VITAシェードガイドの基本:正確な歯色判定のために
VITAシェードガイドの使い方
シェードガイドは左から明度順に並ぶ
左から明度(白い)順にB1, A1, B2, D2, A2, C1, C2, D3, A3, D4, B3, A3.5, B4, C3, A4, C4の16段階になります。
つまり、左ほど白い歯ということが出来ます。
実際のやり方はシェードガイドを歯の近くに持って行き、最も近い色のものをその歯のシェードと判定します。
日本人の標準的なシェード
一般的に日本人のシェードはA3~A3.5が標準的で、A2であれば、かなり白い歯の方という印象を受けます。
ホワイトニングでほとんどの方の歯をB1やA1程度の白さにすることを目標とします。
また、 A1や B1くらいまで白くなると「この人の歯は白いな」と誰もが感じる白さです。
A1とB1の白さの違いは、人間の目では殆ど判別出来ないくらいです。(シェードガイド2本を同時に持って比べれば分ります。)
シェードガイドB1を歯に当ててみる
色合わせ
写真は、ビタシェードの中で最も明度が高いB1シェードです。B1に比べ天然歯は黄色みが強いのが分かります。
色合わせをするときは、最も歯の色に近そうなものを選んで歯に添わしてみます。
ホワイトニングで歯の色が変化したとき、たとえば「A4シェードがA1シェードになった」というような言い方をします。
ホワイトニング専用のシェードガイド
ホワイトニング専用のシェードガイド(B1よりさらに白い)W0,W1,W2,W3として4段階の明度のものが販売されています。
しかし、ホワイトニング専用のシェードガイドの白さはどれも同じく「真っ白」に見え、人間の目での判別は困難なため、臨床においてはあまり使用されません。
シェードガイドは一般には販売されていません
ホームホワイトニングをしていると、自分の歯がどのくらい白くなったか気になるものです。
そこで、シェードガイドが欲しくなりますが、残念ながら一般には販売されていません。実はこのシェードガイドは数万円もするものだからです。
A1, A2, A3, A3.5シェードの見え方
A1シェード
A1シェードを歯の色と比べています。かなり近い色ですね。
A2シェード
A2シェードを同じ人の歯に合わせています。A2シェードより白いですね。
A3シェード
A3シェードを歯に合わせてみました。上顎の中切歯はホワイトスポットがあるため白っぽく見えますが、A3シェードに近い色をしています。
下顎の側切歯はA3シェードと言ってよいでしょうね。
A3.5シェード
A3.5シェードを歯に合わせてみました。天然歯の方が遥かに白いですね。
歯の色タイプ別分類:A、B、C、Dタイプの特徴とホワイトニング効果
色調
色調による分類
歯の色はA,B,C,Dの4タイプの色調に分類されます。タイプごとに明度順に左から並べてあります。
Aタイプ:赤茶色 | A1<A2<A3<A3.5<A4 |
Bタイプ:赤黄色 | B1<B2<B3<B4 |
Cタイプ:灰色 | C1<C2<C3<C4 |
Dタイプ:赤灰色 | D2<D3<D4 (D1はありません) |
明度
明度による分類
明度順にB1< A1< B2< D2< A2< C1< C2< D3< A3< D4< B3< A3.5< B4< C3< A4< C4の16段階になります。
シェードテイキングの基本:自然光で正確な歯色を測る方法
歯の色は光源によって異なる
歯科で行うシェードテイキングとは、患者さんの歯の近くにシェードガイドを持って行き、歯の色のタイプや明るさを調べることをいいます。
ホワイトニングでは術前の歯の色を記録し、術後の歯の色との変化を比較します。
蛍光灯の下と太陽光の下では歯の色の見え方が違うためシェードテイキングを行う際には、歯科専用の治療用ライトを消して、出来る限る自然な太陽光のもとで調べます。
江戸川区篠崎でホワイトニングで歯を白くしたい方へ
ふかさわ歯科クリニック篠崎では、加齢や飲食等で歯の色素付着にお悩みの方に、オフィスホワイトニングとして短期間でホワイトニング効果を実感できる歯や歯茎に負担の少ないビヨンドホワイトニングをご提供しております。まや、歯の色が濃い方はホームホワイトニングをお薦めしています。江戸川区篠崎でホワイトニングで歯を白くしたい方はぜひ、当院へお気軽にご相談ください。
【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。