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「唇がヒリヒリする」「口の端が切れて痛い」「何度も繰り返す」――そんな症状でお悩みではありませんか?
口角炎・口唇炎は、乾燥だけでなく、カンジダ感染、ビタミン不足、免疫力低下、噛み合わせや唾液の影響など、さまざまな原因が関係しています。

特に、なかなか治らない場合や再発を繰り返す場合は、単なる“唇荒れ”ではなく、口腔内環境や全身状態が影響している可能性もあります。

この記事では、口角炎・口唇炎の違い、原因、症状、治療法、予防法までを専門的な視点からわかりやすく解説します。

口角炎と口唇炎とは
口角炎と口唇炎とは

口角炎

口角炎とは、唇の両端(口角)に炎症が生じる疾患です。口を開けた際に亀裂や出血を伴いやすく、赤み・びらん・かさぶた形成などがみられます。会話や食事のたびに痛みを感じることが特徴です。

口唇炎

口唇炎は、唇全体に炎症が起こる状態を指します。乾燥、腫れ、ひび割れ、落屑(皮むけ)、赤みなどがみられ、慢性化すると刺激に敏感になることがあります。

両者は同時に発症することも多く、原因や治療法に共通点があります。

  • 唇や口角の赤み
  • ひび割れや出血
  • かさぶた・ただれ
  • ヒリヒリ感、灼熱感
  • 食事や会話時の痛み
  • 乾燥やつっぱり感
  • 冬季や疲労時の再発

進行すると、口を開けるだけで亀裂が深くなり、出血や強い痛みを伴うことがあります。

子ども・高齢者

皮膚や粘膜のバリア機能が弱く、唾液の刺激や乾燥の影響を受けやすいため発症しやすくなります。

唇をなめる癖がある人

唾液が蒸発すると水分が奪われ、かえって乾燥が悪化します。これを繰り返すことで慢性的な炎症につながります。

栄養バランスが偏っている人

ビタミンB群や鉄分不足は、粘膜修復能力の低下を引き起こします。

アレルギー体質・敏感肌

口紅、歯磨剤、金属、食品などによる接触性皮膚炎が原因となる場合があります。

睡眠不足・ストレスが強い人

免疫力低下により、カンジダ菌や細菌感染が起こりやすくなります。

乾燥や物理的刺激

冬場の乾燥、マスク摩擦、ティッシュ刺激などにより、唇のバリア機能が低下します。

ビタミンB2・B6不足

ビタミンB群は粘膜の代謝維持に重要です。不足すると口角の亀裂や炎症が起こりやすくなります。

ビタミンB2を多く含む食品

  • レバー
  • 納豆
  • ヨーグルト
  • アーモンド
  • ほうれん草

ビタミンB6を多く含む食品

  • まぐろ
  • 鶏肉
  • 豚肉

免疫力低下

疲労、ストレス、睡眠不足によって常在菌のバランスが崩れ、炎症が悪化しやすくなります。

カンジダ感染

口角炎の原因として非常に多いのが、口腔カンジダ症です。カンジダ菌は口腔内に常在する真菌ですが、免疫低下やドライマウス、義歯不適合などをきっかけに増殖します。

特に以下の特徴がある場合は、カンジダ性口角炎が疑われます。

  • 両側性の口角炎
  • 白苔を伴う
  • 再発を繰り返す
  • 舌の痛みや違和感を伴う

唾液が口角部に停滞すると菌が繁殖しやすくなり、慢性的な炎症を引き起こします。

口腔内環境の問題

  • 入れ歯の不適合
  • 噛み合わせ異常
  • 矯正装置の刺激
  • 唾液過多
  • ドライマウス

これらも口角部への刺激となり、炎症を誘発します。

口唇ヘルペス

単純ヘルペスウイルスによる感染症で、水疱形成が特徴です。ピリピリした前兆症状を伴うことがあります。

アトピー性皮膚炎

唇周囲に慢性的な炎症や乾燥を繰り返します。

ベーチェット病などの自己免疫疾患

難治性・再発性の場合は全身疾患が隠れていることもあります。

貧血・栄養障害

鉄欠乏性貧血やビタミン欠乏症では、舌の赤みや平滑化を伴うことがあります。

口角炎・口唇炎の治療方法
口角炎・口唇炎の治療方法

セルフケア

保湿

ワセリンや低刺激性リップクリームで保湿を行い、乾燥を防ぎます。

生活習慣改善

  • 十分な睡眠
  • ストレス管理
  • 禁煙
  • 過度な飲酒を控える

栄養補給

ビタミンB群、鉄分、亜鉛を意識的に摂取します。

医療機関での治療

抗真菌薬

カンジダ感染が疑われる場合には、抗真菌薬を使用します。

代表例:

  • ファンギゾンシロップ
  • フロリードゲル

外用薬

炎症が強い場合には、ステロイド外用薬や抗菌薬を使用することがあります。

口腔環境の改善

歯科では以下の調整を行います。

  • 義歯調整
  • 噛み合わせ確認
  • 口腔清掃指導
  • ドライマウス対策

保湿習慣

洗顔後や就寝前に保湿を習慣化します。

バランスの良い食事

偏食や過度なダイエットを避け、粘膜に必要な栄養素を十分に摂取します。

唾液分泌を促す

  • よく噛む
  • 水分補給
  • キシリトールガム活用

ストレス管理

免疫機能を維持するため、十分な休養を心がけます。

以下の場合は早めの受診をおすすめします。

  • 2週間以上治らない
  • 再発を繰り返す
  • 強い痛みや出血がある
  • 水ぶくれを伴う
  • 舌痛や口腔内白苔を伴う
  • 市販薬で改善しない

皮膚科、歯科、内科で原因に応じた検査や治療を受けることが重要です。

口角炎は自然に治りますか?

軽症であれば数日〜1週間程度で改善することがあります。ただし原因が残っていると再発しやすくなります。

市販薬は有効ですか?

軽症では保湿剤や抗炎症薬が有効な場合があります。しかし、カンジダ感染では市販薬だけでは改善しないことがあります。

何科を受診すればよいですか?

皮膚科が基本ですが、口腔内環境や義歯・噛み合わせが関与する場合は歯科受診も重要です。

子どもや高齢者で注意することは?

子どもでは唇をなめる癖、高齢者では唾液減少や栄養不足が関与しやすく、継続的な保湿と口腔ケアが重要です。

江戸川区篠崎で口角炎や口唇炎でお困りではありませんか?

江戸川区篠崎にある当院では、口元のトラブルにも対応しております。
「唇の端が切れて痛い」「何度も同じ場所が荒れる」などのお悩みに、歯科の視点からも丁寧に診察いたします。
栄養や噛み合わせ、口腔カンジダ症、唾液の影響など、根本原因を一緒に探りましょう。
口腔内から健康を守るサポートを、地域密着の歯科医院としてご提供します。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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