歯周病のQ&A 歯茎の痛みと出血:自己ケアで治せるか、それとも手遅れか?
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3日前に歯肉が少し痛み始めたので、これはまずいと思い、すぐに歯を磨きました。そしたら一気に血がにじみ出てきて、歯ブラシはその出血で真っ赤に染まっていました。とにかく歯肉炎程度ならブラッシングをすれば治るだろうと思っていたのですが、歯茎が少しヌルヌルしているので、もしかして膿が出ているのではと思い、心配しています。
歯自体は、まだグラついてはいないのですが、早急に治療した方がいいでしょうか?今は、痛み止めとブラッシングで、ケアを進めているのですが、もう手遅れですか?詳しいご回答をお願い致します。
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歯周病の進行の確定診断は、歯周ポケットの測定とレントゲン検査によって行います。確かに歯肉炎程度なら歯磨きを適確に行うだけで完治するでしょうが、歯槽骨の破壊を伴っている場合には、歯科医院での治療が必要になります。また、歯がぐらぐらしていないということですが、歯の動揺が始まるのは、歯槽骨の吸収が全体の3分の2ほど進んでからです。
歯槽骨の破壊が起こっているということであれば、ある意味、手遅れなのかもしれません。それは、歯槽骨を再生させる治療技術が完全に確立されていないからです。また、歯肉に限局した炎症であれば、歯周組織は、完全に元に戻りますので手遅れとは言えません。
また自分自身で口腔ケアを徹底することは非常に重要なことですが、意外とプラークコントロールが出来ていないことが往々にしてあります。歯垢の染め出し液を使って適確に磨けているかチェックすることをお薦めします。
年齢、性別などが記述されていないので、歯周病の原因を推察出来かねますが、いずれにしても、歯科医院でしっかり診断してもらい、歯周病の治療をできるだけ早く受けることをお薦めします。
江戸川区篠崎で歯周病予防・治療をご検討の方へ
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、患者様の大切な歯を1本でも延命するため、軽度歯周病から重度歯周病に至るまで様々な対策を行い、歯周病予防をはじめ、早期発見・早期治療で症状の改善・維持を行い、抜歯回避に努めております。
歯周病が原因で歯茎から出血した急患の方の対応を行っております。江戸川区篠崎で歯周病予防・歯周病治療をご希望の方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談下さい。
【動画】歯周病の手遅れの症状
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。