- 1. 🦷銀歯とは?見た目・リスク・交換方法を歯科医がわかりやすく解説!
- 1.1. 保険適用の銀歯(金属冠)
- 1.1.1. 🦷 写真の部位
- 1.1.2. 💡 銀歯(保険の金属冠)について
- 1.1.3. 👀 写真からわかる状態
- 1.2. 保険適用の銀歯(ブリッジ)
- 1.2.1. 🦷 各部位の構造と特徴
- 1.2.1.1. ■ ブリッジ全体
- 1.2.1.2. ■ 6番:ポンティック(欠損部を補う人工歯)
- 1.2.1.3. ■ 材質の概要
- 1.2.1.4. 🌿 清掃のポイント
- 1.3. 保険適用の詰め物(メタルインレー、コンポジットレジン充填)
- 1.3.1. 🦷 各歯の状態
- 1.3.1.1. ■ 下顎第6番(左下第一大臼歯)
- 1.3.1.2. ■ 下顎第7番(左下第二大臼歯)
- 1.3.2. 💡 治療法の違い
- 1.4. 💡銀歯とは?どんな素材でできているの?
- 1.5. ✅銀歯のメリット
- 1.6. ⚠️銀歯のデメリットと注意点
- 1.6.1. 見えない場所で進行する銀歯の重度虫歯(C4)
- 1.7. 🤍銀歯を白くしたい方へ|交換できる素材
- 1.8. 🔄銀歯を交換するときの注意点
- 1.9. 🪥銀歯を長持ちさせるケア方法
- 2. ❓よくある質問(FAQ)
- 3. 🌈まとめ|銀歯の見直しは“健康と笑顔”を守る第一歩!
- 4. 🏥江戸川区篠崎で虫歯治療で入れた銀歯の見た目が気になる方へ
- 5. 【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
- 6. 筆者・院長

✅虫歯治療で入れた「銀歯」。
鏡を見たときや、笑ったときにチラッと見える銀色の歯が気になる…という方も多いのではないでしょうか?🪞
銀歯は保険が使える手軽な治療法ですが、見た目の違和感や金属アレルギーなどのリスクもあります。
この記事では、銀歯の特徴・メリット・デメリット・白い歯への交換方法まで、歯科医がわかりやすく解説します🦷✨
🦷銀歯とは?見た目・リスク・交換方法を歯科医がわかりやすく解説!

虫歯治療で使われる「銀歯(ぎんば)」は、保険が適用される代表的な詰め物・被せ物です。
丈夫で長持ちする一方で、「見た目が気になる」「歯茎が黒くなってきた…」などのお悩みを持つ方も少なくありません。
ここでは、銀歯のメリット・デメリット、そして白い歯へ交換する方法をわかりやすく紹介します✨
保険適用の銀歯(金属冠)
この写真は、上顎左側の第4番・第5番・第6番の銀歯(保険適用の金属冠)が装着されている口腔内の画像です。以下に詳しく解説します。

🦷 写真の部位
- 画像中央〜右側に見える金属の歯が、上顎の**小臼歯(4番・5番)および大臼歯(6番)**です。
- 左側(前方)は天然歯で、犬歯と前歯が見えています。
💡 銀歯(保険の金属冠)について
- 日本の保険診療で使われる銀歯は、一般的に**「金銀パラジウム合金」**と呼ばれる金属です。
- 特徴:
- 強度が高く、噛む力が強い奥歯に適しています。
- 保険が適用されるため、費用が比較的安価です。
- 金属色が目立つため、審美性(見た目)はやや劣ります。
👀 写真からわかる状態
- 4番〜6番が**連結された銀歯(ブリッジ)**のように見えます。
- 前方の天然歯と比較すると、金属の反射光が強く、銀歯が明確に区別できます。
保険適用の銀歯(ブリッジ)
この画像は、上顎右側の第5番・第6番・第7番のブリッジが装着されている口腔内の写真です。
中央の6番が欠損しており、**ポンティック(人工の歯)**で補われています。

