オフィスホワイトニングの効果

  • 初回のオフィスホワイトニングで効果を実感出来る白さにするには二週間間隔で2回~3回行う必要があります。
  • オフィスホワイトニング後は再着色するので白さを維持するために初年度は3ヶ月~6ヶ月の頻度でタッチアップが必要です。
  • オフィスホワイトニングは歯医者で行う歯のホワイトニングでが、費用対効果はホームホワイトニングに劣ります。

ネットを参考にオフィスホワイトニングで歯を白くしようとしている人が「頻度や値段など費用対効果は?」とホームホワイトニングとの選択に迷ってしまうことが多いようです。

日本人のエナメル質は欧米人より薄いため、アメリカ製の高濃度のオフィスホワイトニング用薬剤を使うと痛くて耐えられない方がほとんどです。

そこで、当院では日本人向けに開発されたビヨンドホワイトニングシステムを採用しています。痛みはほとんど出ない反面、効果のがいまいちと感じるケースがあります。

当院で実施したオフィスホワイトニングで効果が出るまでの回数やタッチアップの頻度を確認してください。

オフィスホワイトニングの1回施術で得られる白さとは?

1回のオフィスホワイトニングでの色の変化

当院のビヨンドホワイトニングによる症例です。初めてのオフィスホワイトニング1回実施で、どのくらい白くなるか効果を確認してください。

術前(症例1)

術前(症例1)


術前はA3.5シェードです。

術後(症例1)

後(症例1)


術後はA3シェードに白くなっています。3シェードの変化です。まだ十分な白さとは言えないでしょう。

術前(症例2)

術前(症例2)


術前はA3シェードです。上顎の歯にはホワイトスポットが目立ちます。

術後(症例2)

後(症例2)


術後はA2シェードまで白くなっています。4シェードの変化です。ホワイトスポットは全体が白くなったことで、目立たなくなっています。

術前(症例3)


術前はA3シェードです。

後(症例3)


術後はA2シェードまで白くなっています。4シェードの変化です。もう少し白さが欲しいところです。

術前(症例4)

術前(症例4)


術前はA2シェードです。

術後(症例4)

後(症例4)


術後はA1シェードまで白くなっています。3シェードの変化です。ほぼ満足できる水準ですが、あと1回やればさらに少し白くなりそうですね。

術前(症例5)

術前(症例5)


術前はA4シェードです。

術後(症例5)

後(症例5)


術後はA3シェードまで白くなっています。6シェードの変化です。白さを実感できるまでには、あと2回やる必要がありそうですね。

1回のオフィスホワイトニングでの色の変化量は?

1回の歯の色の変化量
1回の歯の色の変化量

シェード~7シェードの変化

写真は、シェード10の色がシェード5まで白くなったことを示しています。

1回では目標とする白さまで到達出来ないことがわかります。1回のオフィスホワイトニングで色の変化量は概ね5シェード~7シェードです。

ただし、約2週間で1シェード~2シェード後戻りします。つまり、オフィスホワイトニングで目標の左のシェード1の白さにするにはシェード10の色なら2回、シェード15の色なら3回程度実施する必要があることが分かります。

約2週間で1シェード~2シェード後戻り

シェードは、明度順にB1< A1< B2< D2< A2< C1< C2< D3< A3< D4< B3< A3.5< B4< C3< A4< C4の16段階になります。

1回のシェードの変化
1回のシェードの変化

実質3シェード~5シェードの変化

1回のオフィスホワイトニングでは平均5シェード~7シェード歯を白くすることが出来ますが、2週間経つと1シェード~2シェード後戻りを起こすため、実質、3シェード~5シェードの変化ということになります。

白さを実感するためには平均2回~3回必要

オフィスホワイトニングのシェード変化は個人差があるため、確定的なことは言えませんが、最も変化しずらい例を挙げるとすると、A4シェードがA1シェードになるためには4回必要になる場合があります。

平均的には白さを実感出来る回数は2回~3回です。

1回で10シェード以上の改善は非常な痛みを伴う

日本人は欧米人に比べエナメル質の厚みが薄いので、1度のオフィスホワイトニングで10シェード以上の変化を望むのは非常な痛みを伴うため無理があります。

オフィスホワイトニング2回で得られる白さの変化を実例で解説

2回のオフィスホワイトニングでの色の変化

当院のビヨンドホワイトニングによるオフィスホワイトニング2回実施での白さの変化です。どのくらい白くなるか効果を確認してください。約2週間の間隔を置いて2回目を行います。

術前(症例1)

術前(症例1)


術前はA3シェードです。

2回実施後(症例1)

2回実施後(症例1)


2回実施後はA1シェードに白くなっています。約7シェードの変化です。十分満足出来る白さと言えるでしょう。

術前(症例2)

術前(症例2)


術前はA1シェードです。元々歯が白い症例です。

2回実術後(症例2)

2回実施後(症例2)


2回実施後はホワイトニング専用シェードガイド(B1よりさらに白い)W2シェードまで白くなっています。

術前(症例3)

術前(症例3)


術前はA3シェードです。

2回実施後(症例3)

2回実施(症例3)


術後はA1シェードまで白くなっています。約7シェードの変化です。歯が白くなったことで人工歯(右上2番)が目立ってきました。

術前(症例4)

術前(症例4)


術前はA3シェードです。

2回実施後(症例4)

2回実施(症例4)


術後はA1シェードまで白くなっています。ほぼ満足できる水準ですが、あと1回やればさらに白さが安定しそうですね。

術前(症例5)

術前(症例5)


術前はA3.5シェードです。

2回実施後(症例5)

2回実施(症例5)


術後はA2シェードまで白くなっています。約7シェードの変化です。白さを実感できるまでには、あと1回やる必要がありそうですね。

2回目を2週間後に行う理由

2週間後は、色の後戻りが完全に終了した時点であること、施術間隔が短いと施術中や施術後に強い痛みを起こすことがあるためです。

タッチアップの頻度:オフィスホワイトニングの白さを保つ秘訣

1年目

頻度

 1年に2回~3回

オフィスホワイトニングで得た歯の白さ(例えばA1、B1)を維持するためには3~6ヶ月間隔の頻度でタッチアップと呼ばれる追加のオフィスホワイトニングを受ける必要があります。

2年目以降

頻度

 1年に1回

タッチアップを定期的に行うことにより、再着色しづらい歯になっていきます。つまり、2年目以降はタッチアップの頻度を1年に一回程度に伸ばすことが出来るということです。

ふかさわ歯科クリニック篠崎では、加齢や飲食等で歯の色素付着にお悩みの方に、オフィスホワイトニングとして短期間でホワイトニング効果を実感できる歯や歯茎に負担の少ないビヨンドホワイトニングをご提供しております。また、歯の色が濃い方はホームホワイトニングをお薦めしています。江戸川区篠崎で痛みの少ないオフィスホワイトニング治療をご検討中の方はぜひ、当院へお気軽にご相談ください。

【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FULASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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