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赤ちゃんが毎日使う哺乳瓶。なかでも「ちくび(乳首)」は、ミルクを飲むときに直接くわえる、最もデリケートで重要なパーツです。
しかし、素材や形、サイズ、穴の形状など種類が多すぎて、
「どれを選べばいいの?」「母乳との併用でも大丈夫?」「むせるのはサイズが合ってない?」と、迷ってしまうママ・パパも多いのではないでしょうか。

さらに、乳首選びは飲みやすさだけでなく、歯並びや顎の発育にも影響すると言われています。
だからこそ、赤ちゃん一人ひとりの月齢や吸う力、飲み方に合った“ぴったりのちくび”を選ぶことがとても大切です。

この記事では、哺乳瓶の乳首の選び方から交換時期、洗浄・消毒方法、人気ランキングまでを徹底解説。
初めての方にもわかりやすく、比較しやすくまとめました。
赤ちゃんの笑顔と健やかな成長のために、最適な乳首選びを一緒に考えていきましょう!

哺乳瓶の「ちくび(乳首)」は、赤ちゃんがミルクを飲むときに口に直接触れる非常に重要なパーツです。形状や素材、サイズ、ミルクの出る流量などによって、赤ちゃんの飲みやすさが大きく左右されます。

また、乳首の選び方は単なる「飲みやすさ」だけでなく、赤ちゃんの口腔機能の発達や、将来の歯並びや顎の成長にも関わってくるため、慎重に選ぶ必要があります。

哺乳瓶のちくび
哺乳瓶のちくび

👶 乳首の基本構造と役割

哺乳瓶の乳首は、母乳の感触や吸い方にできるだけ近づけることを目的に設計されています。主な構造と機能は以下の通りです:

  • 先端の飲み口(穴):ミルクの流れをコントロールする部分。穴の形やサイズによって流量が異なります(丸穴・クロスカット・Y字など)。
  • 乳頭部の弾力:赤ちゃんが舌と上顎でしっかりと押しつぶしながらミルクを吸えるよう、適度な柔らかさが求められます。
  • 根本の広がり(フランジ):赤ちゃんが口全体でくわえられるよう、広口設計が主流です。

これらの構造が整っていないと、赤ちゃんが飲みにくく感じて途中でミルクを嫌がったり、飲むのに無駄なエネルギーを使って疲れてしまうこともあります。

🧬 なぜ「正しいちくび選び」が歯並びや顎の成長に影響するの?

赤ちゃんがミルクを飲むときの「吸う・舌を動かす・口周りの筋肉を使う」動作は、単なる栄養摂取にとどまらず、顔面の筋肉や顎の骨、舌の正しい使い方を育てるためのトレーニングにもなっています。

とくに以下のような乳首を選ぶことで、将来の歯並びや顎の成長に良い影響を与えるとされています:

  • 咀嚼型ニプル:赤ちゃんが自分の舌と顎で圧力をかけて吸う必要がある設計で、自然な筋肉の発達を促します。
  • 母乳に近い形状と柔らかさ:乳頭混乱を防ぎ、母乳と哺乳瓶の併用でもスムーズな授乳が可能に。

逆に、流量が多すぎて飲みやす過ぎる乳首を使い続けると、口腔機能が十分に発達せず、将来的に開咬や出っ歯、顎の成長不全を招くこともあります。

哺乳瓶の乳首は、素材・形・構造によって赤ちゃんの飲みやすさや口腔発達への影響が大きく変わります。とくに「母乳育児との併用」や「吸う力に不安がある赤ちゃん」には、相性のよい乳首を選ぶことが重要です。

哺乳瓶の乳首の種類と素材
哺乳瓶の乳首の種類と素材

🧪 シリコン製とゴム製の違い【メリット・デメリット】

素材特徴メリットデメリット
🧼 シリコン製無味無臭・透明✔ 耐久性が高く、劣化しにくい
✔ 消毒しやすく清潔を保ちやすい
✖ やや硬めで、母乳に慣れた赤ちゃんには違和感が出ることも
🍊 ゴム製やや黄色がかった柔らか素材✔ 母乳に近い感触で吸いやすい
✔ 吸う力が弱い新生児にもフィット
✖ 劣化しやすく、変色・ひび割れが起こりやすい
✖ ゴム特有のにおいがある場合も