🦷 各部位の構造と特徴
■ ブリッジ全体
- 5番・7番の歯が**支台歯(しだいし)**として削られ、金属冠で連結されています。
- その間の6番部に**ポンティック(人工歯)**が設置され、欠損部を補っています。
- 全体としては、保険適用の**金属ブリッジ(銀合金製)**です。
■ 6番:ポンティック(欠損部を補う人工歯)
- 矢印で示された歯が「ポンティック」です。
- 金属の上に頬側(外側)だけ白いレジン(樹脂)を盛り付けてあります。
→ これにより、口を開けたときに見た目が自然になるよう工夫されています。 - レジン部分は経年で変色や摩耗が起こることがありますが、審美性を考慮した構造です。
■ 材質の概要
- 金属部分:保険の金銀パラジウム合金
- 白い部分(レジン):保険で認められている前装冠(ぜんそうかん)タイプ
- ブリッジ全体は「メタルブリッジ」と呼ばれる形式です。
🌿 清掃のポイント
- ポンティック下部はフロススレッダーやブリッジ用フロスを使用して清掃します。
- 金属と歯肉の境目はプラークが溜まりやすいため、歯間ブラシも併用すると良いです。
保険適用の詰め物(メタルインレー、コンポジットレジン充填)
この画像は、下顎左側の奥歯(第6番・第7番)の修復処置を示しています。保険診療でよく見られる典型的な組み合わせで、それぞれの素材の特徴がわかりやすい写真です。

🦷 各歯の状態
■ 下顎第6番(左下第一大臼歯)
- **「保険のインレー(金属の詰め物)」**が装着されています。
- 銀色の詰め物部分が「金銀パラジウム合金」と呼ばれる金属で、保険適用の代表的な材料です。
- 奥歯の噛む力に耐える強度があり、広い範囲の虫歯治療に用いられます。
- デメリットとして、金属色が目立つ・経年劣化で縁が黒くなる・金属アレルギーの可能性がある点が挙げられます。
■ 下顎第7番(左下第二大臼歯)
- **「コンポジットレジン充填(CR充填)」**が行われています。
- 白い樹脂(プラスチック)で虫歯の部分を直接詰めたもので、自然な歯の色に近い見た目になります。
- 小さな虫歯や浅い欠損に適しており、保険診療で広く用いられます。
- ただし、経年で変色・摩耗することがあり、大きな虫歯には向きません。
💡 治療法の違い
| 項目 | 保険のインレー(金属) | コンポジットレジン |
|---|---|---|
| 材質 | 金銀パラジウム合金 | 合成樹脂(レジン) |
| 見た目 | 銀色で目立つ | 白くて自然 |
| 強度 | 高い | やや弱い |
| 適応範囲 | 中〜大きめの虫歯 | 小さめの虫歯 |
| 費用 | 保険適用で安価 | 保険適用で安価 |
| 耐久性 | 10年前後 | 5〜7年程度(使用状況による) |
💡銀歯とは?どんな素材でできているの?
銀歯とは、主に金銀パラジウム合金という金属を使った修復物のことです。
虫歯を削った後、金属で歯の形を再現する「詰め物(インレー)」や「被せ物(クラウン)」を装着します。
これらは保険が適用されるため、費用を抑えて治療できるのが特徴です💴
✅銀歯のメリット
銀歯には次のようなメリットがあります。
- 💰 保険適用で安い!
自費治療に比べて費用負担が少ない。 - 💪 強度が高く、奥歯にも適している!
硬い食べ物にも対応できる耐久性。 - ⏱️ 治療期間が短い!
1〜2回の通院で完了するケースもあります。
見た目を気にしない奥歯の治療では、コストパフォーマンスに優れた方法です。
⚠️銀歯のデメリットと注意点

