上皮性付着と新付着の違い

上皮性付着

上皮性付着

従来の治療法による歯茎の治癒過程

歯槽骨や歯根膜などの再生は起こらない!

スケーリング、ルートプレーニング(SRP)などの歯周基本治療、及び歯周外科(フラップ手術)などによる歯周病の治癒形式は上皮性付着による治癒です。

上皮性付着とは歯周治療によって滑沢(すべすべ)になった歯根面に沿って歯肉上皮がポケット底部まで伸び込んで起こります。

歯根面と上皮による付着で、歯周ポケットの減少は起こります。しかし、その付着力は弱いもので、自宅でのメインテナンスと歯科医院での定期的な歯石取りやPMTCなどにより維持されます。

この治癒形式では、症状の改善のみで、破壊されてしまった歯槽骨や歯根膜などの再生は起こりません。

新付着(結合性付着)

新付着(結合性付着)

歯周組織再生療法による歯茎の治癒過程

歯槽骨や歯根膜などの再生が起こる

歯周外科手術(フラップ手術)と併用してGTR法、エムドゲイン法、リグロス法などの歯周組織再生療法を行った場合の治癒形式です。

歯根膜や歯槽骨の再生が起こる治療法なので、正常の歯周組織と同じ状態に戻す事が出来ます。ただし、歯周病・歯槽膿漏の中等度以上のケースで垂直性の骨吸収があるケースに適応出来ます。歯周病によって水平的に破壊された部位には適応出来るものではありません。

歯周組織再生の効果は、破壊された歯周組織が完全に再生するのではなく、その一部(3mm程)の歯槽骨や歯根膜が再生するものと考えて下さい。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、患者様の大切な歯を1本でも延命するため、軽度歯周病から重度歯周病に至るまで様々な対策を行い、歯周病予防をはじめ、早期発見・早期治療で症状の改善・維持を行い、抜歯回避に努めております。

歯周病で破壊された歯槽骨の新付着を獲得するための歯茎再生治療のリグロスを導入しています。江戸川区篠崎で歯周病予防・歯周病治療をご希望の方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談下さい。

【動画】歯周病の手遅れの症状

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

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メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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