💡 ポイント:初めての乳首はシリコン製から試すのが無難ですが、赤ちゃんが吸いづらそうにしていたらゴム製に変更するのもひとつの方法です。

🧩 形状別の違い(丸穴/クロスカット/Y字カット/スパウト)

乳首の穴の形状によって、ミルクの出方や赤ちゃんの飲みやすさが大きく異なります。

形状特徴向いている赤ちゃん
🔵 丸穴タイプ穴のサイズで流量を調節。一定のスピードでミルクが出る✔ 授乳ペースが安定している
✔ 母乳との併用に
✂️ クロスカットタイプ吸う力に応じて流量が変化。逆流しにくい✔ 吸う力が強い赤ちゃん
✔ ミルク漏れを防ぎたい場合に
Y️⃣ Y字カットタイプゆるく吸ってもミルクが出る構造✔ 飲む力が弱い赤ちゃん
✔ 飲むのがゆっくりな子に
🥤 スパウトタイプストロー飲みの練習に最適な構造✔ 離乳初期(6ヶ月〜)の練習用
✔ 哺乳瓶卒業を目指す子に

💡 選び方のコツ:流量が多すぎるとむせたり、少なすぎるとイライラしてしまうことも。赤ちゃんの様子を見ながら調整しましょう。

🍼 メーカー別の乳首の特徴と比較表(ピジョン/コンビ/チュチュ/リッチェル/NUK/西松屋)

それぞれのメーカーは独自の形状・素材・流量設計を採用しており、赤ちゃんの個性に合わせた選び方が可能です。

メーカー商品名・特徴特徴・おすすめポイント
🐦 ピジョン「母乳実感」シリーズ✔ 母乳に近い吸い方ができる
✔ 柔らかく弾力のあるシリコン
✔ SS〜LLまでサイズ豊富
👶 コンビ「テテオ 授乳のお手本」✔ 吸う力に応じてミルクの出方が調節可能
✔ 初心者向けに設計
🍒 チュチュベビー「ChuChu」シリーズ✔ スーパークロスカットで流量自動調節
✔ サイズアップ不要なタイプもあり
🍼 リッチェルスパウト対応乳首が充実✔ 飲む力に合わせた設計
✔ むせにくい流量で安心
🌿 NUK(ヌーク)ネイチャーセンス乳首✔ 多孔構造で母乳のような自然な飲み心地
✔ 欧州基準の安全設計
🛍 西松屋(SmartAngel)コスパ重視の標準乳首✔ 手軽に試せる価格帯
✔ 他社哺乳瓶との互換性あり(要確認)

💡 ポイント:最初はピジョンやコンビのような「母乳に近い設計」を試し、赤ちゃんの好みや飲み方に応じて他社製に乗り換えるのもおすすめです。

赤ちゃんの成長に合わせて、哺乳瓶のちくび(乳首)サイズも見直す必要があります。サイズが合っていないと、飲みにくかったり、ミルクをこぼしてしまうことも…。月齢と吸う力の発達に合わせた正しいサイズ選びが、快適な授乳のカギになります。

🧾 SS・S・M・L・LLサイズの違いと対象月齢

乳首には多くのメーカーで共通するサイズ表記があり、基本的に以下のように月齢で使い分けられます👇

サイズ対象月齢流量の特徴おすすめポイント
SS0ヶ月〜新生児流量が最も少なく、赤ちゃんのペースでゆっくり飲める初めての哺乳瓶・母乳との併用に最適
S生後1ヶ月頃〜少しだけ流量が増える吸う力がついてきた頃にちょうど良い
M生後3ヶ月頃〜中くらいの流量で、飲むスピードが上がる授乳時間を短縮したい時に◎
L生後6ヶ月頃〜より多くのミルクが出る離乳食期にも合わせやすい流量
LL生後9ヶ月頃〜すばやく飲める最大流量哺乳瓶卒業前の切り替えに便利

