過蓋咬合
などに使用します。
歯列や口腔周囲筋のバランスを整え、正常な口腔機能の獲得を目指します。
タイプⅡ
主に**開咬(オープンバイト)**に使用します。
舌が前へ出る「舌突出癖」など、開咬に関係する口腔習癖の改善を促します。
タイプⅢ
主に、
- 反対咬合(受け口)
- 逆被蓋
などに使用します。
成長を利用しながら、上下の顎や噛み合わせのバランスを整えることを目指します。
どのタイプを使用するかは、歯並びだけではなく、顎の成長や噛み合わせ、舌・唇の状態などを診査したうえで歯科医師が判断します。
プレオルソの効果・メリット

口呼吸の改善を促す
口が開いたままの状態が続くと、舌が低い位置になりやすく、歯並びや顎の成長に影響することがあります。
プレオルソでは装置の使用や口腔機能トレーニングを通じて、唇を閉じ、鼻で呼吸する習慣の獲得をサポートします。
ただし、鼻炎やアデノイドなど鼻呼吸を妨げる原因がある場合は、耳鼻咽喉科などとの連携が必要になることがあります。
舌を適切な位置へ導く
安静時の舌は、上顎の適切な位置に収まっていることが理想です。
舌がいつも下がっていたり前歯を押していたりすると、出っ歯や開咬などに影響する場合があります。
プレオルソでは、装置によって舌を適切な位置へ導き、正しい舌の使い方を身につけることを目指します。
成長期を利用できる
子どもの顎や顔は成長途中にあります。
この時期に歯並びだけでなく、噛み合わせや口腔機能を整えることで、永久歯が並びやすい環境づくりにつながる可能性があります。
ただし、プレオルソを使用すれば将来の矯正治療が必ず不要になるわけではありません。
取り外しができる
プレオルソは取り外し式なので、食事や歯磨きの際には外すことができます。
固定式の装置と比較して歯磨きがしやすく、口腔内を清潔に保ちやすいこともメリットです。
比較的痛みが少ない
柔らかい素材を使用するため、歯を大きく移動させる矯正装置と比較すると、痛みは比較的少ない傾向があります。
ただし、使い始めには圧迫感や異物感、話しにくさなどを感じることがあります。
プレオルソのデメリット・注意点

すべての歯並びを治せるわけではない
プレオルソは万能な矯正装置ではありません。
- 骨格的なズレが大きい
- 重度の叢生がある
- 歯の位置を精密に移動する必要がある
- 歯の数や萌出に問題がある
といった場合には、別の矯正方法が必要になることがあります。
毎日の装着が必要
取り外しができることはメリットですが、反対に、装着しなければ十分な効果を得られません。
一般的には、
就寝時+日中1時間程度
の装着を基本とし、歯科医師の指示に従って使用します。
テレビや読書、宿題などの時間を「プレオルソの時間」と決めると習慣化しやすくなります。
最初は違和感が出ることがある
使用開始直後には、
- 話しにくい
- 唾液が増える
- 口の中に異物感がある
- 寝ている間に外れてしまう
などがみられることがあります。
無理をせず短時間から始め、少しずつ装着時間を延ばしていきます。
痛みが続く場合や装置が強く当たる場合は、自己判断で使用を続けず歯科医院へご相談ください。
プレオルソ治療の流れ

1.初診・カウンセリング
歯並びや噛み合わせだけでなく、
- 口呼吸
- 舌の位置
- 唇の閉じ方
- 口腔習癖
なども確認します。
2.検査
必要に応じて、
- 口腔内写真
- レントゲン
- 歯型・口腔内スキャン
- 噛み合わせの診査
などを行います。
3.診断・治療計画
プレオルソが適しているかを診断し、使用する装置や治療方法、装着時間、費用などをご説明します。
4.装着開始
装置の着脱方法、使用時間、お手入れ方法などをご説明します。
その後は定期的に通院し、歯並び・噛み合わせ・顎の成長・口腔機能などを確認します。
治療期間はどのくらい?
治療期間は、開始年齢、歯並び、噛み合わせ、顎の成長、装着状況などによって大きく異なります。
一般的には1年以上の継続的な管理が必要になることが多く、成長や永久歯への生え替わりを確認しながら治療を進めます。
途中で治療方法を変更したり、永久歯列になってから別の矯正治療へ移行したりする場合もあります。
プレオルソの正しい使い方

