✅ 歯の先端に小さな突起のような「余分な歯の出っ張り」が見つかることがあります。これは「中心結節」と呼ばれる歯の形成異常で、折れると神経(歯髄)にまで影響を及ぼす可能性があります。特に10代の子どもに多く見られ、早期に適切な処置をすることでトラブルを防げます。

本記事では中心結節の原因から症状、治療法、予防のポイントまで、歯科医がわかりやすく解説します。

🦷 中心結節とは?

中心結節とは、奥歯のかみ合う面にできる小さな突起(余分な歯の出っ張り)のことです。歯の形成異常の一つで、日本人を含むアジア人に多く見られると報告されています。見た目では大きな問題がなくても、放置すると破折や神経への影響を引き起こすことがあります。

中心結節
中心結節

📊 発症頻度と特徴

  • 小児~10代に多く見られる
  • 下顎の小臼歯に発生しやすい
  • レントゲンで確認できる場合もある

⚠️ 中心結節のリスクと症状

中心結節は折れやすく、折れたときに神経までダメージが及ぶのが大きなリスクです。

中心結節は折れやすい
中心結節は折れやすい

💢 起こりやすいトラブル

  • 結節が折れて強い痛みが出る
  • 虫歯や知覚過敏を起こしやすい
  • 無症状でも突然トラブルになることがある

🔍 歯科医院での診断方法

歯科医院では以下の方法で診断を行います。

🩻 レントゲン検査

  • 神経まで影響していないか確認
  • 結節の大きさや位置を把握

👨‍⚕️ 口腔内のチェック

  • 咬合(かみ合わせ)の干渉がないか
  • 破折の兆候がないか

💉 中心結節の治療法

症状の有無や破折の程度によって治療方針は変わります。

✅ 折れる前の予防的処置

  • フッ素塗布で歯を強化
  • レジン(樹脂)でコーティングして破折を予防

💥 折れてしまった場合

  • 応急処置で樹脂を詰める
  • 神経が露出した場合は歯髄保存療法
  • 感染が進んでいる場合は根管治療

🔄 その他の治療

  • 噛み合わせに影響がある場合は矯正や補綴治療を検討

🛡️ 日常生活でできる予防

中心結節は生活習慣でも折れやすくなるため注意が必要です。

🍎 折らないための工夫

  • 硬い食べ物を避ける
  • 噛み合わせに違和感があれば歯科で相談

👨‍👩‍👧 定期検診の重要性

  • 定期的な歯科検診で早期発見が可能
  • 小児期は特に注意が必要

💰 中心結節と保険適用

中心結節の治療は多くの場合、保険でカバーされます。

🏥 保険が適用されるケース

  • フッ素塗布やレジンコーティング
  • 神経を保護する処置
  • 根管治療

💳 自費になることがある場合

  • 特殊な材料を用いた場合
  • 矯正や審美的な補綴治療

Q:中心結節は必ず治療が必要?
→ 無症状でも折れるリスクがあるため、予防的処置をおすすめします。

Q:放置するとどうなる?
→ 折れて神経が感染し、激しい痛みや歯の寿命に影響する可能性があります。

Q:子どもの場合も同じ治療?
→ 基本的な処置は同じですが、成長に合わせて対応が変わる場合があります。

  • 中心結節は歯の形成異常で折れやすい
  • 破折すると神経にダメージを与えることがある
  • 予防的処置と定期検診で大きなトラブルを防げる

気になる突起を見つけたら、放置せず歯科医院に相談しましょう。

📍江戸川区篠崎で中心結節の診断・治療なら当歯科クリニックへ

「中心結節」は放置してしまうと、ある日突然折れて神経までダメージを与えることがあります。早期に予防処置をすることで、痛みや大きな治療を避けられる可能性が高まります。当歯科クリニックでは、精密な診断と予防的なコーティング・フッ素塗布などを行い、患者さまの歯を守ります。

江戸川区篠崎駅から徒歩1分、安心して相談できる歯科医院です。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご来院ください。

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筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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