- 1. 麻酔後に歯ぐきが痛くなる原因
- 1.1. 注射針による一時的な組織損傷
- 1.2. 痛みが続く期間の目安
- 1.3. 麻酔以外が原因で痛みが続く場合
- 1.3.1. 歯や歯周組織の炎症
- 2. 麻酔後の歯ぐきの痛みへの対処法
- 2.1. 自宅でできるケア
- 3. 麻酔後に唇を噛んでしまう原因
- 3.1. 感覚が麻痺しているため
- 3.2. 唇を噛んだ後に起こる症状
- 3.3. 唇を噛んでしまったときの対処法
- 3.3.1. 患部を冷やす
- 3.3.2. 刺激を避ける
- 3.3.3. 受診が必要なケース
- 3.4. 子どもの唇の誤咬を防ぐ方法
- 3.4.1. 保護者の方が気を付けたいポイント
- 4. 麻酔後に動悸や手の震えが起こる理由
- 4.1. 血管収縮薬の影響
- 4.2. 緊張や不安による反応
- 4.3. 症状が出たときの対処法
- 5. 麻酔は何時間で切れる?
- 5.1. 浸潤麻酔
- 5.2. 下顎孔伝達麻酔
- 6. 麻酔後の食事はいつからできる?
- 6.1. 麻酔が切れてから食事を
- 6.2. 食事再開の目安
- 7. まとめ
- 8. 歯科麻酔後に歯ぐきが痛いのはなぜ?
- 9. 【動画】表面麻酔と針なし注射器シリジェット
- 10. 筆者・院長
- 10.1. 深沢 一
- 10.1.1. メッセージ

歯科治療で麻酔を受けた後、「歯ぐきが痛い」「唇が腫れた」「動悸がした」などの症状が現れることがあります。
ほとんどの場合は一時的な反応で心配ありませんが、症状によっては歯や歯周組織の炎症が原因となっていることもあります。
この記事では、歯科麻酔後に起こりやすい症状と対処法について解説します。
麻酔後に歯ぐきが痛くなる原因

注射針による一時的な組織損傷
歯科麻酔は歯ぐきに注射を行うため、針が通過した部分の粘膜や組織がわずかに傷つきます。
そのため、麻酔が切れた後に注射部位周辺に痛みや違和感を感じることがあります。
通常は軽度の痛みで、翌日にはかなり軽減し、数日以内に自然に治癒します。
痛みが続く期間の目安
麻酔による歯ぐきの痛みは、一般的に1〜3日程度で改善します。
長くても3〜4日以内に治まることがほとんどです。
麻酔以外が原因で痛みが続く場合
歯や歯周組織の炎症
虫歯や歯周病、歯根の感染などがある場合は、麻酔による痛みではなく病変そのものが原因で痛みが続くことがあります。
特に以下の症状がある場合は注意が必要です。
- ズキズキとした強い痛み
- 歯ぐきの腫れ
- 膿が出る
- 噛むと痛い
- 数日経っても改善しない
このような場合は歯科医院での再診をおすすめします。
麻酔後の歯ぐきの痛みへの対処法

軽度の痛みであれば特別な治療は必要ありません。
自宅でできるケア
- 患部を指や舌で触らない
- 丁寧に歯磨きを行う
- 刺激の強い食べ物を避ける
- 必要に応じて鎮痛薬を服用する
もし口内炎のような症状が出ている場合は、市販の口内炎用軟膏が有効なこともあります。
麻酔後に唇を噛んでしまう原因

感覚が麻痺しているため
歯科麻酔が効いている間は、唇や頬の感覚が鈍くなっています。
そのため、無意識のうちに唇や頬の内側を噛んでしまうことがあります。
特に小さなお子さんによくみられるトラブルです。
唇を噛んだ後に起こる症状
- 唇の腫れ
- 赤み
- 痛み
- 潰瘍(口内炎)
症状は翌日に目立って現れることがあります。
唇を噛んでしまったときの対処法
患部を冷やす
受傷後24時間程度は、保冷剤をタオルで包んで冷やすことで腫れを抑えられます。
刺激を避ける
患部を触ったり、辛いものや酸味の強い食品を摂取したりするのは避けましょう。
受診が必要なケース
次のような場合は歯科医院へ相談してください。
- 腫れがどんどん大きくなる
- 強い痛みが続く
- 2〜3日経っても改善しない
- 発熱を伴う
子どもの唇の誤咬を防ぐ方法
麻酔後は感覚が戻るまで十分な注意が必要です。
保護者の方が気を付けたいポイント
- 麻酔が切れるまで食事を控える
- 柔らかい食事を選ぶ
- 唇や頬を噛まないよう声掛けする
- 小さなお子さんは保護者が見守る
麻酔後に動悸や手の震えが起こる理由

血管収縮薬の影響
歯科用局所麻酔薬には、麻酔効果を高めるためにアドレナリンなどの血管収縮薬が含まれていることがあります。
体質や注射部位によっては、一時的に次のような症状が出ることがあります。
- 動悸
- 手の震え
- 気分不良
- めまい
- ふらつき
緊張や不安による反応
歯科治療への恐怖心や緊張が強い場合、自律神経の反応として同様の症状が現れることもあります。
症状が出たときの対処法
多くは数分から十数分で自然に改善します。
症状が出た場合は慌てずに深呼吸を行い、歯科医師やスタッフへ伝えましょう。
麻酔は何時間で切れる?
浸潤麻酔
虫歯治療などで最も一般的に行われる麻酔です。
麻酔効果は通常1〜3時間程度持続します。
下顎孔伝達麻酔
下顎の奥歯の抜歯や外科処置などで使用されます。
麻酔範囲が広く、効果も長いため、麻酔が切れるまで3〜6時間程度かかります。
麻酔後の食事はいつからできる?

麻酔が切れてから食事を
麻酔中は感覚が鈍くなっているため、次のようなトラブルが起こりやすくなります。
- 唇や舌を噛む
- 頬の内側を傷つける
- 熱い飲食物でやけどする
- 食べ物をうまく飲み込めない
食事再開の目安
- 浸潤麻酔:治療後約3時間
- 下顎孔伝達麻酔:治療後約6時間
個人差はありますが、唇や舌の感覚が完全に戻ってから食事を開始するのが安全です。
まとめ
歯科麻酔後の歯ぐきの痛みは、注射による一時的な刺激が原因であることがほとんどです。通常は数日以内に改善します。
一方で、痛みや腫れが長引く場合は、虫歯や歯周病など別の病気が関係している可能性もあります。
また、麻酔が効いている間は唇や舌を噛んだり、やけどをしたりする危険があるため、食事のタイミングにも注意が必要です。
症状が強い場合や改善しない場合は、早めに歯科医院を受診して原因を確認しましょう。
歯科麻酔後に歯ぐきが痛いのはなぜ?

歯科治療後に「麻酔が切れたら歯ぐきが痛い」「注射した場所がズキズキする」と不安になる方は少なくありません。多くの場合は麻酔の注射による一時的な刺激が原因で、数日以内に自然に改善します。しかし、痛みが長引く場合や腫れ・膿を伴う場合は、歯周病や歯の根の炎症など別の原因が隠れていることもあります。
江戸川区篠崎で麻酔後の歯ぐきの痛みが気になる方は、お一人で悩まずご相談ください。原因を丁寧に診査し、必要に応じてレントゲン検査などを行いながら適切な治療をご提案いたします。痛みが続く場合や症状が悪化する場合は、早めの受診をおすすめします。
【動画】表面麻酔と針なし注射器シリジェット
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。