⚠ サイズが大きすぎるとむせや吐き戻しの原因に、小さすぎると時間がかかり過ぎて赤ちゃんが疲れることがあります。

🔍 赤ちゃんの“飲み方のサイン”でサイズを見直すチェックリスト

月齢だけでなく、赤ちゃんの反応や飲み方を見てサイズを変えるタイミングを判断しましょう。

🔄 サイズ変更のチェックポイント

  • 🕐 授乳に15分以上かかる → サイズが小さすぎるかも?
  • 😡 イライラして乳首を噛む/舌で押し出す → 吸いにくいと感じているサイン
  • 🗣 吸う音が“チュパチュパ”と激しい → ミルクが出にくく空気を多く吸っている可能性
  • 😵 むせる・口からこぼれる → サイズが大きすぎて流量過多の可能性
  • 🤮 吐き戻しが多い → 飲みすぎている or 吸う力と流量が合っていない

💡 赤ちゃんの様子を日々観察し、サイズを柔軟に見直すことが大切です!

📊 メーカー別サイズ対応表でわかる!流量の違いにも注意

メーカーごとに「同じサイズ表記でも流量や穴の構造」が異なります。各社の代表的なサイズ表記を比較してみましょう。

メーカーSSサイズSサイズMサイズLサイズLLサイズ
🐦 ピジョン(母乳実感)SS(新生児)S(1ヶ月〜)M(3ヶ月〜)L(6ヶ月〜)LL(9ヶ月〜)
👶 コンビ新生児用SML
🍒 チュチュS(新生児〜)M(3ヶ月〜)L(6ヶ月〜)LL(9ヶ月〜)
🍼 リッチェルSMLLL
🛍 西松屋(SmartAngel)新生児用SML

※ クロスカットタイプやスパウトタイプは、月齢に関係なく吸う力で流量が変わるため、サイズ表記が異なる場合があります。

📌 注意ポイント

  • 同じ「Mサイズ」でもメーカーによって出る量が全く違う!
  • 初めて切り替える時は1本ずつ購入して試してからまとめ買いするのがおすすめ!

哺乳瓶の乳首(ちくび)は消耗品です。見た目がきれいでも、素材の劣化や見えないダメージが蓄積していることも。赤ちゃんが毎日使うものだからこそ、適切なタイミングで交換することが衛生面・安全面の両方で非常に重要です。

⚠️ すぐに交換すべき症状(ひび割れ/黄ばみ/ミルク漏れ)

以下のような変化が見られたら、即交換が必要です!

症状内容とリスク
🔺 ひび割れ・破損小さな傷からミルク漏れや雑菌の繁殖が起こる/赤ちゃんの口を傷つける危険も
🟡 変色(黄ばみ・白濁)ゴム・シリコンが劣化している証拠。ミルクの味や風味に影響することも
💧 ミルク漏れ穴が広がっていたり、弾力が落ちて吸着が甘くなっている可能性あり
😣 赤ちゃんが吸いにくそうにしている吸うたびに空気音がしたり、機嫌が悪くなるのは劣化サインの一つ

💡見た目に異常がなくても、感触や吸い心地が変わったら早めに交換しましょう。

🔁 交換頻度の目安(月齢・使用頻度別)

乳首の交換時期は「使い始めてから1~2ヶ月」がひとつの目安です。ただし、毎日使う・煮沸や薬液消毒の頻度が高い場合は早めの交換が推奨されます。

使用期間交換目安解説
〜1ヶ月まだ使用可(状態チェックは必要)ヒビや曇りがないか確認を
1〜2ヶ月交換推奨素材の疲労が出始める時期
3ヶ月以上交換必須!劣化・衛生面のリスクが高まる

💡赤ちゃんの口に直接触れるもの=“歯ブラシ感覚”で定期的に交換する習慣を!

