口唇炎・口角炎の症状
口角炎は、口角部分が赤くなったりただれたりします。進行すると口の端が切れて痛みも起こりやすくなり、出血を伴うこともあります。
カンジダ菌が口唇粘膜に入り込んで炎症を起こします。これを口腔カンジダ性口唇炎といいます。
原因が特定されず適切な治療が行わなければ、なかなか治らずに1 ヶ月以上経過してしまうこともあります。
口角炎や口唇炎の発症メカニズム
原因
口腔カンジダ症
口腔カンジダ菌は舌痛症だけではなく口角炎や口唇炎を発症させます。
唾液にカンジダ菌が含まれていると口角は唾液が常時停滞しやすいため、必ずと言って良いほど口角炎が起こります。両側に口角炎が起こるとほぼカンジダ症が確定します。
原因
ストレス
口角炎や口唇炎はストレスが原因で免疫力が低下することで口腔カンジダ菌が増殖し発症する場合も考えられます。
原因
ビタミン不足
口角炎や口唇炎の原因は前述した口腔カンジダ症だけではなく、ビタミン欠乏症でも起こりえます。
また、糖尿病、貧血、シェーグレン症候群にかかっているとわずかな刺激でも口角炎になることがあります。
ビタミン欠乏症の口角炎や口唇炎の特徴
ビタミンの中でもビタミンB2・B6が不足することで口角炎や口唇炎が起こることが知られています。
特にビタミンが欠乏した場合には舌も赤く平らになることがあります。
ビタミンB2・B6を多く含む食べ物
ビタミンB2は豚レバー、ヨーグルト・味付けのり、アーモンド、牛乳、アボカド、ブロッコリー、納豆、卵・ほうれん草などに多く含まれ、ビタミンB6は鮭、まぐろ(赤身)、鶏レバー、豚肉、牛レバー、まぐろなどに含まれています。
ビタミン欠乏症の治療
ビタミンB2・B6の内服薬の投与。
口角炎・口唇炎の治し方
口角炎・口唇炎の原因の多くは口腔カンジダ症によるものなので、抗真菌薬を使った治療が主体となります。
また、ドライマウスの治療を併用する必要がある場合もあります。
手順
口腔カンジダ症の治療
口腔カンジダ症が発症したことで口角炎・口唇炎・舌痛症が起こった場合、まず口腔カンジダ症の治療が行われます。治療薬は抗真菌薬のファンギゾンシロップやフロリードゲルが使われます。メインテナンスには重曹水を作り、うがいをします。
江戸川区篠崎で口角炎・口唇炎の治療をご希望の方へ
当院では歯科口腔外科分野の処置を、適切な検査・診断の元に実施しております。できる限り痛みやリスクを抑えた施術を心がけ、術後のケアまでしっかり実施致します。江戸川区篠崎にて、口角炎・口唇炎の治療をご希望の方は、ふかさわ歯科クリニック篠崎までお気軽にご相談ください。
筆者・院長
深沢 一
Hajime FULASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。