- 1. 抜歯後に血が止まらないのはなぜ?
- 2. 抜歯後の正しい止血方法
- 3. 血餅(けっぺい)とは?
- 3.1. 血餅の主な役割
- 3.1.1. ① 抜歯窩を保護する
- 3.1.2. ② 新しい組織の土台になる
- 3.1.3. ③ 出血を止める
- 4. 抜歯後に出血が続く主な原因
- 4.1. ① 血餅がまだ固まっていない
- 4.2. ② 血餅がうまく形成されていない
- 4.3. ③ 血圧上昇や飲酒
- 4.4. ④ 抗凝固薬・抗血小板薬の影響
- 5. 抜歯後に出血が続く時の対処法
- 5.1. ガーゼで圧迫する
- 5.2. 患部を冷やす
- 5.3. 安静に過ごす
- 5.4. 出血が続く場合は歯科医院へ
- 6. 自宅で様子を見ても良いケース
- 7. すぐに歯科医院へ相談すべき症状
- 8. 抜歯後にやってはいけない行動
- 9. 抜歯後のセルフケア
- 10. 江戸川区篠崎で抜歯後の出血が止まらず不安な方へ
- 11. 筆者・院長
- 11.1. 深沢 一
- 11.1.1. メッセージ

抜歯後に「血がなかなか止まらない」と不安になる方は少なくありません。
実際には、抜歯後に少量の出血が続くことは珍しくなく、傷口にできる“血餅(けっぺい)”という血の塊が治癒を進める重要な役割を担っています。
しかし、強いうがいや飲酒、喫煙などによって血餅が剥がれると、出血が長引いたり、強い痛みを伴う「ドライソケット」を引き起こすこともあります。
この記事では、抜歯後に血が止まらない原因、正しい止血方法、受診が必要な症状、抜歯後に避けるべき行動について、歯科医療の視点からわかりやすく解説します。
抜歯後に血が止まらないのはなぜ?

抜歯後に少量の血がにじむのは、傷口が治癒する過程で起こる正常な反応です。
しかし、出血が長引く場合には、生活習慣や全身状態、術後の行動などが関係していることがあります。
特に以下のような要因があると、止血しにくくなる傾向があります。
- 高血圧や糖尿病などの基礎疾患
- 抗凝固薬・抗血小板薬の服用
- 喫煙や飲酒による血流増加
- 強いうがいや頻繁な唾液の吐き出し
- 傷口を舌や指で触る行為
抜歯後は、傷口にできる「血餅(けっぺい)」という血の塊が重要な役割を果たします。この血餅が安定することで、自然に止血と治癒が進んでいきます。
抜歯後の正しい止血方法
抜歯後は、適切な止血を行うことで多くの場合自然に出血は落ち着きます。
- 清潔なガーゼを20〜30分しっかり噛む
- 強いうがいを避ける
- 頭を少し高くして安静にする
- 患部側の頬を軽く冷やす
- 飲酒・喫煙・激しい運動を控える
特に「圧迫止血」は非常に重要で、ガーゼをしっかり噛み続けることで血餅が安定しやすくなります。
血餅(けっぺい)とは?

抜歯後の穴(抜歯窩)にできる血の塊を「血餅」と呼びます。
見た目は灰白色〜暗赤色で、ゼラチン状またはスポンジ状に見えることがあります。
これは単なる血の塊ではなく、傷口を保護する“天然のかさぶた”です。
血餅の主な役割
① 抜歯窩を保護する
細菌や食べ物などの刺激から、露出した骨を守ります。
② 新しい組織の土台になる
血餅は時間とともに肉芽組織へ変化し、最終的には骨へ置き換わります。
③ 出血を止める
血餅が安定することで、自然に止血が進みます。
血餅が剥がれると、骨が露出して強い痛みを伴う「ドライソケット」を起こすことがあります。
抜歯後に出血が続く主な原因
① 血餅がまだ固まっていない
抜歯後1〜2時間程度は血がにじむことがあります。これは正常範囲であり、圧迫止血で徐々に落ち着きます。
② 血餅がうまく形成されていない
以下の行動は血餅を剥がす原因になります。
- うがいのしすぎ
- ストローの使用
- 喫煙
- 強く噛む
- 舌で触る
③ 血圧上昇や飲酒
飲酒や入浴、運動などで血流が増えると再出血しやすくなります。
④ 抗凝固薬・抗血小板薬の影響
血液を固まりにくくする薬を服用している場合、少量の出血が長引くことがあります。
抜歯後に出血が続く時の対処法

ガーゼで圧迫する
最も効果的な方法です。
清潔なガーゼを20〜30分しっかり噛み続けましょう。
患部を冷やす
頬側から軽く冷やすことで血管が収縮し、止血しやすくなります。
安静に過ごす
激しい運動・長時間の入浴・飲酒は避けましょう。
出血が続く場合は歯科医院へ
血餅が剥がれている場合や、追加の止血処置・縫合が必要なケースもあります。
自宅で様子を見ても良いケース
以下のような場合は、慌てず安静にして経過観察できることが多いです。
- 出血量が徐々に減っている
- ガーゼ交換ごとに血が少なくなっている
- にじむ程度の出血である
- 強い痛みや腫れがない
すぐに歯科医院へ相談すべき症状
次のような場合は早めの受診が必要です。
- 2〜3時間以上しっかり圧迫しても止血しない
- 大きな血の塊が繰り返しできる
- 強い痛み・腫れ・発熱を伴う
- 出血量が多く飲み込むほど出る
- 抗凝固薬を服用していて出血が多い
抜歯後にやってはいけない行動
抜歯後は血餅を守ることが重要です。以下の行動は避けましょう。
- 飲酒
- 喫煙
- 激しい運動
- 長時間の入浴
- 強いうがい
- 傷口を舌や指で触る
- 熱い食べ物・刺激物を摂る
抜歯後のセルフケア
術後は傷口を刺激しないことが大切です。
- 柔らかく冷たい食事から始める
- 傷口側で噛まない
- 翌日以降は軽いうがいで清潔を保つ
- 歯磨きは傷口を避けながら丁寧に行う
血餅を安定させることが、痛みや出血を防ぎ、スムーズな治癒につながります。
江戸川区篠崎で抜歯後の出血が止まらず不安な方へ

抜歯後に出血が続くと、「このまま大丈夫なのかな?」と不安になる方も少なくありません。
当院では、抜歯後の正常な経過から、注意が必要な症状まで丁寧に確認し、適切な止血処置やアフターケアを行っています。
「血がなかなか止まらない」「大きな血の塊ができる」「痛みや腫れも強い」など、気になる症状がある場合は無理に我慢せず、早めにご相談ください。
江戸川区篠崎の当歯科クリニックが、抜歯後の不安に寄り添いながらサポートいたします。
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


