- 1. ホームホワイトニングとは?
- 2. 当院のホームホワイトニングの流れ
- 2.1. 初日
- 2.1.1. 1.カウンセリング
- 2.1.2. 2.歯科医師による口腔内診査
- 2.1.3. 3.必要に応じてレントゲン撮影
- 2.1.4. 4.術前クリーニング
- 2.1.5. 5.マウスピース作製のための歯型取り
- 2.2. 翌日以降
- 2.2.1. 6.ホームホワイトニングキットのお渡し
- 3. ホワイトニング前のクリーニングは必要?
- 3.1. タバコのヤニや茶渋が多い場合
- 3.1.1.1. エアフロー
- 3.1.1.2. タバコのヤニが頑固に沈着
- 3.1.1.3. 術後
- 4. ホームホワイトニングはどこまで白くなる?
- 4.1. 白さは「シェードガイド」で確認する
- 4.2. 「真っ白」より自然な白さが大切
- 5. ホームホワイトニングで歯が白くなる仕組み
- 6. どこまで白くなるかは「もとの歯の色」で変わる
- 7. 芸能人のような真っ白な歯にできる?
- 8. 市販品と歯科医院のホームホワイトニングの違い
- 9. ホームホワイトニングで白くなりにくい歯
- 9.1. 神経を失った歯
- 9.2. テトラサイクリンによる変色
- 9.3. ホワイトスポットなどの色ムラ
- 10. ホームホワイトニングの効果を高めるポイント
- 10.1. 1.決められた使用時間を守る
- 10.2. 2.継続して使用する
- 10.3. 3.歯を清潔に保つ
- 11. ホワイトニング中の食事制限は必要?
- 12. ホワイトニングの白さを長持ちさせるには?
- 13. タッチアップで白さを維持
- 14. ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違い
- 15. デュアルホワイトニングという選択肢
- 16. ホワイトニングできない歯もあります
- 17. まとめ|ホームホワイトニングは「自分に合った自然な白さ」を目指す治療
- 17.1. 関連記事
- 18. あなたの歯に合った自然な白さを目指しませんか?
- 19. 【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方
- 20. 筆者・院長
- 20.1. 深沢 一
- 20.1.1. メッセージ

「ホームホワイトニングでどこまで白くなる?」
「芸能人のような真っ白な歯にできる?」
「白くなりにくい歯もあるの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ホームホワイトニングは、歯科医院で作製した専用のマウスピースとホワイトニング剤を使用し、自宅で少しずつ歯を白くしていく方法です。
時間をかけて作用させるため、自然で透明感のある白さを目指しやすいことが特徴です。
ただし、どこまで白くなるかは、もともとの歯の色や歯質、変色の原因などによって異なります。
この記事では、ホームホワイトニングで目指せる白さの目安、白くなりにくい歯、効果を引き出すポイント、白さを長持ちさせる方法について解説します。
ホームホワイトニングとは?

ホームホワイトニングは、歯科医院で患者さま専用のマウスピースを作製し、処方されたホワイトニング剤を使用して自宅で行う方法です。
当院では「ティオン ホーム プラチナ」を使用しています。
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングと比べて低濃度の薬剤を使用し、一定期間継続することで徐々に歯を明るくしていきます。
急激に白くするのではなく、時間をかけて自然な白さを目指したい方に適した方法です。
当院のホームホワイトニングの流れ