🚫 使い回し・おさがりがNGな理由とリスク

兄弟や他の赤ちゃんのお下がり乳首を使いたくなる気持ちは分かりますが、衛生的・機能的な理由から使い回しはおすすめできません。

NG理由詳細
🦠 衛生面のリスク細かなキズに雑菌が残りやすく、完全に除菌できない可能性あり
🔧 機能劣化弾力や密着性が失われていると、ミルク漏れやむせの原因に
👶 赤ちゃんの好みが違う吸い方・口の大きさが異なるため、合わない可能性が高い

💡**新品でも長期保管品は避けるのが安全。**もし使うなら「未開封・未使用・劣化なし」が絶対条件です。

哺乳瓶のちくび(乳首)は赤ちゃんの口に直接触れるため、正しい洗浄と消毒の習慣がとても大切です。特に新生児期は免疫力が未発達なため、雑菌の繁殖を防ぐ衛生管理が不可欠です。

🧼 基本の洗い方|専用ブラシ・ぬるま湯・中性洗剤

乳首の洗い残しは、雑菌・カビの温床になります。以下のステップで、毎回丁寧に洗いましょう。

🔹 洗浄手順(毎回必須)

  1. 使ったらすぐ水ですすぐ
     ミルクが乾いてこびりつく前に、流水でざっと洗うのがポイント。
  2. ぬるま湯+中性洗剤で優しく洗う
     赤ちゃん用の食器洗剤を使用。香り付きは避けましょう。
  3. 乳首の内側は“専用ブラシ”で洗う
     乳首の先端や穴の裏側にミルクが残りがち。専用の細いブラシでやさしくこすります。
  4. しっかりすすぎ&自然乾燥
     洗剤成分をしっかり落とし、布巾は使わず風通しの良い場所で自然乾燥が衛生的です。

💡 POINT:乳首の穴は特に汚れがたまりやすいので、専用ブラシの使用が必須です!

🔥 消毒方法3選|煮沸/薬液/電子レンジ

洗浄後は「消毒」を行うことで、より安全な授乳環境を保てます。ご家庭のライフスタイルに合わせて、以下の3つから選びましょう。

方法やり方メリット注意点
🔥 煮沸消毒鍋にたっぷり水を入れて沸騰後、乳首を3〜5分煮る✔ コスト不要 ✔ 高温でしっかり除菌✖ 素材が劣化しやすい(特にゴム製)
🧴 薬液消毒専用液に30分〜1時間つけ置き、その後しっかりすすぐ✔ 低温でOK ✔ 外出先でも対応可✖ 薬液の残留リスクに注意
📡 電子レンジ消毒専用容器に水と乳首を入れ、5分程度加熱(機種により異なる)✔ 短時間 ✔ 簡単で経済的✖ 耐熱性がない素材には不向き

💡 使用前に「乳首が電子レンジ・薬液に対応しているか」必ず確認しましょう!

📆 月齢別の消毒頻度ガイド|いつまで消毒すべき?

乳首の消毒は、赤ちゃんの成長とともに頻度を減らしていくことが可能です。

月齢消毒の目安理由
👶 新生児〜3ヶ月頃毎回必ず消毒免疫力が弱いため徹底管理が必要
👶 4〜6ヶ月頃1日1回+しっかり洗浄離乳食開始前後、消毒を習慣化
👶 7ヶ月以降洗浄メインでもOK免疫が整い始めるため、過剰消毒の必要なし

📍 ただし、以下のような場合は消毒を続けることをおすすめします:

  • 赤ちゃんが風邪や下痢などで体調を崩している
  • ミルクを飲んだ後に吐き戻しが多い
  • 暑い季節などで雑菌が繁殖しやすい時期

「母乳で育てられなかったら、歯並びが悪くなるのでは…?」
そう不安に思う方も少なくありません。実は、**母乳を飲む際の“吸啜(きゅうてつ)動作”**が、赤ちゃんの口腔や顎の発育に大きな影響を与えることが分かっています。

しかし安心してください。哺乳瓶でも正しい乳首(ちくび)を選べば、歯並びのリスクを軽減することが可能です。

🧠 哺乳動作が歯並びに与える影響

赤ちゃんが母乳を飲むとき、口の周囲では以下のような動きが起きています:

