歯ぐきが時々「痛痒い」のはなぜ?自然に治る場合でも注意が必要です

40代男性の方から、
「2~3ヶ月に1回ほど、上の奥歯付近の歯ぐきが1~2週間ほど痛痒くなる。自然に治るので様子を見ているが大丈夫でしょうか?」
というご質問をいただきました。
定期的に歯科検診を受け、歯磨きやフロスも丁寧に行っているとのことですが、歯ぐきの違和感を繰り返す場合には注意が必要です。
歯ぐきの症状が自然に治まっても安心とは限りません
結論から言うと、症状が自然に治まるからといって必ずしも問題が解決しているわけではありません。
歯ぐきの炎症は、
- 歯周病の初期症状
- 歯周ポケット内の細菌増殖
- 歯と歯の間に食べ物が詰まる
- 噛み合わせによる負担
- 歯根のひび割れ
- 根の先の慢性炎症
などによって、一時的に悪化と改善を繰り返すことがあります。
特に「いつも同じ場所が腫れる・痛痒くなる」という場合は、何らかの原因が隠れている可能性があります。
この程度で受診してもよいのでしょうか?
もちろん受診していただいて構いません。
むしろ症状が出ている時に診察を受けることが重要です。
歯科医院で定期検診を受ける際には症状が消えているため、
- 歯ぐきの腫れ
- 出血
- 排膿(膿)
- 歯周ポケットの変化
などが確認できないことがあります。
症状が出ているタイミングで受診すると、原因の特定がしやすくなります。
また、スマートフォンで患部の写真を撮影しておくことも診断の参考になります。
歯磨き方法や生活習慣の改善で治りますか?
現在のケア状況を見ると、
- 1日2回の歯磨き
- 夜は15分程度丁寧に清掃
- フロス使用
と、比較的良好なセルフケアができています。
しかし、セルフケアだけでは改善しないケースも少なくありません。
例えば、
歯周ポケットが深い場合
歯ブラシやフロスでは届かない部分に細菌が残り続けます。
噛み合わせが原因の場合
歯磨きを頑張っても症状は改善しません。
歯根や神経の問題がある場合
根管治療など別の治療が必要になることがあります。
そのため、「磨き方を変えれば大丈夫」と自己判断するよりも、一度原因を調べることをおすすめします。
繰り返す歯ぐきの違和感は早めの検査がおすすめ
今回のケースでは、
- 同じ部位に繰り返し症状が出る
- 数日ではなく1~2週間続く
- 数ヶ月ごとに再発する
という点が気になります。
大きな痛みや腫れがなくても、歯周病や歯の根の病気が隠れていることがあります。
症状が出ている時期にレントゲン検査や歯周ポケット検査を受けることで、原因が明らかになる可能性があります。
まとめ
歯ぐきの痛痒さが自然に治まる場合でも、同じ場所で繰り返しているのであれば一度詳しく調べることをおすすめします。
「この程度で受診するのは大げさかな」と遠慮される患者さんは少なくありませんが、歯周病や歯の根の病気は早期発見が何より大切です。
症状が出ている時に受診し、原因を確認しておくことで将来的な大きなトラブルを防ぐことにつながります。
江戸川区篠崎で歯茎のムズムズにお悩みの方へ

歯ぐきが「ムズムズする」「かゆいような違和感がある」「なんとなく気になる」といった症状を繰り返していませんか?
一時的に症状が治まると様子を見てしまいがちですが、歯周病の初期症状や歯周ポケット内の炎症、食べ物の詰まり、噛み合わせの負担などが原因となっていることがあります。
江戸川区篠崎で歯ぐきの違和感にお悩みの方は、一度原因を調べてみませんか?症状が軽いうちに適切なケアや治療を行うことで、将来的な歯周病の進行や歯を失うリスクを減らせる可能性があります。繰り返す歯ぐきのムズムズ感や痛痒さが気になる方は、お気軽にご相談ください。
【動画】自宅で実践|歯肉炎の治し方
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