装着時間
基本的には、
- 就寝中
- 日中1時間程度
を目安として使用します。
実際の使用時間は症例によって異なるため、歯科医師の指示を守ることが重要です。
食事中は外す
食事中は装置を外します。
食後は歯磨きをして、お口の中を清潔にしてから再装着してください。
激しい運動など、装置の破損やけがにつながる可能性がある場面でも外しましょう。
プレオルソのお手入れ方法

プレオルソは毎日お口の中に入れる装置なので、清潔に保つことが大切です。
使用後は流水でよく洗い、やわらかいブラシなどで汚れを落とします。
熱によって変形する可能性があるため、熱湯を使用したり、高温になる場所に放置したりしないでください。
毎日のお手入れ
基本的なお手入れは次のとおりです。
- 使用後は水またはぬるま湯でよく洗う
- やわらかいブラシでやさしく汚れを落とす
- 必要に応じて中性洗剤を使用する
- 洗浄後はよくすすぐ
- 清潔な専用ケースで保管する
研磨剤が含まれた歯磨き粉を使用すると、装置の表面に細かな傷がつくことがあります。装置の清掃方法については、歯科医院の指示に従ってください。
定期的な洗浄
においや汚れが気になる場合には、矯正装置・リテーナー・マウスピース用の洗浄剤を使用することもできます。
使用方法や浸漬時間は製品によって異なるため、必ず説明書を確認してください。
装置を長時間洗浄液に浸したり、自己判断で漂白剤などを使用したりすると、変色や劣化、変形につながる可能性があります。
洗浄剤の選択

1日1回中性洗剤を付てブラシで磨きます。従って、台所で使うJOYなどの中性洗剤は使用可能です。
装置をお口から出した後は、必ずお水ですすぎ、冷暗所に保管してください。※ 装置変形の恐れがある為、お湯は使用しないでください。

毎週のお手入れ
1週間に1回矯正用リテーナー・マウスピース用洗浄剤で洗浄します。
食器用漂白剤で洗浄(4倍に薄め、3分程度浸ける)3分以上浸けると色あせや装置のヘタる原因になります。
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保管するときの注意
プレオルソを外したときは、紛失や破損を防ぐため専用ケースに入れて保管しましょう。
特に、
- 直射日光の当たる場所
- 夏の車内
- 暖房器具の近く
- 熱湯
- ドライヤー
など、高温になる環境は避けてください。
また、ティッシュに包んで置いておくと、誤って捨ててしまうことがあります。外したら専用ケースに戻す習慣をつけることをおすすめします。
口閉じテープは必要?
プレオルソ治療では、口呼吸の改善を目的として、必要に応じて口閉じテープを併用することがあります。
口閉じテープは、唇が開いてしまうのを防ぎ、鼻呼吸を意識するための補助的な方法です。
ただし、すべてのお子さまに必要なものではありません。
鼻づまりやアレルギー性鼻炎などがある状態で無理に口を閉じることは避ける必要があります。使用する場合は、歯科医師の指導のもとで行いましょう。
口閉じテープの活用方法
プレオルソの効果を高めるために、「口閉じテープ」の併用が推奨されることがあります。これは就寝中の鼻呼吸を習慣化させるためのサポートアイテムです。

貼り方のコツ
- 上下の唇を軽く内側にしまい、テープを縦に1枚貼る
- 外れやすい場合は「たすき掛け(×)」にすると安定
- 肌にやさしいタイプ(不織布・低刺激)を使用する
市販のおすすめテープ
- 「優肌絆(ニトムズ)」「ナイトミン」「ネルネル」など
- 太幅タイプがズレにくく使いやすい
使用に違和感がある場合は、まず数分の装着から始めて慣らしましょう。