一方で、銀歯にはいくつかのデメリットもあります。
- 👄 見た目の違和感
口を開けたときに銀色が目立ち、自然な笑顔を損ねることがあります。 - 🦷 歯茎の黒ずみ
金属イオンが溶け出して、歯茎が黒く変色してしまうことがあります。 - 🦠 二次虫歯のリスク
金属は膨張・収縮するため、時間とともに歯との間に隙間ができ、虫歯が再発しやすくなります。 - 🌡️ 金属アレルギー
口内炎・皮膚のかゆみ・頭痛などを引き起こすことも。
見えない場所で進行する銀歯の重度虫歯(C4)

上顎7番の銀歯の内部で重度の虫歯(C4)が進行し、歯根まで大きく感染が広がった状態を示すレントゲン画像です。
銀歯は時間の経過とともに隙間が生じやすく、その下で虫歯が進行しても外からは見えにくいため、発見が遅れがちです。この症例では歯がグラつくほど進行しており、保存が困難なため抜歯が必要となります。
このような理由から、最近では「白い歯にしたい」「体にやさしい素材に変えたい」という方が増えています。
🤍銀歯を白くしたい方へ|交換できる素材

見た目や健康面を重視する方には、セラミックやCAD/CAM冠などの白い素材がおすすめです。
🪶 セラミックの特徴
・自然な透明感で見た目がきれい
・変色しにくく、長期的に美しさをキープ
・金属アレルギーの心配がない
🦾 ジルコニアやe.maxなどのセラミック素材は強度にも優れ、奥歯にも使用できます。
💡 CAD/CAM冠(保険適用の白い歯)
条件を満たせば保険で作れる白い被せ物。
ただしセラミックに比べて強度はやや劣るため、噛み合わせや部位によって選択が異なります。
🔄銀歯を交換するときの注意点
銀歯を外すと、下に虫歯が進行しているケースもあります。
そのため、交換時には歯の状態を丁寧にチェックしてから治療を行います👀
💴 費用の目安
- 保険のCAD/CAM冠:5,000〜10,000円ほど
- 自費セラミック:1本あたり5〜15万円程度
⌛ 寿命の目安
銀歯はおおよそ5〜10年で交換時期を迎えることが多く、グラつき・変色・しみるなどのサインが出たら要注意です。
🪥銀歯を長持ちさせるケア方法
銀歯をできるだけ長持ちさせるためには、日々のケアが大切です。
- 丁寧なブラッシングで、歯と銀歯の境目をしっかり磨く
- フロスや歯間ブラシで汚れを除去する
- 定期的な歯科検診(3〜6か月ごと)でチェック🩺
食事の際は、キャラメルやガムなどの粘着性の強い食品を避けると、銀歯の脱落予防になります🍬
❓よくある質問(FAQ)
Q:銀歯の下が黒くなっています。虫歯ですか?
A:金属が酸化して黒ずむ場合もありますが、虫歯が再発している可能性もあります。早めに歯科で確認しましょう。
Q:銀歯はどのくらいもつ?
A:平均で5〜10年ほど。定期検診を続ければより長持ちします。
Q:金属アレルギーが心配です。
A:セラミックなど金属を使わない治療へ変更することで、改善が期待できます。
🌈まとめ|銀歯の見直しは“健康と笑顔”を守る第一歩!
銀歯は保険で安く治療できる反面、見た目や金属アレルギーのリスクもあります。
今は、自然な白さのセラミック治療や保険でできる白いCAD/CAM冠など、選択肢が豊富です✨
見た目・健康・耐久性のバランスを考え、自分に合った治療法を選びましょう。
🏥江戸川区篠崎で虫歯治療で入れた銀歯の見た目が気になる方へ

銀歯の見た目や金属アレルギーが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
当歯科クリニックでは、セラミックやCAD/CAM冠などの白い歯への交換治療を行っています🦷✨
自然な見た目と健康を両立できる治療法を、患者さま一人ひとりに合わせてご提案します。
【動画】ステイン着色汚れをクリーニングするエアフロー
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