  • 舌を波打つように上下させて乳首をしごく
  • 上顎と舌で乳首を押しつぶすようにしてミルクを出す
  • 口の周囲・頬・顎の筋肉を同時に使って吸う

この一連の「吸啜動作」によって、顎の骨が前後・左右に広がり、将来的に整った歯並びの土台が形成されます。

🧠 ところが…
簡単に飲めてしまう哺乳瓶の乳首を使っていると、このトレーニングが十分に行われず、次のようなリスクが高まります:

  • 口呼吸の癖がつく
  • 舌の筋力が低下する
  • 上顎が狭くなり「出っ歯」や「開咬(前歯が噛み合わない)」に

🍽 咀嚼型ニプルとは?自然な吸啜反応を育む救世主

母乳に近い吸啜動作を再現するために開発されたのが、**「咀嚼型ニプル」**です。

🔍 咀嚼型ニプルの特徴:

  • 舌と上顎でしっかり挟んで押しつぶすことでミルクが出る
  • 飲みやすいけれど**“努力して吸う”設計**で自然な発達を促進
  • 哺乳量や流量のコントロールが赤ちゃんの動作次第で変わる

この乳首を使えば、母乳育児ができない場合でも、正しい筋肉の使い方・舌の動き・顎の発達が期待できます。

💡注意点:最初は飲みにくく感じることもありますが、1週間ほど使い続けると赤ちゃんも慣れて自然と吸うようになるケースが多いです。

🌟 ピジョン・ビーンスタークのおすすめ咀嚼型ニプル比較

代表的な咀嚼型ニプル2種を比較してみましょう👇

メーカー商品名特徴おすすめポイント
🐦 ピジョン母乳実感 乳首✔ 舌の動き・吸う力に合わせた流量設計
✔ 新生児〜LLサイズまで段階的に選べる
✔ 母乳と併用したい方に最適
✔ 哺乳トラブル時にも使える安心設計
🍼 ビーンスタークスーパークロスカット乳首✔ 飲み孔がクロス状で、赤ちゃんの吸う力に応じて流量が調整される
✔ サイズ変更不要
✔ 哺乳量が安定してきた子にぴったり
✔ コスパ・汎用性重視の方におすすめ

🎯 ポイント

  • 「母乳にできるだけ近づけたい」→ ピジョン
  • 「簡単で長く使いたい」→ ビーンスターク

お薦め咀嚼型ニプル

咀嚼型ニプル
咀嚼型ニプル

ピジョンの咀嚼型ニプル 母乳実感 乳首

ピジョン ニプルは、母乳を飲むときと同じような筋肉の動きでミルクを飲むことができます。 新生児のときから卒乳まで二プルのサイズは赤ちゃんの成長に合わせて複数用意されています。

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ピジョンの咀嚼型ニプル

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ピジョンの咀嚼型ニプル

咀嚼型ニプル

ビーンスタークの咀嚼型ニプル

ビーンスタークニプルは、飲み孔には赤ちゃんの飲む力に合わせてミルクの量が変わるクロスカットを採用しているので、卒乳までニプルサイズを変える必要がありません。

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ビーンスタークニプル

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ビーンスタークニプル

哺乳瓶の乳首(ちくび)選びは、月齢や素材だけでなく「穴の形」「流量」「赤ちゃんの好み」など、判断が難しいポイントが多くあります。ここでは、実際に多くの保護者が悩む質問に分かりやすくお答えします。

❓ 乳首の穴の形ってどう選べばいいの?

乳首の「穴の形」はミルクの出方=飲みやすさに直結する重要な要素です。

穴の形特徴向いている赤ちゃん
🔵 丸穴タイプ一定の流量で出る吸う力が安定している子/母乳と併用中の子
✂️ クロスカットタイプ吸う力に応じて流量が変わるミルク漏れを防ぎたい/吸う力が強い子
Y️⃣ Y字カットタイプゆっくり吸ってもミルクが出る吸う力が弱い/飲むのがゆっくりな子
🥤 スパウトタイプストローの練習向け6ヶ月以降/哺乳瓶卒業準備の段階

💡 ポイント:赤ちゃんの月齢だけでなく、飲むペースやむせやすさで選ぶと失敗しにくいです。

❓ ミルクが出すぎ・出にくい時はどうする?

