- 1. 🦷「歯が浮く」違和感の正体とは?歯科医師が解説する原因と治療法
- 1.1. 🔍1. 「歯が浮く」感覚・症状の特徴
- 1.1.1. 一時的な症状と慢性的な症状の境界線
- 1.2. 🔥2. 「歯が浮く」主な原因:専門的アプローチ
- 1.2.1. ① 歯周組織の炎症(歯肉炎・歯周病)
- 1.2.2. ② 歯髄炎(C3:深い虫歯)
- 1.2.3. ③ 根尖性歯周炎(根の先の病巣)
- 1.2.4. ④ 咬合性外傷(歯ぎしり・食いしばり)
- 1.2.5. ⑤ 全身疾患との関連
- 1.3. 🔬 3. 歯科医院での専門的治療
- 1.4. 🏡 4. 自身でできる応急処置と予防策
- 2. 🏥 江戸川区篠崎で「歯が浮く」症状にお悩みの方へ
- 3. 【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
- 4. 筆者・院長

✅ 「歯が浮くような感覚」は、噛みにくさや鈍い痛みを伴い、日常生活に大きなストレスを与える症状です。疲れやストレスで一時的に起こることもあれば、歯周病や神経の炎症といった病気のサインであることも少なくありません。
この記事では、歯が浮く原因や考えられる病気、歯科医院での治療法、そして自宅でできるセルフケアについてわかりやすく解説します。早めの対処で大切な歯を守りましょう。
🦷「歯が浮く」違和感の正体とは?歯科医師が解説する原因と治療法
歯科医院を受診される患者様からよく伺う「歯が浮く」という言葉。これは医学的には、歯を支える**「歯根膜(しこんまく)」**という組織が炎症を起こし、厚みが増すことで歯が物理的に押し上げられている状態を指します。
🔍1. 「歯が浮く」感覚・症状の特徴

- 違和感と咬合痛(こうごうつう): 食べ物を噛んだ際に、特定の歯だけが先に当たるような感覚や、押し込まれるような圧迫感があります。
- 鈍痛(どんつう): ズキズキとした鋭い痛みではなく、重苦しい、あるいは「歯が浮いてしっかり噛めない」といった不快感が伴います。
一時的な症状と慢性的な症状の境界線
- 一過性(生理的要因): 疲労、ストレス、睡眠不足による免疫力低下。血流の変化により一時的に歯根膜が充血している状態です。
- 慢性的(病的要因): 歯周病や根尖性歯周炎(歯の根の病気)など。放置すると、抜歯が必要になるリスクを孕んでいます。
🔥2. 「歯が浮く」主な原因:専門的アプローチ
① 歯周組織の炎症(歯肉炎・歯周病)

歯ぐきが赤く腫れ、歯垢(プラーク)や歯石が停滞すると、歯周ポケット内で細菌が繁殖します。炎症によって歯周組織に浮腫(むくみ)が生じ、歯が浮き上がります。
臨床的視点: 歯肉の腫脹(はれ)と歯石の大量沈着が認められる場合、セルフケアのみでの改善は不可能です。歯科医院でのスケーリング(歯石除去)が必須となります。
② 歯髄炎(C3:深い虫歯)

虫歯が神経(歯髄)まで達すると、内部で炎症圧が高まります。
- C3レベル: 歯髄炎により、噛むと響く、浮いた感じがする、自発痛(何もしなくても痛い)が生じます。
- C4レベル: 神経が壊死し、根の先に膿が溜まる段階。より強い浮遊感や激痛を伴います。
③ 根尖性歯周炎(根の先の病巣)

以前神経を取った歯や、神経が死んでしまった歯の根の先(根尖部)に細菌が感染し、膿の袋(根尖病変)ができる病態です。
- メカニズム: 根の先で炎症が起きると、周囲の圧が高まり、歯を外側に押し出す力が働きます。これが「歯が浮く」感覚の典型的な正体です。精密な根管治療によって感染源を除去する必要があります。
④ 咬合性外傷(歯ぎしり・食いしばり)
特定の歯に過度な負担(咬合負担)がかかると、歯根膜がダメージを受け、急性炎症を起こします。これを「咬合性外傷」と呼び、物理的な刺激によって歯が浮いた状態になります。
⑤ 全身疾患との関連
- 副鼻腔炎(蓄膿症): 上あごの奥歯の根は副鼻腔に近いため、鼻の炎症が歯に伝わり「上の歯全体が浮く」ように感じることがあります。
- 糖尿病: 免疫力が低下し、歯周組織の炎症が悪化しやすくなります。
🔬 3. 歯科医院での専門的治療


- 歯周治療: 歯垢・歯石を徹底的に除去し、歯肉の炎症を鎮静化させます。
- 根管治療: 汚染された神経の管を清掃・消毒し、緊密に薬剤を充填(根管充填)することで、根の先の炎症を消失させます。
- 咬合調整・ナイトガード: 強く当たっている部分をミリ単位で削合、または就寝中のマウスピース(ナイトガード)装着により、歯への負担を分散させます。
🏡 4. 自身でできる応急処置と予防策
- 安静: 浮いている歯で無理に噛まないようにしてください。
- 清潔の保持: 炎症部位は細菌が溜まりやすいため、優しく丁寧なブラッシングとフロスを心がけてください。
- 生活習慣の改善: 免疫力を高めるため、十分な睡眠と栄養摂取を優先しましょう。
アドバイス: 「歯が浮く」というサインは、お口の中からのSOSです。一時的に治まったとしても、原因となる病巣が隠れていることが多々あります。
🏥 江戸川区篠崎で「歯が浮く」症状にお悩みの方へ

江戸川区篠崎駅南口徒歩1分の当歯科クリニックでは、歯が浮く症状の原因を精密に検査し、患者さま一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。歯周病治療から噛み合わせ調整、神経の治療まで幅広く対応可能。違和感を放置せず、早めにご相談ください。予防からメンテナンスまで安心のサポート体制で、健康な歯を守ります。
【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