保護者ができるプレオルソ治療のサポート

プレオルソは取り外し式の装置なので、治療効果を得るためにはご家庭で継続して使用することが重要です。
特に小さなお子さまの場合、自分だけで毎日の装着を管理するのは難しいため、保護者のサポートが治療を続ける大きな助けになります。
毎日の生活に組み込む
「毎日つけなさい」と声をかけ続けるよりも、生活の中にプレオルソを組み込んでしまうほうが習慣化しやすくなります。
たとえば、
歯磨き → プレオルソを装着 → 絵本やテレビ → 就寝
というように、毎日同じ流れにすると続けやすくなります。
日中の装着も、読書やテレビ、宿題などの時間と組み合わせると無理なく続けられます。
嫌がるときは無理をしない
使い始めは、
- 気持ち悪い
- 話しにくい
- すぐに外したい
と訴えるお子さまもいます。
その場合は無理に長時間使用させるのではなく、短い時間から少しずつ慣らしていくことが大切です。
「今日はここまでできたね」など、装着できたことを認めながら習慣化していきましょう。
痛みや強い違和感が続く場合には、装置が合っていない可能性もあります。無理に使用を続けず、歯科医院へご相談ください。
定期的なチェックが大切

プレオルソは、装置を渡して終わる治療ではありません。
子どものお口の中は、乳歯から永久歯への生え替わりや顎の成長によって大きく変化します。
定期検診では、
- 歯並びや噛み合わせの変化
- 永久歯の生え方
- 顎の成長
- 装置の適合状態
- 使用時間
- 舌の位置
- 口呼吸の有無
- 唇の閉じ方
などを確認します。
必要に応じて装置の変更や調整、MFT(口腔筋機能療法)などを行いながら治療を進めます。
成長に合わせて治療方法を見直していくことも、小児矯正では重要です。
プレオルソで治らないこともある?

プレオルソを使用すれば、すべての歯並びがきれいに治り、将来の矯正が不要になるわけではありません。
プレオルソの大きな目的は、成長期に歯並びや噛み合わせに悪影響を与える口腔機能を改善し、永久歯が並びやすい環境を整えることです。
そのため治療後も、
- 歯が並ぶスペースが不足している
- 永久歯の位置に問題がある
- 骨格的なズレが大きい
- 歯を細かく移動する必要がある
といった場合には、床矯正やマウスピース矯正、ワイヤー矯正などが必要になることがあります。
プレオルソ治療を始める際には、「これだけで将来の矯正が必ず不要になる」と考えるのではなく、成長を利用した小児矯正の一つとして考えることが大切です。
プレオルソ治療後の後戻りについて