出すぎる(むせる・吐き戻しが増える)場合:

  • ワンサイズ小さい乳首に変更
  • クロスカットやY字カットで流量をコントロール

出にくい(時間がかかる・イライラする)場合:

  • ワンサイズ大きくする
  • 穴の詰まり・乳首の劣化をチェック

📌 「ミルクが口からこぼれる」「吸っている音が目立つ」なども、サイズ・流量が合っていないサインです。

❓ 母乳と併用したい場合はどんな乳首がいい?

母乳と哺乳瓶の併用では、赤ちゃんが“乳頭混乱”を起こさないことが最大のポイント

🔍 おすすめの乳首の特徴:

  • 柔らかくて口全体でくわえられる広口タイプ
  • 吸う力でミルクが出る構造(クロスカット/咀嚼型)
  • 母乳に近い乳頭形状を再現したもの

🎯 人気商品例:

  • 🐦 ピジョン「母乳実感」
  • 👶 コンビ「テテオ 授乳のお手本」
  • 🍒 チュチュ「赤ちゃん思いの乳首」

❓ 他メーカーの哺乳瓶に乳首はつけられる?

基本的に哺乳瓶と乳首は同じメーカー・シリーズで使用するのが前提ですが、一部互換性があるものもあります。

メーカー互換性の有無備考
ピジョン「母乳実感」シリーズ同士のみ可Kタイプとは非互換
コンビテテオ専用他社製品には非対応
西松屋一部他社と互換性あり詳細は商品ページで確認

💡「互換アダプター」を使えば、他社の哺乳瓶にも乳首を取り付けられる場合があります。

❓ 赤ちゃんが嫌がる/飲まないときの対処法は?

哺乳瓶を嫌がる理由はさまざまですが、以下のような見直しで改善されることがあります。

🛠 チェックリスト:

  • ❌ 乳首が硬すぎる or 柔らかすぎる
  • ❌ ミルクが出にくい or 出すぎてむせる
  • ❌ 乳首の形が口に合っていない(母乳と違いすぎる)
  • ❌ ミルクの温度が冷たい/熱すぎる

💡 対応法:

  • 「いつもと違う乳首」や「メーカーを変える」
  • 咀嚼型ニプルで“母乳に近い飲み方”を再現
  • 哺乳のタイミングを変えてみる(眠いとき・お腹すきすぎていないときなど)

哺乳瓶の乳首(ちくび)は、赤ちゃんの飲みやすさ・成長・口腔発達に直結する重要アイテム。素材・形状・流量などの違いによって、赤ちゃんの反応が大きく変わることも珍しくありません。

ここでは、ユーザー評価・価格・機能性をもとに厳選したおすすめ乳首ランキングをお届けします!

🥇 総合ランキングTOP5(機能・価格・レビューで評価)

順位商品名特徴対応哺乳瓶
🥇 1位ピジョン 母乳実感 乳首✔ 母乳に近い吸い方を再現
✔ 柔らかいシリコン素材
✔ サイズ展開豊富(SS〜LL)
母乳実感シリーズ
🥈 2位コンビ テテオ 授乳のお手本 乳首✔ ミルクの流量を4段階で調節可
✔ 飲みすぎ・むせ防止設計
テテオシリーズ
🥉 3位チュチュ 広口スーパークロスカット乳首✔ 吸う力に応じてミルクの出方が変化
✔ サイズアップ不要の長期使用設計
ChuChu 広口タイプ
4位ピジョン 母乳相談室(桶谷式)乳首✔ 授乳トラブル・直母トレーニングに特化
✔ 哺乳練習用に◎
広口タイプ対応哺乳瓶
5位NUK ネイチャーセンス替えニップル✔ 母乳と同じ多孔構造で自然な授乳感覚
✔ 欧州でも高評価
ネイチャーセンスシリーズ

💰 価格帯別おすすめ(コスパ重視/プレミアムモデル)

🏷️ コスパ重視派におすすめ(1,000円以下)

