- 1. 被せ物の後に歯が痛むのは珍しくない
- 2. 被せ物の後に歯が痛む主な原因
- 2.1. 被せ物の高さが合っていない
- 2.2. 歯の神経が刺激を受けている
- 2.3. 虫歯が深かった
- 2.4. 被せ物を装着した際の刺激
- 2.5. 歯根の炎症
- 2.6. 歯ぎしり・食いしばり
- 3. すぐ受診した方がよい症状
- 4. 自宅でできる対処法
- 4.1. 強く噛まない
- 4.2. 市販の鎮痛薬を使用する
- 4.3. 歯を清潔に保つ
- 4.4. 食いしばりを意識して減らす
- 5. 被せ物の後の痛みを放置するリスク
- 5.1. 関連記事
- 6. 被せ物をした歯の痛み、ご相談ください
- 7. 【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
- 8. 筆者・院長
- 8.1. 深沢 一
- 8.1.1. メッセージ

「虫歯治療で被せ物を入れたのに痛い…」
「治療後に噛むと違和感がある」
「神経を取っていない歯なのにしみる」
このような症状に不安を感じている方は少なくありません。被せ物を装着した後に痛みが出る原因はさまざまで、一時的なものから再治療が必要なケースまであります。
この記事では、被せ物の後に歯が痛む主な原因や対処法について詳しく解説します。
被せ物の後に歯が痛むのは珍しくない
被せ物を装着した後は、歯を削った刺激や噛み合わせの変化などにより、一時的に痛みや違和感が出ることがあります。
特に、神経を残して治療した歯では、
- 冷たいものがしみる
- 噛んだときに軽い痛みや違和感がある
- 治療した歯が気になる
といった症状がみられることがあります。
治療による一時的な刺激が原因であれば、症状は時間の経過とともに徐々に軽くなることがあります。ただし、症状が改善しない場合や、痛みが強くなっている場合、何もしなくても痛む場合などは、被せ物の高さや歯の神経の状態などを確認する必要があります。
「治療後だから」と長期間我慢せず、気になる症状が続く場合は歯科医院に相談しましょう。
被せ物の後に歯が痛む主な原因

被せ物の高さが合っていない
被せ物がわずかに高いだけでも、噛んだ時に強い力が集中します。
その結果、
- 噛むと痛い
- 歯が浮いた感じがする
- 顎が疲れる
といった症状が現れます。
高さ調整を行うことで改善することがほとんどです。
歯の神経が刺激を受けている
被せ物を作るために歯を削る際、神経に近い部分まで処置を行うことがあります。
そのため、
- 冷たいものがしみる
- 甘いものがしみる
- 一時的にズキズキする
といった知覚過敏症状が出ることがあります。
神経が健康であれば、時間の経過とともに改善するケースが多いです。
虫歯が深かった
治療前の虫歯が神経の近くまで進行していた場合、被せ物を装着した後に神経が炎症を起こすことがあります。
症状としては、
- 何もしなくても痛む
- 夜間にズキズキする
- 温かいもので痛みが強くなる
などが挙げられます。
この場合は根管治療(神経の治療)が必要になることがあります。
被せ物を装着した際の刺激
被せ物を装着した後、一時的に歯がしみたり違和感が出たりすることがあります。
これは、被せ物を装着するまでに行われる歯の切削や乾燥などの処置、装着時に使用する歯科用セメントなど、さまざまな刺激が歯の神経に影響することがあるためです。
特に神経に近いところまで歯を削っている場合は、治療後に冷たいものがしみるなどの症状が現れることがあります。
症状が軽く、徐々に改善している場合は経過をみることもありますが、痛みが強くなる、何もしなくても痛む、温かいものでも痛むといった場合には、歯髄に炎症が生じている可能性もあるため、歯科医院で確認を受けましょう。
歯根の炎症
過去に神経を取った歯でも痛みが出ることがあります。
原因として、
- 根の先の炎症
- 根管内の細菌感染
- 歯根破折
などが考えられます。
神経がない歯でも「噛むと痛い」という症状が出ることがあります。
歯ぎしり・食いしばり
被せ物を入れた後は、その部分を無意識に強く使ってしまうことがあります。
特に、
- 朝起きると痛い
- 噛んだ時だけ痛い
- 被せ物周囲の歯ぐきが痛い
場合には歯ぎしりや食いしばりが原因の可能性があります。
すぐ受診した方がよい症状

次のような場合は早めの受診をおすすめします。
- 強い痛みが続く
- 夜眠れないほど痛い
- 歯ぐきが腫れている
- 噛めないほど痛い
- 痛みが日に日に強くなる
- 熱いものでも痛む
神経の炎症や感染が進行している可能性があります。
自宅でできる対処法

痛みが軽度の場合は次の方法が有効です。
強く噛まない
硬い食べ物を避け、治療した歯への負担を減らしましょう。
市販の鎮痛薬を使用する
用法・用量を守って服用してください。
歯を清潔に保つ
被せ物の周囲は特に丁寧に歯磨きを行いましょう。
食いしばりを意識して減らす
上下の歯は通常接触していません。
気づいた時に歯を離す習慣をつけることが大切です。
被せ物の後の痛みを放置するリスク
被せ物をした後の痛みや違和感には、一時的なものもあります。しかし、症状の原因によっては歯科治療が必要な場合があります。
例えば、歯の神経に強い炎症が生じている場合、状態が進行すると歯髄が壊死し、根管治療が必要になることがあります。また、根の先に炎症や感染がある場合には、周囲の組織に炎症が広がることもあります。
さらに、被せ物の高さが合っていない状態が続けば、噛んだときに歯や歯周組織へ過度な負担がかかることがあります。

次のような症状がある場合は、自己判断で長期間様子を見ず、歯科医院を受診しましょう。
- 痛みが徐々に強くなっている
- 何もしなくてもズキズキ痛む
- 夜眠れないほど痛む
- 温かいものでも強く痛む
- 噛むと強く痛む
- 歯ぐきや顔が腫れている
被せ物をした歯の痛みは、原因によって必要な対応が異なります。症状が続く場合や悪化している場合は、被せ物や噛み合わせ、歯の神経、歯根などの状態を歯科医院で確認してもらうことが大切です。う。
関連記事
被せ物をした歯の痛み、ご相談ください

被せ物をした後の痛みやしみる症状には、噛み合わせや歯の神経への刺激、歯根周囲の炎症、歯ぎしり・食いしばりなど、さまざまな原因が考えられます。痛みが続く、強くなる、噛むと痛いなどの症状がある場合は、我慢せず歯科医院で原因を確認することが大切です。
「治療したのに痛い」
「被せ物が高い気がする」
「噛むと違和感がある」
このような症状でお困りの方は、お早めにご相談ください。早期対応によって歯を長く守れる可能性が高まります。
【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。





