🚨 「喉の奥から白い粒が出てきた…」「強烈な口臭が気になる」――そんな経験はありませんか?その正体は“臭玉(膿栓)”。小さな塊ですが、強いニオイの原因になり、放置すると炎症を招くこともあります。

本記事では臭玉の正体や安全な取り方、耳鼻科での治療法、再発を防ぐ予防法まで詳しく解説します。

臭玉(膿栓)とは?🤔

喉の奥からポロッと出てくる白や黄白色の小さな塊…。強烈なニオイがするため、初めて見ると驚く方も多いでしょう。この正体が「臭玉(膿栓)」です。

臭玉は、扁桃腺のくぼみに食べかす・細菌・白血球の死骸などがたまってできる塊です。細菌がたんぱく質を分解すると強い硫黄のような悪臭を発し、口臭の原因にもなります😷。

臭玉(膿栓)
臭玉(膿栓)

出やすい人の特徴

  • 口呼吸が多い人
  • 扁桃腺が大きく、くぼみが深い人
  • 慢性的な扁桃炎やアレルギー体質の人

臭玉を放置するリスク⚠️

臭玉は基本的に良性で命に関わるものではありません。ただし、放置すると以下のリスクがあります。

  • 強い口臭の原因になる 👉 人との会話で気になることも
  • 喉の違和感・異物感 👉 「喉に何かつまっている感じ」が続く
  • 扁桃腺炎・咽頭炎の悪化 👉 炎症を繰り返すと熱や痛みの原因に

さらに、無理に指や器具で取ろうとすると粘膜を傷つけ、逆に炎症や出血を招くことがあります❌。

臭玉の取り方(自宅編)🏠

「早く取りたい!」と思っても、強引に取るのはNGです。自宅でできる安全な方法を紹介します。

臭玉の取り方(自宅編)
臭玉の取り方(自宅編)

1. うがいで流す 💧

  • 塩水うがい:コップ一杯の水に塩をひとつまみ入れてうがい
  • 市販のうがい薬:殺菌効果で臭玉の原因菌を減らせる

喉の奥に圧力をかけるように「ガラガラうがい」をすると、自然に臭玉が出てくることがあります。

2. 綿棒や専用器具を使う場合

  • 清潔な綿棒や「臭玉除去スティック」などを使う
  • 強く押さず、軽く当てて浮かせるようにする
  • 使用後は必ず消毒する

👉 ただし、不器用な方や喉の反射が強い方は危険なのでおすすめしません。

3. 無理をしない

「奥に見えるけど取れない…」という場合は無理をせず、放置するか専門医を受診しましょう。

臭玉を予防する方法 ✨

臭玉は「できにくい環境をつくること」が大切です。

1. 毎日の口腔ケア

  • 歯磨き+デンタルフロス+舌ブラシで口内を清潔に
  • 就寝前は特に丁寧にケアすることがポイント

2. 鼻呼吸を意識する 😮‍💨

口呼吸は口の中を乾燥させ、細菌が増えやすい環境になります。鼻呼吸を意識し、寝ているときは口テープを活用するのも一案です。

3. 生活習慣の改善

  • 規則正しい睡眠
  • バランスの取れた食事
  • 水分をこまめにとり、喉を乾燥させない

これらを心がけることで、臭玉の再発予防につながります🌿。

臭玉(膿栓)は扁桃腺にできるため、直接的に除去するのは耳鼻科の範疇 です。歯科で「臭玉を取る」という処置は行えません。ただし、歯科でも臭玉の発生や口臭に関わる部分にアプローチできることがあります。

医療機関での臭玉治療
医療機関での臭玉治療

👂 耳鼻科でできること(専門範囲)

  • 臭玉の除去:吸引器や専用の洗浄機器で安全に取り出す
  • 慢性扁桃炎の治療:抗生物質の投与
  • 外科的治療:扁桃腺摘出手術(再発が多い場合)

👉 臭玉そのものを取るのは耳鼻科の専門領域です。

🦷 歯科でできること(間接的アプローチ)

臭玉の発生や悪化には「口腔環境」が大きく影響します。歯科では以下のサポートが可能です。

1. 口臭検査

  • 臭玉による口臭か、歯周病や舌苔による口臭かを判定
  • 患者さんが自覚しにくいニオイを数値化

2. 口腔内のクリーニング

  • 歯石やプラークの除去
  • 舌苔のケア方法の指導
    👉 口の中の細菌を減らすことで、臭玉の原因菌の増殖も抑えられる

3. 予防指導

唾液分泌を促す生活習慣アドバイスに支障がある方は一度医師に相談しましょう🩺。

正しい歯磨き・舌磨き・フロスの指導

口呼吸の改善(MFT:口腔筋機能療法)で口腔乾燥を防ぐ

Q. 臭玉を潰してもいいですか?
👉 潰すと強烈な臭いが広がりますが、基本的には無害。ただし、粘膜を傷つける危険があるので避けましょう。

Q. 臭玉は人にうつりますか?
👉 臭玉そのものはうつりません。ただし原因菌は口腔内に存在するため、口臭や感染症のリスクは共有される可能性があります。

Q. 子どもにもできますか?
👉 扁桃腺が大きい子どもにも見られることがあります。気になる場合は耳鼻科を受診しましょう。

臭玉は「扁桃腺にたまった細菌や食べかすの塊」で、強い口臭の原因になることがあります。
自宅でのうがいや予防習慣は効果的ですが、無理に取るのは危険です。繰り返す場合や炎症を伴うときは、耳鼻咽喉科や歯科で相談しましょう。

清潔な口内環境と正しい生活習慣を心がけることで、臭玉は防ぐことができます✨

江戸川区篠崎で口腔トラブル(臭玉(膿栓)にお悩みの方へ✨

臭玉(膿栓)は口臭や喉の違和感の原因となりますが、自己流で無理に取るのは危険です。当院では耳鼻科連携や歯科的アプローチにより、安全に臭玉や口臭の原因をケアしています。繰り返す臭玉や強い口臭にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください😊。

筆者・院長

篠崎ふかさわ歯科クリニック院長

深沢 一


Hajime FUKASAWA

  • 登山
  • ヨガ

メッセージ

日々進化する歯科医療に対応するため、毎月必ず各種セミナーへの受講を心がけております。

私達は、日々刻々と進歩する医学を、より良い形で患者様に御提供したいと考え、「各種 歯科学会」に所属すると共に、定期的に「院内勉強会」を行う等、常に現状に甘んずる事のないよう精進致しております。 又、医療で一番大切な事は、”心のある診療”と考え、スタッフと共に「患者様の立場に立った診療」を、心がけております。

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