初日
1.カウンセリング
現在の歯の色や黄ばみのお悩み、希望する白さなどを確認します。
2.歯科医師による口腔内診査
虫歯や歯周病、知覚過敏などがないかを確認し、ホワイトニングを行える状態か診査します。
必要に応じて、先に虫歯や歯周病などの治療を行うことがあります。
3.必要に応じてレントゲン撮影
虫歯などが疑われる場合には、必要に応じてレントゲン撮影を行い、歯の状態を確認します。
4.術前クリーニング
プラークや歯面の汚れを取り除きます。
着色が少ない場合は、歯や歯ぐきへの刺激に配慮しながら必要な範囲でクリーニングを行います。
5.マウスピース作製のための歯型取り
患者さま専用のマウスピースを作製するため、歯型を取ります。
翌日以降
6.ホームホワイトニングキットのお渡し
完成したマウスピース、保管ケース、ホワイトニング剤などをお渡しし、使用方法や注意点をご説明します。
ホワイトニング前のクリーニングは必要?
歯の表面にプラークや強い着色が付着していると、歯本来の色を正しく評価しにくくなります。
そのため、必要に応じてホワイトニング前にクリーニングを行います。
タバコのヤニや茶渋が多い場合

エアフロー
エアフローパウダー(グリシン)で歯面のクリーニングをします。

タバコのヤニが頑固に沈着
ガンコにこびり付いた茶渋やタバコのヤニなどによる着色(ステイン)をキレイに取り去ります。

術後
頑固にこびりついた着色は除去されました。もちろん、歯の黄ばみは治っていません。
コーヒー、紅茶、タバコなどによるステインが多く付着している場合は、まず着色を除去したほうがよいことがあります。
エアフローなどを使用すると、歯面に付着した頑固なステインを効率的に除去できます。
ただし、クリーニングで落とせるのは歯の表面の着色です。
歯そのものの黄ばみを明るくするには、ホワイトニングが必要になります。
ホームホワイトニングはどこまで白くなる?

白さは「シェードガイド」で確認する
歯科医院では、歯の色を客観的に確認するために「シェードガイド」という色見本を使用します。
ホワイトニング前後でシェードを比較することで、どの程度明るくなったかを確認できます。
ただし、到達できる白さには個人差があります。
もともとの歯の色、エナメル質の厚さ、年齢、変色の原因などによって、同じホワイトニングを行っても結果は異なります。
そのため、「このシェードまで必ず白くなる」と一律に決めることはできません。
「真っ白」より自然な白さが大切
ホワイトニングでは、白ければ白いほど美しいとは限りません。
肌の色や唇、顔立ちとのバランスによって、自然に見える歯の明るさは異なります。
大切なのは、特定のシェードを目標にすることではなく、顔全体に調和した清潔感のある白さを目指すことです。
ホームホワイトニングで歯が白くなる仕組み

ホームホワイトニングでは、主に過酸化尿素などを含む薬剤を使用します。
薬剤から生じる活性成分が歯質内に拡散し、歯の内部に存在する着色物質を分解することで、歯を明るく見せます。
歯の表面を削って白くする治療ではありません。
ホームホワイトニングは比較的低濃度の薬剤を一定期間使用するため、徐々に色調を改善していくのが特徴です。
どこまで白くなるかは「もとの歯の色」で変わる

ホームホワイトニングの効果には個人差があります。
一般的に、黄色みのある天然歯はホワイトニングによる変化を感じやすい傾向があります。
一方で、
- 強いグレー系の変色
- テトラサイクリンによる変色
- 神経を失った歯
- ホワイトスポットやフッ素症などによる色ムラ
などは、通常のホームホワイトニングだけでは希望する色調にならないことがあります。
そのため、治療前に**「なぜ歯が変色しているのか」を診断することが重要**です。
芸能人のような真っ白な歯にできる?
非常に明るく均一な白さを希望する場合、ホワイトニングだけでは実現が難しいことがあります。
特に、セラミッククラウンやラミネートベニアなどの人工物は、天然歯のホワイトニングとは異なり、あらかじめ色調や形態を設計できます。
ただし、健康な歯を削る補綴治療と、歯を削らずに行うホワイトニングでは治療の目的や身体的負担が大きく異なります。
単に「もっと白くしたい」という理由だけで歯を削るのではなく、まずは歯を削らないホワイトニングでどこまで改善できるかを検討することが大切です。
市販品と歯科医院のホームホワイトニングの違い