商品名価格目安特徴
コンビ テテオ 授乳のお手本 乳首約555円手頃価格でミルク調整可能/初心者にも◎
チュチュ 広口乳首(スーパークロスカット)約913円サイズアップ不要/長く使えて経済的
西松屋 SmartAngel 広口乳首約450円コスパ最強!予備・外出用にもおすすめ

👑 プレミアムモデル(1,500円以上)

商品名価格目安特徴
ピジョン 母乳実感 乳首(2個入り)約1,800円母乳併用に最適/高品質シリコン
NUK ネイチャーセンス ニップル(2個入り)約1,780円多孔構造/本格的な母乳代替に対応

🏢 メーカー別おすすめ乳首一覧

🐦 ピジョン(Pigeon)

  • 母乳実感シリーズ:母乳との併用◎、吸啜を再現、サイズ展開が豊富
  • 母乳相談室(桶谷式):母乳育児トレーニングやNICUでも採用

👶 コンビ(Combi)

  • テテオ 授乳のお手本:飲む力に応じて調節、初心者向けに最適

🍒 チュチュベビー(ChuChu)

  • 広口乳首 スーパークロスカット:成長に合わせた自動流量調整

🍼 リッチェル

  • スパウト乳首/やわらか乳首:飲みやすく、離乳食との併用期におすすめ

🌿 NUK(ヌーク)

  • ネイチャーセンスシリーズ:母乳のような流れを多孔構造で再現

🛍 西松屋(SmartAngel)

  • 広口タイプ乳首:安価で実用的/使い捨て感覚でも使える

哺乳瓶の乳首(ちくび)は、赤ちゃんにとって毎日使う“食器”であり、“成長を支える道具”でもあります。素材・形状・サイズなど、一見小さな違いが、飲みやすさ・機嫌・健康な発育に大きく影響します。

迷ったときは、以下の5つのポイントをおさえて選んでみてください👇


素材・形状・サイズを月齢・飲み方に合わせて選ぼう
→ シリコン?ゴム?丸穴?クロスカット?迷ったらまずは月齢表や飲むペースを参考に。赤ちゃんに合わせた選択が一番大切です。


1〜2ヶ月ごとの定期交換で衛生をキープ
→ 見た目がきれいでも、目に見えないひび割れや劣化が進んでいることも。定期的に交換して安全な授乳環境を維持しましょう。


母乳併用なら“母乳に近い形”の乳首を
→ 母乳と哺乳瓶の切り替えがスムーズにいくよう、吸啜(きゅうてつ)動作を再現した広口タイプがおすすめです。


咀嚼型ニプルで歯並びや口腔発達をサポート
→ 吸う力を育てる乳首は、将来の歯並びや顎の発育にも良い影響を与えます。“飲みやすさ”だけでなく“育ちやすさ”も意識して選びましょう。


赤ちゃんの反応をよく観察しながら柔軟に調整を!
→ 飲むのに時間がかかる・むせる・嫌がる…そんな時はサイズやメーカーを変えてみると一気に解決することも。


👶 赤ちゃんにとっての「飲みやすさ」は一人ひとり違います。
日々の反応をよく見ながら、その子に合った“ちくび”を見つけてあげてくださいね。

【江戸川区篠崎の歯科からのご案内】哺乳瓶の乳首選びが赤ちゃんの歯並びに影響します!

赤ちゃんの健やかな成長には、哺乳瓶の乳首選びがとても重要です。間違った乳首を使用すると、舌や顎の発達が不十分となり、将来的に歯並びが悪くなる可能性 があります。

江戸川区篠崎にある当歯科医院 では、赤ちゃんの口腔発育を考えた 「正しい哺乳瓶の乳首選び」 のアドバイスを行っています。母乳育児が難しい場合でも、咀嚼型ニプル などの適切な乳首を選ぶことで、健康な歯並びや噛む力を育むことが可能です。

赤ちゃんの歯並びに不安がある」「どんな乳首を選べばいいかわからない」という方は、ぜひ当院へご相談ください。
お子さまの将来の歯の健康を、一緒に守っていきましょう!

【動画】指しゃぶりや指吸いを止めさせる方法

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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