歯並びが改善したあとも、舌や唇の使い方、口呼吸などの原因が残っていると、歯並びや噛み合わせが再び変化することがあります。
そのため、治療後も必要に応じて、
- プレオルソを継続して使用する
- 保定装置を使用する
- MFTを継続する
- 鼻呼吸を意識する
- 正しい舌の位置を身につける
- 定期的に歯並びをチェックする
といった対応を行います。
歯並びだけでなく、歯並びに影響していた原因を改善することが、長期的な安定につながります。
プレオルソの費用
プレオルソを使用した小児矯正は、原則として自由診療です。
費用は歯科医院によって異なり、装置代だけでなく、検査・診断料、定期的な調整料、装置の交換費用などが別途必要になる場合があります。
そのため、単純に「装置はいくらか」だけではなく、治療全体でどの程度の費用が必要になるのかを事前に確認しておきましょう。
当院のプレオルソ料金
| 内容 | 料金 |
|---|---|
| 相談料 | 3,300円(税込) |
| 精密検査料 | 33,000円(税込) |
| プレオルソ | 88,000円(税込)/1年 |
| 初年度合計 | 124,300円(税込) |
| MFT(口腔筋機能療法) | 72,600円(税込) |
※2年目以降については、お子さまの歯並びや顎の成長を確認し、治療を継続するかどうかをご相談します。
※治療内容や必要な装置は症例によって異なります。詳しい費用については診察時にご説明します。
プレオルソは医療費控除の対象になる?
子どもの矯正治療は、噛み合わせや顎の発育など、治療上必要と認められる場合には医療費控除の対象になることがあります。
単に見た目をきれいにすることだけを目的とした矯正は対象にならない場合があります。
医療費控除では、本人だけでなく、生計を一にする家族のために支払った医療費を合算して申告できます。
また、治療のために公共交通機関を利用した場合の交通費についても、一定の条件を満たせば医療費控除に含められる場合があります。
領収書や通院記録などは保管しておきましょう。
プレオルソは保険適用になる?
一般的なプレオルソによる小児矯正は、健康保険の適用外となる自由診療です。
ただし、国が定める特定の疾患に伴う咬合異常や、一定の条件を満たす顎変形症などでは、矯正治療そのものが保険適用となる場合があります。
これは通常のプレオルソ治療とは異なり、対象となる疾患や治療できる医療機関にも条件があります。
プレオルソを受ける歯科医院の選び方
プレオルソは、単にマウスピースを装着すればよい治療ではありません。
歯並び・噛み合わせ・顎の成長・永久歯の萌出・舌や唇の機能を総合的に診断できる歯科医院を選ぶことが重要です。
小児矯正の診断をしっかり行っているか
プレオルソが適しているかどうかは、見た目だけでは判断できません。
必要に応じてレントゲンなどの検査を行い、現在の歯並びだけでなく、永久歯や顎の成長まで考えて治療計画を立てているか確認しましょう。
口腔機能まで診ているか
子どもの歯並びには、
- 舌の位置
- 口呼吸
- 唇の閉じ方
- 飲み込み方
- 口腔習癖
などが関係していることがあります。
装置だけではなく、こうしたお口の機能まで確認している歯科医院を選ぶことが大切です。
将来の治療について説明してくれるか
プレオルソだけで治療が完了するお子さまもいれば、その後に別の矯正治療が必要になるお子さまもいます。
初診時には、
- プレオルソでどこまで改善を目指すのか
- 治療期間はどのくらいか
- 将来、本格矯正が必要になる可能性
- 費用はどこまで含まれているか
- MFTなどを併用するか
などを確認しておくと安心です。
プレオルソについてよくある質問
何歳から始めるのがよいですか?
開始時期は、歯並びや噛み合わせによって異なります。
乳歯から永久歯への生え替わりが始まる時期は、歯並びや顎の成長を確認する重要なタイミングです。
一方、反対咬合などでは早めの診察が適している場合もあります。
年齢だけで判断せず、歯並びが気になった時点で相談することをおすすめします。
プレオルソだけで歯並びは治りますか?
症例によって異なります。
プレオルソによって歯並びや噛み合わせの改善が期待できる場合もありますが、永久歯への生え替わりや顎の成長によっては、その後に別の矯正治療が必要になることがあります。
痛みはありますか?
プレオルソは柔らかい素材で作られているため、一般的に強い痛みは生じにくい装置です。
ただし、使い始めには圧迫感や違和感を感じることがあります。
強い痛みや傷ができた場合には使用を中止し、歯科医院へご相談ください。
寝ている間に外れてしまいます
使い始めは、寝ている間に無意識に外してしまうことがあります。
日中の装着時間を利用して少しずつ装置に慣れることで、夜間も使用しやすくなる場合があります。
繰り返し外れてしまう場合には、装置のサイズや使用方法を確認する必要がありますので、歯科医院へご相談ください。
他の矯正治療と併用できますか?
症例によっては可能です。
プレオルソによる治療後に、
- 床矯正
- マウスピース型矯正装置
- ワイヤー矯正
などへ移行する場合があります。
どの治療をどのタイミングで行うかは、お子さまの成長や歯の生え替わりを確認しながら判断します。
まとめ|子どもの歯並びが気になったら早めに相談を
プレオルソは、成長期の子どもに使用する取り外し式のマウスピース型矯正装置です。
歯を並べることだけを目的とするのではなく、
- 舌の位置
- 唇の使い方
- 口呼吸
- 噛み合わせ
- 歯列や顎の成長
などを総合的に確認しながら、永久歯が並びやすい口腔環境を整えていくことが大きな特徴です。
一方で、プレオルソですべての歯並びを治せるわけではありません。骨格や歯の位置によっては、成長後に別の矯正治療が必要になる場合もあります。
大切なのは、「何歳になったら矯正する」と決めるのではなく、歯並びや噛み合わせが気になった時点で一度診てもらうことです。
子どもの顎や歯は成長とともに大きく変化します。
早い段階から歯並びだけでなく、舌・唇・呼吸などのお口の機能を確認しておくことで、そのお子さまに合った治療のタイミングや方法を選びやすくなります。
関連記事
お子さまの歯並び、気になったときが相談のタイミングです

出っ歯・受け口・ガタガタの歯並び、口呼吸や舌の癖が気になっていませんか?
プレオルソが適しているかは、年齢だけでなく歯の生え替わりや噛み合わせ、顎の成長、舌・唇の使い方などを確認して判断します。
成長期だからこそできる小児矯正について、お子さまに合った方法をご提案します。
【動画】指しゃぶりや指吸いを止めさせる方法
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。