「ホワイトニング」と表示されている歯磨き剤やセルフケア製品の多くは、歯の表面に付着したステインを除去し、本来の歯の色に近づけることを目的としています。
一方、歯科医院で行うホワイトニングでは、過酸化物を含む医療用ホワイトニング剤を使用し、天然歯そのものの色調を明るくすることを目的としています。
表面の着色を落とす「クリーニング」と、歯そのものを明るくする「ホワイトニング」は、作用が異なります。
ホームホワイトニングで白くなりにくい歯

神経を失った歯
虫歯や外傷などによって神経を失った歯(失活歯)は、時間の経過とともに内部から黒っぽく変色することがあります。
このような変色は通常のホームホワイトニングでは改善しにくいため、状態によってはウォーキングブリーチなど、歯の内部から漂白する方法を検討します。
ただし、すべての失活歯に適応できるわけではありません。根管治療の状態や歯の残存量などを確認して判断します。

テトラサイクリンによる変色
歯の形成期にテトラサイクリン系抗菌薬の影響を受けると、灰色や褐色の縞模様が生じることがあります。
軽度から中等度であればホワイトニングによって明るくできる場合がありますが、濃い変色では改善に時間がかかったり、色調が完全には均一にならなかったりすることがあります。

ホワイトスポットなどの色ムラ
歯の表面に白斑がある場合、ホワイトニングによって周囲の歯が明るくなることで、一時的に白斑とのコントラストが目立つことがあります。
色ムラがある場合は、ホワイトニングだけでなく他の治療方法も含めて検討します。
ホームホワイトニングの効果を高めるポイント

1.決められた使用時間を守る
ホームホワイトニング剤は、製品によって濃度や推奨される装着時間が異なります。
「長く装着すれば早く白くなる」とは限りません。
使用時間や回数を自己判断で増やすと、知覚過敏や歯ぐきへの刺激が起こりやすくなるため、歯科医院から指示された使用方法を守ることが重要です。
2.継続して使用する
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングのように短時間で大きな変化を目指す方法ではありません。
一定期間継続することで、徐々に歯が明るくなっていきます。
必要な期間は薬剤や歯の状態によって異なるため、歯科医師・歯科衛生士の指示に従って使用しましょう。
3.歯を清潔に保つ
プラークやステインが多く付着している場合は、適切な歯磨きやフロス、歯間ブラシなどで口腔内を清潔に保つことが大切です。
ただし、強い研磨剤を含む歯磨き剤で過度に磨く必要はありません。
知覚過敏が起こった場合には、知覚過敏用歯磨き剤などを使用できる場合もありますので、歯科医院へご相談ください。
ホワイトニング中の食事制限は必要?

ホワイトニング中だからといって、すべての色の濃い飲食物を完全に禁止する必要があるとは限りません。
ただし、
- コーヒー
- 紅茶
- 赤ワイン
- カレー
- 色の濃い調味料
- 喫煙
などは、歯の表面にステインが付着する原因になります。
白さをできるだけ維持したい場合は、摂取頻度を控えたり、飲食後に水で口をすすいだりすることをおすすめします。
厳しい食事制限よりも、無理なく続けられる生活習慣を整えることが大切です。
ホワイトニングの白さを長持ちさせるには?
ホワイトニングで明るくなった歯も、時間が経つにつれて少しずつ色が戻ります。
これは異常ではなく、飲食物による着色や加齢などによって生じる自然な変化です。
白さを維持するためには、
- 毎日の適切なセルフケア
- 定期的な歯科検診
- 必要に応じたクリーニング
- 色戻りに応じたタッチアップ
などが有効です。
タッチアップで白さを維持

