✅ 大きないびきや無呼吸は「ただの寝相の問題」と思っていませんか?実はそれ、睡眠時無呼吸症候群の危険なサインかもしれません。この病気は自覚しにくい一方で、放置すると命に関わるリスクを伴います。

そこで今回は、誰でも簡単にできるセルフチェック法を紹介し、必要な対処の一歩をお伝えします。

睡眠時無呼吸症候群とは?💤

「夜ぐっすり寝たはずなのに、朝起きても疲れが取れない…」そんな経験はありませんか?もしかするとそれは睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインかもしれません。
SASは、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう病気で、日本では潜在的な患者が数百万人いるといわれています。放置すると高血圧・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病
などのリスクが高まるため、早期発見がとても大切です。

症状の特徴👀

睡眠時無呼吸症候群の症状チェック
睡眠時無呼吸症候群の症状チェック

自覚しやすい症状

  • 大きないびきをかく
  • 夜中に息苦しさで目が覚める
  • 朝起きても頭痛やだるさがある
  • 日中に強い眠気に襲われる

周囲が気づく症状

  • 無呼吸や呼吸の停止を目撃される
  • 息苦しそうな寝姿勢
  • 激しい寝返りや不自然な寝言

これらが当てはまる場合は注意が必要です。

セルフチェックのポイント✅

SASは自覚しにくい病気ですが、いくつかのセルフチェックでリスクを把握できます。

自分で確認できるサイン

  • 最近太ってきた(特に首回りが太い)
  • 就寝中に何度もトイレに行く
  • 朝の口の渇きが強い

家族やパートナーが気づくサイン

  • 「いびきがうるさい」と言われる
  • 呼吸が止まっていると指摘された
  • 眠っていても苦しそうに見える

STOP-Bang質問票をアレンジした簡易チェック📝

以下の質問に「はい」が3つ以上当てはまったら要注意です。

  1. 大きないびきをかきますか?
  2. 日中に強い眠気を感じますか?
  3. 家族や友人に「呼吸が止まっていた」と言われたことがありますか?
  4. 高血圧や糖尿病を指摘されたことがありますか?
  5. BMIが25以上ですか?
  6. 年齢が50歳以上ですか?
  7. 首回りが太い(男性で40cm以上、女性で35cm以上)ですか?
  8. 性別が男性ですか?

👉 3つ以上当てはまる人はSASのリスクが高いといわれています。

スマホアプリでのセルフチェック📱

近年は睡眠の質を測れるアプリや、いびきを録音できるアプリも登場しています。

スマホアプリでのセルフチェック
スマホアプリでのセルフチェック
  • いびきの音量や頻度を測定
  • 睡眠の深さを自動で解析
  • 睡眠中の無呼吸を検知

ただし、これらはあくまで目安です。診断の代わりにはならないため、異常が続く場合は必ず医療機関へ相談しましょう。

医療機関での検査との違い🏥

セルフチェックでリスクを感じたら、医療機関での検査が必要です。

簡易検査(自宅で可能)

  • 指先に酸素センサーをつけるだけ
  • 自宅で一晩測定し、無呼吸の有無を確認

精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査:PSG)

  • 病院で一泊入院
  • 脳波・呼吸・心電図などを詳細に測定
  • 正確な診断が可能

セルフチェックはあくまで「受診のきっかけ」ですが、早めに医師に相談することで重症化を防ぐ第一歩になります。

セルフチェックで当てはまったらどうする?🤔

受診を検討すべきタイミング

  • 強い日中の眠気で仕事や運転に支障がある
  • 高血圧や糖尿病の治療中
  • 家族から「呼吸が止まっている」と繰り返し指摘される

主な治療法

  • CPAP療法:鼻マスクで空気を送り込み、気道を広げる
  • マウスピース療法:下あごを前に出すことで気道を確保
  • 生活習慣の改善:減量、禁酒、横向き寝など

睡眠時無呼吸症候群は、自分では気づきにくい病気ですが、いびきや日中の眠気は重要なサインです。セルフチェックを活用してリスクを把握し、必要なら医療機関で検査を受けましょう。

睡眠時無呼吸症候群を放置すると
睡眠時無呼吸症候群を放置すると

「もしかして自分も…?」と思った今が、健康を守るチャンスです✨
家族のため、自分のために、早めの行動を心がけましょう。

🏥 江戸川区篠崎で睡眠時無呼吸症候群にお悩みの方へ

「自分も当てはまるかも…」と感じたら、それは受診を検討するサインです。江戸川区篠崎の当歯科クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群のリスクについても丁寧にアドバイスいたします。小さな不安も安心につながるようサポートいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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