「タッチアップ」とは、ホワイトニング後に色戻りが気になってきたとき、追加でホームホワイトニングを行う方法です。
最初からホワイトニングをやり直すのではなく、必要に応じて追加することで、希望する白さを維持しやすくなります。
タッチアップを行う時期や期間は、歯の状態や色戻りの程度によって異なります。
自己判断で薬剤を追加するのではなく、歯科医院で状態を確認してから行うと安心です。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違い

| 項目 | ホームホワイトニング | オフィスホワイトニング |
|---|---|---|
| 行う場所 | 自宅 | 歯科医院 |
| 方法 | 低濃度の薬剤を一定期間使用 | 高濃度の薬剤を歯科医院で使用 |
| 白くなる速さ | 徐々に変化 | 比較的早い |
| 通院 | 少ない | 施術のため通院が必要 |
| 向いている方 | 自分のペースで白くしたい | 短期間で変化を得たい |
どちらが優れているというものではありません。
希望する白さ、期限、生活スタイル、知覚過敏の有無などに合わせて選択することが大切です。
デュアルホワイトニングという選択肢

より効率的に白さを目指したい場合には、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる「デュアルホワイトニング」という方法もあります。
歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、その後ホームホワイトニングを継続することで、それぞれの特徴を活かす方法です。
「できるだけ短期間で白くしたい」
「より明るい色調を目指したい」
という方には選択肢の一つとなります。
ただし、知覚過敏などの症状が出ることもあるため、歯の状態を確認しながら進めます。
ホワイトニングできない歯もあります
ホワイトニング剤によって白くできるのは、基本的に天然歯です。
次のような人工物はホワイトニングでは白くなりません。
- セラミッククラウン
- ジルコニアクラウン
- CAD/CAM冠
- レジン充填
- ブリッジなどの人工歯
そのため、前歯に詰め物や被せ物がある場合、天然歯だけが白くなって色の差が生じることがあります。
補綴物がある方は、治療前に最終的な色のバランスまで考えてホワイトニング計画を立てることが重要です。
まとめ|ホームホワイトニングは「自分に合った自然な白さ」を目指す治療
ホームホワイトニングは、自宅で自分のペースで続けながら、天然歯を徐々に明るくしていく方法です。
ただし、すべての歯が同じように白くなるわけではありません。
もともとの歯の色や歯質、年齢、変色の原因などによって、ホワイトニングの効果や到達できる白さには個人差があります。
また、神経を失って変色した歯やテトラサイクリンによる強い変色、セラミックなどの人工歯は、通常のホームホワイトニングだけでは希望する色調にならないことがあります。
大切なのは、単純に「できるだけ白くする」ことではなく、お顔全体との調和を考えながら、自分に合った自然で清潔感のある白さを目指すことです。
ホームホワイトニングで希望する白さに近づいた後も、毎日のセルフケアや定期的なクリーニング、必要に応じたタッチアップを行うことで、きれいな状態を維持しやすくなります。
「どこまで白くできる?」
「自分の歯はホワイトニングで白くなる?」
「ホームとオフィスのどちらが合っている?」
このような疑問がある場合は、まず歯の色だけでなく、虫歯や歯周病、知覚過敏、詰め物・被せ物の有無などを確認することが大切です。
歯をできるだけ削らずに、自然で美しい白さを目指したい方は、歯科医院でご自身の歯に合ったホワイトニング方法について相談してみましょう。
関連記事
あなたの歯に合った自然な白さを目指しませんか?

ホワイトニングでどこまで白くなるかは、もともとの歯の色や歯質、変色の原因によって異なります。
「自分の歯はどこまで白くなる?」
「ホームとオフィス、どちらが合っている?」
「できるだけ自然な白さにしたい」
そんな方は、まず現在の歯の色やお口の状態を確認することから始めましょう。
歯をできるだけ削らず、あなたに合った自然で美しい白さをご提案します。
【動画】ホームホワイトニングの効果的なやり方
筆者・院長

深沢 一
Hajime FUKASAWA
- 登山
- ヨガ
メッセージ
日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。
私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。





